18 / 30
第18話 元聖女、考える
しおりを挟む
頭上から差し込む光に目を細めながら、セーナは息を一つ吐き出した。
やはり綺麗な場所だと、そう思ったからだ。
眼前には鬱蒼とした森の中だとは信じられないほどに開けた空間があり、清涼な空気が流れているようにすら感じられる。
昨日も訪れた、森の奥にある湖のような場所であった。
「本当に相変わらず綺麗な場所ですね……。えっと……ちょっとぐらい大丈夫でしょうか?」
周囲を見渡し、人影どころか動物の気配さえないのを確認した後で、セーナはゆっくりと澄み渡っている水辺へと近付いていく。
恐る恐る手を差し出せば、想像以上の冷たさが伝わってきた。
ただし冷たいは冷たいでも、身体の芯を冷やすような鋭さはなく、どちらかと言えば火照った身体を冷やしてくれるようなものだ。
矛盾するようではあるが、暖かさすら感じるような冷たさに、思わず溜息が漏れる。
「はぁー……気持ちいいですね……」
厳密に言うのならば、セーナの身体は火照ってはいない。
疲労と共に回復できるからで、だがこれもまた気分の問題だ。
干したばかりの布団で横になれば誰だって心地いい気分になるように、とても安らいだ気分になるのである。
「まあまだ冒険者になって二日目ですからね。何だかんだで慣れてはいない、ということでしょうか。……成果だけでしたら、昨日以上なのですが」
魔法の鞄に仕舞われている、今日採集したあれこれのことを考えながら、セーナは一人ごちる。
そう、結局今日もまた大量に採れた、というか、昨日以上に採れたのだ。
ただ不思議なのは、セーナの感覚では昨日も採ったはずのところに今日もまた薬草が生えていたということである。
確かに薬草は生命力が高くすぐに生えると聞いてはいたものの、さすがに一日では無理だろう。
それに、薬草以外のものもそうだったのだ。
生命力が高いというだけでは少し説明が付くまい。
「……まあ、そもそもわたしの感覚では同じ場所、というだけですので、実際には違っていたという可能性もあるのですが」
何せ広い場所であり、道もなければ目印となるものもない。
同じ場所を歩いていたと思っていても実は違うところだった可能性も否定は出来ないのだ。
「と言いますか、改めて考えてみますと、わたしは昨日よくそんな場所で迷いませんでしたね……。今日も割と狙い通りにここに来ることが出来ましたし」
セーナは方向音痴というわけではないが、どんな場所でも迷わず狙った場所に向かえるほどの方向感覚はない。
ただの偶然という可能性もあるが……セーナはそうは考えていなかった。
「何となく迷う気はまったくしなかったと言いますか……この森自体にまるで包み込まれているような感覚があるんですよね……」
昨日はそこまでは感じなかったが、二回目だからか今日は何となくそう思う、といった程度には感じている。
無論ただの勘違いという可能性もあるが……それよりも、ここが特別な場所だという可能性の方がありそうだ。
「周囲含めて魔物にまったく遭遇しないというのも、考えてみたら変ですしね」
というか、一番おかしいのは、そんな場所が穴場となっていることである。
魔物と遭遇しないような場所など、真っ先に調べられるだろう。
ということは、ここはきっと何か特別な場所なのだ。
可能性として最も高いのは、知らなければ辿り着くことの出来ない類のものといったところだろうか。
たとえば、聖域などと呼ばれている場所など、特殊な結界の張ってあるところなどではそういうことがあるという話を聞いたことがあった。
「それでしたら、植物の成長が早いことも説明が付きますしね」
そういうところは外界とは完全に隔離されており、魔物が近付くこともないそうだ。
植生などと独特なものになっていることも多く、外と比べれば数倍の速度で成長するということもあるらしい。
まあ書物で読んだだけなので本当に存在しているのかは定かではないが……前世の頃にも似たような話を聞いたことがあるのだし、あってもおかしくはないだろう。
特に前世の頃の話は、実在していたものの話だ。
というか、話に聞いたというよりかは、むしろセーナは実際に関わっている。
「とはいっても、聖水を提供しただけですが」
何でも聖水は植物にも効果があるらしく、枯れかけた森を再生するのに使いたいとある日言われたのだ。
