75 / 377
第五部:終わりの始まり
その97 ゲルスとの戦いと怪しい吹雪
しおりを挟む
<会談場>
戦いはファロス、クラウス、アントンの三人が囲む形でゲルスと戦闘を行っていた。
イルズはギルドマスター二人とシルキーの護衛に徹している。
というよりも、イルズが入れる間が無い程の攻防が繰り広げられているので、そうせざるを得なかったのだ。
「クラウス、右からいけ! 俺が左からだ!」
ファロスの槍がゲルスの足元を狙い、それを回避しようとしたところにクラウスの大剣がブオン! と振るわれる!
「ほっほ! これくらい……!」
難なく躱したように見えたが、クラウスの後ろからアントンがさらに追撃をかけていた。
「貰ったぁぁ!」
「チッ、役立たずの分際で!」
体勢を崩しながらも何かを仕込んでいる腕で防御しながら魔法を放ってくるゲルス!
「<シャドウ・インヴァート>」
5本の指先からドリルのように先端が鋭く、真っ黒いものがアントン達を襲う。しかし全員かすった程度で済んでいた。
「あれをまともに貰うと、回復魔法が効かなくなるから気をつけろ!」
アントンは死ぬ間際に受けた魔法だと認識していたので全員へ声をかけた。シルキーがそれを見て何か呟いているようだ。
「ほっほ、あなたに学習能力があったとは驚きですね!」
「ぬかせ! うお!?」
尚も斬りかかるアントンを殴りつけ、地面に転がし指先から例の魔法を放とうとするが、それはクラウスによって阻まれ、ゲルスは一旦間合いを放す。
「こっちにも居るんだよ! おい、大丈夫か!」
「ああ、助かった……! クラウス気をつけろ!」
「ふん!」
「ぐあ!?」
一瞬で間合いを詰めてきたゲルスの一撃が鳩尾に突き刺さり、クラウスが嗚咽をあげる。それを見逃さず、ファロスが槍で突きかかると、肩口へヒットすることに成功した!
「喰らえ!」
「ぬう!? 三対一では分が悪いですが……」
そう言いながら、槍の猛攻を受け流すゲルス。その内に体を覆っていたローブがボロボロになっていった。
その腕には……。
「それが俺達の剣を受け止める事ができる理由って訳か」
「ほっほっほ、そうですよ。いくら私でも素手で剣を受け止めるのは無理ですねぇ」
ゲルスの腕には金属の棒のようなものが付いていた。ローブで隠れて分からなかったが、結びつけてある部分とは別に突起物もあった。
「右手だけでいいでしょう……左手は魔法を使いますから……ね!」
言うが早いか魔法を繰り出すが、ファロスはそれを槍で弾いていた。
「……お前は一体何者なんだ? その体捌きに魔法……タダ者ではないのは違いないが……」
「ほっほ……私は元魔王討伐をした勇者ディクラインのパーティに属していた者ですよ。ジョブは『魔賢者』とでも言っておきましょうか」
「何だと……? だから国王と結びついていたのか……」
魔王討伐は国からの命令で行われる。
その時のメンバーは勇者自身で選ぶことが可能である。
勇者が魔王を倒し、城に凱旋した際グラオベンと謁見していたのだとファロスは思っていた。
「まあ、いい線ですが勇者殿と国王はまた別でコンタクトを取っていたのですよ……ですがそれを説明する必要はありませんね。ここで全員物言わぬ屍となるのですから」
ゲルスは右手の奇妙な武器を構えたかと思うとアントンへ一足飛びで襲いかかっていた!
「まず俺を殺したいみてぇだな!」
「ええ、私の失態ですからね。今度はキレイに殺して私自ら埋葬してあげますよ」
棒状のもので殴りかかってくるのを剣で受け止めようとしたその時である!
「ぐあ!?」
「当たっただと?」
拳で殴ると構えていたが、持ち手の部分を回転させ、下からアッパーカットのようにアントンの顎にヒットさせていた。
「これは『トンファー』という武器でしてね。防御にも攻撃にも使えて、こうして回せばリーチも伸びる……結構便利なんですよ! ほっほっほ! ……しかし、そろそろ飽きてきましたね。奥の手を使いましょうか」
倒れたアントンに手を翳し、なにやら呪文を唱え始めるゲルス。
「『体に宿りし邪悪な因子よ、今ここに目覚めん』!」
「?」
しゃがみ込んだまま腕をクロスさせて防御の体勢を取るアントン。だが……
「!? 何故起動しない!?」
ゲルスが焦り、声を張り上げる。何かアントンにかけていたようだが不発に終わったようだった。
そこへクラウスが斬りかかると、動揺していたゲルスはあっさりと斬られていた。
「ぐう!? ……しかし、まだ奥の手は残っていますよ……」
そしてゲルスは逃げ出したグラオベンの元へと駆け出した!
