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2巻

2-2

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「……なるほど」

 確かに、他にも協力者がいるというのならば、最も怪しいのはパーティーメンバーである。
 もっとも、ロイにしてみれば逆にあからさますぎる気もするが、どちらにしても、警戒しなければならない対象であるということなのかもしれない。

「ま、何にせよ結果的に俺達が迷惑かけちまったってわけだ……び代わりじゃあねえが、一つ、テメエでも出来そうな依頼を紹介してやるよ」
「依頼の仲介、ですか?」
「おう。ギルドの依頼の仲介業務が止まっている今、どうせテメエが受けられる依頼なんてねえんだろ?」
「まあ、それはその通りですが……」

 冒険者同士の依頼の仲介というのは、ロイも話には聞いたことがある。ただ、極めて珍しいケースだそうだ。
 依頼が失敗した場合は仲介した冒険者の責任になるし、受託じゅたくした冒険者の方は、その依頼を達成したとしても、仲介料を差っ引かれる上に、ギルドの実績にもならない。
 両者にとってメリットとデメリットがいまいち釣り合わないことが多い。
 そのため、基本的に仲介される依頼、受ける冒険者どちらも〝訳有り〟の場合がほとんどなのだとか。
 少なくとも、冒険者からの仲介と聞いて喜んで受けようとする者はいないだろう。
 答えにきゅうしているロイを見て、グレンがニヤリと笑う。

「はっ、警戒してるってことは、仲介される依頼ってのがどんなもんかは理解してやがんな、新人。その反応は及第点きゅうだいてんだぜ。だがまあ、別に怪しい依頼じゃねえよ。他の冒険者の手伝いってだけだからな」
「他の冒険者の手伝い……?」
「ああ。そいつらはDランクの冒険者なんだが、ちと事情があって並みのFランクの冒険者にすら劣る戦闘能力しか持ってねえ。だが連中は特定の状況においてはかなり有用でな、ギルドから直接依頼を受けることもある。俺達もそれをちょくちょく手伝っているんだ」

 グレンの説明を聞いて、ロイは驚いた。
 そもそも冒険者同士が助け合うのは珍しい。
 冒険者は他の冒険者をあまり信用しない。むしろ同じ冒険者であるからこそ、下手に弱みを見せれば付け込まれると警戒するくらいである。
 しかも、超一流のAランク冒険者が、はるかに格下のDランクの冒険者を手伝うのだからなおさらだ。
 Fランクに比べればマシではあるものの、Dランクはまだ一人前にすら到達していない、せいぜい半人前の冒険者である。
 カモにするならばともかく、一体何を手伝うというのか。
 ……あるいは、ランクが低すぎる相手なら、だまされても痛くもないし、気軽に協力出来るのかもしれない。
 もしくは、Dランクにもかかわらずギルドから直接依頼を受けるというほどなのだから、その冒険者はよほど信頼されているのか。

「何か色々考えてるみてえだが、依頼の内容に関しては心配する必要はねえぜ? とある魔物を相手にするってもんなんだが、まあテメエでもどうにか出来る程度だろうからな」
「んー……正直ありがたくはあるんですが、どうしてわざわざ紹介してくれるんですか?」
「言っただろ? 詫び代わりみてえなもんだってな。それに、元々Dランクの冒険者への依頼で報酬ほうしゅうが少ねえから、正直、俺達にとっちゃあんまり実入りが良くねえ依頼だ。そもそもギルドからの直接依頼ってのは、依頼料よりギルドからの信頼を得るためのものだしな。既にAランクの俺達にとっちゃ、そういう意味でもあんま旨くねえんだよ。ついでに言えば、今は俺達はあんま他の冒険者と顔を合わせたくねえ。痛くもねえ腹を探られても面白くねえだろ?」

 一通り話を終えたグレンは、どうする? とばかりに視線で問う。
 ロイはしばし逡巡しゅんじゅんする。
 興味はあるし、この状況で依頼を紹介してもらえると助かるのも事実だ。
 やがて、意を決したロイは顔を上げて返事をする。

「……分かりました。仲介、お願いしても、いいですか?」
「おう、そうこなくっちゃな」
「それで……その冒険者達は一体どんな人達なんですか?」
「そうだな……とりあえず一言で言うんなら……だ。知ってるか?」

