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第五部:終わりの始まり
その91 フォルサとドラゴン
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フレーレの倒したドラゴンゾンビから光が飛び出し、ふわっとフォルサとフレーレの前へ飛んできて止まる。
そして強く輝いた!
「わっ!」
「……」
次にフレーレが目を開けるとそこには黒い鱗を全身に纏ったドラゴンが立っていた。
しかし体は透けている。幽体というやつだ。
「手加減したとはいえこの俺を回復魔法で削りきるとはな。フォルサよ、これで良かったのか?」
喋る度に空気が震え、思わず耳を塞ぐフレーレ。だが、それよりも気になっていたことがあった。
構わずフォルサとドラゴンは話し続ける。
「え? 学院長……?」
「そうね、ありがとう。いい切っ掛けにはなったと思う。もう行くの?」
ドラゴンは目を細めて満足そうに頷き、今度はフレーレへと向き直る。
「悪くない魔法だったぞ、回復魔法であそこまで崩されるとは思わなかったわ! はっはっは! もっともお前には辛い事のようだがな」
目を逸らさず黙ってドラゴンの言葉を聞く。
「俺はお前ではないからその心は分からん。だが、回復魔法を捨てる事も出来たはずなのに、それでもまた使うとお前は決めた。辛い事を克服しようとする気持ちは必ず報われるだろうさ。ま、最初からそうだったりするんだが、後は自分次第だ! いつもうまくいくとは限らない、それが人間だろう? 回復魔法を使って死なせちまった負い目はあるだろうが結果的には生き返ったんだし、いいんだよそれはそれで。それでも前に進むのがお前達なんだろうが。俺なんか欲望に任せて暴れてたら討伐されちまったんだぞ? それに比べりゃお前は大したもんだって」
慰めてくれているのか、馬鹿にされているのか微妙な言葉を言い放つ黒いドラゴン。
それを聞いたフレーレの目には涙が浮かんでいた。
「あ、やべ泣かせちまったか!?」
「い、いえ……すいません。少し何か分かった気がします……」
「……ま、自分一人で背負いこむなってことだな。さて、そろそろ行くか」
「どこへ行くんですか?」
「ちょっと野暮用でな、俺の魂は別の世界へ送られるらしい。俺は退屈しなければなんでもいいけどな!」
死んだと言うのにあまり悲壮感が無いのはこのドラゴンの性格の寄る所なのか、それとも死んでも別の世界で生き返ることができるからという安全を確保されているからか。
「そうですか……」
「そんな顔をするな、おかげでアンデッドになりきらず済んだ。助かったぞ。そして頑張れよ、お前のやりたい事のために……ではなフォルサ」
「ああ」
フォルサがぶっきらぼうに答えると再び光の玉になり、洞窟の天井へと登って行く。
「そういえば名乗っていなかったな、俺はミナルーシュ、ブラックドラゴンに間違えられるが、ダークドラゴンのミナルーシュだ!」
「お元気で! ありがとうございました!」
「もう死んでるけどな! じゃあな!」
そのまま光は天井をすり抜けて行きやがて見えなくなった。
「逝ったわね……」
「学院長とミナルーシュさんはお知り合いだったんですか?」
「ええ」
それだけ言うとフォルサは踵を返して洞窟の入り口へとさっさと歩き出してしまった。手には残されたドラゴンの牙をもって。
「あ、待ってくださいよ!」
慌てて追いかけるフレーレ、そして外に出た時フォルサは語り始める。
「あいつは私の友達だったんだよ。君の知っての通り私は変わり者だ。そして強大な力があった。そんな私に友達が出来る訳もなかったが、そんな時同じく強大な力を持つミナルーシュと出会った」
フォルサが満月を背にしてフレーレへと向く。
「どんなに力を出しても壊れない彼は、本当に良い遊び相手だった。向こうも全力で遊んでくれるから気兼ねなく会いに行ったよ」
「遊び相手……」
全力で遊ぶ、イコール戦闘なのだろうが、ドラゴンとまともにぶつかる事を遊びと呼べるフォルサを、改めておかしいと思っていた。
「そんな時だ、彼が傷だらけで倒れているのを見つけたのは。聞けば調子にのって暴れていた所を人間に倒されたと。もちろん私は軽い気持ちでリザレクションをかけた。息はあったからこれで回復すると思っていた、だが……」
