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第三章
第94話 冥福
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「や、やった……」
「すげぇ……あの首を一撃で……」
「彼女達はいったい……?」
ビクンビクンと体を痙攣させているグラップルフォックスを見てグレン達が驚愕の声を上げていた。師匠なら余裕だし、あたしもやろうと思えばできるけどね?
そう思っていると親フォックスが師匠にすり寄っているのが見えた。
「こら、よさんか」
「あはは、いいじゃないモテて。というかこいつは結局なんだったのかしら?」
「仲間割れ……というわけでもなさそうですし……」
【キュォォン】
すると親フォックスが落ちた首を咥えて伏せの態勢をとった。あたし達に乗れということらしい。
「なにかしら?」
「お、おい、どうするんだ?」
「どこかへ連れて行きたいみたいだから行ってくるわ。多分もう大丈夫だと思うけど、本来の依頼気を付けてねー。ゴー!」
「ちょ――」
と、グレンがなにかを言いかけていたけどそれは最後まで聞こえなかった。
「どこへ行くつもりじゃ?」
「ま、案内してもらいましょ」
「うう……」
【きゅーん♪】
森の奥へと進んでいく親フォックス。しばらく走っていると、木々が立ち並ぶ中に大きなほら穴がある岸壁へと到着した。
「ここ?」
あたしが尋ねると、視線を一瞬こちらに向けた後にゆっくり入っていく。
暗いのでランタンに火を灯す。
それほど奥がなく、すぐ突き当りに来ると、親フォックスが咥えていた首をそっと地面に置いた。
「これは……」
「骨、じゃのう」
ひとめで横たわった動物の骨というのがわかるくらいくっきりと残っていた。頭だったであろう骨にほほを摺り寄せてから、
【クォォン……】
一声鳴いた。
言葉はわからないけど、もしかしたら倒したグラップルフォックスは、この骨……旦那の仇だったのかもしれない。
そして普段は姿を現さず、親フォックスを人間に退治させようと動いていたとかそういうところかもしれない。
だからあたし達が連れて行こうとした際、振り返ったりしていたのだと思う。
「頑張ったのねえ」
【……】
あたしが首に抱き着いてそう言うと、嫌がりもせずじっと骨を見つめていた。
やがて満足したのかあたしに擦り寄ったあと、踵を返してほら穴を出ようと歩き出す。
「待って。この骨も一緒に持って行くわ。いい?」
【……! クォォォン】
「いい、ということでしょうか……?」
「多分のう。ちとでかいが持って行くか」
「うん」
カバンには全部入りきらないのである程度手に持ち、親フォックスの背中にもロープでくくりつけてあげた。ほら穴を後にすると、親フォックスも憂いが無くなったのか足取りは軽い。
「これで被害が減ればいいんですけど……」
「グラップルフォックスもそこまで珍しい個体じゃないし、この子でもあいつでもないヤツかもしれないから何ともいえないけど、一応グラップルフォックスの討伐は終わったから依頼は完了よ」
あたしの言葉に『いいんでしょうか……』と呟いていたイスラだけど、それは問題ないのだ。個体の識別まで指定が無かったからねー?
「グラップルフォックスの骨か……ふむ」
「どうしたの師匠?」
「いや、なんでもない。む、あやつらまだ居たようだな?」
「あら、本当だ」
師匠が大きな頭蓋骨を見ながら唸っていたので尋ねてみたけどはぐらかされてしまったようだ。そして意外なことにグレン達がまだ遺体の傍で休んでいた。
「移動しなかったの?」
「ああ、戻って来たか。もう少し待って帰って来なければ戻るつもりだったんだが」
「どうしたんじゃ?」
グレンに師匠が尋ねると、仲間の一人がとある方を指して口を開く。
「いや、その遺体を持ち帰る必要があるだろ? 俺たちは荷台があるから貸そうと思ったんだよ」
「あ、本当だ。いいの?」
「ははは、命の恩人にケチ臭いことは言わないよ」
さらにもう一人の仲間が笑いながらそう口にした。それはありがたいとグラップルフォックスの死体を荷台に乗せて、手に持っていた骨も一緒にした。
「骨か……?」
「この子の旦那さんかも? 多分、この倒した個体にやられたんだと思う」
「はー……それで復讐か? 賢いもんだ……」
「ゴブリンやオーガといった魔物も言葉は通じんが群れは形成している。そういうことじゃな」
「なるほどなあ……仲間で殺し合うものかねえ」
そういう意味では人間は単純に数が多いので地域の割合を持っているだけって気もするわね。
同族で殺し合うのはすでに今、あたし達がそういう状況だ。それを知ったら彼等はどう思うだろうか?