 そう言って、グレンは試すような目でロイを見た。

「ええ、一応は……」

 運び屋というのは俗称ぞくしょうで、それを専門とする職業の者がいるわけではない。分類的には冒険者に属している。
 ただ、普通の冒険者とは異なり、彼らがギルドで依頼を受けることは滅多めったにない。
 というか、そもそも基本的に彼らは依頼を受けないと言うべきか。
 彼らはギルドから依頼を受けるのではなく、自分達で依頼を取りに行くのである。
 加えて言うならば、その相手は自分達よりも高位のランク冒険者が多い。
 彼らはそんな相手のもとに足を運び〝何か自分達が手伝えることはありませんか〟と尋ねて回るのだ。
 どれだけランクを上げようとも……いや、むしろランクを上げれば上げるほど、冒険者ぼうけんしゃ稼業かぎょうでは人手が足りなくなる場面が出てくる。
 たとえば、倒した魔物の解体などだ。
 高位の冒険者が相手にする魔物は巨体であることが多く、それだけ解体には手間がかかる。
 得られる素材を売り払えば多大な金になるのだから、解体しない理由はないのだが、魔物との戦闘の直後にやるのは億劫おっくうだ。
 かといって、のんびりしていると血の臭いによって他の魔物を引き寄せてしまうかもしれないし、作業中はそういった魔物を警戒しなければならない。
 解体に必要なのは基本的な知識を除けば後は根気である。誰かに任せられるのであれば任せたいと思う者が大半だろう。
 そういった時に利用されるのが運び屋であった。
 それは冒険者による助け合いや協力関係ではなく、どちらかと言えば〝寄生〟に近いかもしれない。
 実際、運び屋のことをそうやってさげすむ冒険者がいるのも事実だ。
 魔物と戦いもせずに高位の冒険者に守ってもらいながら安全に解体だけを行い、高額な報酬を受け取る物乞ものごい同然の者達、と。
 しかし、そんな運び屋を積極的に利用する冒険者達もいる。
 単純に人手が足りないのもあるが、自分達も駆け出しの頃は運び屋をやってきたという者も少なくないからでもあった。
 冒険者は、誰にでもなることが可能な職業だ。
 だが、あくまでもなれるというだけであって、かせげる保証はないし、誰かが身の安全を守ってくれるわけではない。全ては自分の責任である。
 冒険者ギルドはあくまで依頼の仲介者であって、冒険者の育成機関ではない。新人冒険者に対しては基本的な説明やアドバイスをしてくれるだけだ。
 魔物との戦い方や依頼遂行中すいこうちゅうの身の守り方は、自分の命を危険にさらして一から学ばねばならないのである。
 無償で他の冒険者が何かを教えてくれるかもしれないと期待するのは無駄むだだ。
 わざわざ新人冒険者の世話をしてどんなメリットがあるのかという話である。
 もしもそういうことがあるとしたら、その新人に余程の見込みがあるか、あるいはその先輩冒険者が余程のお人好しだった場合だけだ。つまりは、ほぼありえない。
 無論、相応の報酬さえ用意すれば可能だが、そんな余裕があるのならば、わざわざ冒険者になどなる必要はあるまい。
 しかし、運び屋として高位の冒険者についていけば、手ずから何かを教わるということこそないものの、彼らの一挙手一投足いっきょしゅいっとうそくを間近で見られる。
 それは冒険者にとってこれ以上ない教科書になる。そうやって高位のランクへと至った冒険者も少なくない。
 ゆえに、ギルドもランクの低い者達は運び屋になることを推奨すいしょうしているし、高位の冒険者には運び屋を利用するようにすすめている。
 どちらの冒険者も利害が一致し、その結果高位の冒険者が増えれば、ギルドにとってもまた得となるからだ。
 とはいえ、冒険者の中には運び屋をせずに高位のランクに至った者もいる。運び屋のことを蔑んでいるのは主にそういった者達である。
 彼らからすれば、運び屋は卑怯ひきょうな真似をして金を得る物乞い同然に見えるのだろう。
 実際のところ、運び屋の一部にそういった者が交ざっているのも事実だ。
 運び屋となる者は、主にEランクやDランクの冒険者だが、運び屋として得られる報酬は、ギルドで受ける同ランク帯の依頼の報酬よりも圧倒的に上であることが多い。
 しかも、魔物は高位の冒険者が倒してくれて、自分達は解体や運搬うんぱんなどをするだけでいいのだ。
 戦闘から解体、警戒まで全てを自分達でやらなければならないなら手間だが、解体に専念出来るならばそれほどでもない。
 むしろぬるい方ですらある。
 そんなぬるま湯に浸かったまま出られなくなり、昇格をあきらめ、そのまま腐っていく冒険者というのも一定数いる。
 もっとも、そういった手合いはそのうち仕事の手を抜くようになり、次第に他の冒険者からの依頼が減って立ち行かなくなるのが常なのだが……

「……そういえば、話には聞いていたけど、会うのは初めてだなぁ。まあ、分かりやすく名札とかつけてるわけでもないんだから、知らずにすれ違っていた可能性はあるわけだけど」

