パーティを追い出されましたがむしろ好都合です!

八神 凪

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第六部:救済か破滅か

その174 贖罪

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 「も、申し訳ない……ホープの旦那にそんな迷惑をかけていたとは……」

 と、開口一番で謝罪をして頭を下げたのはタウィーザの夫であるイゴールだ。ホープが二人を町にある店に連れていき、騒動について話した所である。後ろにはディクラインとフォルサも一緒である。ソキウスとチェーリカはニーナと共に屋敷で休ませている。

 「まったくだよ。それで今後の事だが……」

 「わかっていまさぁ……俺達はこの町から出て行くことにしますぁ……」

 「話が早いな?」

 ディクラインが訝しげに聞くと、イゴールはバツの悪そうな顔で首を振る。どうも、経営がうまくいっていないので近々ホープへ話しに行くつもりだったらしいとのこと。

 「俺には商売はむいていないのかもしれないんですわ。なんで、別の地方へ行って仕事を探そうかと……」

 「あ、あんた!? そんな事をしたら私達は、一文無しじゃないか!?」

 タウィーザが悲鳴に近い抗議の声をあげるが、イゴールに頬を叩かれて黙り込む。

 「うるせぇ! 店が大変だからお前達にかまってやれないとお前達を好きにさせてきたが、それは間違いだったぜ! まさか妹の家に金を無心するたぁ何事だ!」

 「パ、パパが怒ったんだな……こ、こんなパパは、は、初めてなんだな……」

 「おめぇも構ってやれなかったな……寂しかろうと思って甘やかしたのは間違いだった……すまねぇな」

 「パ、パパ……ぐぎゃ!?」

 子がこんなになってしまったのは親の責任とイゴールは言い、とりあえず拳骨をかました。タウィーザだけに子育てをさせた自分の責任だと猛省しているようだ。

 「出て行くとして具体的には何か決まっているのか?」

 「いえ……特には……それでも恥ずかしくてこの町には居られませんや……」

 するとホープはふむ、と顎に手を当て考える。少し目を瞑った後、ホープは良しと手を打って提案を始めた。

 「なら移動販売はどうだ? ここにある商品全てをやるわけにはいかんが、荷車に載せて町から町へ売り歩く。特産や名産を買って別の町で売る事できるだろう……最悪ダメになれば全部一気に売り払ってどこかの田舎で暮らすのもいいかもしれん。冒険者に売る道具が多いから売れないと言う事はないはずだしな」

 「し、しかし……」

 「野盗の心配はあるが、お前は元冒険者だ、少しくらいなら何とかなるだろ? だいたい商売に向いている恩恵はタウィーザの方だ。お前は護衛、タウィーザが商売をすればいい。タークも戦闘系の恩恵なのだろう?」

 「あ、ありがとうごぜぇます……」

 ホープの提案に涙しながら答えるイゴール。身一つで出て行く予定だったので、すぐに路頭に迷う事もないだろう。タウィーザの恩恵<道具の見極め>があれば、うまくいく。
 ホープは毒を見極めるのではなく、人の役に立つ事を見極めろとタウィーザに諭していた。

 それから3日後、ホープの用意した、移動販売ができる馬車に乗り、イゴール達は旅立って行った。タウィーザも少しは懲りたのか、はたまた普段怒りが無い旦那に驚いたのか、旅立つ前に謝罪の言葉を述べぺこりと頭を下げていた。

 
 やがて姿が見えなくなった頃、ホープが横に居たディクライン達にボソリと呟いた。

 「……私は甘いですかね?」

 「ああ、大甘だな。毒を盛った件もあったし、ウサギの時もタークが原因でニーナが危険になったわけだしな。結果的に問題なかったとはいえ、もうちょっと突き放しても良かったと俺は思う」

 「ですよね……」

 「とは言え最終的に決めるのはホープさんだ。亡き妻の身内にあまり酷い事をしたくないってのも分かるからな」

 この町から出る事によって生きるリスクは高くなる。襲われるかもしれないし、商売がうまくいかないかもしれない。もしかすると騙されて身包みをはがされるかもしれないのだ。先の見えない恐怖を与えただけでも良かったんじゃないかとディクラインは言う。


