上 下
40 / 48
ケース3: 結婚

14. さらば、温泉街!

しおりを挟む

 翌朝……といっても昼近くになった頃、宿にヨードの弟だと名乗る者が訪ねてきた。

 「貴方がクリス様、ですか。私の兄、ヨードがご迷惑をおかけしました……」

 宿のロビーで話を聞くことにし席に着く。

 彼の名はトーラスと言って、正真正銘ヨードの弟らしい。

 今回の件を警備団にいきさつを聞いて、謝罪をしに来たと言うのだ。瓦礫に埋もれていた金貨二百枚と共に。

 なお、ヨードは牢にぶち込まれ、大人しくしているらしいが……。

 「何でまた? 俺があいつを突きだしたようなもんだろ?」

 「いえ、どちらかといえば感謝をしているんです。兄の暴走を止めてくれて……」

 「? どういうこった?」

 「それはですね……」

 聞けばこの兄弟、貴族に両親を殺されたも同然だったという。この土地ではないが、タチの悪い領主に税の取り立てを厳しくされお金が無くなったらしい。払うものが無いとの話をするとその場で斬られ、亡くなったとか。
 それ以降、お金に執着し、貴族を恨んでいるそうだ。

 だから俺を見て『貴族がー貴族がー』と言っていたのだろう。実際、貴族だと分かるとホテル料金を通常より高く取っていたそうだ。
 さらに成金とはいえ、金持ちである。そうなると、貴族から婚姻の申し出も増えてくる。だが、吐くほど嫌いな貴族になるなど考えられない……そこで結婚相手として見つけたのがセルナさんだった。

 「貴族も悪人ばかりじゃありません。その内に軟化するかと思っていたのですが……止められなかった私のせいでもあります」

 「なるほどな……」

 今後、トーラスが宿を引き継いで切り盛りしていくそうだ。元々副支配人だったそうなので、引き継ぎはなくとも何とかなると、困った顔で笑っていた。

 「でも、少し分からないことがあるので、今から会いに行こうと思っています」

 「……なら、俺も一緒に行っていいか?」

 「え!? 構いませんが……?」

 
 散歩がてらトーラスと歩いていくと、すぐに警護団は見つかった。町の中央にデン! と、大きく建っていた建物がそうだったからだ。

 「こちらです。面会は三十分までとなりますので、お早めに」

 「ありがとうございます」

 
 「トーラス……何をしに来た…… !……クソ貴族も一緒か……」

 「ちょっとホテルについて分からないことを兄ちゃんに聞きたかったんだよ。後、クリス様がどうしても話がしたいって……」

 「俺は話すことなど無い」

 おーおー、口調まで変わってまあ。だとしても俺はこいつに言っておかないといけないことがある。

 「元気そうじゃないか。それだけ悪態がつけるなら大丈夫そうだな。髪の毛は残念な事になったが……」

 「う、うるさい!? 髪の事は言うな! 不愉快だ! とっとと消えろ!」

 「まあちょっと話をしようぜ? ……貴族が憎い理由を聞いたよ」

 「トーラス……!」

 「落ち着け、別にお前をどうにかしようって訳じゃない。どこの領地か知らないが、お前の怒りはもっともだ。俺が同じ立場なら、やっぱり怒ると思う」

 「……」

 「『終わってしまったことだ、もういいじゃないか』なんて無責任な事は俺には言えない。でもな……もしお前がそんな心のまま結婚したら……相手を不幸にさせるだけだぞ? お前の両親は殺されたみたいだけど、お前達は生きている。それは両親が庇ってくれたからだろ? 恨んでいないとは思わない……が、両親はお前達に復讐みたいなことはして欲しくないんじゃないかな……」

 俺の言葉を聞きながらヨードは俯いたまま黙っていたのは意外だった。怒鳴ってくるくらいはしてくるだろうと思っていたからな。
 ま、俺の言いたい事は言った。これで性格が治るとは思わないが、こいつの気持ちは分かる。だけど貴族に楯突いていたらいつか両親と同じ目にあうのは目に見えているから、願わくば余生は大人しく生きて欲しい。

 「それと……こいつを受け取ってくれ」

 「……それは」

 「ああ、セルナさんの借金である金貨二百枚だ。借用書は本物だし、これはお前のもんだ」

 俺は借証書を懐から取り出しひらひらと見せつけながらトーラスに金貨袋を渡す。

 「貴様! 同情のつもりか!」

 「いんや。こりゃお前のだろ? セルナさんは渡せないが、こいつは正当な金だ。悔しいなら……俺より金持ちになってみせろってんだ」

 するとヨードは牢を掴んでギリギリと歯ぎしりをしながら俺につばを飛ばす。

 「……出たら覚えてろよ! ホテルを増やして、お前の領地にも進出してやるからな!」

 「できるものならなーそれじゃ俺は帰る。トーラス、頑張れよ」

 「え、あ、はい……ありがとうございます……」

 「礼なんか言うな! あいつは貴族だぞ! くそ、いいかトーラス、俺が出るまでホテルはお前が仕切るんだ、客を引く時は――」

 「うん、兄ちゃん!」



 ……ちっとはやる気が出たみたいだな。悪態をついているくらいでちょうどいい。誘拐と器物破損(セルナさんの宿ね)が主な罪状らしいから、程なくしたら出てくるだろう。人死にが出なかったのは良かったが、罪は償ってもらいたい。

