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第一章
第19話 魔兵機との戦い
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「死ね!」
「そんな大振りで!」
振り下ろされた大剣を裏拳で弾き、ボディにパンチを叩き込む。
ガルシア隊長なら柄で頭をぶん殴りにくるが、こいつはそういう『危険』を感じる圧力がない。
「うお……!? 操縦席の装甲が歪むだと! こいつ……!」
「懐に飛び込まれてなおも大剣を使おうとするとは素人だな」
反動で少し後退する魔兵機《ゾルダート》。大剣を横薙ぎに振る動作が見えたので、腕が動く前に刃を手で押さえてやった。
「う、動かないだと……!?」
「パワーが出せないから当然だな。そらよ!」
「う、うわ――」
バランスを崩した魔兵機《ゾルダート》はあっけなくその場に倒れ、ジョンビエルとか名乗った奴が情けない声を出していた。
大剣を手にして足を破壊しておくかと逆手に持ったその時、ジョンビエルの機体から大声があがった。
「なにをしている! 俺がピンチだ! 攻撃をしろ!」
「……ハッ! りょ、了解!」
「足元の騎士達は住民を探せ! ここは我等魔兵機《ゾルダート》隊がやる!」
すると蜘蛛の子を散らすようにグライアードの騎士達が町中に散っていく。これは戦争だ。やられる覚悟で挑んだのだろうと俺は大剣で地面を薙いだ。
「うああああああああ!?」
「ぎゃ――」
「これに懲りたら侵略なんてやめて田舎で暮らしな! ……っと!」
「ほざけ! こちらは三台居るのだ。勝てる気でいるのか?」
その間に接近してきていた魔兵機《ゾルダート》が斧を模した武器を頭へ落としてきた。それを大剣で受け止めると、続けてもう一機が側面より槍型の武器で突いてくる。
「風穴を開けてやる!」
「おっと」
「はぁ!?」
狙いが脇腹だったのでくいっと腰を下げて槍を避ける俺。複数機戦闘も訓練したし、メビウスとの実戦でも何度もあった場面だしな。
「そ、そんな動き、できるわけが……!?」
「というより貴様は何者だ……!」
「チッ、流石に三方向からの攻撃は面倒だ」
「あう!?」
ジョンビエルが態勢を立て直し、二階建ての家を破壊しながら殴りかかってきていた。斧の魔兵機《ゾルダート》を蹴り飛ばしてからそれを避け、大剣のへりを背中に叩きつけて槍のやつにぶつけてやる。二機がもつれるように倒れる……かと思ったが、ジョンビエルが家に手をついて持ちこたえた。
「とどめだ!」
「こっちにも居るのを忘れたか」
大剣を振り下ろそうとしたが、斧が迫っていたので横跳びで距離を取る。そのままブースターをふかして姿勢を整えてから三機が正面になるように立った。
「速い……!! 明らかに動きが違う……エトワール王国も魔兵機《ゾルダート》を作っていたのか?」
「し、しかし、隊長! この戦争まで情報が洩れるはずは!」
「……だよなあ。まあ、いい。こいつを起動不能にして調べりゃいいんだからな! 斧を貸せ! 同時に仕掛けるぞ!」
「「ハッ!」」
狭い町中だが、躊躇なく家屋を破壊しながら取り囲もうとしてくる魔兵機《ゾルダート》。だがホバー移動なんてものは無いので足をガシャガシャさせている。当然、遅い。
地上でヴァイスやヴァッフェリーゼが役に立たない理由が『重力下では地上を動くなら車の方が速い』というものだったがその通りだ。
この世界は対抗しうる銃器が無いのででかいだけで脅威となる。そのため運用としては間違っていないとは思う。
だが、それはあくまでも対人間で、魔兵機《ゾルダート》はヴァイス相手ではAIで動くテスト用のロボットと大差ない。
<今呼ばれたような……>
「呼んでねえよ?! 長い得物はこっちにあるんだ、まとめて首を飛ばしてやるぜ!」
「させるか! うおおおおお!」
「たぁぁ!」
息も合ってないぜ。極秘裏に動かしていたってことはこいつらの練度も大して高くないな? 前に出すぎた斧魔兵機《ゾルダート》の武器を突きで破壊し、その流れで右肩に大剣を食い込ませた。
「なんの……! ジョンビエル隊長!」
「お……!」
肩に食い込ませたまま前進してきて俺は腕を掴まれた。これで動けなくなると判断した残り二機が迫ってくる。
