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元最強賢者、知り合いと再会する
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「んー……とりあえず先に伝えるべきことはこんなところかな? 詳しいことは父上がこれから話すと思う。何か質問とかある?」
兄が一通りの話を終えたのと、父の部屋の前へと辿り着いたのは、ほぼ同時であった。
兄からの問いかけにリーンは俯き考えるも、結局は首を横に振る。
「ふむ……特にはないのじゃな。まあ何か思い浮かんだら父上に聞けばいいことじゃしの」
「ああうん、確かにその方が早いかもね。じゃ、いくよ?」
兄の言葉に頷き、それを確認した兄が数度軽く扉を叩く。
「父上、ルーカスです。リーンを連れて来ました」
「――ご苦労だった。入れ」
兄の言葉遣いが丁寧なのは、件の助っ人が既に来ていることを想定しているからだろう。
どんな人物がいてもいいように、ということだ。
父の返答があってから、一拍間を置くと、兄は背筋を伸ばしながら扉を開き……しかし、取り繕っていられたのはそこまでであった。
「……は?」
リーンの位置からでは、部屋の中の様子はよく分からず、また当然のように兄の顔も分からない。
だが、兄が呆然とした顔をしているのだろうな、ということだけは分かり、直後、驚愕の声が響いた。
「が、学院長……!?」
学院長ということは、兄が通っている学院のそれということか。
兄の反応からすると、その人物が部屋の中にいるようだが、それは確かに驚くかもしれない。
そんなことを考えながら、少しだけ身体をずらすと、部屋の中の様子が目に入った。
まず目に入ったのは、正面にいる父だ。
厳かな顔をしながらも、その口元が僅かに緩んでいる姿は、まるで悪戯を成功させた子供のようでもある。
そしてその悪戯が何なのかと言えば、たった今兄が叫んだ事柄なのだろう。
視線を横へ、兄が眺めている方向へと向ければ、そこにいたのは金色の少女であった。
否、少女にしか見えない女性だと言うべきだろう。
その女性が見た目通りの少女でないのは、特徴的な耳を見るだけで明らかである。
金色の髪に金色の瞳。
その二つを持ち、さらに特徴的な尖った耳を持つ種族など、この世界には一つしか存在しない。
エルフだ。
エルフは人の百倍は生きるとも言われる長命種であり、外見と年齢が一致しないことなど基本である。
無論一致することもあるが、少なくともこのエルフの場合は一致していないで正しい。
何故ならば、リーンはこのエルフが千年以上生きているということを知っているからだ。
しかしそんな姿を眺めながら、リーンはまさか学院長をやっているとは、などと思っていた。
エルフは基本的に人嫌いであり、大半のエルフはエルフだけが住むという森に引き篭もって出てこないぐらいだからだ。
まあ、千年という時間は思っている以上に長く、エルフですら変化するには十分な時間だったのかもしれない。
ともあれ、そんなエルフは、リーンの視線の先で口元に笑みを浮かべていた。
あの笑みは父の笑みと同種のものであり、つまりは兄が驚いているのを楽しんでいるようだ。
そしてそんな二人を見ているうちに落ち着いてきたのか、兄は一つ息を吐き出すとゆっくりと口を開いた。
「……強力な助っ人って、学院長のことだったんですね。それは確かに、驚くような人物なはずですよ」
「ええ、わたしも話を聞いた時は驚いたけれどね。でも、話を聞く限りでは、確かにあなた達だけでは難しそうだもの。わたしもどこまで出来るかは分からないけれど、協力させてもらうわ」
「学院長は、詳細まで聞いているんですか?」
「そうでなければ、協力出来るかどうかも分からないでしょう?」
「……なるほど、確かに。っと、立って話すようなことではありませんね。あと、学院長、折角ですから、妹を紹介させてください」
「あら、それは楽しみね。話に聞く優秀な妹に会うのをわたしも楽しみにしていたのよ?」
