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トーム攻略編
第84話 宴
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「とりあえずどうしますか?」
「どうするも何も大地がこんな様子じゃ私達でやるしかないでしょ!」
やり切った感を漂わせながら意識を失っている大地を見つめる二人。
「西北はゼーレさんがほとんど制圧していたので、残りは正門と西南の城門前をどうにかすれば良いという訳ですかね?」
「そうね。とりあえず念話でガラン達から状況を聞きながらペンタゴンに向かいましょう。」
大地からこの戦いの終結を託された犬斗とメリアは大地をリリス達に任せるとペンタゴンの正門まで向かった。
「そうか。わかった。」
「どうしたガラン?」
「犬斗から念話があってな。大地が敵の親玉を仕留めたそうだ。今大地は戦いの影響で気を失っているらしい。大地からの伝言で戦争の終結は任せただとよ。」
「そうか。大地殿はあの魔族を倒したのか・・・」
「本当にうちの大将はどこまでいくつもりなんだろうな。付いて行くこっちの身も考えて欲しいぜ。」
ガランは呆れながらも誇らしそうな顔をマヒアに見せると、いまだ正門の城門前で抵抗を見せる帝国兵に向けて声を張り上げた。
「良く聞け帝国兵! お前達の将であるアーヴは我が創造神の手によって倒された! これ以上の抵抗は無意味だ! 潔く降伏しろ!」
ガランは大声を張り上げながら帝国兵のアーヴの敗北を告げる。
「アーヴが負けただと・・・?」
ガランの発言に即座に反応した人物が一人。
その人物とはメリアとの戦闘から離脱し命からがらアーヴの元に逃げてきたゼルターであった。
ゼルターは声を張り上げガランに反論する。
「アーヴが負ける等ありえん! あいつは魔族の身体に寄生しているのだぞ? 人間や獣人如きで勝てる相手ではない!」
敵陣の真ん中で声を張り上げるゼルターを見つけたガランは面倒くさそうにアーヴの敗北が事実であると告げる。
「俺の言葉が信用出来ないなら西北にある丘まで確認して来れば良い。そこにアーヴの亡骸があるはずだ。」
「そんな馬鹿な・・・私達は本当に創造神を敵に回していたとでもいうのか。」
ゼルターはガランの言動からアーヴが創造神に負けたのだと悟ると、一目散に退却を開始した。
「ゼルター様!?」
「宮廷魔法師様が逃げている・・・?」
帝国兵達も自分達の将が逃げている姿を見て、ガランの言っていた事が真実だったのだと理解すると、我先にと退却していく。
「追わなくていいのか?」
「俺達だって無傷な訳ではない。大地も気を失っている状況で深追いはリスクが高いだろう。」
ガランは兵士達に逃げる帝国兵達への追撃をしないように指示を飛ばすと、すぐさま負傷兵の治療を開始するように命じる。
『ガラン! 西南の帝国兵は無事蹴散らしといたよぉ!』
『こちら西北のゼーレです。制圧後新たな帝国兵の姿も見られず、今のところ問題ないです。』
ガランの元にフィアとゼーレから各城門前の状況報告が念話で飛ばされてくる。
『そうか二人ともよくやってくれた。見張りの兵のみを城壁に残して後は王宮前の広場に集合させてくれ。』
『わかったよぉ!』
『わかりました。ガランもお疲れ様です。』
ガランはフィアとゼーレに指示を飛ばずと負傷兵とその治療にあたっている兵士以外の者達に王宮前の広場に集まるように指示を飛ばしていく。
ガランの迅速な指示により広場前へ集まっていく兵士達。
ガランが兵士達に指示を飛ばしながら負傷兵の治療を行っていると、犬斗とメリアがペンタゴンに到着していた。
「僕たち急いで来なくても良かったんじゃ・・・」
「確かに最初からガランに任せておけばよかったかも・・・」