---------------------------------------------------
<山小屋>
「……ん? 寝てたか……」
<よう寝ておったぞ、久しぶりに熟睡したのではないか?>
目を覚ますと相変わらずパチパチと囲炉裏の火は燃えつづけていた。
チェイシャに言われて最近寝つけていなかったことを思いだす。
「そう……だな。気が焦っていたからか分からないけど、寝つきは悪かったな……。今はかなりスッキリしてる」
<ふむ、ここは何気に居心地がいい……というより心が落ち着く気がするわい>
チェイシャは囲炉裏の前を占拠し丸まったままレイドと話していた。
レイドは再び部屋を見回すが、ファウダーの姿を見つける事は出来ず、チェイシャに訪ねる。
「ファウダーは居ないのか?」
<うむ……もしかしたら外に居るのかもしれん。まあコールドドラゴンだから死ぬことはあるまい>
レイドが窓を見ると、まだまだ吹雪は続いているようだった。時折「ひゅーひゅー」と呻き声のようにも聞こえる風の音が気持ち悪い。
その時だ。
ドン!
<今、音がしなかったか?>
「玄関からだったな……」
二人で入り口を見ると、音はまた聞こえてきた。
ドン! ドンドン!
「……開けてみよう」
<わらわがバックアップしよう……>
ドアに近づくと、ドンドンと叩く音がさらに激しくなる。
「……今、思い出したんだが」
<なんじゃ?>
「雪山には『イエティ』と呼ばれる魔物が居るとか。餌である獣を求めて山を彷徨っていると聞いたことがある……」
<何で今それを言うのじゃ!? 獣ってわらわじゃし!? ドアを叩いているのがイエティじゃったらどうするのじゃ!!>
「開けるぞ」
<ねえ聞いてる!?>
レイドがごくりと喉を鳴らしドアに手をかけ、一気に開け放つ!
チェイシャが反対側まで後退し、固唾をのんで見守る中それは現れた!
<うへえ……ただいまー……>
「ファウダーか! やっぱり外に居たのか! 何をやってたんだ?」
ファウダーに積もっている雪を払いながら、レイドはファウダーに聞いてみると……。
<レイドが助け出された時、オイラは隠れて様子を見ていたんだよ。あの女の人、何か怪しいな
と思って。だってレイドを片手で引きずって小屋まで連れて行ったんだよ?>
「俺は引きずられていたのか……」
<いや、そこはどうでもいいんだけどね。小屋まで着いて行った後、オイラはこの辺りを見回ってきたんだ。でも吹雪で何も見えなかったから戻って来たんだ……あんなに晴れていたのにいきなりこの吹雪はやっぱりおかしいよ>
<わらわ達は罠にかかったという事か……でもギルドはこんな手の込んだことはできまい>
「となると怪しいのは……」
レイドが奥の部屋へ目を向けたその時……
シャーコ……
シャーコ……
何か金属を削る音が聞こえてきた。
<……>
<……>
「……」
顔を見合わせて首を傾げていると、さらに音は聞こえてきた。
シャーコ……
シャーコ……
「何をやってるんだろう……」
レイドが奥の部屋へ歩き、ドアに手をかけたところでチェイシャに手を噛まれた。
「痛っ!? 何をするんだ!」
<(シーっ! 静かにせんかい! 覗かないでくださいって言われてたじゃろうが!)>
「(ああ、そう言えば……となるとやはり怪しいな……どうするか……)」
<(もう少し様子を見る? オイラはレイドを引きずっていく所しか見ていないけど……)>
奥の部屋へ続くドアの前でひそひそと話していると、ふいに金属音が止まる。
そして、ヒタヒタとこちらへ歩いてくる音が聞こえてきた。
<(まずい! 気づかれたか!? 早く寝たふりをするのじゃ!)>
チェイシャの言葉で慌てて移動し、囲炉裏の近くでゴロリと寝転がる。ファウダーはまだ見られていないので、ふところへと隠した。
ガチャ……
「あら、眠っているんですね……夜も遅いし、仕方ないか。毛布をかけて……私も寝ましょうか……明日また話を……」
パタン……
女性はレイドとチェイシャに毛布をかけて戻って行った。
レイド達はドキドキしながら毛布にくるまっていたが、女性が戻ってくる気配は無かった。
先程スッキリするまで寝たはずなのにまた眠気が襲い、レイドは再び意識を手放すのであった。
戦いはファロス、クラウス、アントンの三人が囲む形でゲルスと戦闘を行っていた。
イルズはギルドマスター二人とシルキーの護衛に徹している。
というよりも、イルズが入れる間が無い程の攻防が繰り広げられているので、そうせざるを得なかったのだ。
「クラウス、右からいけ! 俺が左からだ!」
ファロスの槍がゲルスの足元を狙い、それを回避しようとしたところにクラウスの大剣がブオン! と振るわれる!