そして特に断る理由もなかったので、バケツ一杯の聖水を作り渡したのである。
その結果森は見事に再生し、割と騒ぎとなったようだ。
もっともセーナは王城から出ることは出来なかったので……というか、そんな暇はなかったので、人伝に話を聞いただけだが。
しかし治療を行った人の中には何人も実際に目にしたと言っている人がいたので、実際に起こったことなのだろう。
「まあ、わたしの名はおそらく宣伝代わりに使われただけなのでしょうが」
体調を整え、軽症を癒す程度の効果しかない聖水を幾ら注ぎ込んだところで、森が再生するわけがあるまい。
きっと実際のところは聖水を貰いに来た人達が頑張っただけなのだ。
成果を横取りしてしまうような形となるのは申し訳なかったが……そうして沢山の人に知られた方がいいと考えたのだろう。
自分で言うのも何だが、聖女がやったということにしておけば、ありがたがられるだろうし。
実際そこは大事にされていたようだ。
不思議と魔物が近寄らなかったり、植物の成長が早いという不思議なことが起こったからでもあったようだが……セーナはそれを植物版の聖女のような存在がいたのではないかと思っている。
人を癒す力があるのだ。
ならばそういうものがあってもおかしくはないだろう。
そしてここも、人知れずそういう人が管理をしているか、あるいはかつて管理していた残滓のようなものがあるのかもしれない。
「まあ何にせよ、こうして沢山採れるのはいいことですね。ただ、いつまでも続くとは限りませんから、そのうち何かを考える必要はありそうですが……」
ここが聖域のような場所なのではないか、というのも、結局のところは状況からの推測だ。
偶然の可能性はあるし、あるいは本当に聖域のような場所だったのだとしても、残滓であった場合は唐突に消えてなくなる可能性もある。
その時にどうするか、ということだ。
さすがに次は都合よく誰かに穴場を教えられるわけがないし、かといって他の場所ではここまでの量は採れまい。
「一番いいのはやはり魔物を倒すことではありますが……」
魔物の牙や皮、時には肉や血などまで、それらは様々なものに利用が出来る素材となる。
その換金はギルドでも行っており、その効率は採集よりも余程いい。
だから冒険者の大半は魔物を倒し、その素材を売ることで日々の糧を得ているのだ。
「とはいえ、正直わたしが魔物を倒せるとは思えないのですよね……いざという時にはそんなことを言っている場合ではなくなるとは思いますが……。ま、まあ、その時が来た時に改めて考えればいいですか」
ここで採集が出来なくなってから考えても遅くはあるまい。
それまでは、ここで採集を続けるということで。
「ですが、とりあえず今日のところはそろそろ戻りましょうか。何だかんだで結構な時間採集を続けていましたし」
とうに日は中天を過ぎ、傾き始めていた。
朝早くにギルドに行って、そのままここに来たことを考えれば、優に数時間をここで過ごしたことになる。
昼食は予め宿の食堂で作ってもらい、包んでもらったの採集の途中で休憩しながら食べたのでお腹は減っていないが、もういい時間だ。
おそらく今から戻れば昨日と同じぐらいには戻れるだろう。
まだ早いといえば早いので、採集を続けることは可能だが……無理は禁物である。
余裕があるうちに戻っておくべきだ。
傷も疲労も癒せるとはいえ、セーナは万能ではないのである。
だからこそセーナは、寿命を迎える前に死んでしまったのだから。
「今度はもう少し長生きしたいですからね。のんびりと気楽に過ごしながら」
そう呟きながら、立ち上がると、セーナはこの森を抜けるべく、その場から歩き出すのであった。
やはり綺麗な場所だと、そう思ったからだ。
眼前には鬱蒼とした森の中だとは信じられないほどに開けた空間があり、清涼な空気が流れているようにすら感じられる。
昨日も訪れた、森の奥にある湖のような場所であった。
「本当に相変わらず綺麗な場所ですね……。えっと……ちょっとぐらい大丈夫でしょうか?」
周囲を見渡し、人影どころか動物の気配さえないのを確認した後で、セーナはゆっくりと澄み渡っている水辺へと近付いていく。
恐る恐る手を差し出せば、想像以上の冷たさが伝わってきた。
ただし冷たいは冷たいでも、身体の芯を冷やすような鋭さはなく、どちらかと言えば火照った身体を冷やしてくれるようなものだ。
