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九章:風太
235.こういうのはハッキリしておかないと
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「僕の剣、ですか?」
「ああ。アーデンの話だと、その剣から凄い力を感じるそうだ」
フラッド様が不敵な笑みを浮かべて小さく頷く。そこでレムニティが相変わらずの仏頂面で口を開く。
【それで我々の武器を取り上げずにここまで連れて来たのか。もし私が国王の命を狙う者だったらどうするつもりだったのだ?】
「そこはもちろん考えてあるさ。私にはアーデンの作った強力なマジックアイテムがあるからね。こんな感じで」
フラッド様がぐっと拳を握りこむと、彼の周囲に薄い光の膜のようなものが展開された。リクさんの防御魔法のようなものだろう。
「あ、いいですね。僕もボルタニア王国で魔道具を貰いましたけどそれに似ていますね」
「……! フウタさんはボルタニアに行ったことがあるんですか? それに魔道具を貰った……? ちょっと見せてください」
「え!?」
そこでアーデンさんが僕の言葉に過剰反応して詰め寄って来た。だけど、フラッド様が彼女を手で制してから話を続ける。
「はは、それは後にしてくれ。それで、見せてもらってもいいかなフウタ君」
「……」
【……】
僕がレムニティに目配せをすると目を閉じた。自分で決めろと言いたいらしい。ドライゼンさんやアーデンさんが注視している中、断るのも難しいか。ここまでノコノコついてきた僕の落ち度だし。
「わかりました。剣を抜いたから不敬罪で拘束、なんてことはしないでくださいね? リースンにはちゃんと告白してください」
「も、もちろんだとも。それは信用してくれ」
冷や汗をかきながらフラッド様がそう言う。さっきのリースンに関する問答を考えると言ってきそうな気もするから釘を刺しておいた。
「フウタさん、結構辛辣。でも間違っていない」
「その手があったかみたいなこと考えないでくださいよ陛下」
「お前達……!?」
アーデンさんとドライゼンさんも僕に共感してくれた。数日一緒に旅をしたのは無駄じゃなかったらしい。
それはともかく僕は立ち上がってみんなから少し離れると、腰にある剣、ウェンティに手をかけて引き抜く。
すると見事な翡翠色の刀身が姿を現した。
「ほう、これは……凄い。私でもわかるほどの力を感じるぞ」
「やはり見事だな」
「……」
剣を見た二人がそれぞれ感想を口にする。そんな中、アーデンさんはじっと剣を見ていた。
しばらく無言の時間が続き、不意にアーデンさんが口を開いた。
「フウタさんは何者なの? その剣はかなりの力を持っている。一介の冒険者が持つような物じゃない。レムニティさんも恐らく騎士団長クラスの力を持っている。そんな二人があんな町で馬もお金を持たずに居たことを、私は疑問に感じていた」
「……」
なるほど、この場を作ろうとした提案はリースンの件と合わせてアーデンさんが画策したことだったのか。
さっき魔道具に食いついてきたし、能力が高い人なのかもしれない。
僕はアーデンさんの問いに間を置いてから答える。
「いやいや、僕達はただの冒険者ですよ。この剣は旅の商人から買ったもので、結構大金を払いました。それこそ、馬を売るくらいには」
【……だから、金策が必要なのだ。まったく、困ったことをしてくれたものだ】
「旅の商人……」
僕の適当な話にレムニティが乗ってくれた。
そしてアーデンさんの様子を見て、リクさんみたいに顔色を変えずに上手く言えたなと感じる。境遇としてはあり得なくないからだ。
「なるほどな。ならもう一つ、いいか? その剣を売る気はないか?」
「え!?」
「うむ。ドライゼンの言う通り、その剣を譲ってほしい。国の戦力になり、アーデンも研究をしたいと言っている」
「そう。初めて見た時から興味があった」
「ええー……」
まさかの展開に僕は驚きを隠せなかった。
いや、なんの実績もない、リースンに連れてこられただけの僕達が城に連れてこられたのだからなにかあってもおかしくないか。
「えっと、この剣は大事なものなので手放せません。申し訳ないですが、お断りさせていただきます。あ、いくら出されてもダメですから」
「ウチの妹を妻にしてもいいと言ってもか?」
「そういうのは良くないですよ!?」
【さらりとリースンから離そうとしているな】
レムニティが鋭いツッコミを入れた。それはともかく、そんな話にのるわけにもいかないため僕は剣を鞘に納めてからファングを抱っこする。