会話を聞いている限りだと、どうやら二人はそこそこの親交があるようであった。
学院長という言葉からすると、何となく偉そうにしているような印象があるのだが……そういった理念の学院なのか、あるいは本人の資質ゆえか。
何にせよ……ここまで他人と朗らかに話せるようになっているとは、やはり随分と変わったようであった。
まあそれはそれとして、この兄は一体学院で何の話をしているのか、というところでもあるのだが。
「リーン」
名を呼ばれ、手招きをしている兄の姿を横目に、ちらりと父の方へと視線を向ける。
頷いたあたり、どうやら問題はないようだ。
あくまでも相手は客人であり、当主がそこにいるのだから、当主が紹介するのが筋のような気もするのだが、問題ないというのならば構うまい。
もっとも、それとは別に、紹介などは必要ないとも思うのだが。
「学院長、こちら僕の妹のリーンです」
「オリヴィア・レオンハルトよ。あなたのことはよく……………………ええ、よく、知っているわ」
紹介と共に一歩前に出てその姿を晒したリーンに、オリヴィアは笑みを深めた。
ただしよくよく見てみると、その頬は若干引きつっている。
しかも目は目で笑っていないのだが、リーンは全てを無視して笑みを浮かべた。
「リーン・アメティスティなのじゃ。今回は父上達に力を貸してくれるらしいの。よろしく頼むのじゃ」
「………………ええ、よろしく。精一杯、頑張るわ」
そう言うと、オリヴィアは父の方へと顔を向けた。
相変わらずその顔には笑みが浮かんでいるが、若干余裕がなさそうに見えるのは気のせいではあるまい。
「……マティアス様、確かまだ準備は整っていないのでしたよね?」
「む? ああ……貴殿がここまで早く来てくれるとは思ってもいなかったからな。ルーカスも戻って来たばかりであるし、準備はこれからするところだった」
「それは本当に申し訳ありませんでした」
「いやなに、それだけ急いでくれたということだろう? 謝るべきはこちらの方だ」
「けれど、結果的に急がせることになる上に、余計な手間まで取らせることになってしまいましたから。そこで、というわけではないのですけれど……リーン様をしばらくお借りしてもよろしいでしょうか?」
「む? リーンを、か?」
「はい、以前からルーカス様から色々と話を聞いており興味を抱いていましたし、こうして実際にお会いすることでさらに興味を抱きましたから。少しの間でも構いませんので、お相手をしていただこうかと思いまして」
「ふむ、私は構わないが……いや、分かった。リーン、そういうわけなのだが、構わないか?」
「儂は問題ないのじゃが……呼ばれた用事を果たしていないと思うのじゃが?」
「いや、ここに来たということは、大筋を聞いた上で納得したのだろう? ならば問題はない。どうせ話など後で幾らでも出来るからな」
「そういうことならば、儂も構わんのじゃ」
「そうか……助かる。では、任せた」
「了解なのじゃ。しかしということは、移動が必要じゃな。応接間と儂の部屋、どちらに行くのがいいかの?」
「――リーン様の部屋でお願いします」
間髪入れずに口を挟んできたオリヴィアに、思わず苦笑を漏らす。
まるでそうしなければ逃げられてしまうとでも言いたげだ。
別に逃げるつもりなどはないというのに……まあ、構うまい。
「了解なのじゃ。では、父上、兄上」
「ああ。そろそろ昼食の準備が整うはずだ。整い次第呼びに行かせるから、それまで任せた」
「リーン、あまり肩肘張る必要はないからね? オリヴィア学院長は、学院でも気さくな人で通ってるから」
兄の言葉に軽く手を振りながら、リーンは父の部屋を後にした。
そのすぐ後をオリヴィアが続き……後頭部に感じる視線に、再度苦笑を浮かべる。
だがそのまま先導して進むも、会話のようなものはない。
ただひたすらに歩き……やがて、リーンの部屋へと辿り着いた。
「ここが今の儂の部屋なのじゃ」
そう言って扉を開けると、そのまま中へと入っていく。
即座にオリヴィアも続き、直後に扉の閉まる音が響いた。