「盗賊が襲って来たり、戦争があったりなんかしてもそうじゃろう。人間が賢いと言っても本質は変わらんのかもしれんな」
「爺さんが言うと説得力があるなあ……」
【きゅーん】
「くっく、呑気な魔物だぜ」
結局、今日の依頼は遂行できそうにないとグレン達も町へ戻ることにした。
そして――
「……まさか一日もかからずに終えるとはな」
「何年かかっても捕まらなかったのに……」
「そこは魔物の生態に詳しいワシじゃからできたことじゃ。足跡を辿ったり――」
「いい、いい! この死体と首、それとグラップルフォックスの親子を連れている時点で十分な証拠になる。報酬はギルドに戻ってから渡すよ」
グラップルフォックスが居るので念のため町の外で確認をしてもらうことにした。
そこで師匠が得意げに説明をしようとしたら、あの受付の人が手を振って止めた。
やるわね。話し出したら長いのよ。
「ありがと♪ この親子はウチで引き取るわ。素材はどうする? 買い取らないなら持って帰るけど」
「折角だ、こっちで買い取らせてもらうさ。いやあそれにしてもこれでもう少し狩りもしやすくなるか。ああ、暴れないなら町に入ってもいいよ」
「よ、良かった……」
「だって。ご飯にしましょう」
【きゅーん♪】
イラスが抱っこしている子フォックスが靴下をはいたような可愛い手足をバタバタとさせていた。
そのままギルドに向かい、報酬を受け取ってから魔物の解体職人のところへと向かおうとしたその時だった。
「ぐ……」
「お!? な、なんだ!?」
「わからん。ギルドへ連れて行けと言うのでここまで連れてきたが……」
ケガをしている男が門番さんと一緒にギルドに転がりこんで来た。魔物にやられたのだろうか? そう思って聞いていると――
「……鉄の巨人が町を襲ってきた……! 町が……壊滅……次はここも――」
「「「……!」」」
――どうやら、無関係ではなさそうなワードが耳に入って来た。
「すげぇ……あの首を一撃で……」
「彼女達はいったい……?」
ビクンビクンと体を痙攣させているグラップルフォックスを見てグレン達が驚愕の声を上げていた。師匠なら余裕だし、あたしもやろうと思えばできるけどね?
そう思っていると親フォックスが師匠にすり寄っているのが見えた。
「こら、よさんか」
「あはは、いいじゃないモテて。というかこいつは結局なんだったのかしら?」
「仲間割れ……というわけでもなさそうですし……」
【キュォォン】
すると親フォックスが落ちた首を咥えて伏せの態勢をとった。あたし達に乗れということらしい。
「なにかしら?」
「お、おい、どうするんだ?」
「どこかへ連れて行きたいみたいだから行ってくるわ。多分もう大丈夫だと思うけど、本来の依頼気を付けてねー。ゴー!」
「ちょ――」
と、グレンがなにかを言いかけていたけどそれは最後まで聞こえなかった。
「どこへ行くつもりじゃ?」
「ま、案内してもらいましょ」
「うう……」
【きゅーん♪】
森の奥へと進んでいく親フォックス。しばらく走っていると、木々が立ち並ぶ中に大きなほら穴がある岸壁へと到着した。
「ここ?」
あたしが尋ねると、視線を一瞬こちらに向けた後にゆっくり入っていく。
暗いのでランタンに火を灯す。
それほど奥がなく、すぐ突き当りに来ると、親フォックスが咥えていた首をそっと地面に置いた。
「これは……」
「骨、じゃのう」
ひとめで横たわった動物の骨というのがわかるくらいくっきりと残っていた。頭だったであろう骨にほほを摺り寄せてから、
【クォォン……】
一声鳴いた。
言葉はわからないけど、もしかしたら倒したグラップルフォックスは、この骨……旦那の仇だったのかもしれない。
そして普段は姿を現さず、親フォックスを人間に退治させようと動いていたとかそういうところかもしれない。
だからあたし達が連れて行こうとした際、振り返ったりしていたのだと思う。
「頑張ったのねえ」
【……】
あたしが首に抱き着いてそう言うと、嫌がりもせずじっと骨を見つめていた。
やがて満足したのかあたしに擦り寄ったあと、踵を返してほら穴を出ようと歩き出す。
「待って。この骨も一緒に持って行くわ。いい?」
【……! クォォォン】
「いい、ということでしょうか……?」
「多分のう。ちとでかいが持って行くか」
「うん」
カバンには全部入りきらないのである程度手に持ち、親フォックスの背中にもロープでくくりつけてあげた。ほら穴を後にすると、親フォックスも憂いが無くなったのか足取りは軽い。
「これで被害が減ればいいんですけど……」
「グラップルフォックスもそこまで珍しい個体じゃないし、この子でもあいつでもないヤツかもしれないから何ともいえないけど、一応グラップルフォックスの討伐は終わったから依頼は完了よ」
あたしの言葉に『いいんでしょうか……』と呟いていたイスラだけど、それは問題ないのだ。個体の識別まで指定が無かったからねー?
