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第三章
第88話 視察
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「爺さんに女の子二人か。冒険者?」
「ああ。依頼をしながら旅をしておる。この二人も強いぞい」
「ふうん。盗賊とかに襲われたら怖くないかね? つかその黒メガネ、イカスじゃねえか。通っていいぞ」
「ふふん、ナウいじゃろ?」
「ありがと」
「おう。ホドへようこそお嬢さんがた!」
町へやってきたあたし達は早速中へ入る手続きを終えた。ホドの町というらしい。
門番の緊張感の無さからグライアードがここまで来ているということはないみたいね。
「……この辺りはまだ王都から遠いですし、各町を襲撃をしているということであれば手が及んでいないのかもしれません……」
イラスがあたしに小声でそう話す。
ここから王都まで数十日はかかる道のりで、その間に町や村はいくつも存在する。さらに南には広大な森林地帯も存在するので魔兵機《ゾルダート》には足かせになると思う。
だからそれを確実に侵略しようものなら時間がいくらあっても足りない。
「ジョンビエルってやつとディッターはかなり速いペースだった感じがするわね」
「ディッター殿はジョンビエルに頼まれて合流しただけなので、本来のルートとは外れていたんです……」
「なるほど。ではあれだけの機体を運用していたのはたまたまということか」
「そうなります……」
拠点が出来て考える余裕ができてきたので、こういう話ができるのは大きい。
周囲に気を配りながらあたしはイラスへ尋ねてみる。
「……基本的な一部隊の戦力ってどれくらいなの?」
「えっと、魔兵機《ゾルダート》が二機から三機と騎士が二十名程度、です……」
「嘘じゃないわね?」
「う、嘘じゃないです……! 殺してぇぇぇ……」
「うるさい」
「痛い……」
ごろごろと転がるイラスを軽く小突いてから御者台に顔を出す。今までの戦闘を思い出すと確かに魔兵機《ゾルダート》は一機でも十分な脅威になるわ。
外壁を壊されれば後は騎士が……という想定はできるけど、冒険者はエトワール王国の人間だけじゃない。
クレイブの町ではグライアードに逃げようとした奴も居たけど、勧告無しで襲撃された場合、冒険者の反感を買うはずなんだけど。
ソウとクレイブの町には依頼でそれほど冒険者が残っていなかったのと、あの場でいつの間にか居なくなった人もいる。もちろん町からここまでついてきている人もいるのよね。
「師匠、ひとまず馬車を宿に止めて町を歩かない?」
「そうしよう」
「あうう……敵地……」
宿を見つけてチェックインを済ませた後、しなしなになっているイラスを荷台から引きずり出して町の散策へと移る。
「規模的にはソウの町と同じくらいの大きさかしら」
「じゃのう。できればここは死守して、拠点との連絡・補給線として使いたい」
「で、では……やはりギルドマスターと権力者の相談した方がいいのでは……?」
「もう少し回ってみましょ」
イラスの意見は尤もだ。様子見をする必要はあまりない。
領主や貴族を集めて会議でもすれば意思統一は可能かもしれない。ただ、オンディーヌ伯爵は話が分かる人だったけど貴族が全員そうであるかは分からない。
「武具のお店は……鉱山が近いだけあっていいものがあるわね。騎士同士の戦いなら技量に差はなさそうだし装備で優位を取れるかしら」
「食料もいいものがありますね。魔物のお肉に果物、お野菜も……」
「あっちの方に畑があるみたいね。ううむ、しばらくここのお世話になりそう」
「後は酒場とギルドでなにか情報が無いか確認するだけじゃな」
「お酒は一杯だけよ」
「う、むう……」
「ふふ、英雄のガエイン様も弟子には弱いのですね」
あたしと師匠のやり取りを見てイラスがクスクスと笑っていた。可愛らしい顔立ちをしているので周りの人がこちらを見ていた。
「お、可愛い子……」
「初めて見るパーティだな。爺さんと孫みたいな感じだぞ」
「爺さんは手練れっぽいな。というかあの黒いメガネ、かっけえな」
「ひゃぁん……」
