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第0章【無口な勇者と、勇敢な副隊長】
慈愛魔法ってなんですか
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「俺の名前はヨウ=モトミヤ」
「ふむ、良い名前じゃないか!」
「女神によって召喚された、勇者の血を引く者です……120番目の」
俺がそう呟くと、先ほどまで和やかだったこの空間が凍り付いたような気がした。
大丈夫かこれ? 明らかに頭がおかしい奴だと思われたんじゃないのか。
しかしこれ以上喋るのも面倒だし嫌だったので、この空気感を楽しむとする。
「…………」
「…………き」
ユリさんの口元が横に伸びる。これはもしかしたら叫ばれるかもしれない。
そしたら謎人物から不審者にランクアップしてしまう。犯罪者にはなりたくないが。
下手するとユリさんが護衛してる国の牢屋にでもぶち込まれる可能性も出てきたぞ。
誰か何とかしてくれ。そこにある死体が動き出すとかでも良いから。
「君があの書物に記されていた勇者の末裔なのかい!?」
突然、ヒーローを見たかのように目を輝かせながら喜びを表現しだすユリさん。
なんか凄い食いつかれた。先ほどまでの猛々しいあなたはどこへ行ったんだろう。
血の臭いがする剣を背負った美女に迫られるヤバい状況。早く死体動いてくれ頼む。
「あー、その「別世界から現れる噂はあったけど、まさか本当だとは!」……」
何でこの世界の住民はみんな被せてくるの? 圧が凄いんですけど。
これではより一層喋らないままになってしまう。それに関しては嬉しい悲鳴だが。
興奮して舞い上がってるユリさんを宥め、正体を知ってるならと情報を得ようとする。
「! この世界の事を知りたいって顔をしてるね」
いや本当に話が早くて助かる。それとも俺の表情ってもの凄く分かりやすいんだろうか。
「ただ、この辺りで立ち尽くしてるのも危険だ。私が護衛をしている国で色々教えるよ」
そんな素敵な提案に拒否するわけもなく、俺はコクコクと頷いてユリさんの後を着いていくことに。
傍から見れば彼女が勇者で俺は道具持ち係にしか見えないな。仕方がないとはいえ。
そうして歩くこと約数分。ユリさんがピタッと足を止めてこちらを振り向いた。
「ヨウ……私は一つだけ、謝らないといけない事があるんだ」
ユリさんが申し訳なさそうな顔で見つめてくる。迷子にでもなったんだろうか。
俺がどうしたのかと聞こうとしたその時、俺たちを囲むようにして気配を感じた。
四方八方から聞き覚えのある鳴き声がして、俺は死んだポチの顔を思い出す。
「ツインウルフは仲間意識の強い魔物でな……仲間の死体を見つけると」
「殺した相手の匂いを辿って、どこまでも追いかけてくるのを忘れていたよ」
細々とした声で己の不始末を嘆いてるように見えた。いやいやミスは誰にでもありますって。
前の茂みから鋭い視線、これは俗にいうピンチだろう。残念ながら俺の冒険はここで終わってしまった。
……まあ、元より俺は死んでいる身だ。僅かな時間でも生者に戻れただけで充分である。
せめて俺が囮になってユリさんだけでも逃がしてあげたい。
「国は、ここから真っすぐ進むと現れる道の先だ。君だけでも行ってくれ」
と、思っていたんだが。
「推定20匹以上は居るだろう。このまま二人して食われるなら、私が囮になるよ」
彼女は瞳だけでなく、その生き様も猛々しくカッコ良いのだった。
おいおい。出会ってまだ少しとはいえ、見捨てて逃げるなんて出来ないな。
俺は木々に囲まれたこの空間から一歩前に進み、ほら餌だよ。と言わんばかりに両手を上げる。
「ガルルッッ!!」
ユリさんが驚いてるが気にしない。恐らく、こいつらは俺たちを弄んでいるはずだ。
弱った獲物に対して遊びながらじわじわと殺す。この世界の動物もとい魔物も同じか。
ならば、これを有効活用させてもらうとしよう。あまり舐めて貰っちゃ困るからな。
「エターナル……」
野生の勘か若しくは時間切れか。俺がそう呟いた瞬間に魔物達は姿を現した。
二つの口に付いている鋭い牙。こりゃー当たったら死ぬな間違いなく。事故った時より痛そうだ。
「ビックバン」
うろ覚えだったが確かこんな感じだったはず。
『貴方を助けてくれる』その言葉を信じて、使わせてもらいますよ女神さん。
俺がその魔法を発した途端、両の手が熱さを帯びて光り輝いていく。
……え、マジで? 物は試しでやっただけなんだが。俺、魔法使えるの?