そして。
「ちょっと、どういうことか説明してくれるんですよね――お師匠様!?」
そんな、悲鳴にも似たオリヴィアの――かつて弟子だった女性の叫びが、リーンの耳に届いたのであった。
兄が一通りの話を終えたのと、父の部屋の前へと辿り着いたのは、ほぼ同時であった。
兄からの問いかけにリーンは俯き考えるも、結局は首を横に振る。
「ふむ……特にはないのじゃな。まあ何か思い浮かんだら父上に聞けばいいことじゃしの」
「ああうん、確かにその方が早いかもね。じゃ、いくよ?」
兄の言葉に頷き、それを確認した兄が数度軽く扉を叩く。
「父上、ルーカスです。リーンを連れて来ました」
「――ご苦労だった。入れ」
兄の言葉遣いが丁寧なのは、件の助っ人が既に来ていることを想定しているからだろう。
どんな人物がいてもいいように、ということだ。
父の返答があってから、一拍間を置くと、兄は背筋を伸ばしながら扉を開き……しかし、取り繕っていられたのはそこまでであった。
「……は?」
リーンの位置からでは、部屋の中の様子はよく分からず、また当然のように兄の顔も分からない。
だが、兄が呆然とした顔をしているのだろうな、ということだけは分かり、直後、驚愕の声が響いた。
「が、学院長……!?」
学院長ということは、兄が通っている学院のそれということか。
兄の反応からすると、その人物が部屋の中にいるようだが、それは確かに驚くかもしれない。
そんなことを考えながら、少しだけ身体をずらすと、部屋の中の様子が目に入った。
まず目に入ったのは、正面にいる父だ。
厳かな顔をしながらも、その口元が僅かに緩んでいる姿は、まるで悪戯を成功させた子供のようでもある。
そしてその悪戯が何なのかと言えば、たった今兄が叫んだ事柄なのだろう。
視線を横へ、兄が眺めている方向へと向ければ、そこにいたのは金色の少女であった。
否、少女にしか見えない女性だと言うべきだろう。
その女性が見た目通りの少女でないのは、特徴的な耳を見るだけで明らかである。
金色の髪に金色の瞳。
その二つを持ち、さらに特徴的な尖った耳を持つ種族など、この世界には一つしか存在しない。
エルフだ。
エルフは人の百倍は生きるとも言われる長命種であり、外見と年齢が一致しないことなど基本である。
無論一致することもあるが、少なくともこのエルフの場合は一致していないで正しい。
何故ならば、リーンはこのエルフが千年以上生きているということを知っているからだ。
しかしそんな姿を眺めながら、リーンはまさか学院長をやっているとは、などと思っていた。
エルフは基本的に人嫌いであり、大半のエルフはエルフだけが住むという森に引き篭もって出てこないぐらいだからだ。
まあ、千年という時間は思っている以上に長く、エルフですら変化するには十分な時間だったのかもしれない。
ともあれ、そんなエルフは、リーンの視線の先で口元に笑みを浮かべていた。
あの笑みは父の笑みと同種のものであり、つまりは兄が驚いているのを楽しんでいるようだ。
そしてそんな二人を見ているうちに落ち着いてきたのか、兄は一つ息を吐き出すとゆっくりと口を開いた。
「……強力な助っ人って、学院長のことだったんですね。それは確かに、驚くような人物なはずですよ」
「ええ、わたしも話を聞いた時は驚いたけれどね。でも、話を聞く限りでは、確かにあなた達だけでは難しそうだもの。わたしもどこまで出来るかは分からないけれど、協力させてもらうわ」
「学院長は、詳細まで聞いているんですか?」
「そうでなければ、協力出来るかどうかも分からないでしょう?」
「……なるほど、確かに。っと、立って話すようなことではありませんね。あと、学院長、折角ですから、妹を紹介させてください」
「あら、それは楽しみね。話に聞く優秀な妹に会うのをわたしも楽しみにしていたのよ?」
会話を聞いている限りだと、どうやら二人はそこそこの親交があるようであった。
学院長という言葉からすると、何となく偉そうにしているような印象があるのだが……そういった理念の学院なのか、あるいは本人の資質ゆえか。