「うひゃ!?」
注目されていることを知ったイラスが慌ててあたしの背中に隠れた。
そのまま背中にイラスをくっつけたままギルドを見つけ、中へ入るとまばらに散っている冒険者達がこちらに視線を向けてきた。
すぐに自分達の会話に戻る者、こちらを値踏みするような目をしている者など様々いるけど、こういうのはギルドではいつものことなので気にせず受付カウンターまで歩いていく。
「こんにちは。こんな時間だけど、なにか面白い依頼はないかしら?」
「ひゅう、こりゃ随分といい女が来たもんだ。爺さん、羨ましいねえ」
「ふん、孫みたいなもんじゃて。なにか面白い情報はないかのう。路銀が欲しいんじゃが」
「依頼ならそこの板に貼ってある紙を持ってきてくれればいいぜ。面白い話か……」
ギルドの受付をしている男が腕組みをしていると、横から背の高い男が話しかけてきた。
「お嬢さんたち美人だな、爺さんと別れて俺達とパーティを組まないか?」
「へえ、それはおじいちゃんより強いって自信があるってこと? ヘビーよ?」
あたしが素知らぬ顔で聞き返すと、男は自分の背後に親指を向けた。そこには仲間だと思われる二人が不敵に笑いながら立っていた。
ふうん、ナンパかあ。旅をしている時にはよくあったわねえ。そんなことを考えていると、男は続ける。
「これでも結構名うてのパーティなんだぜ? どうだい、デートとか。そっちの子も可愛いし」
「はぅ……」
「はは、照れちゃってるぜ」
「そ、そうじゃありません……」
イラスはあたしと一緒でリクが好きだからそんなはずはない。なのでここは丁重にお断りさせてもらおう。
「悪いわね。あたし達って好きな人がいるの。それに依頼を受けるからお誘いは無理ね」
「ワシの目が薄い内は好き勝手させんぞい」
「おじいちゃん目が黒い内ね?」
「……ふん、気が強いのも悪くない。まあいい今日のところは引き下がるよ。俺はグレン」
「シャルよ。まあ、そんなに長居するつもりはないけど。さ、依頼を探しましょ」
「はぁい」
ホッとしたイラスがふにゃっとした声を上げて掲示板へと向かう。まあまあ強そうだけど、好みじゃないわね。
とりあえずお金稼ぎといきましょうか。
「ああ。依頼をしながら旅をしておる。この二人も強いぞい」
「ふうん。盗賊とかに襲われたら怖くないかね? つかその黒メガネ、イカスじゃねえか。通っていいぞ」
「ふふん、ナウいじゃろ?」
「ありがと」
「おう。ホドへようこそお嬢さんがた!」
町へやってきたあたし達は早速中へ入る手続きを終えた。ホドの町というらしい。
門番の緊張感の無さからグライアードがここまで来ているということはないみたいね。
「……この辺りはまだ王都から遠いですし、各町を襲撃をしているということであれば手が及んでいないのかもしれません……」
イラスがあたしに小声でそう話す。
ここから王都まで数十日はかかる道のりで、その間に町や村はいくつも存在する。さらに南には広大な森林地帯も存在するので魔兵機《ゾルダート》には足かせになると思う。
だからそれを確実に侵略しようものなら時間がいくらあっても足りない。
「ジョンビエルってやつとディッターはかなり速いペースだった感じがするわね」
「ディッター殿はジョンビエルに頼まれて合流しただけなので、本来のルートとは外れていたんです……」
「なるほど。ではあれだけの機体を運用していたのはたまたまということか」
「そうなります……」
拠点が出来て考える余裕ができてきたので、こういう話ができるのは大きい。
周囲に気を配りながらあたしはイラスへ尋ねてみる。
「……基本的な一部隊の戦力ってどれくらいなの?」
「えっと、魔兵機《ゾルダート》が二機から三機と騎士が二十名程度、です……」
「嘘じゃないわね?」
「う、嘘じゃないです……! 殺してぇぇぇ……」
「うるさい」
「痛い……」
ごろごろと転がるイラスを軽く小突いてから御者台に顔を出す。今までの戦闘を思い出すと確かに魔兵機《ゾルダート》は一機でも十分な脅威になるわ。
外壁を壊されれば後は騎士が……という想定はできるけど、冒険者はエトワール王国の人間だけじゃない。
