AI面接ルサンチマン

 時は2039年。金無し、仕事無し、妻子無し、お先真っ暗のアラフォー・宮根正和は一発逆転の大チャンスを手に入れた。
 幼馴染・市川亮のコネにより、世界に冠するIT企業ガッフルの中途採用試験を受ける事になったのだ。
 しかも採用を勝ち取る裏ワザがある。
 今やどの企業もAIが人事を牛耳っており、ガッフルの一次面接、二次面接で合否を決める高性能AI「シーバ」は亮が研究開発した代物。
 つまり面接官の攻略法を亮から教えてもらえる訳で、一次、二次は楽勝。難関はガッフル東京オフィスで行われる最終面接のみだ。

 勝ち組としての人生に夢を膨らます正和だが、ビル内の広大な空間に設けられたコミュニケーション・エリア「森」には、ろくに働かず、遊びに興じる社員達の姿がある。
 エリートなんて呑気なもんだ。
 そう思ってみたものの、彼らの遊びが「命がけ」であると知った時、正和自身も後戻りの効かない危険なゲームの渦中にいたのだ……。



エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しております。
24h.ポイント 0pt
0
小説 194,441 位 / 194,441件 SF 5,548 位 / 5,548件

あなたにおすすめの小説

偏食の吸血鬼は人狼の血を好む

琥狗ハヤテ
BL
人類が未曽有の大災害により絶滅に瀕したとき救済の手を差し伸べたのは、不老不死として人間の文明の影で生きていた吸血鬼の一族だった。その現筆頭である吸血鬼の真祖・レオニス。彼は生き残った人類と協力し、長い時間をかけて文明の再建を果たした。 そして新たな世界を築き上げた頃、レオニスにはひとつ大きな悩みが生まれていた。 【吸血鬼であるのに、人の血にアレルギー反応を引き起こすということ】 そんな彼の前に、とても「美味しそうな」男が現れて―――…?! 【孤独でニヒルな(絶滅一歩手前)の人狼×紳士でちょっと天然(?)な吸血鬼】 ◆ダブル主人公・人狼と吸血鬼の一人称視点で交互に物語が進んでゆきます。 ◆現在・毎日17時頃更新。 ◆閲覧ありがとうございます。小説投稿は初めてですがのんびりと完結まで書いてゆけたらと思います。「pixiv」にも同時連載中。 ◆未来、エチエチシーンは部分的に挿絵や漫画で描けたらなと考えています☺

kabuto

SF
モノづくりが得意な日本の独特な技術で世界の軍事常識を覆し、戦争のない世界を目指す。

トライアルズアンドエラーズ

中谷干
SF
「シンギュラリティ」という言葉が陳腐になるほどにはAIが進化した、遠からぬ未来。 特別な頭脳を持つ少女ナオは、アンドロイド破壊事件の調査をきっかけに、様々な人の願いや試行に巻き込まれていく。 未来社会で起こる多様な事件に、彼女はどう対峙し、何に挑み、どこへ向かうのか―― ※少々残酷なシーンがありますので苦手な方はご注意ください。 ※この小説は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、エブリスタ、novelup、novel days、nola novelで同時公開されています。

夢魔界転生

いち こ
SF
世界中で核戦争が起きた2030年。日本も一面の焼け野原になり、残留放射能が人々を苦しめた。 人々は希望を失い、生きる術を失っていた。そんな時、AIと人間の脳電流をドッキングさせて、幸せな夢を見ることだけが、人類の唯一の生きる希望となっていた。戦争で生き残った者たちの頭にかぶされたヘルメットから、全ての人の脳電流がAIに集約されて、全ての人間が同じ夢を見るようになっていた。主人公の幸一は、自分の高校時代の剣道部の夢をAIに吸い取られながら、今日も強敵と対戦していくのである。

【フリー台本】朗読小説

桜来
現代文学
朗読台本としてご使用いただける短編小説等です 一話完結 詰め合わせ的な内容になってます。 動画投稿や配信などで使っていただけると嬉しく思います。 ご報告、リンクなどは任意ですが、作者名表記はお願いいたします。 無断転載 自作発言等は禁止とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。

浅井長政は織田信長に忠誠を誓う

ピコサイクス
歴史・時代
1570年5月24日、織田信長は朝倉義景を攻めるため越後に侵攻した。その時浅井長政は婚姻関係の織田家か古くから関係ある朝倉家どちらの味方をするか迷っていた。

欲望の神さま拾いました【本編完結】

一花カナウ
キャラ文芸
長年付き合っていた男と別れてやけ酒をした翌朝、隣にいたのは天然系の神サマでした。 《やってることが夢魔な自称神様》を拾った《社畜な生真面目女子》が神様から溺愛されながら、うっかり世界が滅びないように奮闘するラブコメディです。 ※オマケ短編追加中 カクヨム、ノベルアップ+、pixiv、ムーンライトノベルズでも公開中(サイトによりレーティングに合わせた調整アリ)

果てしなき宇宙の片隅で 序章 サラマンダー

緋熊熊五郎
SF
果てしなき宇宙の片隅で、未知の生物などが紡ぐ物語 遂に火星に到達した人類は、2035年、入植地東キャナル市北東35キロの地点で、古代宇宙文明の残滓といえる宇宙船の残骸を発見した。その宇宙船の中から古代の神話、歴史、物語とも判断がつかない断簡を発掘し、それを平易に翻訳したのが本物語の序章、サラマンダーである。サラマンダーと名付けられた由縁は、断簡を納めていた金属ケースに、羽根を持ち、火を吐く赤い竜が描かれていたことによる。