幼い頃にやったRPGゲームを思い出し心の奥底で感動してしまった。
手の上に何らかの質量を感じ、俺はそれを襲い掛かってくる奴らに向ける。
バチン、バチン、バチン。一匹に当たった事を皮切りに、連鎖で周りにも発動していく。
こちらへ飛び掛かってきた奴らは、触れる事が叶わないまま地面へと崩れ落ちた。
まるで時が止まったかのようにピクリとも動かないツインウルフ達。
「き、君! 今のは、まさか…………!?」
ああそうだ。これが、
当たった敵の心肺を一瞬で止めて即死させる究極魔法『エターナル・ビックバン』!
「その魔法は、当たった敵の戦意を一瞬で喪失させる究極の慈愛魔法!」
全然違った。真逆だった。なんだ慈愛魔法って? 初めて聞いたぞ、そんな種類。
というか名前的にもっとこう、大爆発が起きる感じの危険な魔法じゃないのかよ。
離れていたユリさんがこちらに近づいたとき、周りで倒れていた奴らが起き上がる。
思わず二人して身構えてしまったが、なるほどこれは……確かに慈愛だな。
「わんわん!」
俺の目に映ってるのは獰猛な牙を失った忠犬。ああ、勿論比喩だがな。
つまりこの魔法は、こちらに敵意を持った相手に発動すると「こうなる」って事か。
ただ先ほどまでの恐ろしさを知ってる分逆に怖い。これ実は嘘で急に襲ってきたりしないよね?
「その魔法も伝記には載っていたが……実際に見たのは、初めてだよ」
「疑っていたわけじゃないけど、本当に君は勇者の血を引いた人なんだな」
ユリさんは可愛くなったツインウルフを撫でながら語る。さては犬好きだな。
……それにしても、俺は本当に魔法が使えるようになったんだな。正直信じられん。
ほんの少し前まで人と話すのが嫌いな一般人だったはず。いや、それは変わって無いんだが。
「助けてくれて本当にありがとう。危機は去ったし、今度こそ国へ向かおうか」
目の前にいる女性を守ることができる人間には、なれたかもしれないな。
「彼等と別れるのは非常に心苦しいがね……くうっ」
あとやっぱ犬好きだなこの人。
――ああ、そうだ。
「? どこへ行くんだい。目的地はこっちだよ」
いえちょっとね。自己満足と言えば、それまでの事をするだけ。
俺は、一匹のツインウルフに自分の腕を噛ませる。そこまでの痛みが無いのは、甘噛みだったからか。
別にこれは同情だとか性癖だとかそういう訳じゃない。いうなればこの行為は反省と戒めである。
自分が慈愛魔法を持っていながら、魔物を一匹見殺しにした事実。
それを、この腕の傷に刻んでおく。忘れない。
「ごめんな」
俺は、これから『天使族』と『悪魔族』の仲を取り持つんだ。誰も殺さずに。
「……君みたいな人が慈愛魔法を手にして、私は良かったと思うよ」
背後でユリさんの優しい声が聞こえる。
「改めてありがとう、ヨウ=モトミヤ」
「礼は、要らない」
だって俺は勇者の末裔だから。多分それが、一度死んだ俺の運命だから。
一言だけそう呟くと、微笑みながら彼女の元へ歩みを進めた。
「ふむ、良い名前じゃないか!」
「女神によって召喚された、勇者の血を引く者です……120番目の」
俺がそう呟くと、先ほどまで和やかだったこの空間が凍り付いたような気がした。
大丈夫かこれ? 明らかに頭がおかしい奴だと思われたんじゃないのか。
しかしこれ以上喋るのも面倒だし嫌だったので、この空気感を楽しむとする。
「…………」
「…………き」
ユリさんの口元が横に伸びる。これはもしかしたら叫ばれるかもしれない。
そしたら謎人物から不審者にランクアップしてしまう。犯罪者にはなりたくないが。
