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国始動編
第102話 料理
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翌日、朝から議会にて再度雇用についての議論が行われた。
しかし一日程度の時間で新たな案が生まれ出るはずもなく、昨日と同じようにただ単に時間を浪費する場となってしまっていた。
そのまま何の成果もあげられないまま正午になり、議員達が肩を落としながら昼食休憩へと向かおうとした時。
ヘクトルが議会から出ようとする議員達を呼び止めた。
「少しだけ良いか? 今日の昼食なんだが実は私が用意している。王宮にある催事場に既に食事を用意させているからぜひ食べていってくれ。」
議員達はヘクトルの急な提案に少し驚いたが、せっかく用意してくれたのだからとヘクトルの申し出を快く受ける。
その後、議員達はヘクトルの案内で催事場へと向かう。
催事場の扉を開けるとそこには議員達の見たことのない料理が満漢全席のように机に並べられていた。
「ヘクトル殿これは一体・・・?」
「この料理については午後の議会で説明する。今は昼食休憩だ。出来たてのうちに食べてくれ。」
ヘクトルに促され、それぞれの席に着く議員達。
目の前の料理の前に立て札が置かれており、それぞれの料理名が書かれていた。
「では頂こうか。」
議員達はそれぞれ思い思いに気になった料理を用意されていた皿に盛っていく。
「おにぎり? 聞いたこと無い料理だな。それにこの白い粒も黒いシートも初めて見るな。」
「これは唐揚げという料理か。これは鶏肉か? しかし周りを纏っていものは何だ?」
「お好み焼き? こんな料理見たこと無いぞ?」
議員達は見たことのない料理を恐る恐る口へと運んでいく。
「うっうまい・・・」
「なんだこれは! 鶏肉の料理はこれまでも食べてきたが、これほどまでに食感の良い鶏肉料理は初めてだ!」
「このお好み焼きという物も食べてみろ! 上にかかっている茶色と白色のソースがとても良い風味を生み出しているぞ!」
箸が止まらないといった様子で出された料理を次々と口へと運んでいく議員達。
議員達の手はその後も止まることはなく、三十分もしないうちに用意した料理を全て平らげていた。
「いや本当に上手かった。こんな料理を用意出来るとはさすがミッテの領主をしていただけはありますな。」
「こんなに美味しい料理を食べたのは初めてだ。また是非ともご馳走して下され。」
ヘクトルにお礼を述べた議員達は満足そうに重たいお腹をさすりながら議会場へと向かっていった。
『大地殿助かりました。皆の反応も上々。どうやら上手くいきそうです。』
『それは何よりだ。また力が必要になったら言ってくれ。王としての立場を逸脱しない範囲でなら協力するよ。』
ヘクトルは念話で大地にお礼を述べると議員達のあとを追って議会場へと入っていった。
ヘクトルから美味しい料理をご馳走された議員達は意気揚々と議会場の席に着いていく。
そして午後の議会が開会されると同時に一人の議員が手を上げた。
「雇用の件ですが一つ案が浮かびましたので良いでしょうか?」
議会の司会をしていた者が発言を許可するとその議員はある提案を始めた。
「先程ヘクトル殿が振る舞われた料理は大変美味でありました。料理であれば酪農や鍛冶程の知識や技術がない者達でも出来るのではないでしょうか? それにこれ程の料理であればこの国のアピールポイントにもなり、冒険者等の外部から来る者達への宣伝になります。雇用対策の一つとして国をあげての料理の分野を発展させるのが良いと思います。」
他の議員も同じことを考えていたのだろう。その議員が話し終わるとすぐさま賛同の声が議会場を包んだ。
「ふむ。確かに一理あるな。皆の中にこの意見に反対の者、もしくは他の案を持っている者はおるか?」
ヘクトルが確認の問いかけを行うが、議員の中に反対する者は誰一人としていなかった。
こうして雇用問題への対策案として料理の文化を発展させることで全員一致で決定された。
「では次回の議会では他の大臣にも参加してもらうようにしよう。これまでは省庁が出来たばかりで陣頭指揮の為に他の大臣は議会に参加出来ていなかったが、最近は落ち着いてきているらしい。次回の議会には参加出来るだろう。各自次回の議会までに料理文化を発展させる為の具体案を考えて来てほしい。」
ヘクトルの言葉を最後に閉会する議会。
議員達の顔は昼食休憩の時とは打って変わって期待感に満ちたものになっていた。
今後の料理文化発展の為の話し合いをしながら議会場から出ていく議員達の姿を見て、策が見事に成功したと笑みを浮かべるヘクトルであった。
議会で方針が決まってからは、ヘクトル達はゼーレやリリスを交えて料理文化発展のための議案を練っていった。
昼休憩には毎回新しい料理の試食を行い、料理の味だけでなく調理工程の手軽さや、どういったシチュエーションで食べられる物なのか等、細かい査定を行っていった。
