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第五部:終わりの始まり
その112 午前5時35分~午前6時
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【午前5時27分】
「わ、儂は……! 儂は国王じゃ! し、死ぬわけにはいかん! ど、どうして儂がこんな目に……」
寝室の向かい側にある部屋に暖炉があるのだが、そこの奥が隠し通路になっていた。
普段は見えない通路だが、暖炉の内側に手前に引く鎖があり、それを引くと暖炉の左側が開くという仕掛けだった。
身をかがめて暖炉を抜け、通路まで出てしまえば立って走る事が出来る。しかし一人分の通路しかないため追いつかれればお終いなのだ。
カツカツカツカツ……
二人の騎士の脇を抜けたエリックと数人の騎士が追ってくる足音が聞こえ、さらに国王は加速する。
国王、ゴナティソの持つ恩恵である<黒い王>。この恩恵、戦闘力はまるでないが、人心掌握が容易にできる。特に心にやましいものがある者ほど操りやすく、決して裏切らない側近を作る事も可能なのだ。
しかし、ゴナティソはそれを上回る恨みを買っているためゴナティソは追いつめられてしまった。
先代から受け継いだ 恩恵を台無しにしてしまったのだ。
「まだじゃ……地下に行きさえすれば奴らなど……!」
すぐそこまでエリックは近づいていた、先に脱出したのは勿論国王。
出た先は謁見の間、左の壁にある縦に長い絵画からだった。外側からは開かず、内側からのみ開くギミックが施されていたのでエリックたちは気付けなかった。
そもそも脱出用隠し通路は通常であれば外に繋がっていると思い込んでいたのも予想外のアクシデントといえるだろう。
時間は午前5時31分を回っていた。
---------------------------------------------------
【午前5時35分】
うわー!?
きゃぁぁぁ!
外で叫び声が聞こえる! 脱出のチャンスね!
「補助魔法をかけるわね」
「ありがたい、行くぞ!」
アンジェリアさんが扉を開け、一気に廊下を走る!
アンジェリアさん、私、エレナの順で、念のためスカートの下にアンジェリアさんが用意してくれた剣を隠してある。
「ふう……ふう……が、がんばります~!」
途中、メイドさん達とすれ違い、情報交換をしながら外を目指す。計画通り、火事を起こし消火活動と避難で慌ただしくなっているらしい。
そしてエレナは早くも体力を無くしていた。こういうところはお嬢様っぽいのね!?
それはともかく、一番早いルートは謁見の間を抜けて真っ直ぐ門へ行く事。窓を割って出られなくは無いけど、城の構造上かなり遠回りをすることになり、エレナも居るため正攻法で脱出をすることにした。
「エリック達大丈夫かしら……」
「あの二人はこの国でも5本の指に入る強者だ、さらにライノスには魔剣がある。遅れはとらん!」
……前々から思ってたけど、アンジェリアさんってライノスさんを持ち上げるわね……。
「もしかしてライノスさんの事が好き……?」
「え~! ほ、本当ですか~!」
「……」
無言で走るアンジェリアさん。しかし耳は真っ赤だった。ビンゴ!?
「ふーん……へー……」
「うふふ~未来のお姉さんですね~」
「か、からかうんじゃない! ほら、謁見の間だ! 抜けるぞ!」
うんうん、無事脱出したら祝いの席でいじろう。そう思いながら謁見の間へ入り、私達は驚愕する。
ガコン……
「よし、あのこれであの化け物を解き放って……ん? メイド達……?」
「げ!? 国王!?」
玉座で何か仕掛けを作動させ、玉座の足元に階段が現れていた。
ここでアンジェリアさんが叫ぶ。
「構うな! 優先は脱出だ!」
「むお、よく見ればエレナではないか! ひひ、これはいい!」
「え? きゃあ~!?」
「エレナ!?」
しんがりを走っていたエレナが国王に捕まってしまい、階段へと引きずり込まれてしまった!
補助魔法がかかっていてもエレナの身体能力じゃ逃げ切れない……!!
「エレナは見捨てるしかない!」
「でも!」
私が階段へ行こうとするのを邪魔するアンジェリアさん。まさかこんなところに国王が居るとは思わなかった。
エリック達は何してるのよ!?