リザレクションは効果を発揮した。だが、それ以上に流した血の量が多すぎてすでに傷を塞いだ程度では助からないところまできていた。それほど致命傷だったという。回復魔法で傷は癒えるが流した血液や欠損した部位は戻って来ない。
そのため失った血、それもドラゴンに輸血なども存在しないので、しばらくした後に息を引き取ったのだ。
「学院長にそんな事があったなんて……何でも出来る人だと思っていました……」
「驚いた? 私だってこういうこともあるのよ、死なせてしまって大いに泣いたわ。 それから何とか繋ぎとめようとして、ドラゴンゾンビになってしまった。それからずっとあの洞窟に縛っていたの……」
「友達だったんでしょう? どうしてわたしに倒させる真似を……」
「頃合いだと思ったのよ、あのままにしておけばミナルーシュは自我を保てなくなる。ゾンビ化というのはそういうものなの。かといって情のある私が手を下すことは出来なかった。そこで君を利用させてもらったのよ」
恐らく嘘だろうとフレーレは考えていた。その気になればこの人は何とでもするだろう。でもわたしの為にミナルーシュを成仏させたのだと直感で思った。
「……おかげで少しは使えるようになりました、お二人には何と言っていいか……」
「いいのよ。でもこれでスッキリしたわ、あの様子なら彼も違う世界で楽しくやってくれるでしょう! 次は私の番ね、そして明日は最終日……君には聖魔光と、リザレクションを習得してもらうわね♪」
「え? ……ええ!? そんな無茶をまた……いえ、無茶ではないんですね」
「そうよ、自分を信じなさい。私は出来ない事は言わない。それが私の答えよ」
「分かりました。明日は……必ずやり遂げて見せます」
決意の表情をしたフレーレが強くうなずいていた。
「(君と私は良く似ている……だから……)」
---------------------------------------------------
そしていよいよ最終日。
朝食を手早く済ますと、二人は外に出る。
「さ、今日が最終日だ。まずは聖魔光の基本を教えるわね」
「は、はい!」
聖魔光……フォルサが編み出したというその技は魔力と回復魔法等の神聖な力を合わせて作り出されると言うのだ。
聖魔のバランスをどちらかに寄せれば、通常の魔物や人間に対してもアンデッドに対しても効果が得られると言う
「イメージは粘土や絵の具を混ぜる感じで魔力と神聖力を同時に集中するのよ。魔力は一昨日上げたからバランスは取れているハズだけど……」
「そのために底をつくまでマジックアローを使わせたんですね……」
呆れながら目を瞑って集中する。ノウハウは先ほど聞いたことでだいたいのイメージが出来ていた。
やがて手に金色の光を作る事に成功する。
「で、できた! できましたよ学院長! きゃあ!?」
ボン! と気持ちのいい音を立てて、金の光は爆発する。集中を切らしたせいであった。
顔が真っ黒になり、タオルを貰おうとフォルサの所へ行くとジャンナと談笑していた。
「なるほど。君の女神の力は勇気なのね、あの子がお守り代わりにするのも分かるわね」
<ぴー。昔のフレーレはどうだったの? あの子あたしに似てるのよね>
「私にも似ているのよ? 子供の頃に色々あったからね、私もあの子も……」
<あたしは親とか居たけど、ちょっとね……>
何だか二人(?)して遠い目をしているので声をかけづらかったが、とりあえず成功した事とタオルを貰いにフォルサへと話しかけるフレーレだった。
「あら、もうできたの? 流石ね。後はそれを繰り返し練習すればいいわ、攻撃にも守りにも転じれるから応用は君次第ね」
「え、それだけですか? てっきり必殺技みたいなのをやるのかと……」
「私が始祖だからねえ……そうだ、ちょっと私と戦ってみましょうか。何か私もつかめるかもしれないし!」
「ええ……流石にそれはわたしの命が危ない気がしますけど……」
「大丈夫よ。(多分)ルールは回復魔法ありの聖魔光を使っての戦いよ、ジャンナは30分計測をお願いね」
<ぴー。分かったわ>
「今、多分って言いませんでした!? はあ、こうなったらやるしかありませんか……」
ジャンナの合図と共に、最後の訓練が始まった。
そして強く輝いた!
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「……」
次にフレーレが目を開けるとそこには黒い鱗を全身に纏ったドラゴンが立っていた。
しかし体は透けている。幽体というやつだ。
「手加減したとはいえこの俺を回復魔法で削りきるとはな。フォルサよ、これで良かったのか?」
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「え? 学院長……?」
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「悪くない魔法だったぞ、回復魔法であそこまで崩されるとは思わなかったわ! はっはっは! もっともお前には辛い事のようだがな」
目を逸らさず黙ってドラゴンの言葉を聞く。
「俺はお前ではないからその心は分からん。だが、回復魔法を捨てる事も出来たはずなのに、それでもまた使うとお前は決めた。辛い事を克服しようとする気持ちは必ず報われるだろうさ。ま、最初からそうだったりするんだが、後は自分次第だ! いつもうまくいくとは限らない、それが人間だろう? 回復魔法を使って死なせちまった負い目はあるだろうが結果的には生き返ったんだし、いいんだよそれはそれで。それでも前に進むのがお前達なんだろうが。俺なんか欲望に任せて暴れてたら討伐されちまったんだぞ? それに比べりゃお前は大したもんだって」
慰めてくれているのか、馬鹿にされているのか微妙な言葉を言い放つ黒いドラゴン。
それを聞いたフレーレの目には涙が浮かんでいた。
「あ、やべ泣かせちまったか!?」
「い、いえ……すいません。少し何か分かった気がします……」
「……ま、自分一人で背負いこむなってことだな。さて、そろそろ行くか」
「どこへ行くんですか?」
「ちょっと野暮用でな、俺の魂は別の世界へ送られるらしい。俺は退屈しなければなんでもいいけどな!」
死んだと言うのにあまり悲壮感が無いのはこのドラゴンの性格の寄る所なのか、それとも死んでも別の世界で生き返ることができるからという安全を確保されているからか。
「そうですか……」
「そんな顔をするな、おかげでアンデッドになりきらず済んだ。助かったぞ。そして頑張れよ、お前のやりたい事のために……ではなフォルサ」
「ああ」
フォルサがぶっきらぼうに答えると再び光の玉になり、洞窟の天井へと登って行く。
「そういえば名乗っていなかったな、俺はミナルーシュ、ブラックドラゴンに間違えられるが、ダークドラゴンのミナルーシュだ!」
「お元気で! ありがとうございました!」
「もう死んでるけどな! じゃあな!」
そのまま光は天井をすり抜けて行きやがて見えなくなった。
「逝ったわね……」
「学院長とミナルーシュさんはお知り合いだったんですか?」
「ええ」
それだけ言うとフォルサは踵を返して洞窟の入り口へとさっさと歩き出してしまった。手には残されたドラゴンの牙をもって。
「あ、待ってくださいよ!」
慌てて追いかけるフレーレ、そして外に出た時フォルサは語り始める。
「あいつは私の友達だったんだよ。君の知っての通り私は変わり者だ。そして強大な力があった。そんな私に友達が出来る訳もなかったが、そんな時同じく強大な力を持つミナルーシュと出会った」
フォルサが満月を背にしてフレーレへと向く。
「どんなに力を出しても壊れない彼は、本当に良い遊び相手だった。向こうも全力で遊んでくれるから気兼ねなく会いに行ったよ」
「遊び相手……」
全力で遊ぶ、イコール戦闘なのだろうが、ドラゴンとまともにぶつかる事を遊びと呼べるフォルサを、改めておかしいと思っていた。
「そんな時だ、彼が傷だらけで倒れているのを見つけたのは。聞けば調子にのって暴れていた所を人間に倒されたと。もちろん私は軽い気持ちでリザレクションをかけた。息はあったからこれで回復すると思っていた、だが……」
リザレクションは効果を発揮した。だが、それ以上に流した血の量が多すぎてすでに傷を塞いだ程度では助からないところまできていた。それほど致命傷だったという。回復魔法で傷は癒えるが流した血液や欠損した部位は戻って来ない。
そのため失った血、それもドラゴンに輸血なども存在しないので、しばらくした後に息を引き取ったのだ。
「学院長にそんな事があったなんて……何でも出来る人だと思っていました……」
「驚いた? 私だってこういうこともあるのよ、死なせてしまって大いに泣いたわ。 それから何とか繋ぎとめようとして、ドラゴンゾンビになってしまった。それからずっとあの洞窟に縛っていたの……」
「友達だったんでしょう? どうしてわたしに倒させる真似を……」
「頃合いだと思ったのよ、あのままにしておけばミナルーシュは自我を保てなくなる。ゾンビ化というのはそういうものなの。かといって情のある私が手を下すことは出来なかった。そこで君を利用させてもらったのよ」
恐らく嘘だろうとフレーレは考えていた。その気になればこの人は何とでもするだろう。でもわたしの為にミナルーシュを成仏させたのだと直感で思った。
「……おかげで少しは使えるようになりました、お二人には何と言っていいか……」
「いいのよ。でもこれでスッキリしたわ、あの様子なら彼も違う世界で楽しくやってくれるでしょう! 次は私の番ね、そして明日は最終日……君には聖魔光と、リザレクションを習得してもらうわね♪」
「え? ……ええ!? そんな無茶をまた……いえ、無茶ではないんですね」
「そうよ、自分を信じなさい。私は出来ない事は言わない。それが私の答えよ」
「分かりました。明日は……必ずやり遂げて見せます」
決意の表情をしたフレーレが強くうなずいていた。
「(君と私は良く似ている……だから……)」
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そしていよいよ最終日。
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「さ、今日が最終日だ。まずは聖魔光の基本を教えるわね」
「は、はい!」
聖魔光……フォルサが編み出したというその技は魔力と回復魔法等の神聖な力を合わせて作り出されると言うのだ。
聖魔のバランスをどちらかに寄せれば、通常の魔物や人間に対してもアンデッドに対しても効果が得られると言う
「イメージは粘土や絵の具を混ぜる感じで魔力と神聖力を同時に集中するのよ。魔力は一昨日上げたからバランスは取れているハズだけど……」
「そのために底をつくまでマジックアローを使わせたんですね……」
呆れながら目を瞑って集中する。ノウハウは先ほど聞いたことでだいたいのイメージが出来ていた。
やがて手に金色の光を作る事に成功する。
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ボン! と気持ちのいい音を立てて、金の光は爆発する。集中を切らしたせいであった。
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「なるほど。君の女神の力は勇気なのね、あの子がお守り代わりにするのも分かるわね」
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「私にも似ているのよ? 子供の頃に色々あったからね、私もあの子も……」
<あたしは親とか居たけど、ちょっとね……>
何だか二人(?)して遠い目をしているので声をかけづらかったが、とりあえず成功した事とタオルを貰いにフォルサへと話しかけるフレーレだった。
「あら、もうできたの? 流石ね。後はそれを繰り返し練習すればいいわ、攻撃にも守りにも転じれるから応用は君次第ね」
「え、それだけですか? てっきり必殺技みたいなのをやるのかと……」
「私が始祖だからねえ……そうだ、ちょっと私と戦ってみましょうか。何か私もつかめるかもしれないし!」
「ええ……流石にそれはわたしの命が危ない気がしますけど……」
「大丈夫よ。(多分)ルールは回復魔法ありの聖魔光を使っての戦いよ、ジャンナは30分計測をお願いね」
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