何にせよ……ここまで他人と朗らかに話せるようになっているとは、やはり随分と変わったようであった。
まあそれはそれとして、この兄は一体学院で何の話をしているのか、というところでもあるのだが。
「リーン」
名を呼ばれ、手招きをしている兄の姿を横目に、ちらりと父の方へと視線を向ける。
頷いたあたり、どうやら問題はないようだ。
あくまでも相手は客人であり、当主がそこにいるのだから、当主が紹介するのが筋のような気もするのだが、問題ないというのならば構うまい。
もっとも、それとは別に、紹介などは必要ないとも思うのだが。
「学院長、こちら僕の妹のリーンです」
「オリヴィア・レオンハルトよ。あなたのことはよく……………………ええ、よく、知っているわ」
紹介と共に一歩前に出てその姿を晒したリーンに、オリヴィアは笑みを深めた。
ただしよくよく見てみると、その頬は若干引きつっている。
しかも目は目で笑っていないのだが、リーンは全てを無視して笑みを浮かべた。
「リーン・アメティスティなのじゃ。今回は父上達に力を貸してくれるらしいの。よろしく頼むのじゃ」
「………………ええ、よろしく。精一杯、頑張るわ」
そう言うと、オリヴィアは父の方へと顔を向けた。
相変わらずその顔には笑みが浮かんでいるが、若干余裕がなさそうに見えるのは気のせいではあるまい。
「……マティアス様、確かまだ準備は整っていないのでしたよね?」
「む? ああ……貴殿がここまで早く来てくれるとは思ってもいなかったからな。ルーカスも戻って来たばかりであるし、準備はこれからするところだった」
「それは本当に申し訳ありませんでした」
「いやなに、それだけ急いでくれたということだろう? 謝るべきはこちらの方だ」
「けれど、結果的に急がせることになる上に、余計な手間まで取らせることになってしまいましたから。そこで、というわけではないのですけれど……リーン様をしばらくお借りしてもよろしいでしょうか?」
「む? リーンを、か?」
「はい、以前からルーカス様から色々と話を聞いており興味を抱いていましたし、こうして実際にお会いすることでさらに興味を抱きましたから。少しの間でも構いませんので、お相手をしていただこうかと思いまして」
「ふむ、私は構わないが……いや、分かった。リーン、そういうわけなのだが、構わないか?」
「儂は問題ないのじゃが……呼ばれた用事を果たしていないと思うのじゃが?」
「いや、ここに来たということは、大筋を聞いた上で納得したのだろう? ならば問題はない。どうせ話など後で幾らでも出来るからな」
「そういうことならば、儂も構わんのじゃ」
「そうか……助かる。では、任せた」
「了解なのじゃ。しかしということは、移動が必要じゃな。応接間と儂の部屋、どちらに行くのがいいかの?」
「――リーン様の部屋でお願いします」
間髪入れずに口を挟んできたオリヴィアに、思わず苦笑を漏らす。
まるでそうしなければ逃げられてしまうとでも言いたげだ。
別に逃げるつもりなどはないというのに……まあ、構うまい。
「了解なのじゃ。では、父上、兄上」
「ああ。そろそろ昼食の準備が整うはずだ。整い次第呼びに行かせるから、それまで任せた」
「リーン、あまり肩肘張る必要はないからね? オリヴィア学院長は、学院でも気さくな人で通ってるから」
兄の言葉に軽く手を振りながら、リーンは父の部屋を後にした。
そのすぐ後をオリヴィアが続き……後頭部に感じる視線に、再度苦笑を浮かべる。
だがそのまま先導して進むも、会話のようなものはない。
ただひたすらに歩き……やがて、リーンの部屋へと辿り着いた。
「ここが今の儂の部屋なのじゃ」
そう言って扉を開けると、そのまま中へと入っていく。
即座にオリヴィアも続き、直後に扉の閉まる音が響いた。
そして。
「ちょっと、どういうことか説明してくれるんですよね――お師匠様!?」
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