ペンタゴンに向かっている道中、ガランから大体の状況について聞いていた二人ではあったが、いざ帝国兵が一人もいないペンタゴンの城門前を見て、急いでペンタゴンに向かっていたことが急に馬鹿馬鹿しくなる。
「おう犬斗にメリアじゃねえか! 大地はまだか?」
「多分ドグマさんが担いで連れてきているとは思うんですけど、もう少し掛かるんじゃないんですかね。」
「そうか。今兵士達には広場で待機してもらっている。広場ではリリーナ達にも協力してもらいながら簡単な食事も用意している。大地が到着するまでそこで休憩すると良い。」
「やっと休憩出来ますね。いや本当生きてることが不思議でならないですよ。」
「その意見には激しく同意するわ。大地が居なければ今頃私達は死んでいたでしょうからね。」
「おいおい。相手の親玉は犬斗が死んじまうような相手だったのかよ。」
ガランは二人の発言に思わず驚いた声を挙げる。
大地が気を失うほどの魔力を使わなければ倒せない相手だったのだと理解していたガランであったが、まさか犬斗程の猛者が敗北するような相手だとは予想だにしていなかった。
犬斗でも敵わない相手に勝利した大地の力に改めて驚いたガランであったが、そもそも大地と出会ってから驚きの連続だったことを思い出し、少しおかしくなってクスクスと軽い笑い声を上げる。
「いやガランさん笑いごとじゃなかったんですからね!」
「すまんすまん。改めて大地は凄い奴なんだと思ってな。」
「まぁ確かにそれに関して同じ意見ですけど。」
犬斗は笑い声を上げたガランにジト目を向けながら、メリアと一緒に広場へと向かった。
その後、引き続きガランが兵士の誘導や負傷兵の治療をしているとようやくリリスと大地を肩に抱えたドグマが現れた。
「もう戦いは終わったのか?」
「帝国兵はうちの大将が敵将を倒したと伝えた途端、蜘蛛の子を散らすように逃げていったよ。」
「そうか。それは良かった。大地も頑張ったかいがあったというものだな。」
リリスはドグマに担ぎ上げられたまま目を覚まさない大地に優しい瞳を向ける。
「大地は大丈夫なのか?」
「あぁ魔力枯渇は起こしていたが、命の別状はない。今眠っているのはむしろこれまでの戦いの疲れからだろう。」
「おいガランよ。大地の旦那は何処に連れていけば良い?」
ドグマがリリスとの話に割って入るようにガランに話しかけてきた。
長い距離を大地を担ぎながら全力で走ってペンタゴンまで来ていたドグマは汗だくで疲れた顔をしている。
「そうだな。大地は王宮に休憩室という部屋があるからそこで休ませてやってくれ。」
ドグマはガランから指示をもらうと、やっと身体を休ませれると意気揚々に王宮へと向かった。
「大地のことは頼んだぜ。」
「言われなくとも大地は必ず全快させてみせるさ。」
リリスは言い放つような鋭い口調でガランに返すとドグマを追って王宮へと向かった。
「あいつは何であんなに口調が厳しいんだ。黙ってれば美人なんだがな・・・」
「どうしたガラン? ぶつぶつと独り言なんて珍しい。」
急に後ろから現れたマヒアに驚くガラン。
「いやマヒア違うんだぞ!? リリスは確かに美人だと思うが俺の好みではなくてな。」
「何を言ってるんだ? まぁ良い。負傷兵と治療と兵士達の誘導は滞りなく終わったぞ。」
ガランはマヒアの言葉を聞いて辺りを見渡す。
どうやらガランが犬斗達やリリス達と話をしている間に兵士達は指示していたことは全て完了させていたらしい。
「そうか。じゃあ俺達も広場へ向かおう。」
ガランは数名の兵士に見張りを命じるとマヒアと共に広場へ向かう。
ガラン達が広場に着くと、広場はもはやお祭りのような賑わいを見せていた。
それもそのはず。自分達の力で帝国兵を撃退したのだ。兵士達の興奮具合は正に最高値であろう。
一部の者はお酒まで持ち出し何度も乾杯をしている。
「はぁ・・・まぁこいつらの気持ちは良く分かるし、今日は多めに見てやるか。」