下手するとユリさんが護衛してる国の牢屋にでもぶち込まれる可能性も出てきたぞ。
誰か何とかしてくれ。そこにある死体が動き出すとかでも良いから。
「君があの書物に記されていた勇者の末裔なのかい!?」
突然、ヒーローを見たかのように目を輝かせながら喜びを表現しだすユリさん。
なんか凄い食いつかれた。先ほどまでの猛々しいあなたはどこへ行ったんだろう。
血の臭いがする剣を背負った美女に迫られるヤバい状況。早く死体動いてくれ頼む。
「あー、その「別世界から現れる噂はあったけど、まさか本当だとは!」……」
何でこの世界の住民はみんな被せてくるの? 圧が凄いんですけど。
これではより一層喋らないままになってしまう。それに関しては嬉しい悲鳴だが。
興奮して舞い上がってるユリさんを宥め、正体を知ってるならと情報を得ようとする。
「! この世界の事を知りたいって顔をしてるね」
いや本当に話が早くて助かる。それとも俺の表情ってもの凄く分かりやすいんだろうか。
「ただ、この辺りで立ち尽くしてるのも危険だ。私が護衛をしている国で色々教えるよ」
そんな素敵な提案に拒否するわけもなく、俺はコクコクと頷いてユリさんの後を着いていくことに。
傍から見れば彼女が勇者で俺は道具持ち係にしか見えないな。仕方がないとはいえ。
そうして歩くこと約数分。ユリさんがピタッと足を止めてこちらを振り向いた。
「ヨウ……私は一つだけ、謝らないといけない事があるんだ」
ユリさんが申し訳なさそうな顔で見つめてくる。迷子にでもなったんだろうか。
俺がどうしたのかと聞こうとしたその時、俺たちを囲むようにして気配を感じた。
四方八方から聞き覚えのある鳴き声がして、俺は死んだポチの顔を思い出す。
「ツインウルフは仲間意識の強い魔物でな……仲間の死体を見つけると」
「殺した相手の匂いを辿って、どこまでも追いかけてくるのを忘れていたよ」
細々とした声で己の不始末を嘆いてるように見えた。いやいやミスは誰にでもありますって。
前の茂みから鋭い視線、これは俗にいうピンチだろう。残念ながら俺の冒険はここで終わってしまった。
……まあ、元より俺は死んでいる身だ。僅かな時間でも生者に戻れただけで充分である。
せめて俺が囮になってユリさんだけでも逃がしてあげたい。
「国は、ここから真っすぐ進むと現れる道の先だ。君だけでも行ってくれ」
と、思っていたんだが。
「推定20匹以上は居るだろう。このまま二人して食われるなら、私が囮になるよ」
彼女は瞳だけでなく、その生き様も猛々しくカッコ良いのだった。
おいおい。出会ってまだ少しとはいえ、見捨てて逃げるなんて出来ないな。
俺は木々に囲まれたこの空間から一歩前に進み、ほら餌だよ。と言わんばかりに両手を上げる。
「ガルルッッ!!」
ユリさんが驚いてるが気にしない。恐らく、こいつらは俺たちを弄んでいるはずだ。
弱った獲物に対して遊びながらじわじわと殺す。この世界の動物もとい魔物も同じか。
ならば、これを有効活用させてもらうとしよう。あまり舐めて貰っちゃ困るからな。
「エターナル……」
野生の勘か若しくは時間切れか。俺がそう呟いた瞬間に魔物達は姿を現した。
二つの口に付いている鋭い牙。こりゃー当たったら死ぬな間違いなく。事故った時より痛そうだ。
「ビックバン」
うろ覚えだったが確かこんな感じだったはず。
『貴方を助けてくれる』その言葉を信じて、使わせてもらいますよ女神さん。
俺がその魔法を発した途端、両の手が熱さを帯びて光り輝いていく。
……え、マジで? 物は試しでやっただけなんだが。俺、魔法使えるの?