もちろん全ての料理を再現していたのは大地であり、大地は毎日忙しく料理とその料理のレシピを再現していた。
ボレアスの時の二の舞じゃねえか・・・
結局こうなるのね・・・
大地は政治と自分の立場を切り離すことで悠々自適な王様ライフを満喫する予定だった。
しかし蓋を開けてみれば完全に政治の裏方仕事を任されていた。
もちろん議員達には料理を作っているのが大地であることは言っていない。ヘクトルの元使用人が作っていることにしてある。
そんな訳で大地はいつもこそこそと隠れるように催事場に行っては料理の再現をしていた。
こうして料理を毎日のように食べたかいもあって、次第に具体案がまとまってきた。
議会が決めた方針は以下の通りであった。
現在仕事のない者達へ料理人の公募を行う。選定の方法は切る、焼く、煮る等調理の基本が出来ていれば良い事とする。特に調理技術に秀でている者を店長とし、運営に関しては開業して一定期間はレシピ提供や仕入れ、原価率計算等に関しては国からのサポートを受けれることとする。
国からのサポートが終了してからは仕入れや新たなメニューの考案といった店の運営そのものはその店の自由にしてよい。
どのような料理を出す店にするかは店長に選ばれた者達と相談した上で決定していく。
その後料理店を開きたいという者がいれば管轄の役所にて手続きを行うことで可能。しかし店を開く為の一定の審査に通った者のみ、営業許可書を発行する。
料理店に限らず、鍛冶、酪農、研究等、他分野でも同じように審査に通れば営業出来るものとする。
今後の方針について決めたことによりボレアス領地の時のような料理地獄から解放された大地は心底安堵していた。
しかしそんな安堵もつかの間のものとなってしまう。
方針が決定してからすぐに料理人の公募を始めたヘクトル達。するとすぐに仕事のない多数の志望者が役所まで集まる事態となっていた。
志望者のほとんどは女性や日本でいう高校生ぐらいの人達であった。
すぐさま調理技術の試験を行い、合格した者達にレシピと店舗の提供を行うことになった。
そして調理試験に合格出来なかった者達にも、その店でウェイター、ウェイトレスとして働いてもらうことにしたり、若い者達には弟子入りという形で酪農や鍛冶の手伝いの仕事をまわすなど、仕事不足の問題は解決に向かっていくことになったのだが。
新しく作る店舗の全てを大地が作成せねばならず、大地は料理ラッシュから今度は建設ラッシュにあう羽目になった。
今度は建築関係の技術を発展させていく必要があるな・・・
大地は飲食街となる予定の場所で店舗の再現を行いながら、しみじみと建築、土木関係の技術者の育成を励む必要があるなと感じることになった。
しかし一日程度の時間で新たな案が生まれ出るはずもなく、昨日と同じようにただ単に時間を浪費する場となってしまっていた。
そのまま何の成果もあげられないまま正午になり、議員達が肩を落としながら昼食休憩へと向かおうとした時。
ヘクトルが議会から出ようとする議員達を呼び止めた。
「少しだけ良いか? 今日の昼食なんだが実は私が用意している。王宮にある催事場に既に食事を用意させているからぜひ食べていってくれ。」
議員達はヘクトルの急な提案に少し驚いたが、せっかく用意してくれたのだからとヘクトルの申し出を快く受ける。
その後、議員達はヘクトルの案内で催事場へと向かう。
催事場の扉を開けるとそこには議員達の見たことのない料理が満漢全席のように机に並べられていた。
「ヘクトル殿これは一体・・・?」
「この料理については午後の議会で説明する。今は昼食休憩だ。出来たてのうちに食べてくれ。」
ヘクトルに促され、それぞれの席に着く議員達。
目の前の料理の前に立て札が置かれており、それぞれの料理名が書かれていた。
「では頂こうか。」
議員達はそれぞれ思い思いに気になった料理を用意されていた皿に盛っていく。
「おにぎり? 聞いたこと無い料理だな。それにこの白い粒も黒いシートも初めて見るな。」
「これは唐揚げという料理か。これは鶏肉か? しかし周りを纏っていものは何だ?」
「お好み焼き? こんな料理見たこと無いぞ?」
議員達は見たことのない料理を恐る恐る口へと運んでいく。
「うっうまい・・・」
「なんだこれは! 鶏肉の料理はこれまでも食べてきたが、これほどまでに食感の良い鶏肉料理は初めてだ!」
「このお好み焼きという物も食べてみろ! 上にかかっている茶色と白色のソースがとても良い風味を生み出しているぞ!」
箸が止まらないといった様子で出された料理を次々と口へと運んでいく議員達。
議員達の手はその後も止まることはなく、三十分もしないうちに用意した料理を全て平らげていた。
「いや本当に上手かった。こんな料理を用意出来るとはさすがミッテの領主をしていただけはありますな。」
「こんなに美味しい料理を食べたのは初めてだ。また是非ともご馳走して下され。」
ヘクトルにお礼を述べた議員達は満足そうに重たいお腹をさすりながら議会場へと向かっていった。
