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5:年下カレシの躾け方(※)
(4)※
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「……きこえないッスかね……」
「ここならいけんだろ。見つかったら、お前置いて逃げる」
「ははっ、ひっでえ。オレ、会社でこれ晒すの?」
「確かに女子社員が見たら問題だな」
それって褒めてる? と茶化すように言うと、奥村はぎゅうっと濱口の性器を握るフリをして、むっとした表情を見せた。
「全然褒めてねーよ、変態……でけーだけだし」
「光栄です」
「ばーか」
奥村はしゃがみこむと、ぺろっと濱口の性器に舌を伸ばした。口でなんてしてもらったこともなく、あまりに予想外のことに、うお!? と声が出る。
「……早くイけよ?」
「……っ!」
ちらちらと見える赤い舌が自分の性器にそっていく。ゆっくりと舐められた先からじわりと液が滲み出し、うー……と濱口は唸るしかなかった。
(視覚的に……まじ、やばい……って!)
手で上下に摩られ、ぺろぺろと先を舐められる。たまにちらりと見上げてくる視線がたまらない。眼鏡の奥からうかがってくる目が意地悪く細められる。……これは本当に夢かもしれない。
「だめ……あ……やとさ……」
「声……」
しいっと唇の前で指を立てる彼は、いつもと違ってかなり積極的で焦った。手できつめにぎゅっぎゅっと繰り返し刺激されるのに、堪えようもなく口があいてしまう。
「あやとさ……で、そう……ぅ……っ」
「ん……もう?」
「ん……んっ……っ……あや……と、さ……っ」
いれた……い……っ、と濱口が言う言葉に奥村は性器を奥までくわえ、唇で刺激してくる。ちゅぽちゅぽと吸われる音に震え、濱口が天井を仰ぎ見て耐えているが、奥村が焦れたように、そっとくびれに歯をそっと当てた。その刺激で濱口の体がびくんっと跳ねる。
「……ッ!!!」
一気にかけのぼった射精感に、濱口は震えた声を漏らす。
「……あぁ……ぁ……っ!」
なんとか繋ぎ止めた理性で、声をおさえようとしても出てしまった。いきなりの刺激で出してしまったことに、必死で意識を取り戻そうとするけれど、目の前に見えたのはけほけほっと咽せている奥村の顔で。
「あ……す、すみませ……っ!」
(うわ、すげー早くイっちまった……! 恥ずかしい……!)
「ん……」
へいき、そう奥村は言うと、胸元から取り出したハンカチに精液を吐き出し、口元をぬぐった。濱口の手首を縛っていたネクタイをほどくと、そのハンカチを濱口に差し出す。
「ほら、これやるから拭いて捨てとけ」
「……すみません……」
(すげえ嬉しいけど、恥ずかしい……っ! 礼人さん、積極的……だし……っ)
夢か、夢なのか……会社で寝てて、夢でたってたらどうしよう……などと、濱口はあまりの状況に自分の正気を不安に思い、頬をぱんぱんっと叩いた。
「何やってんだ……」
パンツはけよ、と奥村はもうすっかり普通で、濱口の準備を待っているようだった。
濱口が、奥村のハンカチで汚れを拭き終わり、これもなんだかなあ、と頬を赤く染めつつ、ベルトをしめ、ネクタイを結びなおしていると、なあ、と奥村が濱口にメモを渡してきた。
「はい?」
「ここ、オレの名前でとってるから」
「え?」
渡されたメモには会社から歩いて十分ほどのところにあるホテルの名前が書かれていた。目印になるくらい有名なハイグレードホテルで、濱口も仕事のパーティーなどで宴会場にいったことはある。なんだろう、とまじまじとそれを見ていると、先にチェックインしていてくれ、と言われ、目が点になりそうだった。
「……え……? それって……どういう」
濱口が奥村を見ると、彼は真っ赤な顔をして、一時間かかんねえから、先に入っててくれ、と告げた。
「……っ!? ええっ!?」
思わずまたミーティングテーブルに座って、呆然としている濱口に、奥村は、むうっと唇をとがらせるが、赤く頬を染めたまま、そんな彼にちゅっともう一度キスをした。
「……家まで待てねえから……仕事終わったらすぐ行く」
あとでな、と会議室をでていった奥村の背中を見ていたが、濱口は椅子の上で口をあけたまま、ぼうっとしていた。
(……やべえ……)
口元おさえて、頬の熱があがるのを感じる。渡されたメモを握りしめ、手の中が汗ばむのがわかった。さっきでおさまった熱がまた疼いて、どうしよう、と項垂れるが、頭の中は一時間後のことでいっぱいだった。
「ここならいけんだろ。見つかったら、お前置いて逃げる」
「ははっ、ひっでえ。オレ、会社でこれ晒すの?」
「確かに女子社員が見たら問題だな」
それって褒めてる? と茶化すように言うと、奥村はぎゅうっと濱口の性器を握るフリをして、むっとした表情を見せた。
「全然褒めてねーよ、変態……でけーだけだし」
「光栄です」
「ばーか」
奥村はしゃがみこむと、ぺろっと濱口の性器に舌を伸ばした。口でなんてしてもらったこともなく、あまりに予想外のことに、うお!? と声が出る。
「……早くイけよ?」
「……っ!」
ちらちらと見える赤い舌が自分の性器にそっていく。ゆっくりと舐められた先からじわりと液が滲み出し、うー……と濱口は唸るしかなかった。
(視覚的に……まじ、やばい……って!)