 「それじゃお腹もすいたし、屋敷へ戻りましょう。それとホープさん、保留になっていた話を聞かせていただけますか?」

 ディクラインの言葉に少しだけ胸のつかえが取れたホープ。しかしフォルサは間髪いれずにリリーと、イゴールの引越し騒ぎで保留になっていた話をするようホープに言った。

 「そ、そうですな。それでは戻りましょう」



 ---------------------------------------------------



 屋敷に戻り、食事を始める一行。そこには回復したソキウスとニーナの姿もあり、チェーリカとニーナにソキウスが挟まれる形になっていた。
 この三日間、チェーリカとソキウスはニーナと話し、打ち解ける事ができていたのだ。ニーナは最初泣いていたが、幼馴染には勝てませんねと最後は笑顔だった。

 食事も終わりに近づき、フォルサはそろそろ……と、ホープへと話しかける。

 「で、お話とは?」

 「はい。フォルサさんのおっしゃっていた宝玉はこれでしょう。差し上げますので、どうかお持ちください」

 ずっと持っていた木箱の蓋を開けて中身を見せてきたホープ。フォルサがそれを見てにこりと笑い木箱を受け取った。

 「間違いなくマジックディビジョンです。これで私達の目的が果たせました、ありがとうございます」

 「ニーナを助けていただき、タウィーザ達の件が片付いたのもあなた方のおかげと言っても過言ではありません。しかし、あなた方は何者なのですかな? 喋るトカゲにオナガ……それにあのウサギも関係していたのでしょう?」

 「ま、しがない冒険者だよ。ちょっと特殊ではあるがな。それにしても世話になった……明日にでも帰るとするよ」

 ディクラインが最後のスープを飲み干しながらホープに言うと、寂しそうな顔をしたニーナが呟いた。

 「そう、ですか……明日……寂しくなりますね、賑やかでしたから……」

 「大丈夫です! 全部終わったらまた遊びにくるですよ! 他にもいっぱい人が居ますからみんな連れてくるです!」

 「チェーリカさん……はい! 是非! ソキウス様もまた……」

 「ああ、また美味い飯を食いにくるぜ! その、結婚とかは悪かったけどな。俺はやっぱりチェーリカが好きだからさ」

 「ソ、ソキウス……こんな所で言うんじゃないですよ! ホント、デリバリーが足りないですね!」

 「ふふ、それを言うならデリカシーでしょ?」

 食堂に笑いが響き渡り、顔を赤くしたチェーリカが小さくなっていた。


 そして全員部屋に戻り、明日の出発の準備をする。

 「(さって……目的は達した。他の連中がどうなっているか分からんが、心配はないだろう。ただ、エクソリアとフォルサが何を考えているかはわからんからな……ちょっと注意しておくか)」

 ディクラインがそんな事を考えていると、ドアがノックされた。ソキウスとファウダーはすでに寝ており、起きているのはディクラインだけだった。

 「……誰だ?」

 「私よ」

 「フォルサか。どうした?」

 「少し話があってね。いい?」

 どうぞと声をかけると、ガチャリと部屋に入ってきた、備え付けのイスに座り、フォルサは話し始める。

 「あなたの持っていた剣……”再生剣:リヴァイブ”じゃないかしら?」

 するとディクラインが目を細めて腕組みをする。ふう、と一息つきフォルサに答えた。

 「……良く知っているな? 確かにリヴァイブだ。ヴァイゼを倒すために手に入れた一応それなりの武器だぞ。それがどうした?」

 「ルーナをアルモニアから引き剥がすため、それが必要なのよ。探す手間が省けてよかったわ。後はレイドの持つディストラクション。あれとディビジョンがあれば作戦は成功するわ」