そう思った矢先、壁からエリックが現れる。
「アンジェリア! ここは謁見の間か? こんなところに……いや、それより国王を見なかったか!?」
「今、エレナを捕まえてそこの階段を降りたわ! 助けに行かないと!」
「僕達が行く! 君達は早く脱出を!」
問答もそこそこに、エリックと騎士達が階段を降りて行く。
「アンジェリアさん、私達も!」
「……君は逃げてくれ……私が助けに行く」
「だったら私も……」
「君はこの国の人間ではない、巻き込んでおいてこんなこと言うのもなんだが、君には死んで欲しくないんだ。だから……頼む! どちらにせよフレーレ君が待っている、ここで助けに行くと待たせる事になるぞ」
……っ!
痛いところを突く。確かにフレーレが居るなら、そちらを優先すべきだ。
……なら……!
「分かったわ……死なないでよね!」
「ああ……数日だが楽しかったよ。ではな!」
そうしてお互い反対方向へと走り出す。
アンジェリアさんは階段へ。
そして私は……フレーレを呼ぶため、入り口を目指す!
時間は……5時50分……! もう入り口に居るはず!
---------------------------------------------------
【午前5時42分~】
ガッシャァァァァァン!
「うわああああああああああああああ!?」
窓から投げだされたのは、最初にフォルサへ「年増」と言った男である。
目を丸くしてイリスとウェンディがそれを見ていた。
「い、一撃……!? 一撃で吹っ飛ばした……!?」
ウェンディが叫ぶ。
しかし実際には、目に見えぬ早さで合計16発もの打撃を繰り出していた。
しかもインパクトの瞬間、聖魔光を体内に打ち込むと言うえげつなさである。
窓から落ちた男はしばらく食事が喉を通らなくなるのはまた別の話。
「ひ、ひい!? な、なんだこの年増は!?」
ニコリ
フォルサが微笑んだ瞬間、後ずさろうとした男にスッと近づき、渾身の一撃を叩きこんだ。
「おぶおう!? おろろろろろろろ……」
膝から崩れ落ちた騎士の男が、吐瀉物を吐きながら気絶していた。
肋骨にヒビが入っているのでビクンビクンと体を強張らせる。
「えい」
火事に巻き込まれてはいけないと、フォルサは男を窓から投げ捨てた。
「さっきの技……参考になりますね……流石は学院長……」
「冷静すぎませんか!? 冒険者ってみんなこうなんですかね!?」
イリスがぶつぶつと呟くフレーレを見て訳が分からないと叫ぶ。
すると、フォルサが三人へと言う。
「ここも火が強くなってきたわ、行きましょう(年増じゃない……ちょっと長生きしているだけ……)」
「は、はい! し、師匠と呼ばせてもらってもよろしいでしょうか!」
「私は弟子なんて取らないわよ? 学びたければ学院へ入学してね」
「止めた方がいいですよ……」
「い、急ぎましょう!」
とんだ邪魔が入ったが、幸い先ほどの騎士二人以外には見られておらず、フレーレ達は即座に入り口へ行く事ができた。
火を点けた場所は門からちかい建物なので、程なくして入り口へと辿り着く。
時間は午前5時49分を回った。
---------------------------------------------------
【午前6時】
「それじゃゆっくり休んだ方がいいでよ、また縁があったら会べー」
「ありがとうございました、それでは!」
<ようやくたどり着いたのう……>
<良かったよ……途中、町まで行く馬車が通りかかって……>
チェイシャとファウダーが疲れた声でとぼとぼと歩く。
後二日はかかると言った後、通りがかった馬車に乗せてもらう事が出来た。
馬車が通るまでしばらく走っていたが、体力が尽き、野宿をするため火を点けたのだが、御者がなんだなんだと近づいてきたのがきっかけだった。
レイド達は知る由もないが、おかげでクーデター当日に到着できたのは僥倖である。
「とりあえず宿を探してギルドへ行ってみよう。何か手がかりがあるかもしれない」
<そうじゃな……というか何か騒がしくないかや?>
チェイシャがそう言うと、確かにとレイドはきょろきょろとし始める。
皆、城の方を見ながらざわざわと騒いでいるようだ。
「あの……何かありましたか?」
「ん? いや、城で火事らしいんだ。使用人たちが避難しているみたいでね。後は何故かボロボロになった騎士が二人搬送されたらしい、よほどひどい火事みたいだ」
<行ってみる? 騎士達にも話が聞けるかも?>