「グラップルフォックスの骨か……ふむ」
「どうしたの師匠?」
「いや、なんでもない。む、あやつらまだ居たようだな?」
「あら、本当だ」
師匠が大きな頭蓋骨を見ながら唸っていたので尋ねてみたけどはぐらかされてしまったようだ。そして意外なことにグレン達がまだ遺体の傍で休んでいた。
「移動しなかったの?」
「ああ、戻って来たか。もう少し待って帰って来なければ戻るつもりだったんだが」
「どうしたんじゃ?」
グレンに師匠が尋ねると、仲間の一人がとある方を指して口を開く。
「いや、その遺体を持ち帰る必要があるだろ? 俺たちは荷台があるから貸そうと思ったんだよ」
「あ、本当だ。いいの?」
「ははは、命の恩人にケチ臭いことは言わないよ」
さらにもう一人の仲間が笑いながらそう口にした。それはありがたいとグラップルフォックスの死体を荷台に乗せて、手に持っていた骨も一緒にした。
「骨か……?」
「この子の旦那さんかも? 多分、この倒した個体にやられたんだと思う」
「はー……それで復讐か? 賢いもんだ……」
「ゴブリンやオーガといった魔物も言葉は通じんが群れは形成している。そういうことじゃな」
「なるほどなあ……仲間で殺し合うものかねえ」
そういう意味では人間は単純に数が多いので地域の割合を持っているだけって気もするわね。
同族で殺し合うのはすでに今、あたし達がそういう状況だ。それを知ったら彼等はどう思うだろうか?
「盗賊が襲って来たり、戦争があったりなんかしてもそうじゃろう。人間が賢いと言っても本質は変わらんのかもしれんな」
「爺さんが言うと説得力があるなあ……」
【きゅーん】
「くっく、呑気な魔物だぜ」
結局、今日の依頼は遂行できそうにないとグレン達も町へ戻ることにした。
そして――
「……まさか一日もかからずに終えるとはな」
「何年かかっても捕まらなかったのに……」
「そこは魔物の生態に詳しいワシじゃからできたことじゃ。足跡を辿ったり――」
「いい、いい! この死体と首、それとグラップルフォックスの親子を連れている時点で十分な証拠になる。報酬はギルドに戻ってから渡すよ」
グラップルフォックスが居るので念のため町の外で確認をしてもらうことにした。
そこで師匠が得意げに説明をしようとしたら、あの受付の人が手を振って止めた。
やるわね。話し出したら長いのよ。
「ありがと♪ この親子はウチで引き取るわ。素材はどうする? 買い取らないなら持って帰るけど」
「折角だ、こっちで買い取らせてもらうさ。いやあそれにしてもこれでもう少し狩りもしやすくなるか。ああ、暴れないなら町に入ってもいいよ」
「よ、良かった……」
「だって。ご飯にしましょう」
【きゅーん♪】
イラスが抱っこしている子フォックスが靴下をはいたような可愛い手足をバタバタとさせていた。
そのままギルドに向かい、報酬を受け取ってから魔物の解体職人のところへと向かおうとしたその時だった。
「ぐ……」
「お!? な、なんだ!?」
「わからん。ギルドへ連れて行けと言うのでここまで連れてきたが……」
ケガをしている男が門番さんと一緒にギルドに転がりこんで来た。魔物にやられたのだろうか? そう思って聞いていると――
「……鉄の巨人が町を襲ってきた……! 町が……壊滅……次はここも――」
「「「……!」」」
――どうやら、無関係ではなさそうなワードが耳に入って来た。
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