パーティを追い出されましたがむしろ好都合です!

八神 凪

文字の大きさ
上 下
41 / 377
第四部:ルーナの秘密

その63 歓迎

しおりを挟む
 「あれが村長の家か」

 「さっきの人の話だとそうみたいですね、早い所引き渡してしまいましょうか」

 レイドさんとライノスさんが野盗達を引っ張り、先を歩く。私達は一番後ろに着いて挟む形で追従していた。
 
 「すいません、村長さんはいらっしゃいますか?」
 玄関先で声をかけると、少し陰気なおじさんが出てきた。ジロリと私達を見渡すように目を動かす。

 「……何の用かね? わしが村長のダラムだが」

 「ああ、村長さんでしたか。実は村へ来る途中に野盗を捕まえましてね、処遇をどうしようかと……。それと俺達は霊峰へ登りたいんですけど、どうすればいですかね?」

 村長……ダラムさんがレイドさんの後ろにいた野盗を見て目を見開く。すると突然態度を変えてレイドさんへ話しかける。

 「おお! 最近この辺りを荒らしまわっている者どもですな! ありがたい事です! ここではなんですからささ、中へ……」

 「(急にどうしたんだろうね?)」

 「(さあ、野盗に本気で困っていたのかもしれませんよ?)」

 それにしても変わりすぎな気がするけど、ね?

 
 ---------------------------------------------------


 「野盗どもは若いものに詰所へと連れて行かせました。ささ、お座りください」

 「ありがとうございます! やっぱり野盗に困ってるんですか?」
 村には似つかわしくないなと思える高級そうなソファへ座り、私は村長さんへ聞いてみる。

 「そうですな、この村は不死鳥と特産品を求めてくる冒険者が来てお金や食料を得ていたのですが、ここ2ヶ月くらい前から野盗が蔓延るようになりましてな……。噂が噂を呼び、人があまり寄り付かなくなってしまったのです」

 「酷いですね……。救援要請は?」
 フレーレが聞くと、村長の代わりにライノスさんが答えた。

 「ビューリック国……城下町にギルドがあるんだけど、そこで討伐依頼は出ているんだ。ただ、何人か出向いたみたいだけど返り討ちにあったみたいでね。オレがとりあえず様子見をしにきたって訳なんだ国も腰を上げたから騎士団が来ることになっていてね。2,3日後にはオレと合流予定なんだ。だから村長さん、もう少し我慢ですよ」

 ニコっとダラムさんに笑いかけたライノスさんだが、それとはうらはらにダラムさんはビクッとして苦笑いを浮かべていた。

 「い、いやあ……はは、頼もしい限りですな……! そ、そうだ! 野盗を捕えてくれたのも何かの縁。是非ウチで歓迎会を行いたいですな!」

 「いえ、俺達はたまたま出くわしただけなので……それで霊峰へも道なんですが……」
 
 「オレも、そういう気分では……ダラムさん、野盗のアジトに心当たりはありませんか?」

 私達はアントンとメルティちゃんの蘇生、ライノスさんは野盗の撲滅と割と急ぎの案件を抱えているので、あまり緊張感を和らげたくないと思う。

 「ええ、ええ存じておりますとも。その話も含めて食事の席を設けたいと思うのです」

 「そういうことなら……出発は明日だしな……ルーナちゃん、フレーレちゃんどうする?」

 「うーん、霊峰のお話を聞けるならいいかな? ねえフレーレ?」
 何となくダラムさんは食事をしながら話したそうなので、急いではいるけどここで乗らずに拗ねられても困ると判断したのだ。

 「そうですね、夜の山は危ないと言いますし、すぐに出発しないこともありますし、わたしはいいと思います」
 
 「ありがとうございます。そちらの方は?」
 
 「……なら俺も参加させてもらおうかな、野盗の事知っていることは何でもいい、教えてくれ」

 「分かっておりますとも。話は聞いていたな、みな頼むぞ」
 横に居たお手伝いさん達がおじぎをしてそれぞれ散っていく。今から準備をするんだろう。

 「それでは二時間ほどしたら準備できると思います。それまで村でも見てやってください」
 
 ダラムさんも引っ込んでしまったので、私達は外に出る事にした。家主が不在の家って居辛いよね?
 外で待っていたおチビやレジナが待ってましたとばかりに足元へまとわりつく。