「わふ?」
「お話がそれだけなら僕達はこれで。行こう、レムニティ。ドライゼンさん、外まで送ってもらえますか?」
「待ってくれ、その剣は本当に欲しい! なんとか――」
食い下がるフラッド様に僕は首を振る。
エルフの期待を背負って受け取った剣を簡単に手放すわけにはいかない。
「陛下、またにしましょう。では送っていくよ」
「ありがとうございます」
場にフラッド様とアーデンさんを残し、礼をして部屋を出る。廊下を歩いていると横を歩くドライゼンさんが申し訳なさそうに話し出した。
「悪いな。実際、ここを攻めてくる魔族はかなり強い。なにより外皮や持っている盾が硬すぎて致命傷を負わせるのが難しくてな。その剣ならあるいはと思って進言したのさ」
「そうでしたか。一応、買ったものですけど大事にしているし、おっしゃる通り強力な剣なので旅には必要なんですよ」
「ま、そうだよな……なら、次の魔族が来襲してきた時、期待させてくれ」
「……はい」
そのまま馬車のところへ行き、ドライゼンさんとはここでお別れとなった。
行きと御者さんに挨拶をし荷台に乗り込むとずっと黙っていたレムニティが話し出す。
【……エルフの件と勇者、それと聖女と知り合いくらいは言っても良かったんじゃないか?】
「うーん、どうだろう。結局のところ城で歓迎されそうじゃない? そうなると身動きが取りにくくなるから、ここは町に居るべきだと思ったんだ」
【ふむ、確かにその側面はあるか。私も城にとなればグラッシを探すのも手間、だな】
「そういうこと」
漫画とかなら城に留まる選択もありそうだけど、今までの旅を考えると自由度が減る状況は避けたい。剣は断っても防衛で居てくれと言われることもあったからさっさと逃げて来た。
「さて、とりあえずこれでリースンや陛下に色々言われることは無いと思う。リースンになにか言われても断っておかないとね」
【そうだな】
「そうえばレムニティ達の恋愛観ってどうなんだい?」
【ん?】
「人を好きになったりとかそういうのはあるのかなって。ビカライアはレスバが好きそうな感じがあったけど」
なんとなく手持ち無沙汰になったので他愛ない話を聞いてみることにした。
すると窓に肘を置き、頬杖をつきながら視線を外に向けてから語り出す。
【確かに魔族の話をする機会は無かったか。……ここなら聞こえないし、いいだろう】
「是非聞いてみたいよ」
そう言って魔族について話し始める。
基本的なことはレスバが前に言っていたように人間と変わらないし、子供を作る方法も同じだ。ただ、恋愛については微妙なようで女性魔族が積極的でも男性魔族はそうでもないそうだ。
グラジールのように女好きという極端な面を持つ者はいるけど、だいたいはレムニティのように興味が無いという。どちらかと言えば女性魔族が男性を決めてから結婚するのだとか。
「なんか昆虫とかに近いような……」
【うるさいぞフウタ。まあ、それくらい男はあまりそういうのがない】
「ビカライアはなんでなんだろう」
【あいつらは子供のころから一緒だったからだろうな】
好きと嫌いの感情はあるのか。義務的に子供を産むってわけじゃなさそうだ。うーん、レスバのおばあちゃんの話じゃないけど、一般魔族の生活とか見てみたい気がするなあ。
そんな話をしつつ、僕達は宿へと戻る。
◆ ◇ ◆
「……どう思うアーデン?」
「間違いなくなにかを隠していますねフウタさんは。陛下が剣を取り上げるような行動をしなくてホッとしています」
「どうしてだい?」
二人が立ち去ったあと、フラッドとアーデンが話を続けていた。そこでアーデンが安堵する発言をし、フラッドが尋ねてきた。
「あの二人が暴れたら止めるのが大変だからです。基本スペック自体が最低でも騎士団クラスはあるとドライゼンも思っています」
「なるほどね……随分気に入っているみたいだけど、ウチの妹じゃなくて君がフウタ君を手に入れたらどうだい?」
「……甘そうに見えて意外とあの手の人間は頑固。それは難しい、です」
「ふうん、でも満更じゃないのか。なるほどねえ。……さて、剣を手に入れるのは失敗したけど、貴重な戦力が増えたのはありがたい」
「そうですね。周期的にそろそろでしょうし、戦ってもらいましょう。上手くいけば将軍を倒せるかもしれません」
「ああ。それじゃ、冒険者を含めた作戦会議を……」
フラッドが国王の顔になってそう言うと、アーデンがジト目で続ける。
「……その前にリースンへちゃんと告白をしてくださいよ? このままだとフウタさんにずっとモーションをかけますよ」
「う……」
アーデンの言葉にフラッドが呻く。
