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第三章
第98話 相互
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「というわけでこれがあたし達の切り札よ!」
「おお……!」
「これが鉄の巨人……!?」
「強そうだ!」
「これなら勝てるんじゃないか?」
というわけで町に到着し、例によって町の外で待つことになった。
少ししてからシャルがガエイン爺さんとイラス、それと町の人間を引き連れて戻ってくると俺を見て騒ぎとなる。
「でも油断はするでないぞ。この機体の方が強いが、グライアード王国には数がある。ワシらも戦わねば勝てんぞ」
「マジか……」
「まあ、今回はそこまで悲観することもないと思うぜ。来るのが分かっているならやりようはある」
「ふむ」
町の人のどよめきに対し勝機があることを告げる。ガエイン爺さんが意図を聞きたいという表情をしていたので俺は少し離れてから言う。
「ここだと奇襲もできるし、俺の機動力を活かして戦える。ゲイズタートルの時と同じかそれ以上だな。……例えば、こう――」
その瞬間、俺はブースターを起動してダッシュをする。滑るように移動し、直角に曲がるなどの芸当を披露した。
「そういえばワシと初めて対峙した時。そのスピードとパワーがあったな」
「す、すげぇ……なんだありゃ……」
「そういうこった。爺さんも攻める側なら一機を倒せるんじゃないか?」
「ま、そこは後のお楽しみじゃな」
「それじゃ作戦会議と行きましょうか」
シャルがそう言った後、再び町の中へ。俺もタブレットでシャルに同行することにし、ギルドの中で会話となる。
「ギルドマスターが居ないのと、有力者からの回答待ちだけど、防衛は二の次。ヴァイスと師匠、それとあたしと騎士が前に出て攻めるわ」
「姫様自ら……!? お、俺達はどうする、んですか?」
シャルの作戦では俺達が強攻して相手を攪乱する予定らしい。実際、今までの編成を考えると魔兵機《ゾルダート》は多くても四機。
その相手は俺とガエイン爺さんでやれば止められると思う。さっき見せたブースターを使った機動があれば問題ないはず。
冒険者達が困惑するが、シャルは気にせずに話を続ける。
「イラスと一緒にここで待機ね。魔兵機《ゾルダート》はリクが止めてくれるから、後は敵兵の攻撃に備えるの。師匠が一個師団を相手にできるわね。あたしも5、6人までなら一人で対処できると思うけど、万が一抜けて行く者がいたら対処をお願い」
「騎士相手にそれは凄いな……分かりました。ギルドマスターの指示を待つ必要はありますが従いましょう」
腕が立ちそうな男が冷や汗をかきながらそう口にする。ひとまずこの町の人達には『反抗するだけの力がある』ことを見せなければならない。
そうでなければ離反する人間は必ず出てくる。
<天秤は少しこちら側だとしても状況によっては傾きますからね>
「だな」
メビウスとの戦いがまさにそうだったからな。
あいつらも確実に勝てる戦いを仕掛けてきたはずだが、地球側の抵抗が思ったより激しかった。
最終的にヴァッフェリーゼとヴァイスという兵器の完成によりほぼ互角にまで持って行くことができたのだ。
「さて、と。ギルドマスターが帰ってくるまで少し準備を進めましょうか」
「ああ。周辺の状況を確認してくる」
「よろしくね、リク」
俺はそう言ってタブレットから姿を消す。いつでも来い、今度は確実に倒してやる――
◆ ◇ ◆
「グライアード王国が……なぜこんなことを……」
「さあね? 僕は命令に従うだけだからさ。だから男連中は殺すよ、面倒だけど」
「トルコーイ様、命令とはいえこれだけの男達を殺すのは大変かと進言します」
「あ? できるとかできないんじゃあないんだよ。やるんだ。時間をかけてでもさ?」
「それは――」
グライアード王国の騎士であるトルコーイと呼ばれた男が、侵略した町代表を見下ろしながら冷酷に笑う。
町の規模は大きく、それを成すまで一体どれほどの労力がかかるのかと副隊長が進言した。
それでもやれ、というトルコーイに反論をしようとしたところで、トルコーイが手をポンと打って口を開く。
「そうだ、一日一人処刑ってのはどうだろう? これなら手間もいらないだろう?」
「ひっ……!?」
ニタリと口の端を上げて、倒れている町の代表者の喉元に剣を当てて笑った。