手で上下に摩られ、ぺろぺろと先を舐められる。たまにちらりと見上げてくる視線がたまらない。眼鏡の奥からうかがってくる目が意地悪く細められる。……これは本当に夢かもしれない。
「だめ……あ……やとさ……」
「声……」
しいっと唇の前で指を立てる彼は、いつもと違ってかなり積極的で焦った。手できつめにぎゅっぎゅっと繰り返し刺激されるのに、堪えようもなく口があいてしまう。
「あやとさ……で、そう……ぅ……っ」
「ん……もう?」
「ん……んっ……っ……あや……と、さ……っ」
いれた……い……っ、と濱口が言う言葉に奥村は性器を奥までくわえ、唇で刺激してくる。ちゅぽちゅぽと吸われる音に震え、濱口が天井を仰ぎ見て耐えているが、奥村が焦れたように、そっとくびれに歯をそっと当てた。その刺激で濱口の体がびくんっと跳ねる。
「……ッ!!!」
一気にかけのぼった射精感に、濱口は震えた声を漏らす。
「……あぁ……ぁ……っ!」
なんとか繋ぎ止めた理性で、声をおさえようとしても出てしまった。いきなりの刺激で出してしまったことに、必死で意識を取り戻そうとするけれど、目の前に見えたのはけほけほっと咽せている奥村の顔で。
「あ……す、すみませ……っ!」
(うわ、すげー早くイっちまった……! 恥ずかしい……!)
「ん……」
へいき、そう奥村は言うと、胸元から取り出したハンカチに精液を吐き出し、口元をぬぐった。濱口の手首を縛っていたネクタイをほどくと、そのハンカチを濱口に差し出す。
「ほら、これやるから拭いて捨てとけ」
「……すみません……」
(すげえ嬉しいけど、恥ずかしい……っ! 礼人さん、積極的……だし……っ)
夢か、夢なのか……会社で寝てて、夢でたってたらどうしよう……などと、濱口はあまりの状況に自分の正気を不安に思い、頬をぱんぱんっと叩いた。
「何やってんだ……」
パンツはけよ、と奥村はもうすっかり普通で、濱口の準備を待っているようだった。
濱口が、奥村のハンカチで汚れを拭き終わり、これもなんだかなあ、と頬を赤く染めつつ、ベルトをしめ、ネクタイを結びなおしていると、なあ、と奥村が濱口にメモを渡してきた。
「はい?」
「ここ、オレの名前でとってるから」
「え?」
渡されたメモには会社から歩いて十分ほどのところにあるホテルの名前が書かれていた。目印になるくらい有名なハイグレードホテルで、濱口も仕事のパーティーなどで宴会場にいったことはある。なんだろう、とまじまじとそれを見ていると、先にチェックインしていてくれ、と言われ、目が点になりそうだった。
「……え……? それって……どういう」
濱口が奥村を見ると、彼は真っ赤な顔をして、一時間かかんねえから、先に入っててくれ、と告げた。
「……っ!? ええっ!?」
思わずまたミーティングテーブルに座って、呆然としている濱口に、奥村は、むうっと唇をとがらせるが、赤く頬を染めたまま、そんな彼にちゅっともう一度キスをした。
「……家まで待てねえから……仕事終わったらすぐ行く」
あとでな、と会議室をでていった奥村の背中を見ていたが、濱口は椅子の上で口をあけたまま、ぼうっとしていた。
(……やべえ……)
口元おさえて、頬の熱があがるのを感じる。渡されたメモを握りしめ、手の中が汗ばむのがわかった。さっきでおさまった熱がまた疼いて、どうしよう、と項垂れるが、頭の中は一時間後のことでいっぱいだった。
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