それは魔族との戦いと同じくらい辛いと口をへの字にするのだった。
しかし、そんな時間はすぐに終わることになる――
「ああ。アーデンの話だと、その剣から凄い力を感じるそうだ」
フラッド様が不敵な笑みを浮かべて小さく頷く。そこでレムニティが相変わらずの仏頂面で口を開く。
【それで我々の武器を取り上げずにここまで連れて来たのか。もし私が国王の命を狙う者だったらどうするつもりだったのだ?】
「そこはもちろん考えてあるさ。私にはアーデンの作った強力なマジックアイテムがあるからね。こんな感じで」
フラッド様がぐっと拳を握りこむと、彼の周囲に薄い光の膜のようなものが展開された。リクさんの防御魔法のようなものだろう。
「あ、いいですね。僕もボルタニア王国で魔道具を貰いましたけどそれに似ていますね」
「……! フウタさんはボルタニアに行ったことがあるんですか? それに魔道具を貰った……? ちょっと見せてください」
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「はは、それは後にしてくれ。それで、見せてもらってもいいかなフウタ君」
「……」
【……】
僕がレムニティに目配せをすると目を閉じた。自分で決めろと言いたいらしい。ドライゼンさんやアーデンさんが注視している中、断るのも難しいか。ここまでノコノコついてきた僕の落ち度だし。
「わかりました。剣を抜いたから不敬罪で拘束、なんてことはしないでくださいね? リースンにはちゃんと告白してください」
「も、もちろんだとも。それは信用してくれ」
冷や汗をかきながらフラッド様がそう言う。さっきのリースンに関する問答を考えると言ってきそうな気もするから釘を刺しておいた。
「フウタさん、結構辛辣。でも間違っていない」
「その手があったかみたいなこと考えないでくださいよ陛下」
「お前達……!?」
アーデンさんとドライゼンさんも僕に共感してくれた。数日一緒に旅をしたのは無駄じゃなかったらしい。
それはともかく僕は立ち上がってみんなから少し離れると、腰にある剣、ウェンティに手をかけて引き抜く。
すると見事な翡翠色の刀身が姿を現した。
「ほう、これは……凄い。私でもわかるほどの力を感じるぞ」
「やはり見事だな」
「……」
剣を見た二人がそれぞれ感想を口にする。そんな中、アーデンさんはじっと剣を見ていた。
しばらく無言の時間が続き、不意にアーデンさんが口を開いた。
「フウタさんは何者なの? その剣はかなりの力を持っている。一介の冒険者が持つような物じゃない。レムニティさんも恐らく騎士団長クラスの力を持っている。そんな二人があんな町で馬もお金を持たずに居たことを、私は疑問に感じていた」
「……」
なるほど、この場を作ろうとした提案はリースンの件と合わせてアーデンさんが画策したことだったのか。
さっき魔道具に食いついてきたし、能力が高い人なのかもしれない。
僕はアーデンさんの問いに間を置いてから答える。
「いやいや、僕達はただの冒険者ですよ。この剣は旅の商人から買ったもので、結構大金を払いました。それこそ、馬を売るくらいには」
【……だから、金策が必要なのだ。まったく、困ったことをしてくれたものだ】
「旅の商人……」
僕の適当な話にレムニティが乗ってくれた。
そしてアーデンさんの様子を見て、リクさんみたいに顔色を変えずに上手く言えたなと感じる。境遇としてはあり得なくないからだ。
「なるほどな。ならもう一つ、いいか? その剣を売る気はないか?」
「え!?」
「うむ。ドライゼンの言う通り、その剣を譲ってほしい。国の戦力になり、アーデンも研究をしたいと言っている」
「そう。初めて見た時から興味があった」
「ええー……」
まさかの展開に僕は驚きを隠せなかった。
いや、なんの実績もない、リースンに連れてこられただけの僕達が城に連れてこられたのだからなにかあってもおかしくないか。
「えっと、この剣は大事なものなので手放せません。申し訳ないですが、お断りさせていただきます。あ、いくら出されてもダメですから」
「ウチの妹を妻にしてもいいと言ってもか?」
「そういうのは良くないですよ!?」
【さらりとリースンから離そうとしているな】
レムニティが鋭いツッコミを入れた。それはともかく、そんな話にのるわけにもいかないため僕は剣を鞘に納めてからファングを抱っこする。
「わふ?」
「お話がそれだけなら僕達はこれで。行こう、レムニティ。ドライゼンさん、外まで送ってもらえますか?」
「待ってくれ、その剣は本当に欲しい! なんとか――」
食い下がるフラッド様に僕は首を振る。
エルフの期待を背負って受け取った剣を簡単に手放すわけにはいかない。
「陛下、またにしましょう。では送っていくよ」
「ありがとうございます」
場にフラッド様とアーデンさんを残し、礼をして部屋を出る。廊下を歩いていると横を歩くドライゼンさんが申し訳なさそうに話し出した。
「悪いな。実際、ここを攻めてくる魔族はかなり強い。なにより外皮や持っている盾が硬すぎて致命傷を負わせるのが難しくてな。その剣ならあるいはと思って進言したのさ」
「そうでしたか。一応、買ったものですけど大事にしているし、おっしゃる通り強力な剣なので旅には必要なんですよ」
「ま、そうだよな……なら、次の魔族が来襲してきた時、期待させてくれ」
「……はい」
そのまま馬車のところへ行き、ドライゼンさんとはここでお別れとなった。
行きと御者さんに挨拶をし荷台に乗り込むとずっと黙っていたレムニティが話し出す。
【……エルフの件と勇者、それと聖女と知り合いくらいは言っても良かったんじゃないか?】
「うーん、どうだろう。結局のところ城で歓迎されそうじゃない? そうなると身動きが取りにくくなるから、ここは町に居るべきだと思ったんだ」
【ふむ、確かにその側面はあるか。私も城にとなればグラッシを探すのも手間、だな】
「そういうこと」
漫画とかなら城に留まる選択もありそうだけど、今までの旅を考えると自由度が減る状況は避けたい。剣は断っても防衛で居てくれと言われることもあったからさっさと逃げて来た。
「さて、とりあえずこれでリースンや陛下に色々言われることは無いと思う。リースンになにか言われても断っておかないとね」
【そうだな】
「そうえばレムニティ達の恋愛観ってどうなんだい?」
【ん?】
「人を好きになったりとかそういうのはあるのかなって。ビカライアはレスバが好きそうな感じがあったけど」
なんとなく手持ち無沙汰になったので他愛ない話を聞いてみることにした。
すると窓に肘を置き、頬杖をつきながら視線を外に向けてから語り出す。
【確かに魔族の話をする機会は無かったか。……ここなら聞こえないし、いいだろう】
「是非聞いてみたいよ」
そう言って魔族について話し始める。
基本的なことはレスバが前に言っていたように人間と変わらないし、子供を作る方法も同じだ。ただ、恋愛については微妙なようで女性魔族が積極的でも男性魔族はそうでもないそうだ。
グラジールのように女好きという極端な面を持つ者はいるけど、だいたいはレムニティのように興味が無いという。どちらかと言えば女性魔族が男性を決めてから結婚するのだとか。
「なんか昆虫とかに近いような……」
【うるさいぞフウタ。まあ、それくらい男はあまりそういうのがない】
「ビカライアはなんでなんだろう」
【あいつらは子供のころから一緒だったからだろうな】
好きと嫌いの感情はあるのか。義務的に子供を産むってわけじゃなさそうだ。うーん、レスバのおばあちゃんの話じゃないけど、一般魔族の生活とか見てみたい気がするなあ。
そんな話をしつつ、僕達は宿へと戻る。
◆ ◇ ◆
「……どう思うアーデン?」
「間違いなくなにかを隠していますねフウタさんは。陛下が剣を取り上げるような行動をしなくてホッとしています」
「どうしてだい?」
二人が立ち去ったあと、フラッドとアーデンが話を続けていた。そこでアーデンが安堵する発言をし、フラッドが尋ねてきた。
「あの二人が暴れたら止めるのが大変だからです。基本スペック自体が最低でも騎士団クラスはあるとドライゼンも思っています」
「なるほどね……随分気に入っているみたいだけど、ウチの妹じゃなくて君がフウタ君を手に入れたらどうだい?」
「……甘そうに見えて意外とあの手の人間は頑固。それは難しい、です」
「ふうん、でも満更じゃないのか。なるほどねえ。……さて、剣を手に入れるのは失敗したけど、貴重な戦力が増えたのはありがたい」
「そうですね。周期的にそろそろでしょうし、戦ってもらいましょう。上手くいけば将軍を倒せるかもしれません」
「ああ。それじゃ、冒険者を含めた作戦会議を……」
フラッドが国王の顔になってそう言うと、アーデンがジト目で続ける。
「……その前にリースンへちゃんと告白をしてくださいよ? このままだとフウタさんにずっとモーションをかけますよ」
「う……」
アーデンの言葉にフラッドが呻く。
それは魔族との戦いと同じくらい辛いと口をへの字にするのだった。
しかし、そんな時間はすぐに終わることになる――
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