128 / 134
九章:風太
239.異世界の化け物、降臨
しおりを挟む
巨獣ベヒーモス。
名前はエルフの森でリーチェがリクさんの過去を少しだけ話してくれた際に聞いたことがある。
「リクさんが倒したはずじゃ……」
【そうなのか?】
【そうか、お前は記憶がないのか。ああ、フウタの言う通りアレは以前、ダンジョンから出る前に倒されている……はずだ】
話では聞いているけど実際に目で見たことはないからか曖昧な言葉を放つグラッシさん。だけど僕はリクさんに直接聞いている。
「リクさんは倒したと言っていました。というかあんなでかいのがダンジョンに入れるものなんですか?」
【ダンジョンも色々とあるからな。天然のものは難しいかもしれないが、封印するために作られたのだとしたらあり得る】
「なるほど……」
グラッシさんの回答に納得する。災厄の魔物ならそれくらいはするかと。そこでドライゼンさんが顔を顰めて口を開いた。
「その話が本当なら、あのデカいのは別世界から来た存在ってことか……どれくらい強い?」
【封印するしかなかった、と言えばだいたいわかるだろう】
「……」
グラッシさんの話を聞いてオルデンさんが冷や汗を流す。そう、倒せないから封印したのだ。するとそこでリースンが声を上げる。
「なーに暗くなってるんです騎士団長! こっちには勇者が居るんです!」
「確かに。たまにはリースンもいいことを言う」
「たまには!?」
勝ち誇ったように言うけど、僕はまだまだリクさんの足元にも及ばない。だからアレと戦って勝てる保証などどこにもない。それでもアーデンさんの視線から察するに、『勇者』という肩書きは希望を持てるもののようだ。
「そりゃ手伝うけど……勝てるかな……リクさんほど強くないんだけど……いや、話は後だね。大人しい今の内に戦闘準備をしないと町がやられてしまう」
【そういえば動かないな。幻影だったりするのかもしれん】
レムニティが動かないベヒーモスを見て鼻を鳴らすと――
【そんなわけがないだろうレムニティ】
――どこからともなく声が聞こえて来た。
「この声は……【渡り歩く者】……! アヤネさんか!」
【ふふ、ご名答。まだ生きていたとは驚いたよ風太。レムニティも】
「誰……?」
「この声の主が魔王セイヴァーを操っていた渡り歩く者だよリースン。……狙って上空に転移したのなら残念だったね。レムニティが居なくても僕には風の大精霊がついているし、最悪、地表につくまえに魔法でなんとかできたと思うよ」
【フ、なるほど。リクに鍛えられたせいか自分で考える力がついたようだね】
「……そうだね」
なんだ?
今の会話、なんとなく違和感を覚えた。だけど正体を掴む前にレムニティが言う。
【私がファングに憑りついていたのは予想外だったとみえる。フウタを助けたのは偶然だが、お前は狙って転移させたな? 偶然フウタの近くにいたから助けたが、他の者も最悪の状況にしているのではないか?】
「居なくてもよかったとは思ってないから拗ねないでしょレムニティ」
【拗ねてなどいない】
「悪かったよ」
咄嗟にできたかどうかは分からないから居てくれたのはありがたかった。どちらかと言えば一人にならなかったことの方が助かったと思う。
【フフフ、きちんと口にしないと伝わらないぞ? そっちの娘の方が素直じゃないか】
「うるさいよ!?」
「え、私?」
よくわからないけどこっちを混乱させようとしていることが明白だ。僕は気を取り直して渡り歩く者へ尋ねることにした。
「それであのベヒーモスはお前が用意したのかい? 異世界から召喚した……ってことだよね。アレをどうする気だ?」
【もちろん、この国を潰すために使うさ】
「……! 出てこい、貴様から斬り捨ててくれる!」
【ははは! そうだねえ、ベヒーモスを倒せたら考えて上げなくもないよ? できるとは思えないけどねえ。リクならともかく、お子様の風太では無理だろう】
