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第八章:魔族との会談
216.それらしい理由を並べ立てたとしても
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最初に出会った魔族であるアキラス。
俺達を召喚して駒にするという言葉を口にしていたのはまだ記憶に新しい。
しかし、召喚された側であるセイヴァー達はこの世界だと『勇者』相当となる。となればこの世界ではかなりの強さを誇るので、さらに『勇者』という存在をこちら側へ引き入れる必要は全くない。
ではなぜ勇者を、俺を欲したのか――
【(必要だったのは間違いなく勇者であるお前だった。……惜しむらくは我の意図を正確に把握していなかったことですね……)】
「意図……風太達が召喚されたことがか? それにアキラスはこいつらを人間同士の争いに組み込むつもりだったようだし」
「そうね。水樹に至っては売り飛ばそうとしてたくらいだし、必要ならまずここに案内すべきよ」
俺に続いて夏那が眉を顰めて言う。
セイヴァーの意図と違ったとはいえ、やらかした事実は無くならない。
【それは俺も聞きたい。アキラスは倒されたようですが、もし勇者をここに導くだけならしっかり意思疎通をすべきだったし我等を案内役にしても良かったのでは?】
そこでブライクが頭を上げて口を開いた。仲間意識が薄い魔族だが、ブライクは武人肌だから上司の命令に違和感があるようだ。
【(……アキラスには勇者……リクを喚んでもらいここへ連れて来てもらう予定でした……しかし、人間の国を掌握する方を優先したのです……)】
「なら風太達をここに連れて来たのはどうしてだ? ピンポイントで俺を狙えば良かったはずだ」
【(召喚の……過程は……)】
「――過程は異世界とのゲートを繋ぎ、召喚者の求める者を儀式にて呼び寄せる……もし、これが本当ならアキラスは俺と会っていないから。人選がおかしいだろ」
【(……)】
『知ってたの?』
「こいつと婆さんの話である程度推測していた。確信が持てたのはたった今だがな」
リーチェの質問に俺は懐から文献を取り出して振る。黙ったところを見ると間違いないようだ。
よく考えるとわかるが、勇者の素質があるかどうかなんて召喚者がわかるはずがない。だけど、三人はこの世界の人間より強い。
婆さん達現地人が揃えて口にしていた『異世界から来た者は強い』が適用されるからだろう。
そしてセイヴァーが『俺を必要とした』のであれば召喚者の『求める者』を連れてくることができると判断したってわけだ。
【(その……通りです……さすがは勇者。アキラスを選んだのはちょうど召喚ができる者がいる国を攻めていたのが彼女だったから)】
「なるほどな」
「ん? ちょっと待って。おかしくない? レムニティやブライクの記憶が無い魔族はリクに倒される前の状態で呼んだのよね? そうなると歴史が変わらない?」
「ああ、そこはこいつがさっき言っていたことで解決する。いつ、どこで、誰をという指定が出来るんだ……恐らく、俺の居た時間軸ではない個体を呼んだんだ」
「違う時間軸……って、SFなんかである並行世界的な? まさか……」
「だが、それ以外に説明ができない。セイヴァーかハイアラートの知恵か分からないが、歯車が狂うのを恐れたんだろう」
【(……この異世界ではなにが起こるか分からない、ですから)】
……真意はどこにあるかわからないがな。そう思いながら俺は三人について尋ねることにした。
「なら風太達はどう説明する」
【(恐らく、最後に我が見たお前が若かったからだろう。少し考えればわかることだが、人間は歳を取るのが早い)】
「それで伝えられた人柄を求めて、僕をリクさんと間違えた……? 歳が近かったから?」
「それなら分からなくも無いけど……」
セイヴァー曰く若い俺と間違えたのだろうと言う。アキラスとは会ったことが無いので予測でしか分からないと考えれば水樹ちゃんの言う通りそれはあり得る。
それでも――
「それでも、俺を知るハイアラートなどに頼むべきだったんじゃないか? 現地人しか召喚できないから憑依したんだろうが、アキラスでなくても問題ないだろう。風太、夏那、水樹ちゃん。やはり俺のとばっちりだったようだ、すまない」
「い、いえ……こればっかりは仕方ないと思います……」
「迷惑な話だけど、結果ここに居るしね?」
「そうですよ。魔王さんとアキラスが悪いと思います!」
【ミズキの発言が強い……!?】
俺が頭を下げると三人は不可抗力だからと言ってくれた。水樹ちゃんはここに来られて良かったものの、巻き込まれたことの過程は勝手が過ぎると怒っていた。レスバはびっくりしなくていい。
【(聖女は結界があり難しいのと、エルフも隠れられては見つけられない……ある程度魔力が高くなければならないが他の国は小競り合いの最中だった……急ぐ必要もありましたので)】
「急ぐ?」
「それが俺をここに召喚した理由か?」
質問ばかりになるが、ようやく俺をここに喚んだ理由が聞けそうだ。
