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冒険者ギルド
しおりを挟む怪我人を抱えてひときわ大きな冒険者ギルドに入る、奥の方に『治療室』と書かれた部屋があるので病人を運んでいく
今更だが、俺はこの世界の言葉や文字は理解出来るらしい、また一から勉強し直しとかにはならなくて本当に良かった
治療室もそこそこ広く中には軽傷から重症まで多くの冒険者と冒険者を治療している治療師がいた
「あ!えっと……どなたでしょうか?」
近くにいた栗色の髪の少女が駆け寄ってくる、年齢や他の治療師の装備と比べるとおそらく新人だろう
「俺はユウト、コイツはここに置いとくぞ」
俺は近くのベッドに怪我人を置いて部屋を後にする
(はぁ、ようやく野郎の介護から解放されたぜ)
部屋を出ると助けた少女、アルテが待っていた
「助けてくれてありがとう!何か奢らせてよ」
本当に助かる、だって俺無一文だもん
◇◆◇◆◇
俺はアルテに連れられて近くの飲食店にやってきた、俺がジュースを望んだ為美味しい果物ジュースの店を選んでくれたらしい
俺たちが席に着くと目を輝かせながらアルテが質問してきた
「アタシはアルテ、狩人兼冒険者!この街で生まれて今は森の近くに住んでるの!ユウトはどこから来たの?」
「ここからずっと東の方から来たんだ」
日本人あるあるの東から来ましたという紹介をしながらアルテを見る
赤髪の短いポニーテールと赤色の目が特徴的な可愛らしい狩人だ
しかし胸は普通だった!!!
胸は~デカくな~けりゃ~つまらないだろう?
どこからか頭の中に悲惨な歌詞が流れてくる
しかし、この胸はこの胸でエロい!活発で元気な彼女にピッタリな胸の大きさだとも思える、みんな違ってみんないい
「……どこ見てんの」
「おっぱい」
「……エッチ」
アルテの表情から俺に対する好奇心が薄れ、親しみと呆れと少しの羞恥心が読み取れた
運ばれてきたオレンジジュースはとても甘いが爽やかな後味で、果肉も口の中でしっかりと感じられるほど入っていた
「すっげー美味い」
「でしょ~~、この時期の自慢のジュースなんだ……あ!そうだ!この街に来るのは初めて?良かったら案内してあげようか?」
元気で明るく優しい彼女の提案を断る理由は特になかった
「ああ、是非お願いしたいね」
◇◆◇◆◇
この道は初心者にはオススメ、この細道は危険、あのパン屋さんは美味しいけど浮気性でまた奥さんに怒られてた──
アルテのガイドはとても詳しく、面白かった、これには正直驚いた
前の世界の修学旅行、1日目と2日目でバスのガイドが違ったのを思い出した
1人は美人の若いおねえさん、もう1人はオバチャン
若いおねえさんのガイドはぎこちなくどこかマニュアル通りの印象を受けた一方、オバチャンのガイドは流暢で悪ふざけをする同級生に合わせてアドリブで場を盛り上げてくれたっけ
歳を取れば取るほど見た目は悪くなるのに話は上手くなる
この世は残酷だ
そんな経験から女は若ければ若い程未熟で可愛らしいという偏見があったが、アルテのガイドからまた新たな知見を得られた
女に対する価値観が変わった訳では無い、日本という文明社会に生きるガイドと異世界の冒険者を単純に比べるのは良くない
それにきっとアルテは例外だ、彼女には獲物を…命を狩る狩人だからこそのたくましさがあるのだろう
ガイドをしつつこちらの表情や周りを観察する彼女はまさに狩人そのものだった
◇◆◇◆◇
そうしているうちに段々と日が沈んでから少し時間がったってしまった、大通りはあらかた案内され今は街を出てアルテの家の前までやってきた
「ねぇ?良かったら…泊まってかない?」
腕を組み、胸を押し当て、上目遣いで、艶美な声で囁いてくる
案内してもらった良い宿は遠く、比較的近くの宿は空きがなかったり古かったりした
狡猾なほど時間と状況は泊まる以外の選択肢を狭め、男を誘う技術もとても高い
まさに狩人、自分より強い獣を狡猾さと技術で狩る狩人の姿がそこにはあった
アルテの家は、正直に言って汚い外見をしていた、ボロ屋と言ってもいい、それに獣臭い、小屋と言われても仕方ないほど小さい
客に来てもらう宿屋とは違い家はボロいほど強盗に入られにくいというメリットがある
それに狩人という職業柄あまり家に居ないのだろう、個人の物置兼作業場と考えるとしっくりくる
なるほど、異性を家にあげるのにひと工夫するわけだ
家に向かって無言で歩を進め家に入ると肯定と捉えられたのか彼女は安堵の表情をうかべた
「……そ!そうだ!!干し肉があっt──」
俺は家に入るなりアルテをベッドに押し倒し、キスで口を塞ぎながらチートな器用さと雰囲気を壊さないほどの速さでアルテの装備をぬがしていく
誘われた時に抱いた疑問が舌を入れて確信に変わった──
アルテは恋愛慣れしてない
艶美な声で誘われた時、非常に違和感を覚えた
もちろん色っぽさが足りなかった訳では無い、すっごい色っぽかった
色っぽすぎたのだ
アルテの見た目やキャラならもっと元気に無邪気に、もしくは年相応に恥じらいながら誘うのが自然だ
狩人装備のスポーツ少女が色っぽい声で誘ってくる、いかにも不自然、『艶美な声で男を堕とす』という技術にこだわり過ぎての失敗だ
まあ、チートのおかげで耳が滅茶苦茶いいから心音や呼吸音で行動前に心の準備をしてた事バレバレだし
自分の持ってる技術を総動員して恋愛頑張る少女って感じがしてそこが凄くチ〇コにくるんだけどね!
理性?アイツは置いてきた、これからのS〇Xについて来れないだろうからな
自分とアルテの服をぬがし終えたら身体が冷めないようしっかりと抱きしめる、さぁここからは攻守交代、獣が狩人を狩る時間だ
「…っぁ♡まっ♡まって─そ…その………」
?
「ゃ…やさしく…シて……////」
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