【やってみなければわからん】
【そうは言うけどねグラッシ。異世界に召喚された存在は強い力を持つんだ。だから君はこの世界の相手なら楽に勝てるだろう】
そこで僕は汗が噴き出た。
そうだ、だから僕は勇者としての力があるし、魔族達も強力だからこの世界の人間と戦っても苦にならない。
「あのベヒーモスは前の世界よりも強いってことか……!」
【その通り♪ では、フェリスの望みを叶えるための一歩を始めよう――】
「まて! ……うわ!?」
【オオオオオオオオン……!】
「「「うおお!?」」」
指を鳴らす音が聞こえた瞬間、遠くに見えるベヒーモスが雄たけびを上げて歩き始めた。目指す先はここ、ロクニクス王国の王都だ。
「くそ、やるしかない……! オルデンさん、僕達はあいつを止めるため行きます!」
「我々も行くぞ!」
「いえ、万が一があります。先に町の人達へ通達して逃がしてもらえると!」
「むう……しかし……」
オルデンさんがベヒーモスを見ながら呻く。騎士団が迎え撃たず僕達にやらせるのは、という感じだ。
「団長、ここはひとまず任せましょう。フウタ殿の言う通り、町の者達を非難させなければ」
そこでドライゼンさんが口を利いてくれた。さらにグラッシさんも斧を肩に担いでから言う。
【それがいいだろう。俺が言うのもおかしな話だが、ここは任せてくれ】
「たった今、戦っていた魔族に頼むのも妙だが……わかった、フウタ殿と共に頼む。皆の者、戻るぞ!」
「私は一緒に――」
「行けるわけないでしょリースン! 陛下を心労で殺す気?」
「なんで陛下が出てくるの? あ、分かったから引っ張らないで!? フウタ、またね!」
「あ、ああ……」
「ご武運を!」
そんな調子で騎士達は急いで町の中へ戻っていく。残された僕は深呼吸をしてからレムニティとグラッシへ言う。
「魔族達にはあまり関係ないって感じもするけど、一緒に戦ってくれるかい?」
【無論だ。渡り歩く者のおかげでこんなことになっているのだ、奴の思うようにさせるわけにはいかん。それに、ここで人間を助けておくのも罪滅ぼしになるだろう】
「そう、だね」
レムニティが腕組みをしながらそんなことを言う。魔王の言うことは聞くけど、それが無ければ自分たちの心に従って行動するのは好感が持てる。
グラッシもそう思っているらしく、レッサーデビル達に声をかけていた。
【よし、空から仕掛けられるものは魔法で頼むぞ。地上部隊は俺と一緒に来い】
【グルル……!】
レッサーデビル達も整列してよくわからないけど返事をしていた。
「わふ!」
「ああ、行こうファング」
ファングが急ごうと鳴いた。
僕が走り出そうとしたところでレムニティが止めて来た。
【待てフウタ】
「どうしたんだよレムニティ? 急ごう、ベヒーモスはあんまり足が速くないけど止めないと」
【走ってからあそこへ行くのは面倒だろう。グラッシ、レッサーデビルを二体貸せ】
【む? それは構わないがどうするのだ?】
【フウタとファングを運んでもらいたい。そいつらならすぐ到着できるだろう】
確かに空から行った方が絶対に早いし体力を使わないでベヒーモスへ到着するのはありがたい。するとそこでレッサーデビルが二体、前へ出て来た。
「あ、さっき僕の後ろに隠れていた奴だ」
【……!】
僕が気づくとなぜか擦り手揉み手で頷いていた。なんだか子分っぽい感じのレッサーデビルだ……
「なんでこんなに感情あるんだ……」
【レッサーデビルは割とそういう個体が居るぞ? ほら】
【グルル!】
【ガォァ!】
「ええー……」
なんか『お前ばかりずるい』みたいなことを言っている気がする。どうも個体差はそれなりにあるみたいだ。
「まあ誰でもいいんだけど頼むよ。ええっと」
【名前は無いぞ。適当にお前とか言っておくといい】
「それはなんか逆に呼びにくいよ」
僕の考えを見透かしたようにレムニティが言う。折角だし名前を付けてやろうか?