【(勝手を知らないこの世界からやはり元の世界へ戻るべきだと考えた。召喚が出来るなら転送もできるはず……一度、帰還したことがある勇者ならなにかわかるかもしれないと呼び寄せさせてもらった)】
『自分勝手ねえ相変わらず』
【(しかし、そのおかげでお前も蘇ることができた……取り込んでしまったが、聖女の姿も見れたであろう)】
「リーチェはともかく、後者は見たく無いものだと思うけどね? 確かに自分勝手だわ」
【(……私の中にいる聖女の願いでもある)】
「!? 意識はある、ってこと……?」
夏那が驚くが可能性はある、だが、今となってはそこに言及する意味はない。
「それはもはやどっちでもいい。まあ、気になっていたのは事実だしな。だけど、風太達を巻き込んだことは許せんことだ。それに、今さら元の世界に戻ってどうする? お前達がやったことは覆らない、また戦争をするつもりか?」
【(それはしない……できれば和解をしたい)】
【魔王様、それは……】
「信用できるとは思えないな。現にお前達は俺を召喚する前に人間に戦いを仕掛けている。そのつもりがあるなら先に俺を呼ぶべきだろう」
「そうですね。このまま戻れたとしても同じことになる可能性が高いです」
【でも魔王様は傷ついていますし、わたしも命令が無ければ攻撃しないですよ?】
レスバがそう言って首を傾げる。しかしその言葉がすでに信用ができないことを告げているのだ。
「逆に言えば命令されればやる、ってことになる。それに勇者が居ないと人間側は困っていたんだぞ? 元の世界に戻ったら俺も居ないし征服に走ってもおかしくねえ」
【あ……】
確かに、とレスバはちょっと泣きそうな顔で呟く。魔王のためにというのは魔族の意識にあるから、まあ仕方が無い。
【(……では、協力はできないと?)】
「そうだな。交渉は決裂だ。だが、この世界から転送という案は面白い、使わせてもらう」
【(帰さないと言ったら……? わたしの中の聖女を元の世界に戻したくはないのか?)】
「必要ないな。それにイリスはそんなことを言う奴じゃない。だからこそお前ごと斬り伏せたのだから」
【魔王様、やはり勇者は倒さねばならぬ相手……】
【むう……】
「ブライクさん……」
ハイアラートが立ち上がって構えをとり、ブライクも呻くように呟いて立ち上がる。
【なら私はリクの加勢をするわよ?】
【またも裏切るかメルルーサ……!!】
「いいの?」
【まあねー】
心強いけどと夏那が困惑し俺達は対峙する。
だが、俺は人差し指を立ててから片目を瞑り、口を開く。
「まあ、落ち着けよ。最後にもう一つだけ質問をさせてくれ、セイヴァー」
【(なんでしょうか?)】
水槽の中にあるイリスの身体がピクリと動く。俺はそのままセイヴァーに最後の質問を投げかけた。
「……お前は一体何者だ?」
俺達を召喚して駒にするという言葉を口にしていたのはまだ記憶に新しい。
しかし、召喚された側であるセイヴァー達はこの世界だと『勇者』相当となる。となればこの世界ではかなりの強さを誇るので、さらに『勇者』という存在をこちら側へ引き入れる必要は全くない。
ではなぜ勇者を、俺を欲したのか――
【(必要だったのは間違いなく勇者であるお前だった。……惜しむらくは我の意図を正確に把握していなかったことですね……)】
「意図……風太達が召喚されたことがか? それにアキラスはこいつらを人間同士の争いに組み込むつもりだったようだし」
「そうね。水樹に至っては売り飛ばそうとしてたくらいだし、必要ならまずここに案内すべきよ」
俺に続いて夏那が眉を顰めて言う。
セイヴァーの意図と違ったとはいえ、やらかした事実は無くならない。
【それは俺も聞きたい。アキラスは倒されたようですが、もし勇者をここに導くだけならしっかり意思疎通をすべきだったし我等を案内役にしても良かったのでは?】
そこでブライクが頭を上げて口を開いた。仲間意識が薄い魔族だが、ブライクは武人肌だから上司の命令に違和感があるようだ。
【(……アキラスには勇者……リクを喚んでもらいここへ連れて来てもらう予定でした……しかし、人間の国を掌握する方を優先したのです……)】
「なら風太達をここに連れて来たのはどうしてだ? ピンポイントで俺を狙えば良かったはずだ」
【(召喚の……過程は……)】
「――過程は異世界とのゲートを繋ぎ、召喚者の求める者を儀式にて呼び寄せる……もし、これが本当ならアキラスは俺と会っていないから。人選がおかしいだろ」
【(……)】
『知ってたの?』
「こいつと婆さんの話である程度推測していた。確信が持てたのはたった今だがな」
リーチェの質問に俺は懐から文献を取り出して振る。黙ったところを見ると間違いないようだ。
よく考えるとわかるが、勇者の素質があるかどうかなんて召喚者がわかるはずがない。だけど、三人はこの世界の人間より強い。
婆さん達現地人が揃えて口にしていた『異世界から来た者は強い』が適用されるからだろう。
そしてセイヴァーが『俺を必要とした』のであれば召喚者の『求める者』を連れてくることができると判断したってわけだ。
【(その……通りです……さすがは勇者。アキラスを選んだのはちょうど召喚ができる者がいる国を攻めていたのが彼女だったから)】