「兵士達もよく頑張った。ここは素直に褒めてやるべきだろう。」
ガランとマヒアはやや呆れた顔を見せながら、勝利を祝っている兵士達の輪の中へと入っていった。
「どうするも何も大地がこんな様子じゃ私達でやるしかないでしょ!」
やり切った感を漂わせながら意識を失っている大地を見つめる二人。
「西北はゼーレさんがほとんど制圧していたので、残りは正門と西南の城門前をどうにかすれば良いという訳ですかね?」
「そうね。とりあえず念話でガラン達から状況を聞きながらペンタゴンに向かいましょう。」
大地からこの戦いの終結を託された犬斗とメリアは大地をリリス達に任せるとペンタゴンの正門まで向かった。
「そうか。わかった。」
「どうしたガラン?」
「犬斗から念話があってな。大地が敵の親玉を仕留めたそうだ。今大地は戦いの影響で気を失っているらしい。大地からの伝言で戦争の終結は任せただとよ。」
「そうか。大地殿はあの魔族を倒したのか・・・」
「本当にうちの大将はどこまでいくつもりなんだろうな。付いて行くこっちの身も考えて欲しいぜ。」
ガランは呆れながらも誇らしそうな顔をマヒアに見せると、いまだ正門の城門前で抵抗を見せる帝国兵に向けて声を張り上げた。
「良く聞け帝国兵! お前達の将であるアーヴは我が創造神の手によって倒された! これ以上の抵抗は無意味だ! 潔く降伏しろ!」
ガランは大声を張り上げながら帝国兵のアーヴの敗北を告げる。
「アーヴが負けただと・・・?」
ガランの発言に即座に反応した人物が一人。
その人物とはメリアとの戦闘から離脱し命からがらアーヴの元に逃げてきたゼルターであった。
ゼルターは声を張り上げガランに反論する。
「アーヴが負ける等ありえん! あいつは魔族の身体に寄生しているのだぞ? 人間や獣人如きで勝てる相手ではない!」
敵陣の真ん中で声を張り上げるゼルターを見つけたガランは面倒くさそうにアーヴの敗北が事実であると告げる。
「俺の言葉が信用出来ないなら西北にある丘まで確認して来れば良い。そこにアーヴの亡骸があるはずだ。」
「そんな馬鹿な・・・私達は本当に創造神を敵に回していたとでもいうのか。」
ゼルターはガランの言動からアーヴが創造神に負けたのだと悟ると、一目散に退却を開始した。
「ゼルター様!?」
「宮廷魔法師様が逃げている・・・?」
帝国兵達も自分達の将が逃げている姿を見て、ガランの言っていた事が真実だったのだと理解すると、我先にと退却していく。
「追わなくていいのか?」
「俺達だって無傷な訳ではない。大地も気を失っている状況で深追いはリスクが高いだろう。」
ガランは兵士達に逃げる帝国兵達への追撃をしないように指示を飛ばすと、すぐさま負傷兵の治療を開始するように命じる。
『ガラン! 西南の帝国兵は無事蹴散らしといたよぉ!』
『こちら西北のゼーレです。制圧後新たな帝国兵の姿も見られず、今のところ問題ないです。』
ガランの元にフィアとゼーレから各城門前の状況報告が念話で飛ばされてくる。
『そうか二人ともよくやってくれた。見張りの兵のみを城壁に残して後は王宮前の広場に集合させてくれ。』
『わかったよぉ!』
『わかりました。ガランもお疲れ様です。』
ガランはフィアとゼーレに指示を飛ばずと負傷兵とその治療にあたっている兵士以外の者達に王宮前の広場に集まるように指示を飛ばしていく。
ガランの迅速な指示により広場前へ集まっていく兵士達。
ガランが兵士達に指示を飛ばしながら負傷兵の治療を行っていると、犬斗とメリアがペンタゴンに到着していた。
「僕たち急いで来なくても良かったんじゃ・・・」
「確かに最初からガランに任せておけばよかったかも・・・」
ペンタゴンに向かっている道中、ガランから大体の状況について聞いていた二人ではあったが、いざ帝国兵が一人もいないペンタゴンの城門前を見て、急いでペンタゴンに向かっていたことが急に馬鹿馬鹿しくなる。