矛盾するようではあるが、暖かさすら感じるような冷たさに、思わず溜息が漏れる。
「はぁー……気持ちいいですね……」
厳密に言うのならば、セーナの身体は火照ってはいない。
疲労と共に回復できるからで、だがこれもまた気分の問題だ。
干したばかりの布団で横になれば誰だって心地いい気分になるように、とても安らいだ気分になるのである。
「まあまだ冒険者になって二日目ですからね。何だかんだで慣れてはいない、ということでしょうか。……成果だけでしたら、昨日以上なのですが」
魔法の鞄に仕舞われている、今日採集したあれこれのことを考えながら、セーナは一人ごちる。
そう、結局今日もまた大量に採れた、というか、昨日以上に採れたのだ。
ただ不思議なのは、セーナの感覚では昨日も採ったはずのところに今日もまた薬草が生えていたということである。
確かに薬草は生命力が高くすぐに生えると聞いてはいたものの、さすがに一日では無理だろう。
それに、薬草以外のものもそうだったのだ。
生命力が高いというだけでは少し説明が付くまい。
「……まあ、そもそもわたしの感覚では同じ場所、というだけですので、実際には違っていたという可能性もあるのですが」
何せ広い場所であり、道もなければ目印となるものもない。
同じ場所を歩いていたと思っていても実は違うところだった可能性も否定は出来ないのだ。
「と言いますか、改めて考えてみますと、わたしは昨日よくそんな場所で迷いませんでしたね……。今日も割と狙い通りにここに来ることが出来ましたし」
セーナは方向音痴というわけではないが、どんな場所でも迷わず狙った場所に向かえるほどの方向感覚はない。
ただの偶然という可能性もあるが……セーナはそうは考えていなかった。
「何となく迷う気はまったくしなかったと言いますか……この森自体にまるで包み込まれているような感覚があるんですよね……」
昨日はそこまでは感じなかったが、二回目だからか今日は何となくそう思う、といった程度には感じている。
無論ただの勘違いという可能性もあるが……それよりも、ここが特別な場所だという可能性の方がありそうだ。
「周囲含めて魔物にまったく遭遇しないというのも、考えてみたら変ですしね」
というか、一番おかしいのは、そんな場所が穴場となっていることである。
魔物と遭遇しないような場所など、真っ先に調べられるだろう。
ということは、ここはきっと何か特別な場所なのだ。
可能性として最も高いのは、知らなければ辿り着くことの出来ない類のものといったところだろうか。
たとえば、聖域などと呼ばれている場所など、特殊な結界の張ってあるところなどではそういうことがあるという話を聞いたことがあった。
「それでしたら、植物の成長が早いことも説明が付きますしね」
そういうところは外界とは完全に隔離されており、魔物が近付くこともないそうだ。
植生などと独特なものになっていることも多く、外と比べれば数倍の速度で成長するということもあるらしい。
まあ書物で読んだだけなので本当に存在しているのかは定かではないが……前世の頃にも似たような話を聞いたことがあるのだし、あってもおかしくはないだろう。
特に前世の頃の話は、実在していたものの話だ。
というか、話に聞いたというよりかは、むしろセーナは実際に関わっている。
「とはいっても、聖水を提供しただけですが」
何でも聖水は植物にも効果があるらしく、枯れかけた森を再生するのに使いたいとある日言われたのだ。
そして特に断る理由もなかったので、バケツ一杯の聖水を作り渡したのである。
その結果森は見事に再生し、割と騒ぎとなったようだ。
もっともセーナは王城から出ることは出来なかったので……というか、そんな暇はなかったので、人伝に話を聞いただけだが。
しかし治療を行った人の中には何人も実際に目にしたと言っている人がいたので、実際に起こったことなのだろう。
「まあ、わたしの名はおそらく宣伝代わりに使われただけなのでしょうが」
体調を整え、軽症を癒す程度の効果しかない聖水を幾ら注ぎ込んだところで、森が再生するわけがあるまい。
きっと実際のところは聖水を貰いに来た人達が頑張っただけなのだ。
成果を横取りしてしまうような形となるのは申し訳なかったが……そうして沢山の人に知られた方がいいと考えたのだろう。