『大地殿助かりました。皆の反応も上々。どうやら上手くいきそうです。』
『それは何よりだ。また力が必要になったら言ってくれ。王としての立場を逸脱しない範囲でなら協力するよ。』
ヘクトルは念話で大地にお礼を述べると議員達のあとを追って議会場へと入っていった。
ヘクトルから美味しい料理をご馳走された議員達は意気揚々と議会場の席に着いていく。
そして午後の議会が開会されると同時に一人の議員が手を上げた。
「雇用の件ですが一つ案が浮かびましたので良いでしょうか?」
議会の司会をしていた者が発言を許可するとその議員はある提案を始めた。
「先程ヘクトル殿が振る舞われた料理は大変美味でありました。料理であれば酪農や鍛冶程の知識や技術がない者達でも出来るのではないでしょうか? それにこれ程の料理であればこの国のアピールポイントにもなり、冒険者等の外部から来る者達への宣伝になります。雇用対策の一つとして国をあげての料理の分野を発展させるのが良いと思います。」
他の議員も同じことを考えていたのだろう。その議員が話し終わるとすぐさま賛同の声が議会場を包んだ。
「ふむ。確かに一理あるな。皆の中にこの意見に反対の者、もしくは他の案を持っている者はおるか?」
ヘクトルが確認の問いかけを行うが、議員の中に反対する者は誰一人としていなかった。
こうして雇用問題への対策案として料理の文化を発展させることで全員一致で決定された。
「では次回の議会では他の大臣にも参加してもらうようにしよう。これまでは省庁が出来たばかりで陣頭指揮の為に他の大臣は議会に参加出来ていなかったが、最近は落ち着いてきているらしい。次回の議会には参加出来るだろう。各自次回の議会までに料理文化を発展させる為の具体案を考えて来てほしい。」
ヘクトルの言葉を最後に閉会する議会。
議員達の顔は昼食休憩の時とは打って変わって期待感に満ちたものになっていた。
今後の料理文化発展の為の話し合いをしながら議会場から出ていく議員達の姿を見て、策が見事に成功したと笑みを浮かべるヘクトルであった。
議会で方針が決まってからは、ヘクトル達はゼーレやリリスを交えて料理文化発展のための議案を練っていった。
昼休憩には毎回新しい料理の試食を行い、料理の味だけでなく調理工程の手軽さや、どういったシチュエーションで食べられる物なのか等、細かい査定を行っていった。
もちろん全ての料理を再現していたのは大地であり、大地は毎日忙しく料理とその料理のレシピを再現していた。
ボレアスの時の二の舞じゃねえか・・・
結局こうなるのね・・・
大地は政治と自分の立場を切り離すことで悠々自適な王様ライフを満喫する予定だった。
しかし蓋を開けてみれば完全に政治の裏方仕事を任されていた。
もちろん議員達には料理を作っているのが大地であることは言っていない。ヘクトルの元使用人が作っていることにしてある。
そんな訳で大地はいつもこそこそと隠れるように催事場に行っては料理の再現をしていた。
こうして料理を毎日のように食べたかいもあって、次第に具体案がまとまってきた。
議会が決めた方針は以下の通りであった。
現在仕事のない者達へ料理人の公募を行う。選定の方法は切る、焼く、煮る等調理の基本が出来ていれば良い事とする。特に調理技術に秀でている者を店長とし、運営に関しては開業して一定期間はレシピ提供や仕入れ、原価率計算等に関しては国からのサポートを受けれることとする。
国からのサポートが終了してからは仕入れや新たなメニューの考案といった店の運営そのものはその店の自由にしてよい。
どのような料理を出す店にするかは店長に選ばれた者達と相談した上で決定していく。
その後料理店を開きたいという者がいれば管轄の役所にて手続きを行うことで可能。しかし店を開く為の一定の審査に通った者のみ、営業許可書を発行する。
料理店に限らず、鍛冶、酪農、研究等、他分野でも同じように審査に通れば営業出来るものとする。
今後の方針について決めたことによりボレアス領地の時のような料理地獄から解放された大地は心底安堵していた。
しかしそんな安堵もつかの間のものとなってしまう。
方針が決定してからすぐに料理人の公募を始めたヘクトル達。するとすぐに仕事のない多数の志望者が役所まで集まる事態となっていた。
志望者のほとんどは女性や日本でいう高校生ぐらいの人達であった。
すぐさま調理技術の試験を行い、合格した者達にレシピと店舗の提供を行うことになった。
そして調理試験に合格出来なかった者達にも、その店でウェイター、ウェイトレスとして働いてもらうことにしたり、若い者達には弟子入りという形で酪農や鍛冶の手伝いの仕事をまわすなど、仕事不足の問題は解決に向かっていくことになったのだが。
新しく作る店舗の全てを大地が作成せねばならず、大地は料理ラッシュから今度は建設ラッシュにあう羽目になった。
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