COLOR's

雫流 漣。

文字の大きさ
上 下
30 / 77
RED~紅に燃ゆる。

業火

しおりを挟む
振り向き様の一瞥
うなされそうな嘲笑
繰り返し、繰り返す
引いては寄せる怒りの磁力
抗いながら我慢して
記憶の海で波に呑まれる

不完全燃焼の篝火
中途半端に蓋をしたから
おさまりつかない不快な感じ
昇華させろと風が唸り
消火しなきゃと土が祈り
落ち着きなさいと囁く魂

大胆で緻密な企み
捻り潰してやろうかと
胸の奥の紅が囁く

一触即発
艶やかに燃える、萌る
赤裸々に照らして

周囲の草花を
焦げ茶に染めあげて
痛めるのが嫌さに
我慢 我慢と忍ぶれど
くすぶりながら
見るな 見るな
あっちを見るなと幽体離脱

そんな我、燃ゆる瞬間が
来ないことを祈りながら
来させてはならないのだと
再認識の夜明け
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

サラリーマン作家のおまかせワンプレート話

五十嵐 昌人
エッセイ・ノンフィクション
衣食住の中でも常に食に注目して生活してきた筆者が食歴を語るエッセイ。 時系列ではないので好きな順番で読んで下さい。好き嫌いが多い人も 注目して頂けると嬉しいです。 30代半ばで美味しく食べられなくなった食べ物の話なども載せていきます。 不定期連載ですが長く続けれたらと思っています。

処理中です...