「そうだな……エリックは確か副隊長とか言ってたし、もしかしたら居るかもしれない。囲まれたら……その時考えよう」
<そうじゃな。後はライノスとか言う者も探せば居るのではないかえ?>
「そう簡単には見つからないだろうけど覚えておいて損は無いか……」
こうしてレイド達は城を目指し始めた。
ルーナ、フレーレ、レイドが合流する時はすぐそこまで来ていた。
そして時間は少し遡り、西の塔とライノスはというと……
「わ、儂は……! 儂は国王じゃ! し、死ぬわけにはいかん! ど、どうして儂がこんな目に……」
寝室の向かい側にある部屋に暖炉があるのだが、そこの奥が隠し通路になっていた。
普段は見えない通路だが、暖炉の内側に手前に引く鎖があり、それを引くと暖炉の左側が開くという仕掛けだった。
身をかがめて暖炉を抜け、通路まで出てしまえば立って走る事が出来る。しかし一人分の通路しかないため追いつかれればお終いなのだ。
カツカツカツカツ……
二人の騎士の脇を抜けたエリックと数人の騎士が追ってくる足音が聞こえ、さらに国王は加速する。
国王、ゴナティソの持つ恩恵である<黒い王>。この恩恵、戦闘力はまるでないが、人心掌握が容易にできる。特に心にやましいものがある者ほど操りやすく、決して裏切らない側近を作る事も可能なのだ。
しかし、ゴナティソはそれを上回る恨みを買っているためゴナティソは追いつめられてしまった。
先代から受け継いだ 恩恵を台無しにしてしまったのだ。
「まだじゃ……地下に行きさえすれば奴らなど……!」
すぐそこまでエリックは近づいていた、先に脱出したのは勿論国王。
出た先は謁見の間、左の壁にある縦に長い絵画からだった。外側からは開かず、内側からのみ開くギミックが施されていたのでエリックたちは気付けなかった。
そもそも脱出用隠し通路は通常であれば外に繋がっていると思い込んでいたのも予想外のアクシデントといえるだろう。
時間は午前5時31分を回っていた。
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【午前5時35分】
うわー!?
きゃぁぁぁ!
外で叫び声が聞こえる! 脱出のチャンスね!
「補助魔法をかけるわね」
「ありがたい、行くぞ!」
アンジェリアさんが扉を開け、一気に廊下を走る!
アンジェリアさん、私、エレナの順で、念のためスカートの下にアンジェリアさんが用意してくれた剣を隠してある。
「ふう……ふう……が、がんばります~!」
途中、メイドさん達とすれ違い、情報交換をしながら外を目指す。計画通り、火事を起こし消火活動と避難で慌ただしくなっているらしい。
そしてエレナは早くも体力を無くしていた。こういうところはお嬢様っぽいのね!?
それはともかく、一番早いルートは謁見の間を抜けて真っ直ぐ門へ行く事。窓を割って出られなくは無いけど、城の構造上かなり遠回りをすることになり、エレナも居るため正攻法で脱出をすることにした。
「エリック達大丈夫かしら……」
「あの二人はこの国でも5本の指に入る強者だ、さらにライノスには魔剣がある。遅れはとらん!」
……前々から思ってたけど、アンジェリアさんってライノスさんを持ち上げるわね……。
「もしかしてライノスさんの事が好き……?」
「え~! ほ、本当ですか~!」
「……」
無言で走るアンジェリアさん。しかし耳は真っ赤だった。ビンゴ!?
「ふーん……へー……」
「うふふ~未来のお姉さんですね~」
「か、からかうんじゃない! ほら、謁見の間だ! 抜けるぞ!」
うんうん、無事脱出したら祝いの席でいじろう。そう思いながら謁見の間へ入り、私達は驚愕する。
ガコン……
「よし、あのこれであの化け物を解き放って……ん? メイド達……?」
「げ!? 国王!?」
玉座で何か仕掛けを作動させ、玉座の足元に階段が現れていた。
ここでアンジェリアさんが叫ぶ。
「構うな! 優先は脱出だ!」
「むお、よく見ればエレナではないか! ひひ、これはいい!」
「え? きゃあ~!?」
「エレナ!?」
しんがりを走っていたエレナが国王に捕まってしまい、階段へと引きずり込まれてしまった!
補助魔法がかかっていてもエレナの身体能力じゃ逃げ切れない……!!
「エレナは見捨てるしかない!」
「でも!」
私が階段へ行こうとするのを邪魔するアンジェリアさん。まさかこんなところに国王が居るとは思わなかった。
エリック達は何してるのよ!?