「なるほどな」
「ん? ちょっと待って。おかしくない? レムニティやブライクの記憶が無い魔族はリクに倒される前の状態で呼んだのよね? そうなると歴史が変わらない?」
「ああ、そこはこいつがさっき言っていたことで解決する。いつ、どこで、誰をという指定が出来るんだ……恐らく、俺の居た時間軸ではない個体を呼んだんだ」
「違う時間軸……って、SFなんかである並行世界的な? まさか……」
「だが、それ以外に説明ができない。セイヴァーかハイアラートの知恵か分からないが、歯車が狂うのを恐れたんだろう」
【(……この異世界ではなにが起こるか分からない、ですから)】
……真意はどこにあるかわからないがな。そう思いながら俺は三人について尋ねることにした。
「なら風太達はどう説明する」
【(恐らく、最後に我が見たお前が若かったからだろう。少し考えればわかることだが、人間は歳を取るのが早い)】
「それで伝えられた人柄を求めて、僕をリクさんと間違えた……? 歳が近かったから?」
「それなら分からなくも無いけど……」
セイヴァー曰く若い俺と間違えたのだろうと言う。アキラスとは会ったことが無いので予測でしか分からないと考えれば水樹ちゃんの言う通りそれはあり得る。
それでも――
「それでも、俺を知るハイアラートなどに頼むべきだったんじゃないか? 現地人しか召喚できないから憑依したんだろうが、アキラスでなくても問題ないだろう。風太、夏那、水樹ちゃん。やはり俺のとばっちりだったようだ、すまない」
「い、いえ……こればっかりは仕方ないと思います……」
「迷惑な話だけど、結果ここに居るしね?」
「そうですよ。魔王さんとアキラスが悪いと思います!」
【ミズキの発言が強い……!?】
俺が頭を下げると三人は不可抗力だからと言ってくれた。水樹ちゃんはここに来られて良かったものの、巻き込まれたことの過程は勝手が過ぎると怒っていた。レスバはびっくりしなくていい。
【(聖女は結界があり難しいのと、エルフも隠れられては見つけられない……ある程度魔力が高くなければならないが他の国は小競り合いの最中だった……急ぐ必要もありましたので)】
「急ぐ?」
「それが俺をここに召喚した理由か?」
質問ばかりになるが、ようやく俺をここに喚んだ理由が聞けそうだ。
【(勝手を知らないこの世界からやはり元の世界へ戻るべきだと考えた。召喚が出来るなら転送もできるはず……一度、帰還したことがある勇者ならなにかわかるかもしれないと呼び寄せさせてもらった)】
『自分勝手ねえ相変わらず』
【(しかし、そのおかげでお前も蘇ることができた……取り込んでしまったが、聖女の姿も見れたであろう)】
「リーチェはともかく、後者は見たく無いものだと思うけどね? 確かに自分勝手だわ」
【(……私の中にいる聖女の願いでもある)】
「!? 意識はある、ってこと……?」
夏那が驚くが可能性はある、だが、今となってはそこに言及する意味はない。
「それはもはやどっちでもいい。まあ、気になっていたのは事実だしな。だけど、風太達を巻き込んだことは許せんことだ。それに、今さら元の世界に戻ってどうする? お前達がやったことは覆らない、また戦争をするつもりか?」
【(それはしない……できれば和解をしたい)】
【魔王様、それは……】
「信用できるとは思えないな。現にお前達は俺を召喚する前に人間に戦いを仕掛けている。そのつもりがあるなら先に俺を呼ぶべきだろう」
「そうですね。このまま戻れたとしても同じことになる可能性が高いです」
【でも魔王様は傷ついていますし、わたしも命令が無ければ攻撃しないですよ?】
レスバがそう言って首を傾げる。しかしその言葉がすでに信用ができないことを告げているのだ。
「逆に言えば命令されればやる、ってことになる。それに勇者が居ないと人間側は困っていたんだぞ? 元の世界に戻ったら俺も居ないし征服に走ってもおかしくねえ」
【あ……】
確かに、とレスバはちょっと泣きそうな顔で呟く。魔王のためにというのは魔族の意識にあるから、まあ仕方が無い。
【(……では、協力はできないと?)】
「そうだな。交渉は決裂だ。だが、この世界から転送という案は面白い、使わせてもらう」
【(帰さないと言ったら……? わたしの中の聖女を元の世界に戻したくはないのか?)】
「必要ないな。それにイリスはそんなことを言う奴じゃない。だからこそお前ごと斬り伏せたのだから」
【魔王様、やはり勇者は倒さねばならぬ相手……】
【むう……】
「ブライクさん……」
ハイアラートが立ち上がって構えをとり、ブライクも呻くように呟いて立ち上がる。
【なら私はリクの加勢をするわよ?】
【またも裏切るかメルルーサ……!!】
「いいの?」
【まあねー】
心強いけどと夏那が困惑し俺達は対峙する。
だが、俺は人差し指を立ててから片目を瞑り、口を開く。
「まあ、落ち着けよ。最後にもう一つだけ質問をさせてくれ、セイヴァー」
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