 と、以前ギルドで聞いた話を思い返しながらロイは指定された場所に向かったのであった。


 ◆◆◆


 街の西門から出たロイは、目的の人物を探して辺りを見回した。
 ここは魔の大森林へと向かう際の待ち合わせ場所として冒険者達にはお馴染なじみだ。普段ならば数組の冒険者の姿を見かけるのだが、今日に限っては誰の姿もなかった。
 とはいえ、それも当然と言えば当然か。
 ギルドでは依頼を仲介していないし、見た限り素材の換金も停止しているようだった。換金さえやっているのならば魔の大森林に行く意味はあるが、それが出来ないのならば、こんな危険な場所に用事はない。
 ロイとてグレンの紹介がなければ、ここには来なかっただろう。

「まあ、今回はそれで良かったって言うべきかな? 考えてみたら、相手の顔も知らないわけだし……グレンさんは見れば分かるとか言ってたけど」

 グレンによると、この依頼主というのが運び屋であり、目的地は魔の大森林なのだという。
 だからここが待ち合わせ場所になっているのだが……まだ自分以外誰の姿もないので、ロイは首を傾げる。
 それにしても……本当に自分で良かったのだろうか。
 ロイは今更落ち着かない気持ちになっていた。
 大抵の運び屋は、ただ冒険者を手伝って報酬を得るのを目的としてはいない。先達せんだつの冒険者の行動から学ぶこともまた、彼らにとっては重要なのだ。
 だが、生憎あいにくロイは冒険者になったばかりのFランクであり、誰かに教えられるような立場ではない。
 下手をせずとも、格下のロイの方が教わる側だろう。
 戦闘での立ち回りくらいならばあるいは、といったところではあるが、それもどれほど役に立つかは分からない。

「まあ、グレンさんは気にする必要はないって言ってたけど……」

 ギルドからの仲介ではないので、何かあったらグレンの責任にもなってしまう。だからこそ、ロイもそこはしっかり確認しておいた。
 あいつらはどちらかと言えば〝元々の運び屋〟に近いから問題はない――それがグレンの返答だった。
 グレンによると、運び屋が運び屋と呼ばれているのは、元々は名前の通り、主に運搬の手伝いをしていた者達だったからだそうだ。
 高位冒険者の間では『魔法のかばん』と呼ばれる見かけの大きさよりも多数の荷物を収納出来るアイテムが当たり前のように使われているが、実はこれが広まったのは最近だ。
 そのため、一昔前は全ての荷物を人力で運ばなければならなかった。もちろん、解体した後の魔物の素材などもである。
 だが、武器や防具で身を固めた冒険者達にそれらを運搬する余裕はない。もっと言えば、重い荷物は戦闘の支障にさえなる。
 そこで利用されるようになったのが運び屋だ。
 本来運び屋とは、魔物の解体だけでなく、その後の素材の運搬まで担当していたのである。
 当時は今よりも積極的に利用されており、駆け出し冒険者の実地研修めいたものではなく、運び屋を専門でいとなむ者もいたとか。
 今回ロイが待ち合わせているのは、性質的にはその一昔前の運び屋に近い者であるらしい。
 ゆえに、何かを教えたり余計なことを考えたりする必要はないのだそうだ。
 ロイがあれこれ考えていると……西門の方から歩いてくる人影が見えた。

「んー……あれでいいの、かな?」

 他に人はいなかったものの、ロイがいまいち自信を持てなかったのは、それが男女の二人組だったからだ。
 運び屋は基本的に人手不足を解消するためのものであり、パーティーを組んでいることが多い。その人数は大体四人から六人が多く、二人というのはあきらかに少なかった。
 とはいえ、二人だけが先行して来たのかもしれないし、二人で十分なほどに優秀な人達なのかもしれない。
 そうこうしているうちに、二人組の方からロイに話しかけてきた。

「……今回俺達を手伝うのは、お前か?」

 二人組の片割れの男が、ロイを値踏ねぶみするような目で見た。

「あ、はい。グレンさんに仲介してもらったんですけど……」

 ロイがそう答えると、女が親しげな笑みを浮かべた。

「グレンさんからかー。なら間違いなさそうだねー」

 取っつきづらそうな男と、気安そうな女、というのが、ロイが二人に抱いた第一印象であった。
 男はあまり口数が多くはなく、ロイに気を許していない様子だ。逆に女は見るからにお喋りが好きそうで、まるで警戒などしていない。
 対照的とも言える印象の二人組――確かに目立つし、見ただけですぐ分かる。この二人がグレンの言っていた運び屋に違いない。
 二人の態度が対照的なのは、おそらくわざとだろう。
 初対面なのに気安すぎると逆に怪しくて、何かたくらんでいるのではないかと警戒されやすい。かといって、硬すぎれば今度は取っつきづらくて気まずい。
 双方混ざって、相手に合わせてバランスを取ることで、話をスムーズに進めやすくしているのだろう。
 ある程度は本人達の〝素〟の性格なのかもしれないが、初対面の相手とのやり取りに慣れているのがよく分かる。
 日々依頼を受ける冒険者という職業の性質上、初対面の相手と話す機会は多い。その中でも運び屋は様々なパーティーと関わることが多いらしい。この態度はその経験からつちかわれたものなのだろう。