自分で言うのも何だが、聖女がやったということにしておけば、ありがたがられるだろうし。
実際そこは大事にされていたようだ。
不思議と魔物が近寄らなかったり、植物の成長が早いという不思議なことが起こったからでもあったようだが……セーナはそれを植物版の聖女のような存在がいたのではないかと思っている。
人を癒す力があるのだ。
ならばそういうものがあってもおかしくはないだろう。
そしてここも、人知れずそういう人が管理をしているか、あるいはかつて管理していた残滓のようなものがあるのかもしれない。
「まあ何にせよ、こうして沢山採れるのはいいことですね。ただ、いつまでも続くとは限りませんから、そのうち何かを考える必要はありそうですが……」
ここが聖域のような場所なのではないか、というのも、結局のところは状況からの推測だ。
偶然の可能性はあるし、あるいは本当に聖域のような場所だったのだとしても、残滓であった場合は唐突に消えてなくなる可能性もある。
その時にどうするか、ということだ。
さすがに次は都合よく誰かに穴場を教えられるわけがないし、かといって他の場所ではここまでの量は採れまい。
「一番いいのはやはり魔物を倒すことではありますが……」
魔物の牙や皮、時には肉や血などまで、それらは様々なものに利用が出来る素材となる。
その換金はギルドでも行っており、その効率は採集よりも余程いい。
だから冒険者の大半は魔物を倒し、その素材を売ることで日々の糧を得ているのだ。
「とはいえ、正直わたしが魔物を倒せるとは思えないのですよね……いざという時にはそんなことを言っている場合ではなくなるとは思いますが……。ま、まあ、その時が来た時に改めて考えればいいですか」
ここで採集が出来なくなってから考えても遅くはあるまい。
それまでは、ここで採集を続けるということで。
「ですが、とりあえず今日のところはそろそろ戻りましょうか。何だかんだで結構な時間採集を続けていましたし」
とうに日は中天を過ぎ、傾き始めていた。
朝早くにギルドに行って、そのままここに来たことを考えれば、優に数時間をここで過ごしたことになる。
昼食は予め宿の食堂で作ってもらい、包んでもらったの採集の途中で休憩しながら食べたのでお腹は減っていないが、もういい時間だ。
おそらく今から戻れば昨日と同じぐらいには戻れるだろう。
まだ早いといえば早いので、採集を続けることは可能だが……無理は禁物である。
余裕があるうちに戻っておくべきだ。
傷も疲労も癒せるとはいえ、セーナは万能ではないのである。
だからこそセーナは、寿命を迎える前に死んでしまったのだから。
「今度はもう少し長生きしたいですからね。のんびりと気楽に過ごしながら」
そう呟きながら、立ち上がると、セーナはこの森を抜けるべく、その場から歩き出すのであった。
42
お気に入りに追加
2,441
あなたにおすすめの小説

聖女やめます……タダ働きは嫌!友達作ります!冒険者なります!お金稼ぎます!ちゃっかり世界も救います!
さくしゃ
ファンタジー
職業「聖女」としてお勤めに忙殺されるクミ
祈りに始まり、一日中治療、時にはドラゴン討伐……しかし、全てタダ働き!
も……もう嫌だぁ!
半狂乱の最強聖女は冒険者となり、軟禁生活では味わえなかった生活を知りはっちゃける!
時には、不労所得、冒険者業、アルバイトで稼ぐ!
大金持ちにもなっていき、世界も救いまーす。
色んなキャラ出しまくりぃ!
カクヨムでも掲載チュッ
⚠︎この物語は全てフィクションです。
⚠︎現実では絶対にマネはしないでください!

スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。

婚約破棄と追放をされたので能力使って自立したいと思います
かるぼな
ファンタジー
突然、王太子に婚約破棄と追放を言い渡されたリーネ・アルソフィ。
現代日本人の『神木れいな』の記憶を持つリーネはレイナと名前を変えて生きていく事に。
一人旅に出るが周りの人間に助けられ甘やかされていく。
【拒絶と吸収】の能力で取捨選択して良いとこ取り。
癒し系統の才能が徐々に開花してとんでもない事に。
レイナの目標は自立する事なのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる