パーティを追い出されましたがむしろ好都合です!

八神 凪

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第四部:ルーナの秘密

その67 合流

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 「この!」

 「け、剣ごと!? き、斬るだとぉぉ……!?」

 レイドの剣閃が受けた剣ごと野盗を切裂き、
 
 「ええーい!!」

 「ひぎぇあ!?」

 フレーレのメイスが太ももにヒットし、悲鳴をあげて男が倒れる。


 洞穴へ突入し、レイドを先頭に通路に居た野盗を倒していく。フレーレが殴った野盗で三人目だった。
 そして騒ぎに気付いた野盗が部屋から出てきてレイドとフレーレを見て叫ぼうとする。

 「何だ!? て、敵か?! みんな出てき……ぐあ!」

 「遅い! フレーレちゃん、部屋の中を!」

 「はい! ≪マジックアロー≫!」

 フレーレのマジックアローが部屋と炸裂し、中に居た男が気絶する。
 後ろから攻撃される可能性はあるが、ライノスも来ているはずなので、それを期待しそのまま前へと進んだ。

 「ルーナちゃん! 居るか!」

 「ルーナ!」

 二人がルーナを呼びながら走るが返事が無い。まさか……と思ったその時、レジナ達が合流する。

 「わふん!」
 「きゅん!!」「きゅーん!!」

 「あ、もう来たのね! ルーナの匂いは分かる?」

 「わふ!」

 ふんふんと地面を嗅ぎ、奥へと目線を向ける。

 「……奥へ行ったのか、無茶してないといいけど……」

 「急ぎましょう! まだ遠くまで行ってないと思います!」

 「きゅーん!」




 ---------------------------------------------------



 「……意外と奥が広いわね」

 <村人に作らせたのかもしれん、洞穴自体は元々あったものを使っているとは思うが……>

  部屋自体はそれほど多くないが、通路はかなり長いようだ。
   ここで待つのがいいと思うけど…。


  「きゃあああああ!?」


 「!?」

   やっぱり野盗は待ってくれないか……なら!
 
 「行くわよチェイシャ!」

 <ううむ……しかたあるまい……時間稼ぎをすればレイド達も追いつこう!>

  声の響いた方向へと走り出した瞬間、丁度部屋から出てきた男とばったり遭遇し、目が合う。


 「…こ、こんばんはー…」

 「あ、ああ、こちらこそ…」

 「それじゃあ、わたしはこれで…」

 「お、おう、お気をつけて……ってそんなわけあるか! 脱走だ! 女が逃げたぞ!」

 「あらら!? でもまだ補助魔法は継続中なのよね!」

 「なに? ……ぐへ!?」

 私は剣の柄を鳩尾へ叩きつけ、一瞬で意識を刈り取る。
 無力化するには気絶か殺すかしかないが、できれば殺したくないので油断したところを攻めるしかない。

 <縛っておくのじゃ、目を覚まされたら面倒だからな>

 チェイシャに言われ、しっかりと捕縛しておく。

 「急がないと!」


 再びチェイシャと走り、しばらくすると一番奥らしき部屋の前へ辿り着いた。
 ここだけ扉が二枚ある豪華仕様なので恐らく間違いない。
 慎重に開けるか悩んだが事態は切迫しているため、勢いよく開け放つ!

 「レーネさん! 無事!?」

 中へ入ると、護衛らしき男が三人とレーネさんに手をかけている男が居た。
 全部で四人……、ボスだけじゃなかったか……。


 「あん? んだ、おめ? ……ああ、さっき捕まえてきたって女か! 何だよ、自分でここまできたのか? 待ってたら迎えに行ってやったのによ」

 顔に傷のある、上半身裸の男がレーネさんの服に手をかけたままこちらへと向く。
 喋り方は軽いが目は獰猛な野獣のようだ、恐らくかなりの手練れだろう。

 「だんまりかあ? おい、お前等そいつを捕えろ」

 特に返事をするでもなく、三人の男がそれぞれ武器を抜いて迫ってきた。
 
 「チェイシャ! ≪フェンリルアクセラレータ≫!」

 <ほいきた!>

 「!?」

 チェイシャの魔法弾で、右端の男が怯み、残る二人がそちらを見て驚く。
 その隙を狙って私は向かって左端の男へ剣を振り降ろす!