 警備団を後にして、俺は再び宿へと戻る。

 さて、後は……


 ◆ ◇ ◆


 「あ、クリスさんお帰りなさい。どこか行ってたんですか?」

 宿に帰ってくると、玄関先でにセルナさんと出会う。

 「ちょっとね。それより少し話があるんだけどいいかい?」

 「? ええ、恩人のクリスさんなら全然いいですよ! なんですか?」

 ロビーへ戻り、適当に腰掛けるとセルナさんがお茶を出してくれた。誘拐騒ぎの後だというのにニコニコとしている。

 「それで……何ですか?」

 「まずは世話になった礼だな。俺達はもうすぐ自分の領地に帰るし一度きちんとお礼を言っておきたかったんだ、ありがとう」

 「そ、そんな……宿屋はそういう場所ですから改めてお礼を言われる程じゃありませんよ」

 と、言いながら、先程までのニコニコ顔が嘘のように曇っていた。分かりやすいなあ。

 「ウチの両親も楽しかったみたいだし、ここで良かったと思う」

 「は、はい。ありがとうございます……そうですよね、帰らないといけないですよね……」

 ぶつぶつと俯きながら何か言っているセルナさんに俺は深呼吸をして言う

 「ふう……やっぱり目の前にすると緊張するな……セルナさん色々すっ飛ばす事、申し訳ない! もしよかったら俺とけ……俺とけ……俺とけ」

 「オレトケ? 妖怪か何かですか……?」

 「怖いな、それ……じゃない! 俺と、結婚、してくれないか……?」

 我ながら汚い顔で迫ったと思う、鼻息を荒くしてセルナさんの肩を掴んで目を見開いていたからだ。一瞬キョトンとした顔でセルナさんが俺の顔をじっと見たあと「結婚……」と呟き、一気に顔を真っ赤にした。

 「えええええええ!? 結婚!? 結婚ってあの結婚ですか? 殺人現場とかにあるやつじゃないですよね?」

 「血痕な。違う! 俺と一緒になって……くれ、って事だよ……」

 冷静になって言うとそれはそれで恥ずかしいな……前世ではこんなことなかったし……するとセルナさんがふうっとため息をついた。

 「嬉しい、です。私も同じ地球出身のクリスさんとなら、と思います。でも、この宿を捨てることはできません……」

 「お母さんとの思い出があるから?」

 「それもありますけど、お父さんを一人にして家を出る訳にはいきません。なので、申し訳ありませんけど……」

 「……実は親父さんからも頼まれていてさ。セルナをよろしく頼むって。もちろんそれだけじゃない、俺はあの世であった時から気になっていたんだ」

 「お父さんが?」

 すると観葉植物の影から親父さんが泣きながらひょっこりと顔を出した!? うええ!?

 「お父さん!?」

 「ありがとう、セルナや。お前は自慢の娘だ。でも、お父さんの事は気にしなくて。お前は好きに生きていいんだ」

 ……感動的なシーンだが、一体いつからそこにいたのか……俺は思わず目を細めて親父さんを見ていた。

 「でも、平民の私が貴族に嫁ぐなんてクリスさんのご家族が何て言うか……」

 「大丈夫よ! 私も元々平民の出身よ!」

 今度は受付カウンターから母さんが顔を出した! よく見れば通路の角には父さん、二階の階段にはフィアとクロミアが……!? 二人の目がかなり怖いんだがどうした……?

 「え、ええー……?」

 そしてこの状況には流石のセルナさんも目を白黒させていた。勿論俺もだ。

 「母さん一体いつからそこに……」

 「細かい事は気にしなくていいの。セルナさん、あなたの気持ちはどうなの? ウチのクリスはとりあえず体が丈夫だし、お金はかなり持っているわ。後、体が丈夫だし」

 身体とお金しかないのかよ!? 被ってるからな! 他は無いの? 優しいとかさ……。

 「……い、いえ、私なんかで良ければ……ハッ!? お、お父さんを置いてはいけません!」

 ぶんぶんと首を振って拒否をするセルナさん。俺の事が嫌いって訳ではなさそうなのは安心した。すると親父さんが肩に手を置いて言った。

 「なあに。お前が居なくても宿を守って見せるさ、ここは母さんとお前との思い出の宿だからな! 借金がなくなったんだ、誰か雇って盛り上げる! ……だから、心配しなくていいんだよ」