 「はいはい、大人しくしてた? 私達、村長さんの家で歓迎を受ける事になったから、先にあなた達にご飯をあげないとねー」

 「そうですね、いつ終わるか分からないですし」

 「宿へ戻るかい? 俺は少し村を見て回ろうと思うんだけど……」
 
 「今までは無事みたいですが、野盗がいつ村を襲わないとも限らないですし、オレも着いて行っていいですか?」
 レイドさんとライノスさんは村をぐるりと回ってくるそうだ。

 「じゃあ私達はその辺の広場でレジナ達にご飯を上げてますね!」

 「分かった、何かあったら大声で叫んでくれ」
 片手をあげてライノスさんと移動するレイドさん。さて、それじゃあ食事を用意してあげますか。

 「ん? みんな何見てるの?」

 焼いた肉を温めなおすために、串にさして火の魔法で炙っていたところ、珍しくこっちを見ていないことに気付いた。視線の先には……。


 「「コケーコッコッコ……」」
 「「ぴよぴよ……」」

 ニワトリ小屋があった。

 小屋の中にはニワトリがたくさん飼われており、さらにひよこもいっぱい居た。
 親鳥の後を着いて行く姿がとても可愛い。

 「ずいぶん熱心に見てるわねー。あ、そうだニワトリ飼ったらどうかな?」

 「急にどうしたんです?」

 「雌なら卵を産むじゃない? タダで朝の食事が潤うかもと思うといいかなーって」

 「……卵は確実に産むわけじゃありませんし、餌代もかかりますよ? それと、おチビ達が熱心に見ているのは、多分……餌として見ているんじゃないかと……」

 フレーレが気まずそうに言うのでレジナ達を見てみると、確かに少し涎が出ていた。焼いた肉も好物だが、動く獲物を捕らえるのが好きなのでニワトリは絶好の獲物に違いない。

 「コ、コケー!?」「ぴよ?」

 視線に気づいた母鶏が慌ててひよこをお腹の下へ隠す。こっちは狼と狐だもんね、天敵と言えばそうだね。

 「そっかあ……ウチには肉食獣が居るから無理ね」

 「冒険者がニワトリと一緒に冒険するのは難しいですし、どちらにせよ無理だと思いますよ」
 フレーレが苦笑しながらそんな事を言う。確かに、ニワトリを守りながら戦うのは難しいか。

 <わらわは生肉より料理されたものが食べたいぞ>

 「涎を拭いてから言いなさいよ……」

 「きゅん♪」「きゅんきゅん♪」

 ニワトリは小屋の中なので、興味を失くした二匹が焼けてきた肉へ群がってきたのだった。
 しばらくニワトリを眺めていたり、ボール遊びをしていたが時間になったのでダラムさんの家へ戻ることにした。


 ---------------------------------------------------


 「ささ、大したものはありませんが、召し上がってください! お酒もご用意しておりますぞ」

 「あ、いえ。明日から登山になるのでお酒は……」
 私がやんわり断ると、残念そうに酒瓶を引っ込めた。

 「左様ですか……ま、まあ食事をどうぞ召し上がってください」

 村の特産品だと言う「マツタケ」を使った料理がずらりと並んでいた。
 何でも霊峰側の山肌でしか採れない貴重品で、良い物だと銀貨五枚から金貨一枚くらいする代物だそうだ。

 「ひええ……一本金貨一枚……」

 焼いたマツタケを食べながら何となく恐れ多い気持ちになる。
 その他、マツタケのパスタや東方料理の茶わん蒸しやマツタケご飯などを頂いた。どれも美味しくてつい手が伸びる……その内レイドさんが本題を切り出していた。

 「それでダラムさん、霊峰へはどうやって行けばいい? さっき村を回ってきたが、大仰な門があった。そこからか?」

 「そうですな、あなた方が来た入り口から真っ直ぐ進むとそこへ到着するのですが、そこで間違いありません。明日、出発する時に声をかけていただければ開けますのでよろしくお願いします。それと野盗ですが、アジトなどの情報は分かりません。先ほど捕えた者を尋問していますが吐きそうにありませんな」