「よくやった! 死ねい!」
「操縦席を貫けば終わりだ!」
「甘い!」
俺は大剣から手を放して掴まれている腕を掴み返す。そしてそのまま全力で握り潰してやる。
「……馬鹿な!?」
「こっちもだ!」
「槍を掴――」
槍魔兵機《ゾルダート》がなにかを言う前にコクピット狙いの槍を寸前で受け止める。そのまま槍の先を、逆サイドから襲ってきたジョンビエル機の前へ『置いた』。
「と、止まれ……!?」
「どっちでも一緒だがな! 必殺の肘打ちだ!」
「あ、頭が!?」
無理やり槍を避けたためバランスを崩したジョンビエル。元々さっきの攻防で少しガタが来ていたようだが。
上手い具合に肘打ちが頭に当たり、ダンボールのようにひしゃげた。
「隊長!?」
「く、くそ……。前がよく見えん……! ……撤退するぞ」
「一台相手に撤退とは……」
「破壊されてはいい笑いものになる! それにエトワール王国の魔兵機《ゾルダート》の情報を伝えねばならん。確かに強いが所詮一台。こちらには何百という数がある。数で押し潰せばいい」
「ぺらぺらとよく喋るな? それを聞いて逃がすと思うか?」
「逃げるさ。こうすれば動かざるをえまい?」
なんのことだと思い突撃するシーケンスに入るが、その直後に手にしていた斧をぶん投げて来た。
「当たるか」
<あ、ダメですマスター! 斧が着弾する先に住民がいます!>
「んな!?」
俺は慌てて振り返り、全力でブースターをふかして斧を寸前でキャッチした。
そこで俺は驚愕することになる。
「あ、あぶな……」
「シャル!? なんでお前がここに?」
「師匠を追っていたら住民が逃げていたから、助けに……」
見れば足元にグライアードの騎士が数人倒れていた。そこで俺はハッとなって振り返る。すると信号弾のようなものが打ちあがり、グライアードの騎士と思わしき影がぞろぞろと蠢いていた。
「チッ! 追うぞ! こっちの状況を悟られるのはまずい」
<承知しました、マスター>
「シャル、ガエイン爺さんが居るならここは任せるぞ」
「う、うん!」
シャルは困惑しながら頷き、それを見た後すぐにダッシュする。ヴァイスなら追いつける。最低でもあの三機は破壊しておかなければ。
「そんな大振りで!」
振り下ろされた大剣を裏拳で弾き、ボディにパンチを叩き込む。
ガルシア隊長なら柄で頭をぶん殴りにくるが、こいつはそういう『危険』を感じる圧力がない。
「うお……!? 操縦席の装甲が歪むだと! こいつ……!」
「懐に飛び込まれてなおも大剣を使おうとするとは素人だな」
反動で少し後退する魔兵機《ゾルダート》。大剣を横薙ぎに振る動作が見えたので、腕が動く前に刃を手で押さえてやった。
「う、動かないだと……!?」
「パワーが出せないから当然だな。そらよ!」
「う、うわ――」
バランスを崩した魔兵機《ゾルダート》はあっけなくその場に倒れ、ジョンビエルとか名乗った奴が情けない声を出していた。
大剣を手にして足を破壊しておくかと逆手に持ったその時、ジョンビエルの機体から大声があがった。
「なにをしている! 俺がピンチだ! 攻撃をしろ!」
「……ハッ! りょ、了解!」
「足元の騎士達は住民を探せ! ここは我等魔兵機《ゾルダート》隊がやる!」
すると蜘蛛の子を散らすようにグライアードの騎士達が町中に散っていく。これは戦争だ。やられる覚悟で挑んだのだろうと俺は大剣で地面を薙いだ。
「うああああああああ!?」
「ぎゃ――」
「これに懲りたら侵略なんてやめて田舎で暮らしな! ……っと!」
「ほざけ! こちらは三台居るのだ。勝てる気でいるのか?」
その間に接近してきていた魔兵機《ゾルダート》が斧を模した武器を頭へ落としてきた。それを大剣で受け止めると、続けてもう一機が側面より槍型の武器で突いてくる。
「風穴を開けてやる!」
「おっと」
「はぁ!?」
狙いが脇腹だったのでくいっと腰を下げて槍を避ける俺。複数機戦闘も訓練したし、メビウスとの実戦でも何度もあった場面だしな。
「そ、そんな動き、できるわけが……!?」
「というより貴様は何者だ……!」
「チッ、流石に三方向からの攻撃は面倒だ」
「あう!?」