クレイブの町ではグライアードに逃げようとした奴も居たけど、勧告無しで襲撃された場合、冒険者の反感を買うはずなんだけど。
ソウとクレイブの町には依頼でそれほど冒険者が残っていなかったのと、あの場でいつの間にか居なくなった人もいる。もちろん町からここまでついてきている人もいるのよね。
「師匠、ひとまず馬車を宿に止めて町を歩かない?」
「そうしよう」
「あうう……敵地……」
宿を見つけてチェックインを済ませた後、しなしなになっているイラスを荷台から引きずり出して町の散策へと移る。
「規模的にはソウの町と同じくらいの大きさかしら」
「じゃのう。できればここは死守して、拠点との連絡・補給線として使いたい」
「で、では……やはりギルドマスターと権力者の相談した方がいいのでは……?」
「もう少し回ってみましょ」
イラスの意見は尤もだ。様子見をする必要はあまりない。
領主や貴族を集めて会議でもすれば意思統一は可能かもしれない。ただ、オンディーヌ伯爵は話が分かる人だったけど貴族が全員そうであるかは分からない。
「武具のお店は……鉱山が近いだけあっていいものがあるわね。騎士同士の戦いなら技量に差はなさそうだし装備で優位を取れるかしら」
「食料もいいものがありますね。魔物のお肉に果物、お野菜も……」
「あっちの方に畑があるみたいね。ううむ、しばらくここのお世話になりそう」
「後は酒場とギルドでなにか情報が無いか確認するだけじゃな」
「お酒は一杯だけよ」
「う、むう……」
「ふふ、英雄のガエイン様も弟子には弱いのですね」
あたしと師匠のやり取りを見てイラスがクスクスと笑っていた。可愛らしい顔立ちをしているので周りの人がこちらを見ていた。
「お、可愛い子……」
「初めて見るパーティだな。爺さんと孫みたいな感じだぞ」
「爺さんは手練れっぽいな。というかあの黒いメガネ、かっけえな」
「ひゃぁん……」
「うひゃ!?」
注目されていることを知ったイラスが慌ててあたしの背中に隠れた。
そのまま背中にイラスをくっつけたままギルドを見つけ、中へ入るとまばらに散っている冒険者達がこちらに視線を向けてきた。
すぐに自分達の会話に戻る者、こちらを値踏みするような目をしている者など様々いるけど、こういうのはギルドではいつものことなので気にせず受付カウンターまで歩いていく。
「こんにちは。こんな時間だけど、なにか面白い依頼はないかしら?」
「ひゅう、こりゃ随分といい女が来たもんだ。爺さん、羨ましいねえ」
「ふん、孫みたいなもんじゃて。なにか面白い情報はないかのう。路銀が欲しいんじゃが」
「依頼ならそこの板に貼ってある紙を持ってきてくれればいいぜ。面白い話か……」
ギルドの受付をしている男が腕組みをしていると、横から背の高い男が話しかけてきた。
「お嬢さんたち美人だな、爺さんと別れて俺達とパーティを組まないか?」
「へえ、それはおじいちゃんより強いって自信があるってこと? ヘビーよ?」
あたしが素知らぬ顔で聞き返すと、男は自分の背後に親指を向けた。そこには仲間だと思われる二人が不敵に笑いながら立っていた。
ふうん、ナンパかあ。旅をしている時にはよくあったわねえ。そんなことを考えていると、男は続ける。
「これでも結構名うてのパーティなんだぜ? どうだい、デートとか。そっちの子も可愛いし」
「はぅ……」
「はは、照れちゃってるぜ」
「そ、そうじゃありません……」
イラスはあたしと一緒でリクが好きだからそんなはずはない。なのでここは丁重にお断りさせてもらおう。
「悪いわね。あたし達って好きな人がいるの。それに依頼を受けるからお誘いは無理ね」
「ワシの目が薄い内は好き勝手させんぞい」
「おじいちゃん目が黒い内ね?」
「……ふん、気が強いのも悪くない。まあいい今日のところは引き下がるよ。俺はグレン」
「シャルよ。まあ、そんなに長居するつもりはないけど。さ、依頼を探しましょ」
「はぁい」
ホッとしたイラスがふにゃっとした声を上げて掲示板へと向かう。まあまあ強そうだけど、好みじゃないわね。
とりあえずお金稼ぎといきましょうか。
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