126 / 140
九章:風太
237.話が早いのは助かるよ
しおりを挟む
――城門から出たあたりで騒ぎが大きくなり、あちこちで閃光が起こり、爆発音が鳴り響く。それを聞いた僕は本格的に戦闘が始まったと後ろを振り返る。
「……始まったみたいだ」
【こちらはこちらの出来ることをやるだけだ、グラッシさえ抑えればこの国は落ち着くだろう】
「そうだね」
レムニティの言う通りだと僕は気を引き締めて再び前を向くと速度をあげた。
そしてしばらく城壁の周辺を走って行くと、数体のレッサーデビルと遭遇する。
【グルゥ……】
「やっぱりか……!」
【いい勘だなフウタ。こいつらは任せておけ。……止まれ】
「え?」
僕が剣を抜いて斬り伏せようとしたところ、レムニティが手を翳しながら任せろと言う。すると次の瞬間、レッサーデビル達がびくんと身体を震わせた。
「わふ」
「動かなくなった……?」
【基本的に上位魔族の命令は無視できないようになっているからな】
「へえ、それって作った魔族が別でも同じなんだ?」
【ああ】
「なら、人間を魔族に変えるのも?」
僕が恐る恐る尋ねてみるとレムニティは小さく頷いて肯定した。少し捕捉してくれたのだけど、人間を魔族に変化させるのは結構面倒くさいらしい。
だけど、無機物……例えば石や木といったものから作り出すより人間や魔物、動物を使った方が強いのだとか。
【……特に人間は知性があるから魔法を使えるようになる個体が多い。精神力の高い者なら理性を持った魔族になれることもある】
「そ、そんなこともあるのか……」
【前の世界では魔族になりたいという人間は居たぞ?】
「そうなんだ……」
理由はあまり聞きたくないところである。裏切られたとか同じ人間に絶望したからといったものだろうしね。
そして知性のあるレッサーデビルは数体程度しか出来なかったと話してくれた。
「効率は良くないけど、アキラスのように王都を内側から滅ぼすみたいな用途になら役に立つなあ」
【そうだな。暴れてくれるだけでも混乱を起こせる。あんな風にな】
「なに? ……あ!?」
この王都はヴァッフェ帝国のように背後が崖なっているようなことはなく、周囲は草原と森に囲まれている。
町へ入るための入口は一つしかないけど周囲はどちらかといえばひらけているので攻撃しようと思えば回り込むことは可能だ。
「レムニティみたいな服を着ている奴がいる。あいつがグラッシか」
レッサーデビルの他にグレーターデビルの姿も見えるあたり、やはり本命のようだ。その中に僕達よりも体躯の大きい褐色肌の魔族の姿もあった。
【ああ。他の人間も馬鹿ではなかろう。こちらに来られる前にケリをつけるぞ】
レムニティはそう言って前傾姿勢になると風を周囲に纏い、速度を上げる。
「速いよ!? かっこいいけど!?」
【風の大精霊がついているお前ならこれくらいはできると思うがな? 先に行くぞ】
さらに速度を上げてグラッシへ接敵する。僕もできるって……ウィンディア様に頼むとか?
『やりましょう。世界樹に注ぐ力を少しだけフウタさんに――』
「あれ、ウィンディア様!? ……うわ、体が……ファングおいで!」
「わん!」
頭の中で久しぶりにウィンディア様の声が聞こえたと思った瞬間、僕の身体が急に軽くなった。ファングが背中に飛び乗ってきたのを確認してから足を踏み出す。
するとレムニティのように一気に加速した。
「おおお……!? こ、こうか……!」
【やるな】
彼のように前傾姿勢になると安定して走れるようになった。レムニティに並ぶと口元に笑みを見せていた。
そして向こうもこちらに気づいたようで、驚きの表情を見せて口を開く。
【……! 人間……! こちらに気づいたか。対応が早いな<鋼鉄の刃>!】
判断が早い!
グラッシと思われる者がすぐに魔法を放ってきた。斧みたいな刃が回転しながら僕達に向かって飛んでくる!