「おう犬斗にメリアじゃねえか! 大地はまだか?」
「多分ドグマさんが担いで連れてきているとは思うんですけど、もう少し掛かるんじゃないんですかね。」
「そうか。今兵士達には広場で待機してもらっている。広場ではリリーナ達にも協力してもらいながら簡単な食事も用意している。大地が到着するまでそこで休憩すると良い。」
「やっと休憩出来ますね。いや本当生きてることが不思議でならないですよ。」
「その意見には激しく同意するわ。大地が居なければ今頃私達は死んでいたでしょうからね。」
「おいおい。相手の親玉は犬斗が死んじまうような相手だったのかよ。」
ガランは二人の発言に思わず驚いた声を挙げる。
大地が気を失うほどの魔力を使わなければ倒せない相手だったのだと理解していたガランであったが、まさか犬斗程の猛者が敗北するような相手だとは予想だにしていなかった。
犬斗でも敵わない相手に勝利した大地の力に改めて驚いたガランであったが、そもそも大地と出会ってから驚きの連続だったことを思い出し、少しおかしくなってクスクスと軽い笑い声を上げる。
「いやガランさん笑いごとじゃなかったんですからね!」
「すまんすまん。改めて大地は凄い奴なんだと思ってな。」
「まぁ確かにそれに関して同じ意見ですけど。」
犬斗は笑い声を上げたガランにジト目を向けながら、メリアと一緒に広場へと向かった。
その後、引き続きガランが兵士の誘導や負傷兵の治療をしているとようやくリリスと大地を肩に抱えたドグマが現れた。
「もう戦いは終わったのか?」
「帝国兵はうちの大将が敵将を倒したと伝えた途端、蜘蛛の子を散らすように逃げていったよ。」
「そうか。それは良かった。大地も頑張ったかいがあったというものだな。」
リリスはドグマに担ぎ上げられたまま目を覚まさない大地に優しい瞳を向ける。
「大地は大丈夫なのか?」
「あぁ魔力枯渇は起こしていたが、命の別状はない。今眠っているのはむしろこれまでの戦いの疲れからだろう。」
「おいガランよ。大地の旦那は何処に連れていけば良い?」
ドグマがリリスとの話に割って入るようにガランに話しかけてきた。
長い距離を大地を担ぎながら全力で走ってペンタゴンまで来ていたドグマは汗だくで疲れた顔をしている。
「そうだな。大地は王宮に休憩室という部屋があるからそこで休ませてやってくれ。」
ドグマはガランから指示をもらうと、やっと身体を休ませれると意気揚々に王宮へと向かった。
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「どうしたガラン? ぶつぶつと独り言なんて珍しい。」
急に後ろから現れたマヒアに驚くガラン。
「いやマヒア違うんだぞ!? リリスは確かに美人だと思うが俺の好みではなくてな。」
「何を言ってるんだ? まぁ良い。負傷兵と治療と兵士達の誘導は滞りなく終わったぞ。」
ガランはマヒアの言葉を聞いて辺りを見渡す。
どうやらガランが犬斗達やリリス達と話をしている間に兵士達は指示していたことは全て完了させていたらしい。
「そうか。じゃあ俺達も広場へ向かおう。」
ガランは数名の兵士に見張りを命じるとマヒアと共に広場へ向かう。
ガラン達が広場に着くと、広場はもはやお祭りのような賑わいを見せていた。
それもそのはず。自分達の力で帝国兵を撃退したのだ。兵士達の興奮具合は正に最高値であろう。
一部の者はお酒まで持ち出し何度も乾杯をしている。
「はぁ・・・まぁこいつらの気持ちは良く分かるし、今日は多めに見てやるか。」
「兵士達もよく頑張った。ここは素直に褒めてやるべきだろう。」
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