それを見て副隊長がこめかみに指を当ててからため息を吐く。
「フレッサー将軍はああ言っていましたが、町の人間を殺すのは時間の無駄です。騎士を常駐させて監視下に置いておく程度でいいかと」
「お、なんだい。君は将軍に逆らうのかい?」
「合理的判断の下です。トルコーイ様が全部やってくれるなら私は構いませんが?」
「そう言われたら僕は面倒くさい方が勝っちゃうなあ。命拾いしたね町長さん。ウチの副隊長は将軍に逆らう度量があるんだ、皆殺しは勘弁してやるよ」
「……」
トルコーイはしゃがんで、くっくと笑いながら町長へと告げる。周囲には町人もおり、睨みつけるように彼等を見ていた。
「まあでも――」
「あがぁ!?」
「町長……!!」
「――見せしめは必要だよね?」
トルコーイは不意に剣を町長の肩に突き刺した。周囲からどよめきが起こると、目を細めて笑いながら剣を抜く。
「という感じで逆らったら容赦なくブスリといくからよろしくね。それでもウチの副隊長のおかげで殺されないで済んだからこの人を讃えるように!」
「やめてください。というわけで、あなた方はこれからグライアード王国の監視下に入ります。王都はすでに陥落。助けがくるとは思わないことですね」
「も、目的はなんなんだ……! なんの権利があってこんなことを」
「負けた者は従うしかない。そういうことです。だれかこの者の治療を」
副隊長は冷静に質問に対して答えると、トルコーイを伴ってその場を去った。
「あはは。さすがは冷酷な副隊長ゼルシオだ。ま、実際皆殺しなんて面倒くさいことはしたくないからねえ」
「それもそうですが、ここは占拠できたとはいえ広大な国の一つ。私達は敵地に居ます」
「そうだね。万が一、殺しまくっていざ反転した時にこちらが不利になるってところかい?」
「分かっているのであれば結構」
ぴしゃりと言い切り接収した屋敷へと入っていく二人。そこで敬礼をした騎士が話しかけてきた。
「報告します。どうやら数人ほどこの町を抜け出した模様。ここからさらに北へ行くと町があると聞きました」
「まあ、それくらいは居るさ。追手は?」
「いつでも出撃可能です」
「どうするかなあ」
「騎士を置いて追うのは如何ですか? 魔兵機《ゾルダート》だけの方が足が速いでしょうし、町をもう一つ落とすことも可能かと」
「そうしようか。魔兵機《ゾルダート》の用意を頼むよ、僕達が出る」
「おお……!」
「これが鉄の巨人……!?」
「強そうだ!」
「これなら勝てるんじゃないか?」
というわけで町に到着し、例によって町の外で待つことになった。
少ししてからシャルがガエイン爺さんとイラス、それと町の人間を引き連れて戻ってくると俺を見て騒ぎとなる。
「でも油断はするでないぞ。この機体の方が強いが、グライアード王国には数がある。ワシらも戦わねば勝てんぞ」
「マジか……」
「まあ、今回はそこまで悲観することもないと思うぜ。来るのが分かっているならやりようはある」
「ふむ」
町の人のどよめきに対し勝機があることを告げる。ガエイン爺さんが意図を聞きたいという表情をしていたので俺は少し離れてから言う。
「ここだと奇襲もできるし、俺の機動力を活かして戦える。ゲイズタートルの時と同じかそれ以上だな。……例えば、こう――」
その瞬間、俺はブースターを起動してダッシュをする。滑るように移動し、直角に曲がるなどの芸当を披露した。
「そういえばワシと初めて対峙した時。そのスピードとパワーがあったな」
「す、すげぇ……なんだありゃ……」
「そういうこった。爺さんも攻める側なら一機を倒せるんじゃないか?」
「ま、そこは後のお楽しみじゃな」
「それじゃ作戦会議と行きましょうか」
シャルがそう言った後、再び町の中へ。俺もタブレットでシャルに同行することにし、ギルドの中で会話となる。
「ギルドマスターが居ないのと、有力者からの回答待ちだけど、防衛は二の次。ヴァイスと師匠、それとあたしと騎士が前に出て攻めるわ」
「姫様自ら……!? お、俺達はどうする、んですか?」
シャルの作戦では俺達が強攻して相手を攪乱する予定らしい。実際、今までの編成を考えると魔兵機《ゾルダート》は多くても四機。
その相手は俺とガエイン爺さんでやれば止められると思う。さっき見せたブースターを使った機動があれば問題ないはず。
冒険者達が困惑するが、シャルは気にせずに話を続ける。