ジョンビエルが態勢を立て直し、二階建ての家を破壊しながら殴りかかってきていた。斧の魔兵機《ゾルダート》を蹴り飛ばしてからそれを避け、大剣のへりを背中に叩きつけて槍のやつにぶつけてやる。二機がもつれるように倒れる……かと思ったが、ジョンビエルが家に手をついて持ちこたえた。
「とどめだ!」
「こっちにも居るのを忘れたか」
大剣を振り下ろそうとしたが、斧が迫っていたので横跳びで距離を取る。そのままブースターをふかして姿勢を整えてから三機が正面になるように立った。
「速い……!! 明らかに動きが違う……エトワール王国も魔兵機《ゾルダート》を作っていたのか?」
「し、しかし、隊長! この戦争まで情報が洩れるはずは!」
「……だよなあ。まあ、いい。こいつを起動不能にして調べりゃいいんだからな! 斧を貸せ! 同時に仕掛けるぞ!」
「「ハッ!」」
狭い町中だが、躊躇なく家屋を破壊しながら取り囲もうとしてくる魔兵機《ゾルダート》。だがホバー移動なんてものは無いので足をガシャガシャさせている。当然、遅い。
地上でヴァイスやヴァッフェリーゼが役に立たない理由が『重力下では地上を動くなら車の方が速い』というものだったがその通りだ。
この世界は対抗しうる銃器が無いのででかいだけで脅威となる。そのため運用としては間違っていないとは思う。
だが、それはあくまでも対人間で、魔兵機《ゾルダート》はヴァイス相手ではAIで動くテスト用のロボットと大差ない。
<今呼ばれたような……>
「呼んでねえよ?! 長い得物はこっちにあるんだ、まとめて首を飛ばしてやるぜ!」
「させるか! うおおおおお!」
「たぁぁ!」
息も合ってないぜ。極秘裏に動かしていたってことはこいつらの練度も大して高くないな? 前に出すぎた斧魔兵機《ゾルダート》の武器を突きで破壊し、その流れで右肩に大剣を食い込ませた。
「なんの……! ジョンビエル隊長!」
「お……!」
肩に食い込ませたまま前進してきて俺は腕を掴まれた。これで動けなくなると判断した残り二機が迫ってくる。
「よくやった! 死ねい!」
「操縦席を貫けば終わりだ!」
「甘い!」
俺は大剣から手を放して掴まれている腕を掴み返す。そしてそのまま全力で握り潰してやる。
「……馬鹿な!?」
「こっちもだ!」
「槍を掴――」
槍魔兵機《ゾルダート》がなにかを言う前にコクピット狙いの槍を寸前で受け止める。そのまま槍の先を、逆サイドから襲ってきたジョンビエル機の前へ『置いた』。
「と、止まれ……!?」
「どっちでも一緒だがな! 必殺の肘打ちだ!」
「あ、頭が!?」
無理やり槍を避けたためバランスを崩したジョンビエル。元々さっきの攻防で少しガタが来ていたようだが。
上手い具合に肘打ちが頭に当たり、ダンボールのようにひしゃげた。
「隊長!?」
「く、くそ……。前がよく見えん……! ……撤退するぞ」
「一台相手に撤退とは……」
「破壊されてはいい笑いものになる! それにエトワール王国の魔兵機《ゾルダート》の情報を伝えねばならん。確かに強いが所詮一台。こちらには何百という数がある。数で押し潰せばいい」
「ぺらぺらとよく喋るな? それを聞いて逃がすと思うか?」
「逃げるさ。こうすれば動かざるをえまい?」
なんのことだと思い突撃するシーケンスに入るが、その直後に手にしていた斧をぶん投げて来た。
「当たるか」
<あ、ダメですマスター! 斧が着弾する先に住民がいます!>
「んな!?」
俺は慌てて振り返り、全力でブースターをふかして斧を寸前でキャッチした。
そこで俺は驚愕することになる。
「あ、あぶな……」
「シャル!? なんでお前がここに?」
「師匠を追っていたら住民が逃げていたから、助けに……」
見れば足元にグライアードの騎士が数人倒れていた。そこで俺はハッとなって振り返る。すると信号弾のようなものが打ちあがり、グライアードの騎士と思わしき影がぞろぞろと蠢いていた。
「チッ! 追うぞ! こっちの状況を悟られるのはまずい」
<承知しました、マスター>
「シャル、ガエイン爺さんが居るならここは任せるぞ」
「う、うん!」
シャルは困惑しながら頷き、それを見た後すぐにダッシュする。ヴァイスなら追いつける。最低でもあの三機は破壊しておかなければ。
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