 「なんだと!? なんてぇ早さだ!?」

 「受けた!? でも!」

 咄嗟に私の剣を受けて、野盗は驚く。私もガードされるとは思っていなかった。長年の勘とかそんな感じかな?
 それでも、素早さを極限まで上げているのでそのまま追撃を行う。

 ザシュ!!

 後ろに回りこみ、右肩から斜めに切り裂き背中がばっくりと割れる。
 血を流しながら左端の男が倒れた。

 「な!? 小娘があぁぁぁ!」

 右端の男は魔法弾が顔に直撃したのでまだ身動きが取れない。残った真ん中の男が槍で突いてくるが、少し遅い。槍ならば私が離れている時に使うべきだった。

 「えい!」

 「マジか!? 剣で槍を切った!?」

 横に避けると同時に槍を真っ二つに切断し、武器としての機能を断つ。そのまま踏込んで、隻眼ベアのガントレットで男の顎を下から打ち貫く!

 「ばかな……」
 
 「チェイシャそっちは!?」

 もう一人を相手にしていたチェイシャを見ると、最初の魔法弾で悶絶しているところに零距離で次々と魔法弾を撃ち込んでいた。うわあ……。

 「……チッ……ガキと獣一匹に何やってやがる……! もういい、俺が相手になってやる」

 「あう! ……う……」


 壁に掛けてあったハルバートを持ち、レーネさんを突き飛ばしてゆっくりと立ち上がる。
 中腰だったから分からなかったけど……レイドさんより背が高い!
 190cmくらいあるんじゃない!?

 「ふうー、こいつを振り回すのも久しぶりだな……ちっと勿体ねぇが、死んでも文句言わないでくれよ、お嬢ちゃん? と、その前に……」

 「?」

 野盗のボスが天井からぶら下がっている鎖を引いていた。

 すると……。

 ガラガラガラガラ……


 <む! 後ろか!>

 「あ!」

 私達が入って来た扉の上から鉄格子のようなものがゆっくりと降りてきた。
 こんなものまで仕込んでるの!?

 「これで邪魔はされねぇ、半殺しにして連れて行くのも面白いか?」

 「レイドさん達が来てもこれじゃ中に入れない……」

 私の頬に焦りの冷や汗が落ちる。その時、後ろから声が聞こえてきた!


 「ルーナちゃん! なんだ、鉄格子!?」

 「わおぉぉぉん!!!」

 ガチャン!!

 丁度レイドさんとフレーレが追いついてきてくれていた!

 でも、ギリギリのところで鉄格子は閉じてしまった。
 しかし、レジナは閉まる直前に体を滑り込ませ中へ入ってきてくれたのだった!

 「レジナ!」

 「わふ!!」

 「ルーナ! 無事ですか!」「きゅんー!」「きゅきゅーん!」

 フレーレと一緒にシルバとシロップも鉄格子の向こうから声をかけてくれた。

 「フレーレ! チビ達も!」

 「ほう、アブねぇあぶねぇ。お仲間か? 惜しかったな、助けに入れなくて!!! そこでこのガキがバラされるのを見ていけよ! そいつをバラしたらゆっくり退散させてもらうよ。ちなみにそこの鉄格子は簡単には破れんからな?」

 「あんた、仲間を見捨てるつもり?」

 「そうだなぁ、俺が居ればいくらでも仲間は集まるしなぁ。別に今の奴等が居なくなっても、俺困らないし?」

 「最低……ね!?」

 早い! ボスの最後の言葉を反論しようとしたが、すでにボスは私の目の前に迫っていた!
 横なぎに振るわれたハルバードを咄嗟にガントレットで受ける。

 ガツン!!!