「イラスと一緒にここで待機ね。魔兵機《ゾルダート》はリクが止めてくれるから、後は敵兵の攻撃に備えるの。師匠が一個師団を相手にできるわね。あたしも5、6人までなら一人で対処できると思うけど、万が一抜けて行く者がいたら対処をお願い」
「騎士相手にそれは凄いな……分かりました。ギルドマスターの指示を待つ必要はありますが従いましょう」
腕が立ちそうな男が冷や汗をかきながらそう口にする。ひとまずこの町の人達には『反抗するだけの力がある』ことを見せなければならない。
そうでなければ離反する人間は必ず出てくる。
<天秤は少しこちら側だとしても状況によっては傾きますからね>
「だな」
メビウスとの戦いがまさにそうだったからな。
あいつらも確実に勝てる戦いを仕掛けてきたはずだが、地球側の抵抗が思ったより激しかった。
最終的にヴァッフェリーゼとヴァイスという兵器の完成によりほぼ互角にまで持って行くことができたのだ。
「さて、と。ギルドマスターが帰ってくるまで少し準備を進めましょうか」
「ああ。周辺の状況を確認してくる」
「よろしくね、リク」
俺はそう言ってタブレットから姿を消す。いつでも来い、今度は確実に倒してやる――
◆ ◇ ◆
「グライアード王国が……なぜこんなことを……」
「さあね? 僕は命令に従うだけだからさ。だから男連中は殺すよ、面倒だけど」
「トルコーイ様、命令とはいえこれだけの男達を殺すのは大変かと進言します」
「あ? できるとかできないんじゃあないんだよ。やるんだ。時間をかけてでもさ?」
「それは――」
グライアード王国の騎士であるトルコーイと呼ばれた男が、侵略した町代表を見下ろしながら冷酷に笑う。
町の規模は大きく、それを成すまで一体どれほどの労力がかかるのかと副隊長が進言した。
それでもやれ、というトルコーイに反論をしようとしたところで、トルコーイが手をポンと打って口を開く。
「そうだ、一日一人処刑ってのはどうだろう? これなら手間もいらないだろう?」
「ひっ……!?」
ニタリと口の端を上げて、倒れている町の代表者の喉元に剣を当てて笑った。
それを見て副隊長がこめかみに指を当ててからため息を吐く。
「フレッサー将軍はああ言っていましたが、町の人間を殺すのは時間の無駄です。騎士を常駐させて監視下に置いておく程度でいいかと」
「お、なんだい。君は将軍に逆らうのかい?」
「合理的判断の下です。トルコーイ様が全部やってくれるなら私は構いませんが?」
「そう言われたら僕は面倒くさい方が勝っちゃうなあ。命拾いしたね町長さん。ウチの副隊長は将軍に逆らう度量があるんだ、皆殺しは勘弁してやるよ」
「……」
トルコーイはしゃがんで、くっくと笑いながら町長へと告げる。周囲には町人もおり、睨みつけるように彼等を見ていた。
「まあでも――」
「あがぁ!?」
「町長……!!」
「――見せしめは必要だよね?」
トルコーイは不意に剣を町長の肩に突き刺した。周囲からどよめきが起こると、目を細めて笑いながら剣を抜く。
「という感じで逆らったら容赦なくブスリといくからよろしくね。それでもウチの副隊長のおかげで殺されないで済んだからこの人を讃えるように!」
「やめてください。というわけで、あなた方はこれからグライアード王国の監視下に入ります。王都はすでに陥落。助けがくるとは思わないことですね」
「も、目的はなんなんだ……! なんの権利があってこんなことを」
「負けた者は従うしかない。そういうことです。だれかこの者の治療を」
副隊長は冷静に質問に対して答えると、トルコーイを伴ってその場を去った。
「あはは。さすがは冷酷な副隊長ゼルシオだ。ま、実際皆殺しなんて面倒くさいことはしたくないからねえ」
「それもそうですが、ここは占拠できたとはいえ広大な国の一つ。私達は敵地に居ます」
「そうだね。万が一、殺しまくっていざ反転した時にこちらが不利になるってところかい?」
「分かっているのであれば結構」
ぴしゃりと言い切り接収した屋敷へと入っていく二人。そこで敬礼をした騎士が話しかけてきた。
「報告します。どうやら数人ほどこの町を抜け出した模様。ここからさらに北へ行くと町があると聞きました」
「まあ、それくらいは居るさ。追手は?」
「いつでも出撃可能です」
「どうするかなあ」
「騎士を置いて追うのは如何ですか? 魔兵機《ゾルダート》だけの方が足が速いでしょうし、町をもう一つ落とすことも可能かと」
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