【グラッシ!】
「たあああ!」
【なに……!? 俺の魔法をこうも容易く受け流すだと! それにお前は――】
レムニティが剣を抜いてグラッシに振り下ろすと、武骨な斧でそれを受け止めた。そのままレムニティは小声で話し始める。
【私だ、グラッシ】
【お前……レムニティか!? どうして人間と一緒に居るのだ……!】
【いきなり斬りかかって悪かった。まずは手を止めさせるのが先だったからな。……話を聞いてくれ。とても、重要な話だ――】
そしてレムニティは力を緩めてから剣を降ろすと、グラッシは訳が分からないと言った感じで斧を下げた。
これまでの経緯を告げると、グラッシは目を閉じて聞き、やがて口を開く。
【魔王様……それに勇者とは……話では聞いていたが直に目にするのは初めてだな】
「まあ、セイヴァーさんと戦ったのは僕じゃありませんけどね。というわけで、本当に倒さなければならないのは渡り歩く者。人間を攻撃するのは辞めてもらえませんか?」
【そうだな。レムニティは本物だし、嘘をついているとは思えん。魔王様の命令で攻撃していたが、その言葉が虚構であったなら従う理由もあるまい】
【うむ。それで我々はこのまま魔王様やフウタの仲間を探しに行こうと考えている。一緒に来てくれ】
レムニティはハッキリとそう言う。来ないか、ではなく来てくれときちんと言えるのは優柔不断な僕には凄いと感じるよ。
「それなら話が早い。レッサーデビル達を下がらせてもらえるかい?」
【ふむ、こいつらは消せないからなあ……倒すかフウタとやら?】
【グルゥ……!?】
「いや、それはなんか可哀想かな。敵対しているならともかく、何もしていないのに倒すのはちょっと……」
【なんと、優しいことを言う男だ。よく今まで生きてこられたな? レッサーデビル達はいつでも作れるから構わんのに】
【グルル……】
「うわあ!? 僕の後ろに隠れないでよ……」
何故かレッサーデビル達……三体が僕の後ろに来ていた。意外と感情はあるんじゃないのかこれ? さてどうしようかと思っていると、背後から声がかかる。
「う、うわ!? フウタ、危ない!」
【グエ!?】
「え!? あ!? リースン!?」
声をかけてきたのはまさかのリースンだった!? 帰れって言ったのについてきてたのか!
「大丈夫!? ……ていうか目の前に居る奴って……将軍、じゃないの?」
どうする……このままどこかへ行こうと思ったけどこれじゃまずいな……いや、リクさんなら――
「……ストップだ、リースン! この将軍は降参したんだ。今、ちょうど説得を終えたところさ」
「そう! 説得をしたのね! ……説得!? いやいやいや、なんでフウタが説得できるのよ!?」
「それは――」
【……この者達が俺より強いからだ。この国を攻撃する意味も無くなった】
「そんなことを言われても……」
【証拠が欲しいか? ならばこれでどうだ?】
グラッシは空に向かってなにかを放つ。
それが空で爆散すると、レッサーデビルやグレーターデビル達がこちらに集まって来た。
【攻撃は中止。これでいいだろうか?】
「え、ええっと……ちょっとなにがなんだか……魔族の将軍を倒したってことでいいのかしら……」
【それでいいぞ】
「軽いわね!? ま、待ってて! ドライゼンや騎士団長を連れてくる! あ、お父様も呼ばないと!」
「そうしてくれると助かるよ」
リースンはそう言ってこの場から駆けて行く。僕はその姿を見送った後、二人に向き直る。
「さて、それじゃ行こうか。まずはグランシア神聖国だ」
【む? あの娘を待たなくていいのか? 俺はこの国の王にも挨拶をしておきたいが】
「変なところで律儀だ!? グラジールとアキラスはとんでもない奴等だったのに……いや、メルルーサさんが理解ある魔族だったしそうでもないのかな……」
【約束を破るとは、やるじゃないかフウタ】
「面倒ごとはごめんだってことだよ。説明したら混乱するだろう?」
僕は二人のことを考えて言ったのだけど、レムニティは首を振って僕へ言う。
【……この件は私達だけの問題では済まない可能性が高い。聖女の知り合いであること、それとお前が勇者であること。これを伝えておいた方が後に有利になるだろう】