幼い頃にやったRPGゲームを思い出し心の奥底で感動してしまった。
手の上に何らかの質量を感じ、俺はそれを襲い掛かってくる奴らに向ける。
バチン、バチン、バチン。一匹に当たった事を皮切りに、連鎖で周りにも発動していく。
こちらへ飛び掛かってきた奴らは、触れる事が叶わないまま地面へと崩れ落ちた。
まるで時が止まったかのようにピクリとも動かないツインウルフ達。
「き、君! 今のは、まさか…………!?」
ああそうだ。これが、
当たった敵の心肺を一瞬で止めて即死させる究極魔法『エターナル・ビックバン』!
「その魔法は、当たった敵の戦意を一瞬で喪失させる究極の慈愛魔法!」
全然違った。真逆だった。なんだ慈愛魔法って? 初めて聞いたぞ、そんな種類。
というか名前的にもっとこう、大爆発が起きる感じの危険な魔法じゃないのかよ。
離れていたユリさんがこちらに近づいたとき、周りで倒れていた奴らが起き上がる。
思わず二人して身構えてしまったが、なるほどこれは……確かに慈愛だな。
「わんわん!」
俺の目に映ってるのは獰猛な牙を失った忠犬。ああ、勿論比喩だがな。
つまりこの魔法は、こちらに敵意を持った相手に発動すると「こうなる」って事か。
ただ先ほどまでの恐ろしさを知ってる分逆に怖い。これ実は嘘で急に襲ってきたりしないよね?
「その魔法も伝記には載っていたが……実際に見たのは、初めてだよ」
「疑っていたわけじゃないけど、本当に君は勇者の血を引いた人なんだな」
ユリさんは可愛くなったツインウルフを撫でながら語る。さては犬好きだな。
……それにしても、俺は本当に魔法が使えるようになったんだな。正直信じられん。
ほんの少し前まで人と話すのが嫌いな一般人だったはず。いや、それは変わって無いんだが。
「助けてくれて本当にありがとう。危機は去ったし、今度こそ国へ向かおうか」
目の前にいる女性を守ることができる人間には、なれたかもしれないな。
「彼等と別れるのは非常に心苦しいがね……くうっ」
あとやっぱ犬好きだなこの人。
――ああ、そうだ。
「? どこへ行くんだい。目的地はこっちだよ」
いえちょっとね。自己満足と言えば、それまでの事をするだけ。
俺は、一匹のツインウルフに自分の腕を噛ませる。そこまでの痛みが無いのは、甘噛みだったからか。
別にこれは同情だとか性癖だとかそういう訳じゃない。いうなればこの行為は反省と戒めである。
自分が慈愛魔法を持っていながら、魔物を一匹見殺しにした事実。
それを、この腕の傷に刻んでおく。忘れない。
「ごめんな」
俺は、これから『天使族』と『悪魔族』の仲を取り持つんだ。誰も殺さずに。
「……君みたいな人が慈愛魔法を手にして、私は良かったと思うよ」
背後でユリさんの優しい声が聞こえる。
「改めてありがとう、ヨウ=モトミヤ」
「礼は、要らない」
だって俺は勇者の末裔だから。多分それが、一度死んだ俺の運命だから。
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