「なら風を意味するビエントとかどうだい? ファングの方のはちょっと小さいし、ブレッザかな」
【グルル……♪】
【グオオ♪】
怖いけど嬉しそうである。
「オッケーみたいだね。なら、よろしく頼むよ! 行こう!」
【さて、姿を隠す必要も無くなったな。グラッシ、行くぞ】
【うむ】
僕達は空へ舞い上がり一路ベヒーモスのところへ。
倒すまではいかなくても撃退くらいはしたい。町が破壊されるのは避けたいと僕はレッサーデビルの背中に乗って剣を抜くのだった。
名前はエルフの森でリーチェがリクさんの過去を少しだけ話してくれた際に聞いたことがある。
「リクさんが倒したはずじゃ……」
【そうなのか?】
【そうか、お前は記憶がないのか。ああ、フウタの言う通りアレは以前、ダンジョンから出る前に倒されている……はずだ】
話では聞いているけど実際に目で見たことはないからか曖昧な言葉を放つグラッシさん。だけど僕はリクさんに直接聞いている。
「リクさんは倒したと言っていました。というかあんなでかいのがダンジョンに入れるものなんですか?」
【ダンジョンも色々とあるからな。天然のものは難しいかもしれないが、封印するために作られたのだとしたらあり得る】
「なるほど……」
グラッシさんの回答に納得する。災厄の魔物ならそれくらいはするかと。そこでドライゼンさんが顔を顰めて口を開いた。
「その話が本当なら、あのデカいのは別世界から来た存在ってことか……どれくらい強い?」
【封印するしかなかった、と言えばだいたいわかるだろう】
「……」
グラッシさんの話を聞いてオルデンさんが冷や汗を流す。そう、倒せないから封印したのだ。するとそこでリースンが声を上げる。
「なーに暗くなってるんです騎士団長! こっちには勇者が居るんです!」
「確かに。たまにはリースンもいいことを言う」
「たまには!?」
勝ち誇ったように言うけど、僕はまだまだリクさんの足元にも及ばない。だからアレと戦って勝てる保証などどこにもない。それでもアーデンさんの視線から察するに、『勇者』という肩書きは希望を持てるもののようだ。
「そりゃ手伝うけど……勝てるかな……リクさんほど強くないんだけど……いや、話は後だね。大人しい今の内に戦闘準備をしないと町がやられてしまう」
【そういえば動かないな。幻影だったりするのかもしれん】
レムニティが動かないベヒーモスを見て鼻を鳴らすと――
【そんなわけがないだろうレムニティ】
――どこからともなく声が聞こえて来た。
「この声は……【渡り歩く者】……! アヤネさんか!」
【ふふ、ご名答。まだ生きていたとは驚いたよ風太。レムニティも】
「誰……?」
「この声の主が魔王セイヴァーを操っていた渡り歩く者だよリースン。……狙って上空に転移したのなら残念だったね。レムニティが居なくても僕には風の大精霊がついているし、最悪、地表につくまえに魔法でなんとかできたと思うよ」
【フ、なるほど。リクに鍛えられたせいか自分で考える力がついたようだね】
「……そうだね」
なんだ?
今の会話、なんとなく違和感を覚えた。だけど正体を掴む前にレムニティが言う。
【私がファングに憑りついていたのは予想外だったとみえる。フウタを助けたのは偶然だが、お前は狙って転移させたな? 偶然フウタの近くにいたから助けたが、他の者も最悪の状況にしているのではないか?】
「居なくてもよかったとは思ってないから拗ねないでしょレムニティ」
【拗ねてなどいない】
「悪かったよ」
咄嗟にできたかどうかは分からないから居てくれたのはありがたかった。どちらかと言えば一人にならなかったことの方が助かったと思う。
【フフフ、きちんと口にしないと伝わらないぞ? そっちの娘の方が素直じゃないか】
「うるさいよ!?」
「え、私?」
よくわからないけどこっちを混乱させようとしていることが明白だ。僕は気を取り直して渡り歩く者へ尋ねることにした。
「それであのベヒーモスはお前が用意したのかい? 異世界から召喚した……ってことだよね。アレをどうする気だ?」
【もちろん、この国を潰すために使うさ】
「……! 出てこい、貴様から斬り捨ててくれる!」
【ははは! そうだねえ、ベヒーモスを倒せたら考えて上げなくもないよ? できるとは思えないけどねえ。リクならともかく、お子様の風太では無理だろう】
【やってみなければわからん】
【そうは言うけどねグラッシ。異世界に召喚された存在は強い力を持つんだ。だから君はこの世界の相手なら楽に勝てるだろう】
そこで僕は汗が噴き出た。
そうだ、だから僕は勇者としての力があるし、魔族達も強力だからこの世界の人間と戦っても苦にならない。