そう思った矢先、壁からエリックが現れる。
「アンジェリア! ここは謁見の間か? こんなところに……いや、それより国王を見なかったか!?」
「今、エレナを捕まえてそこの階段を降りたわ! 助けに行かないと!」
「僕達が行く! 君達は早く脱出を!」
問答もそこそこに、エリックと騎士達が階段を降りて行く。
「アンジェリアさん、私達も!」
「……君は逃げてくれ……私が助けに行く」
「だったら私も……」
「君はこの国の人間ではない、巻き込んでおいてこんなこと言うのもなんだが、君には死んで欲しくないんだ。だから……頼む! どちらにせよフレーレ君が待っている、ここで助けに行くと待たせる事になるぞ」
……っ!
痛いところを突く。確かにフレーレが居るなら、そちらを優先すべきだ。
……なら……!
「分かったわ……死なないでよね!」
「ああ……数日だが楽しかったよ。ではな!」
そうしてお互い反対方向へと走り出す。
アンジェリアさんは階段へ。
そして私は……フレーレを呼ぶため、入り口を目指す!
時間は……5時50分……! もう入り口に居るはず!
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【午前5時42分~】
ガッシャァァァァァン!
「うわああああああああああああああ!?」
窓から投げだされたのは、最初にフォルサへ「年増」と言った男である。
目を丸くしてイリスとウェンディがそれを見ていた。
「い、一撃……!? 一撃で吹っ飛ばした……!?」
ウェンディが叫ぶ。
しかし実際には、目に見えぬ早さで合計16発もの打撃を繰り出していた。
しかもインパクトの瞬間、聖魔光を体内に打ち込むと言うえげつなさである。
窓から落ちた男はしばらく食事が喉を通らなくなるのはまた別の話。
「ひ、ひい!? な、なんだこの年増は!?」
ニコリ
フォルサが微笑んだ瞬間、後ずさろうとした男にスッと近づき、渾身の一撃を叩きこんだ。
「おぶおう!? おろろろろろろろ……」
膝から崩れ落ちた騎士の男が、吐瀉物を吐きながら気絶していた。
肋骨にヒビが入っているのでビクンビクンと体を強張らせる。
「えい」
火事に巻き込まれてはいけないと、フォルサは男を窓から投げ捨てた。
「さっきの技……参考になりますね……流石は学院長……」
「冷静すぎませんか!? 冒険者ってみんなこうなんですかね!?」
イリスがぶつぶつと呟くフレーレを見て訳が分からないと叫ぶ。
すると、フォルサが三人へと言う。
「ここも火が強くなってきたわ、行きましょう(年増じゃない……ちょっと長生きしているだけ……)」
「は、はい! し、師匠と呼ばせてもらってもよろしいでしょうか!」
「私は弟子なんて取らないわよ? 学びたければ学院へ入学してね」
「止めた方がいいですよ……」
「い、急ぎましょう!」
とんだ邪魔が入ったが、幸い先ほどの騎士二人以外には見られておらず、フレーレ達は即座に入り口へ行く事ができた。
火を点けた場所は門からちかい建物なので、程なくして入り口へと辿り着く。
時間は午前5時49分を回った。
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【午前6時】
「それじゃゆっくり休んだ方がいいでよ、また縁があったら会べー」
「ありがとうございました、それでは!」
<ようやくたどり着いたのう……>
<良かったよ……途中、町まで行く馬車が通りかかって……>
チェイシャとファウダーが疲れた声でとぼとぼと歩く。
後二日はかかると言った後、通りがかった馬車に乗せてもらう事が出来た。
馬車が通るまでしばらく走っていたが、体力が尽き、野宿をするため火を点けたのだが、御者がなんだなんだと近づいてきたのがきっかけだった。
レイド達は知る由もないが、おかげでクーデター当日に到着できたのは僥倖である。
「とりあえず宿を探してギルドへ行ってみよう。何か手がかりがあるかもしれない」
<そうじゃな……というか何か騒がしくないかや?>
チェイシャがそう言うと、確かにとレイドはきょろきょろとし始める。
皆、城の方を見ながらざわざわと騒いでいるようだ。
「あの……何かありましたか?」
「ん? いや、城で火事らしいんだ。使用人たちが避難しているみたいでね。後は何故かボロボロになった騎士が二人搬送されたらしい、よほどひどい火事みたいだ」
<行ってみる? 騎士達にも話が聞けるかも?>
「そうだな……エリックは確か副隊長とか言ってたし、もしかしたら居るかもしれない。囲まれたら……その時考えよう」
<そうじゃな。後はライノスとか言う者も探せば居るのではないかえ?>
「そう簡単には見つからないだろうけど覚えておいて損は無いか……」
こうしてレイド達は城を目指し始めた。
ルーナ、フレーレ、レイドが合流する時はすぐそこまで来ていた。
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