 顎に手を当てて、二人が聞きたかったことをあっさりと話す。
 
 「そうか、助かる。ライノスはどうするんだ?」

 「オレはここで騎士団が来るのを待ちます。帰りはまた村に寄るんですよね?」

 「そうだな、ブルル達は村に置いてもらうつもりだから帰りは一度寄ることになるだろう。俺達が戦った奴等はそう強くなかったが、油断するなよ?」

 ライノスさんは着いて来てくれないかあ。居たら助かるんだけど、危険な所だし報酬も無いから来てほしいとは言えないよね。

 「ふう、いっぱい食べましたね……何だか眠くなってきちゃいました……」
 フレーレがお腹をさすりながらそんな事を言いだした。目的は達成したし、そろそろ戻ろうかな?

 「はは、気持ちのいい食べっぷりでしたな。湯を沸かしてありますので、お風呂は如何ですか? 霊峰は火山でしてな、その地熱を利用したお風呂が温泉みたいだと評判なんですよ。マツタケと合わせて村の名物です」

 「お、温泉、ですか! う、うーん……眠いけど……」

 「私も一緒に入れば眠っても起こせるわよ、行きたいんでしょ?」

 「え、ええ。いいですか?」

 「結構馬車で長旅だったしね、私も少し浸かりたいなって」
 
 「それではご案内しましょう、こちらへ」

 ダラムさんが部屋の奥へと案内してくれる。レイドさん達に一言声をかけ後を着いていく。

 「ゆっくり入っておいで。俺はここで待ってるから」


 ---------------------------------------------------



 「いい湯ね……」

 「ゆっくり眠れそうです……」

 すでに夢心地のフレーレが、お風呂のへり頭を置いてにへらっと笑う。
 
 「フレーレを見ていたら私も眠くなっちゃったわね……おチビ達大人しくしてるかしら」

 「チェイシャちゃんが一緒ですからねえー大丈夫れすよー」

 いよいよ呂律が怪しいフレーレに苦笑したが、違和感に気付く。

 「……ずいぶんと甘い匂いがする?」

 いつの間にか甘ったるい匂いがお風呂場の中に充満していた。
 それに気付いた私も急激な眠気に襲われる。

 「これは、何? フレーレ、フレーレ!」

 「……」

 「し、しっかりして……」

 お風呂の縁でぐったりとして動かなくなったフレーレの肩を抱いて湯船から出るが、動けたのはそこまでだった。
 私も意識を手放したのだった。




 ---------------------------------------------------







 「……こりゃ上玉じゃねぇか、でかしたぞ村長」

 「代わりの女はこれで良かろう……さ、娘を返してくれ……」

 ダラムが手引きし、ルーナとフレーレが倒れる風呂場へと野盗達が現れる。
 村はすでに野盗の手に落ち、支配されていたのだ。


 「兄貴、こっちの女は背中に傷がありますぜ、こっちの黒髪の娘は胸に傷が」

 「おっと、そりゃ商品価値が下がっちまうな? 残念だ村長、お前の娘は返せないなあ」

 「な、何!? 話が違うじゃないか! げふ!?」
 ダラムが反論しようとしたところで腹を殴られ、悶絶する。

 「これからもよろしく頼むぜ? 強い冒険者は村へ引き入れてから黙らせりゃあいい。女を連れて行け」

 へい、と部下たちが返事をし、ルーナとフレーレが担いで姿を消す。


 「あ、ああ……すまん、すまんお嬢さん方……」

 風呂場にはうずくまって涙を流すダラム一人が残されたのだった。

 







 





 『うふふ』
 

 
しおりを挟む
感想 1,620

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。 間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。 多分不具合だとおもう。 召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。 そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます ◇ 四巻が販売されました! 今日から四巻の範囲がレンタルとなります 書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます 追加場面もあります よろしくお願いします! 一応191話で終わりとなります 最後まで見ていただきありがとうございました コミカライズもスタートしています 毎月最初の金曜日に更新です お楽しみください!

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。