「ほっほ! これくらい……!」
難なく躱したように見えたが、クラウスの後ろからアントンがさらに追撃をかけていた。
「貰ったぁぁ!」
「チッ、役立たずの分際で!」
体勢を崩しながらも何かを仕込んでいる腕で防御しながら魔法を放ってくるゲルス!
「<シャドウ・インヴァート>」
5本の指先からドリルのように先端が鋭く、真っ黒いものがアントン達を襲う。しかし全員かすった程度で済んでいた。
「あれをまともに貰うと、回復魔法が効かなくなるから気をつけろ!」
アントンは死ぬ間際に受けた魔法だと認識していたので全員へ声をかけた。シルキーがそれを見て何か呟いているようだ。
「ほっほ、あなたに学習能力があったとは驚きですね!」
「ぬかせ! うお!?」
尚も斬りかかるアントンを殴りつけ、地面に転がし指先から例の魔法を放とうとするが、それはクラウスによって阻まれ、ゲルスは一旦間合いを放す。
「こっちにも居るんだよ! おい、大丈夫か!」
「ああ、助かった……! クラウス気をつけろ!」
「ふん!」
「ぐあ!?」
一瞬で間合いを詰めてきたゲルスの一撃が鳩尾に突き刺さり、クラウスが嗚咽をあげる。それを見逃さず、ファロスが槍で突きかかると、肩口へヒットすることに成功した!
「喰らえ!」
「ぬう!? 三対一では分が悪いですが……」
そう言いながら、槍の猛攻を受け流すゲルス。その内に体を覆っていたローブがボロボロになっていった。
その腕には……。
「それが俺達の剣を受け止める事ができる理由って訳か」
「ほっほっほ、そうですよ。いくら私でも素手で剣を受け止めるのは無理ですねぇ」
ゲルスの腕には金属の棒のようなものが付いていた。ローブで隠れて分からなかったが、結びつけてある部分とは別に突起物もあった。
「右手だけでいいでしょう……左手は魔法を使いますから……ね!」
言うが早いか魔法を繰り出すが、ファロスはそれを槍で弾いていた。
「……お前は一体何者なんだ? その体捌きに魔法……タダ者ではないのは違いないが……」
「ほっほ……私は元魔王討伐をした勇者ディクラインのパーティに属していた者ですよ。ジョブは『魔賢者』とでも言っておきましょうか」
「何だと……? だから国王と結びついていたのか……」
魔王討伐は国からの命令で行われる。
その時のメンバーは勇者自身で選ぶことが可能である。
勇者が魔王を倒し、城に凱旋した際グラオベンと謁見していたのだとファロスは思っていた。
「まあ、いい線ですが勇者殿と国王はまた別でコンタクトを取っていたのですよ……ですがそれを説明する必要はありませんね。ここで全員物言わぬ屍となるのですから」
ゲルスは右手の奇妙な武器を構えたかと思うとアントンへ一足飛びで襲いかかっていた!
「まず俺を殺したいみてぇだな!」
「ええ、私の失態ですからね。今度はキレイに殺して私自ら埋葬してあげますよ」
棒状のもので殴りかかってくるのを剣で受け止めようとしたその時である!
「ぐあ!?」
「当たっただと?」
拳で殴ると構えていたが、持ち手の部分を回転させ、下からアッパーカットのようにアントンの顎にヒットさせていた。
「これは『トンファー』という武器でしてね。防御にも攻撃にも使えて、こうして回せばリーチも伸びる……結構便利なんですよ! ほっほっほ! ……しかし、そろそろ飽きてきましたね。奥の手を使いましょうか」
倒れたアントンに手を翳し、なにやら呪文を唱え始めるゲルス。
「『体に宿りし邪悪な因子よ、今ここに目覚めん』!」
「?」
しゃがみ込んだまま腕をクロスさせて防御の体勢を取るアントン。だが……
「!? 何故起動しない!?」
ゲルスが焦り、声を張り上げる。何かアントンにかけていたようだが不発に終わったようだった。
そこへクラウスが斬りかかると、動揺していたゲルスはあっさりと斬られていた。
「ぐう!? ……しかし、まだ奥の手は残っていますよ……」
そしてゲルスは逃げ出したグラオベンの元へと駆け出した!