 「~! ジンジンする!」

 <ルーナ! 剣を横に振れ!>

 「え! うん!」

 「おおっと!? 狐、いい反応だな! つか喋るのかぁ!?」

 チェイシャに言われるまま剣を振ると、あとわずかという所でバックステップで回避される。

 「惜しい!」

 「そりゃこっちのセリフだぁ、そのガントレット……恐ろしい強度だなぁ?」
 少しイラついた感じで話しかけてくるボス。恐らく今ので仕留めたつもりだったからだろう。

 「おあいにくさま、今度はこっちの番ね!」

 「ほう! 早いなぁ!」

 「嘘!? レジナ!」

 「ガルゥゥゥゥ!!」

 <わらわもおるぞ!>

 真横に回り込んだのに軽々とガードされ、驚愕する私。
 レジナとチェイシャのフォローですぐ離脱し、別の角度から攻撃するがヒット数はかなり少なかった。

 カン! カイン! ザシュ! 

 「中々やるが、俺相手にはまだまだだなぁ!」

 「キャン!?」

 「レジナ! うぐ……!」

 魔法弾をしっかり避けながら、レジナと私に蹴りを放ってくる。
 少しずつダメージは与えているハズだが堪えている様子が無い。

 「ルーナちゃん! くそ! 硬い! ……仕方ない、使うしか!」

 ガンガン!!

 「ビクともしません!?」

 レイドさんとフレーレも鉄格子を何とか壊そうとしてくれているが、状況は変わらないようだった。

 「まあ、そこに居る二人と一斉にかかってくれば危なかったかもしれねぇがなあ? 俺の恩恵は<重戦士>で、まあ体力やら基礎防御は高いわけよ?」

 「それが何よ……!」

 「まあ聞け、冥土の土産ってヤツだ。でな、俺達は元々ビューリック国で処刑される予定だったんだが、変なおっさんが牢にやってきて『私の実験台になってくれたら解放しますよ』ときたもんだ」

 実験……? そんなことで野盗を解放したっていうの……?


 「その実験とやらに耐えられなかったら死ぬって話だったが渡りに船だ、俺は受けたよ。どうせ死ぬならってなぁ」

 ん? ボスの体……大きくなってない?

 「そしたらな? こんな事になっちまった!」

 <何!?>

 チェイシャが驚愕の声を上げボスを見上げる。

 体はさらに大きくなり2mを越え、皮膚は銅褐色になり頭には……

 「角!?」

 「まさか、オーガか!?」

 「ご名答! 何でもオーガの「いでんし」とやらを俺に注入して魔物にする実験だってよぉ!」

 ブオン!

 ものすごい早さでハルバード を振り抜いてくる!

 「ガウ!」

 掻い潜ってレジナが噛みついて喉を切裂く! やった、流石レジナ!

 「ああん? いてぇなー」

 ベシ!

 「キャイン!」

 「レジナ!」

 「そんな牙と爪じゃ話にならないなぁ」

 ボンッ! ボン!

 チェイシャが魔法弾を放つがこれもあまり効いて無いようだった。

 <ええい、この程度の魔力じゃどうしようもならんか!>


 「まあ、一応無敵って訳でもねぇんだがな? 少しずつダメージは蓄積されるが……それをお前達で削りきれるかな!」

 「くっ!」

 かろうじて避けられているけど、反撃する隙が殆どない!
 ヒット&アウェイで腕や足を斬っているけど、効いた感じがしない!
 

 「くそ! デストラクションで一気に! フレーレちゃん、離れて!」

 「は、はい!」

 横目で蒼い剣が抜かれるのを見て、私も鉄格子から離れようと移動しようとしたその時……。

 「もうお前の早さは見切った。終わりだ」

 先に回り込まれ、ハルバードで射ぬこうとしてきた。
 補助強化しているのに! これは……避けきれない……!?

 「ガウ!!」

 ドン、とレジナが私にぶつかって軸をずらしてくれ、髪の毛をかする程度で助かった!

 「チッ! いい所だったのによ!!!」

 体勢を立て直そうと振りむいた私が、「あ!」 と、私が叫んだ時にはすでに遅く……。


 「ギャン!?」

 返す刃がレジナのお腹を切裂いていた。




 その瞬間、私の中で、何かが切れた。
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