「ふむ……魔族と通じていると思われないかな?」
【そこはお前の手腕の見せ所だろう?】
「本音は?」
【……ファングにいい飯を食わせてやれるかもしれんだろう?】
呆れた奴だった。
まあ、でも勇者として話を進めるとグラッシに会うのは難しかったかもしれないし終わった今となっては構わないか。
【ガルゥ】
【グルル】
「……こいつらをどうしようかなあ」
問題は多いけど、やるしかないか。
リクさんはこんなことをしていたんだろうなあ……
「……始まったみたいだ」
【こちらはこちらの出来ることをやるだけだ、グラッシさえ抑えればこの国は落ち着くだろう】
「そうだね」
レムニティの言う通りだと僕は気を引き締めて再び前を向くと速度をあげた。
そしてしばらく城壁の周辺を走って行くと、数体のレッサーデビルと遭遇する。
【グルゥ……】
「やっぱりか……!」
【いい勘だなフウタ。こいつらは任せておけ。……止まれ】
「え?」
僕が剣を抜いて斬り伏せようとしたところ、レムニティが手を翳しながら任せろと言う。すると次の瞬間、レッサーデビル達がびくんと身体を震わせた。
「わふ」
「動かなくなった……?」
【基本的に上位魔族の命令は無視できないようになっているからな】
「へえ、それって作った魔族が別でも同じなんだ?」
【ああ】
「なら、人間を魔族に変えるのも?」
僕が恐る恐る尋ねてみるとレムニティは小さく頷いて肯定した。少し捕捉してくれたのだけど、人間を魔族に変化させるのは結構面倒くさいらしい。
だけど、無機物……例えば石や木といったものから作り出すより人間や魔物、動物を使った方が強いのだとか。
【……特に人間は知性があるから魔法を使えるようになる個体が多い。精神力の高い者なら理性を持った魔族になれることもある】
「そ、そんなこともあるのか……」
【前の世界では魔族になりたいという人間は居たぞ?】
「そうなんだ……」
理由はあまり聞きたくないところである。裏切られたとか同じ人間に絶望したからといったものだろうしね。
そして知性のあるレッサーデビルは数体程度しか出来なかったと話してくれた。
「効率は良くないけど、アキラスのように王都を内側から滅ぼすみたいな用途になら役に立つなあ」
【そうだな。暴れてくれるだけでも混乱を起こせる。あんな風にな】
「なに? ……あ!?」
この王都はヴァッフェ帝国のように背後が崖なっているようなことはなく、周囲は草原と森に囲まれている。
町へ入るための入口は一つしかないけど周囲はどちらかといえばひらけているので攻撃しようと思えば回り込むことは可能だ。
「レムニティみたいな服を着ている奴がいる。あいつがグラッシか」
レッサーデビルの他にグレーターデビルの姿も見えるあたり、やはり本命のようだ。その中に僕達よりも体躯の大きい褐色肌の魔族の姿もあった。
【ああ。他の人間も馬鹿ではなかろう。こちらに来られる前にケリをつけるぞ】
レムニティはそう言って前傾姿勢になると風を周囲に纏い、速度を上げる。
「速いよ!? かっこいいけど!?」
【風の大精霊がついているお前ならこれくらいはできると思うがな? 先に行くぞ】
さらに速度を上げてグラッシへ接敵する。僕もできるって……ウィンディア様に頼むとか?
『やりましょう。世界樹に注ぐ力を少しだけフウタさんに――』
「あれ、ウィンディア様!? ……うわ、体が……ファングおいで!」
「わん!」
頭の中で久しぶりにウィンディア様の声が聞こえたと思った瞬間、僕の身体が急に軽くなった。ファングが背中に飛び乗ってきたのを確認してから足を踏み出す。
するとレムニティのように一気に加速した。
「おおお……!? こ、こうか……!」
【やるな】
彼のように前傾姿勢になると安定して走れるようになった。レムニティに並ぶと口元に笑みを見せていた。
そして向こうもこちらに気づいたようで、驚きの表情を見せて口を開く。
【……! 人間……! こちらに気づいたか。対応が早いな<鋼鉄の刃>!】
判断が早い!
グラッシと思われる者がすぐに魔法を放ってきた。斧みたいな刃が回転しながら僕達に向かって飛んでくる!
【グラッシ!】
「たあああ!」
【なに……!? 俺の魔法をこうも容易く受け流すだと! それにお前は――】
レムニティが剣を抜いてグラッシに振り下ろすと、武骨な斧でそれを受け止めた。そのままレムニティは小声で話し始める。
【私だ、グラッシ】
【お前……レムニティか!? どうして人間と一緒に居るのだ……!】
【いきなり斬りかかって悪かった。まずは手を止めさせるのが先だったからな。……話を聞いてくれ。とても、重要な話だ――】
そしてレムニティは力を緩めてから剣を降ろすと、グラッシは訳が分からないと言った感じで斧を下げた。
これまでの経緯を告げると、グラッシは目を閉じて聞き、やがて口を開く。
【魔王様……それに勇者とは……話では聞いていたが直に目にするのは初めてだな】
「まあ、セイヴァーさんと戦ったのは僕じゃありませんけどね。というわけで、本当に倒さなければならないのは渡り歩く者。人間を攻撃するのは辞めてもらえませんか?」
【そうだな。レムニティは本物だし、嘘をついているとは思えん。魔王様の命令で攻撃していたが、その言葉が虚構であったなら従う理由もあるまい】
【うむ。それで我々はこのまま魔王様やフウタの仲間を探しに行こうと考えている。一緒に来てくれ】
レムニティはハッキリとそう言う。来ないか、ではなく来てくれときちんと言えるのは優柔不断な僕には凄いと感じるよ。
「それなら話が早い。レッサーデビル達を下がらせてもらえるかい?」
【ふむ、こいつらは消せないからなあ……倒すかフウタとやら?】
【グルゥ……!?】
「いや、それはなんか可哀想かな。敵対しているならともかく、何もしていないのに倒すのはちょっと……」
【なんと、優しいことを言う男だ。よく今まで生きてこられたな? レッサーデビル達はいつでも作れるから構わんのに】
【グルル……】
「うわあ!? 僕の後ろに隠れないでよ……」
何故かレッサーデビル達……三体が僕の後ろに来ていた。意外と感情はあるんじゃないのかこれ? さてどうしようかと思っていると、背後から声がかかる。
「う、うわ!? フウタ、危ない!」
【グエ!?】
「え!? あ!? リースン!?」
声をかけてきたのはまさかのリースンだった!? 帰れって言ったのについてきてたのか!
「大丈夫!? ……ていうか目の前に居る奴って……将軍、じゃないの?」
どうする……このままどこかへ行こうと思ったけどこれじゃまずいな……いや、リクさんなら――
「……ストップだ、リースン! この将軍は降参したんだ。今、ちょうど説得を終えたところさ」
「そう! 説得をしたのね! ……説得!? いやいやいや、なんでフウタが説得できるのよ!?」
「それは――」
【……この者達が俺より強いからだ。この国を攻撃する意味も無くなった】
「そんなことを言われても……」
【証拠が欲しいか? ならばこれでどうだ?】
グラッシは空に向かってなにかを放つ。
それが空で爆散すると、レッサーデビルやグレーターデビル達がこちらに集まって来た。
【攻撃は中止。これでいいだろうか?】
「え、ええっと……ちょっとなにがなんだか……魔族の将軍を倒したってことでいいのかしら……」
【それでいいぞ】
「軽いわね!? ま、待ってて! ドライゼンや騎士団長を連れてくる! あ、お父様も呼ばないと!」
「そうしてくれると助かるよ」
リースンはそう言ってこの場から駆けて行く。僕はその姿を見送った後、二人に向き直る。
「さて、それじゃ行こうか。まずはグランシア神聖国だ」
【む? あの娘を待たなくていいのか? 俺はこの国の王にも挨拶をしておきたいが】
「変なところで律儀だ!? グラジールとアキラスはとんでもない奴等だったのに……いや、メルルーサさんが理解ある魔族だったしそうでもないのかな……」
【約束を破るとは、やるじゃないかフウタ】
「面倒ごとはごめんだってことだよ。説明したら混乱するだろう?」
僕は二人のことを考えて言ったのだけど、レムニティは首を振って僕へ言う。
【……この件は私達だけの問題では済まない可能性が高い。聖女の知り合いであること、それとお前が勇者であること。これを伝えておいた方が後に有利になるだろう】
「ふむ……魔族と通じていると思われないかな?」
【そこはお前の手腕の見せ所だろう?】
「本音は?」
【……ファングにいい飯を食わせてやれるかもしれんだろう?】
呆れた奴だった。
まあ、でも勇者として話を進めるとグラッシに会うのは難しかったかもしれないし終わった今となっては構わないか。
【ガルゥ】
【グルル】
「……こいつらをどうしようかなあ」
問題は多いけど、やるしかないか。
リクさんはこんなことをしていたんだろうなあ……
300
お気に入りに追加
8,775
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界召喚に巻き込まれたおばあちゃん
夏本ゆのす(香柚)
ファンタジー
高校生たちの異世界召喚にまきこまれましたが、関係ないので森に引きこもります。
のんびり余生をすごすつもりでしたが、何故か魔法が使えるようなので少しだけ頑張って生きてみようと思います。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。