---------------------------------------------------
<山小屋>
「……ん? 寝てたか……」
<よう寝ておったぞ、久しぶりに熟睡したのではないか?>
目を覚ますと相変わらずパチパチと囲炉裏の火は燃えつづけていた。
チェイシャに言われて最近寝つけていなかったことを思いだす。
「そう……だな。気が焦っていたからか分からないけど、寝つきは悪かったな……。今はかなりスッキリしてる」
<ふむ、ここは何気に居心地がいい……というより心が落ち着く気がするわい>
チェイシャは囲炉裏の前を占拠し丸まったままレイドと話していた。
レイドは再び部屋を見回すが、ファウダーの姿を見つける事は出来ず、チェイシャに訪ねる。
「ファウダーは居ないのか?」
<うむ……もしかしたら外に居るのかもしれん。まあコールドドラゴンだから死ぬことはあるまい>
レイドが窓を見ると、まだまだ吹雪は続いているようだった。時折「ひゅーひゅー」と呻き声のようにも聞こえる風の音が気持ち悪い。
その時だ。
ドン!
<今、音がしなかったか?>
「玄関からだったな……」
二人で入り口を見ると、音はまた聞こえてきた。
ドン! ドンドン!
「……開けてみよう」
<わらわがバックアップしよう……>
ドアに近づくと、ドンドンと叩く音がさらに激しくなる。
「……今、思い出したんだが」
<なんじゃ?>
「雪山には『イエティ』と呼ばれる魔物が居るとか。餌である獣を求めて山を彷徨っていると聞いたことがある……」
<何で今それを言うのじゃ!? 獣ってわらわじゃし!? ドアを叩いているのがイエティじゃったらどうするのじゃ!!>
「開けるぞ」
<ねえ聞いてる!?>
レイドがごくりと喉を鳴らしドアに手をかけ、一気に開け放つ!
チェイシャが反対側まで後退し、固唾をのんで見守る中それは現れた!
<うへえ……ただいまー……>
「ファウダーか! やっぱり外に居たのか! 何をやってたんだ?」
ファウダーに積もっている雪を払いながら、レイドはファウダーに聞いてみると……。
<レイドが助け出された時、オイラは隠れて様子を見ていたんだよ。あの女の人、何か怪しいな
と思って。だってレイドを片手で引きずって小屋まで連れて行ったんだよ?>
「俺は引きずられていたのか……」
<いや、そこはどうでもいいんだけどね。小屋まで着いて行った後、オイラはこの辺りを見回ってきたんだ。でも吹雪で何も見えなかったから戻って来たんだ……あんなに晴れていたのにいきなりこの吹雪はやっぱりおかしいよ>
<わらわ達は罠にかかったという事か……でもギルドはこんな手の込んだことはできまい>
「となると怪しいのは……」
レイドが奥の部屋へ目を向けたその時……
シャーコ……
シャーコ……
何か金属を削る音が聞こえてきた。
<……>
<……>
「……」
顔を見合わせて首を傾げていると、さらに音は聞こえてきた。
シャーコ……
シャーコ……
「何をやってるんだろう……」
レイドが奥の部屋へ歩き、ドアに手をかけたところでチェイシャに手を噛まれた。
「痛っ!? 何をするんだ!」
<(シーっ! 静かにせんかい! 覗かないでくださいって言われてたじゃろうが!)>
「(ああ、そう言えば……となるとやはり怪しいな……どうするか……)」
<(もう少し様子を見る? オイラはレイドを引きずっていく所しか見ていないけど……)>
奥の部屋へ続くドアの前でひそひそと話していると、ふいに金属音が止まる。
そして、ヒタヒタとこちらへ歩いてくる音が聞こえてきた。
<(まずい! 気づかれたか!? 早く寝たふりをするのじゃ!)>
チェイシャの言葉で慌てて移動し、囲炉裏の近くでゴロリと寝転がる。ファウダーはまだ見られていないので、ふところへと隠した。
ガチャ……
「あら、眠っているんですね……夜も遅いし、仕方ないか。毛布をかけて……私も寝ましょうか……明日また話を……」
パタン……
女性はレイドとチェイシャに毛布をかけて戻って行った。
レイド達はドキドキしながら毛布にくるまっていたが、女性が戻ってくる気配は無かった。
先程スッキリするまで寝たはずなのにまた眠気が襲い、レイドは再び意識を手放すのであった。
0
お気に入りに追加
4,221
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。