 「お父さん……!」

 「宿の従業員については私からも紹介させてもらいたいと思っていてね。改装もこの際してみようじゃないか。息子の嫁の実家ならなおさらね」

 「父さん……」

 何だろう、周りから固められて行っているのがものすごく納得がいかない。が、ここまで来たらもう一度言うしかない。

 「セルナさん、俺と結婚してくれますか?」

 親父さんと抱き合っていたセルナさんが俺に向き直り、泣き笑いの顔で俺の差し出した手を取りながら力強く答えてくれた。

 「はい!」


 こうして俺は死にに来たはずの温泉地で、同郷の転生者セルナさんを嫁にすることになった。

 セルナさんはまだ挨拶や引っ越しの準備などがあるということで、俺達だけで一旦戻り、後日改めて迎えに来ると約束して温泉街を後にしたのである。


 めでたしめでたし!


 ……とは、行かなかったんだよな……主に階段から俺達を見ていた二人のせいで……。




 ◆ ◇ ◆


 オルコスの目論見通り、セルナと結婚することとなったクリス。

 階段から見ていた二人とは?

 そして、衝撃のラストまであと少し。

 次回『ハイライト? あんなのは飾りです』


 ご期待ください。

 ※一部予告と内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界サバイバルセットでダンジョン無双。精霊樹復活に貢献します。

karashima_s
ファンタジー
 地球にダンジョンが出来て10年。 その当時は、世界中が混乱したけれど、今ではすでに日常となっていたりする。  ダンジョンに巣くう魔物は、ダンジョン外にでる事はなく、浅い階層であれば、魔物を倒すと、魔石を手に入れる事が出来、その魔石は再生可能エネルギーとして利用できる事が解ると、各国は、こぞってダンジョン探索を行うようになった。 ダンジョンでは魔石だけでなく、傷や病気を癒す貴重なアイテム等をドロップしたり、また、稀に宝箱と呼ばれる箱から、後発的に付与できる様々な魔法やスキルを覚える事が出来る魔法書やスキルオーブと呼ばれる物等も手に入ったりする。  当時は、危険だとして制限されていたダンジョン探索も、今では門戸も広がり、適正があると判断された者は、ある程度の教習を受けた後、試験に合格すると認定を与えられ、探索者(シーカー)として認められるようになっていた。  運転免許のように、学校や教習所ができ、人気の職業の一つになっていたりするのだ。  新田 蓮(あらた れん)もその一人である。  高校を出て、別にやりたい事もなく、他人との関わりが嫌いだった事で会社勤めもきつそうだと判断、高校在学中からシーカー免許教習所に通い、卒業と同時にシーカーデビューをする。そして、浅い階層で、低級モンスターを狩って、安全第一で日々の糧を細々得ては、その収入で気楽に生きる生活を送っていた。 そんなある日、ダンジョン内でスキルオーブをゲットする。手に入れたオーブは『XXXサバイバルセット』。 ほんの0.00001パーセントの確実でユニークスキルがドロップする事がある。今回、それだったら、数億の価値だ。それを売り払えば、悠々自適に生きて行けるんじゃねぇー?と大喜びした蓮だったが、なんと難儀な連中に見られて絡まれてしまった。 必死で逃げる算段を考えていた時、爆音と共に、大きな揺れが襲ってきて、足元が崩れて。 落ちた。 落ちる!と思ったとたん、思わず、持っていたオーブを強く握ってしまったのだ。 落ちながら、蓮の頭の中に声が響く。 「XXXサバイバルセットが使用されました…。」 そして落ちた所が…。

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

ズボラ通販生活

ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした

コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。 クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。 召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。 理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。 ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。 これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。

【完結】異世界で小料理屋さんを自由気ままに営業する〜おっかなびっくり魔物ジビエ料理の数々〜

櫛田こころ
ファンタジー
料理人の人生を絶たれた。 和食料理人である女性の秋吉宏香(あきよしひろか)は、ひき逃げ事故に遭ったのだ。 命には関わらなかったが、生き甲斐となっていた料理人にとって大事な利き腕の神経が切れてしまい、不随までの重傷を負う。 さすがに勤め先を続けるわけにもいかず、辞めて公園で途方に暮れていると……女神に請われ、異世界転移をすることに。 腕の障害をリセットされたため、新たな料理人としての人生をスタートさせようとした時に、尾が二又に別れた猫が……ジビエに似た魔物を狩っていたところに遭遇。 料理人としての再スタートの機会を得た女性と、猟りの腕前はプロ級の猫又ぽい魔物との飯テロスローライフが始まる!! おっかなびっくり料理の小料理屋さんの料理を召し上がれ?

処理中です...