「えっと、お二人がグレンさんの言っていた運び屋の方で間違いないですよね?」

 念のための確認に、女が頷く。

「うん、そうだねー。まあ、グレンさんがあたし達のことを何て言ったのかは知らないけど、少なくともあたし達は、ギルドにグレンさん達から紹介された人が来るって言われたよ」
「なら、やっぱり合っていますね。まあ、僕は〝会えば分かる〟としか言われていないんですが……」
「あははー、まあグレンさんもあたしの双子の弟みたいに口数少ないもんねー。っと、そういうことなら、まずは自己紹介しといた方がいいかなー? あたしの名前は、リュゼ。で、こっちが弟のリュカねー」

 紹介された男がぽつりと一言呟く。

「……リュカだ」

 二人が双子だと聞いて、ロイは改めて驚いた。言われて見てみれば、二人の外見は似ているように思える。
 性格や雰囲気が正反対で見逃していたが、緑色の髪に同色の瞳という特徴はまったく同じだ。
 しかし、家族がそろって冒険者になるのはかなり珍しい。
 基本的に冒険者というのは、〝後がない者〟が行き着く先である。一緒に暮らす家族がいるのなら、安全で安定した別の仕事をしようとするのが普通なのだ。
 ……とはいえ、冒険者になっている時点で何か事情があるのは間違いない。
 気を取り直して、ロイも自らの名を告げた。

「ロイです。今回はよろしくお願いします」
「うん、よろしくねー。って、別にそんなかしこまった口調じゃなくていいんだよー? 同じ冒険者なわけだしねー」
「いえ、同じ冒険者であっても、今回はそちらが依頼主になるわけですし、それに先達に敬意を示すのは当然かと」
「……先達? ……お前、ランクは?」

 やけに恐縮するロイをいぶかしみ、リュカがズバリと聞いた。

「あ、Fなんですが……」
「えー、Fなの? 本当に……!?」

 ロイが自らのランクを告げた瞬間、リュゼはわざとらしいまでに驚いてみせた。弟のリュカの方も、僅かながら顔を強張こわばらせる。
 Aランクの冒険者から紹介されたのが最低のFランクだったのである。
 立場が逆だったらロイも驚いたに違いない。

「えっと……一応グレンさんからは、僕でも大丈夫そうな魔物が相手、と言われたんですが……」
「……それに関しては、俺達はお前の実力を知らんから、何とも言えん」
「だよねー。まあでも、グレンさんがそう言ったんだったら、大丈夫なんじゃないかなーって気がするけどー」
「……さてな。あの男が何をどう考えているのかなど、俺には分からんよ」
「まあ、そうだけどさー」

 彼らが手放しにロイの実力を信じないのは、ある意味真っ当だ。
 どんな魔物を相手にするのかも分かっていない時点で、ロイには反論など出来ない。
 グレンの言葉を信じれば、大した魔物でもないのだろうが――

「ちなみに、どんな魔物を相手にする予定なんですか? グレンさんが言わなかったってことは、珍しい魔物で、言っても僕には分からないだろうから……ですかね?」

 ロイの質問に、姉弟が顔を見合わせる。

「あー……うん、そうだねー。確かに、あんまり見ないかなー」
「……まあ、珍しいと言えるだろう。だからこそ、俺達に依頼が来たのだからな」
「珍しいからこそ依頼が、ですか?」
「……お前が俺達について、どれだけ聞いているのかは知らんが、俺達が普通の運び屋とは違うことだけは確かだ」
「あたし達は魔物の解体とかしないしねー。出来ないってわけじゃないけど、それくらいならあたし達じゃなくて、他の運び屋にやらせるだろうしー」
「確かに、グレンさんもそんなことを言っていましたね。元々の運び屋に近い、とも。じゃあ、お二人は具体的に何を……?」
「……大っぴらに言っているわけではないが、ギルドは魔物の情報を集めている。これは分かるか?」
「ええ……まあ、それはそうでしょうね」

 ギルドは多種多様な魔物の情報を持っている。そうでなければ依頼のランク分けなど不可能だし、冒険者にアドバイスも出来ないからだ。
 冒険者ギルドの役目は依頼の仲介だとはいえ、冒険者を無駄に死なせてはギルドが立ち行かなくなってしまう。
 それを避けるためにも、最低限の忠告を行っている。
 だが、冒険者ギルドの職員が自力で魔物と戦って情報を得るのは効率的ではないし、不可能だ。
 となれば、誰かから得るしかないわけだが――


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