「あのベヒーモスは前の世界よりも強いってことか……!」
【その通り♪ では、フェリスの望みを叶えるための一歩を始めよう――】
「まて! ……うわ!?」
【オオオオオオオオン……!】
「「「うおお!?」」」
指を鳴らす音が聞こえた瞬間、遠くに見えるベヒーモスが雄たけびを上げて歩き始めた。目指す先はここ、ロクニクス王国の王都だ。
「くそ、やるしかない……! オルデンさん、僕達はあいつを止めるため行きます!」
「我々も行くぞ!」
「いえ、万が一があります。先に町の人達へ通達して逃がしてもらえると!」
「むう……しかし……」
オルデンさんがベヒーモスを見ながら呻く。騎士団が迎え撃たず僕達にやらせるのは、という感じだ。
「団長、ここはひとまず任せましょう。フウタ殿の言う通り、町の者達を非難させなければ」
そこでドライゼンさんが口を利いてくれた。さらにグラッシさんも斧を肩に担いでから言う。
【それがいいだろう。俺が言うのもおかしな話だが、ここは任せてくれ】
「たった今、戦っていた魔族に頼むのも妙だが……わかった、フウタ殿と共に頼む。皆の者、戻るぞ!」
「私は一緒に――」
「行けるわけないでしょリースン! 陛下を心労で殺す気?」
「なんで陛下が出てくるの? あ、分かったから引っ張らないで!? フウタ、またね!」
「あ、ああ……」
「ご武運を!」
そんな調子で騎士達は急いで町の中へ戻っていく。残された僕は深呼吸をしてからレムニティとグラッシへ言う。
「魔族達にはあまり関係ないって感じもするけど、一緒に戦ってくれるかい?」
【無論だ。渡り歩く者のおかげでこんなことになっているのだ、奴の思うようにさせるわけにはいかん。それに、ここで人間を助けておくのも罪滅ぼしになるだろう】
「そう、だね」
レムニティが腕組みをしながらそんなことを言う。魔王の言うことは聞くけど、それが無ければ自分たちの心に従って行動するのは好感が持てる。
グラッシもそう思っているらしく、レッサーデビル達に声をかけていた。
【よし、空から仕掛けられるものは魔法で頼むぞ。地上部隊は俺と一緒に来い】
【グルル……!】
レッサーデビル達も整列してよくわからないけど返事をしていた。
「わふ!」
「ああ、行こうファング」
ファングが急ごうと鳴いた。
僕が走り出そうとしたところでレムニティが止めて来た。
【待てフウタ】
「どうしたんだよレムニティ? 急ごう、ベヒーモスはあんまり足が速くないけど止めないと」
【走ってからあそこへ行くのは面倒だろう。グラッシ、レッサーデビルを二体貸せ】
【む? それは構わないがどうするのだ?】
【フウタとファングを運んでもらいたい。そいつらならすぐ到着できるだろう】
確かに空から行った方が絶対に早いし体力を使わないでベヒーモスへ到着するのはありがたい。するとそこでレッサーデビルが二体、前へ出て来た。
「あ、さっき僕の後ろに隠れていた奴だ」
【……!】
僕が気づくとなぜか擦り手揉み手で頷いていた。なんだか子分っぽい感じのレッサーデビルだ……
「なんでこんなに感情あるんだ……」
【レッサーデビルは割とそういう個体が居るぞ? ほら】
【グルル!】
【ガォァ!】
「ええー……」
なんか『お前ばかりずるい』みたいなことを言っている気がする。どうも個体差はそれなりにあるみたいだ。
「まあ誰でもいいんだけど頼むよ。ええっと」
【名前は無いぞ。適当にお前とか言っておくといい】
「それはなんか逆に呼びにくいよ」
僕の考えを見透かしたようにレムニティが言う。折角だし名前を付けてやろうか?
「なら風を意味するビエントとかどうだい? ファングの方のはちょっと小さいし、ブレッザかな」
【グルル……♪】
【グオオ♪】
怖いけど嬉しそうである。
「オッケーみたいだね。なら、よろしく頼むよ! 行こう!」
【さて、姿を隠す必要も無くなったな。グラッシ、行くぞ】
【うむ】
僕達は空へ舞い上がり一路ベヒーモスのところへ。
倒すまではいかなくても撃退くらいはしたい。町が破壊されるのは避けたいと僕はレッサーデビルの背中に乗って剣を抜くのだった。
273
お気に入りに追加
8,568
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界召喚に巻き込まれたおばあちゃん
夏本ゆのす(香柚)
ファンタジー
高校生たちの異世界召喚にまきこまれましたが、関係ないので森に引きこもります。
のんびり余生をすごすつもりでしたが、何故か魔法が使えるようなので少しだけ頑張って生きてみようと思います。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。