 「何? ディストラクションもだと? 一体どうするつもりだ……ルーナは大丈夫なんだろうな?」

 少し興奮気味に詰め寄ると、フォルサは手でそれを制して言う。

 「悪いようにはしないわ。ルーナはフレーレの友達だから。後はみんなが揃ってから話すわ」

 「お、おい!」

 それだけ言うとフォルサは部屋を出て行った。このタイミングでそんな話をされたら、逆に気になるだろともやもやした気持ちで寝入るのだった。


 翌日、朝も早くから一行は門の前に集合していた。

 「それではお世話になりました」

 「いえいえ、また遊びに来てください。ニーナも喜ぶ」

 「ソキウス様、チェーリカに飽きたらいつでも来てくださいね!」

 「ニーナ!?」

 チェーリカが驚いてニーナを追い回し、ニーナはペロッと舌を出して笑うが、げほげほと咳き込んだ。そこにフォルサが肩を貸し、水筒をニーナに手渡す。

 「これは?」

 「魔法の薬よ♪ 病気が治るように、この私が! 心を込めて! 作った薬よ!」

 「へ、へえ……」

 若干胡散臭さを残していたが、きっと嘘ではないだろうと笑顔で受け取るニーナ。

 「それじゃ、ホープさんもニーナも元気でな!」

 ソキウスが別れの言葉いい、そのまま一行は森に向かって歩き出した。それを黙って見送る二人。その姿が見えなくなると、ニーナは水筒に目を向けた。

 「……ちょっと飲んでみようかな?」

 「魔法の薬、ねえ? フォルサさん達の事だから嘘ではないと思いたいけど」

 ホープはやはり嘘くさいと思っていた。二ーナがごくごくと中身を飲むと、ニーナの目がカッと見開かれた。

 「ど、どうしたんだい!?」

 「美味しい! あれ、体が……」

 薬を飲んだニーナは胸のあたりにあった重い何かが取れた気がした。肺の病気だったのだが、それが治ったのだ。
 
 「軽い! 体が軽いよお父さん!」

 「おお……なんと……あの方達は一体なんだったのだろう……」

 はしゃぐニーナを見て涙ぐみ、もう一度ディクライン達が出て行った方を見るホープ。そして深々と頭を下げるのだった。


 ---------------------------------------------------




 <ぴー。結局あたしの血は何に使ったの?>

 「最後に渡した水筒。あれに混ぜたのよ。あなた不死鳥でしょ?」

 <まあねー。確かに、今は蘇生まではできないけど確かに病気の治療くらいは出来ると思うわ>

 「じゃ、じゃあニーナは長生きするですか!?」

 「そうね。ま、確実に寿命までは生きるでしょう」

 「へえ。そりゃ良かった! あいついつ死ぬか分からないからって言ってたからなあ」

 ニーナが助かると聞いて、ソキウスとチェーリカが安堵し、森の中を歩く。そこでファウダーがおもむろに茂みの中へ突貫した。

 <そこだ!>

 <ですぴょん!?>

 「今の声って!?」

 チェーリカが驚くと、ファウダーに抱えられたウサギがしょんぼりと頭を垂れていた。

 「リリー、か? 追いかけてくる気配がするとは思っていたが……」

 ディクラインがウサギを見ながら言う。

 「生きていたのね?」

 <よくわからないけど、そうだっぴょん……目が覚めたら砕けた体の下に居たぴょん。そしたら、エッチな気持ちが無くなっていたぴょん。わ、私も女神の守護獣の端くれ……みんな居るなら、つ、連れて行って欲しいぴょん!>

 「大丈夫かな?」

 ソキウスがあの状態を見ているので困った顔で頭を掻くとフォルサが念の為質問していた。

 「あなたが言っていた謎の声はもう聞こえないの?」

 <ぴょん。最後飛び降りた時に『つまらないオチだ』と聞こえてからは全然……>

 「……そう。なら行きましょうか、もう死んでいると思っていたのが生きていたなら僥倖だし。エクソリアにも見てもらいましょう」

 「だ、大丈夫です?」

 「まあこっちはニーナみたいに人質まがいにされるやつは居ないだろうからいいだろ。よろしくな」

 <はいですぴょん! で、子作りはいつするぴょん?>

 元気よく前足をあげて喜ぶリリーが、ソキウスとチェーリカを見てそんな事を言った。二人は顔を真っ赤にして叫ぶ。

 「「まだ早いわ!?」」

 二人の叫びが森にこだましていた。


 「(謎の声、ね。厄介な事にならないといいけど……)」

 珍しく顔を曇らせるフォルサがわいわいと騒ぐ一行を後ろから見ながら考えていた。


 そしてついに、全パーティが魔王城へと帰還する。女神の復活まで後少し……。
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