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4:年上上司の暴き方(※)
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「オレとセックスできてないのに、誰としたんですか。オレ、礼人さんの恋人じゃねえの?」
「で、できてなくねえし……さっきみたいにしてるだろ……」
「できてねえだろ! 後ろいれれなきゃ意味ねえじゃん。オレ……礼人さん慣れてないって言ってたから、超我慢してたのに、誰とこんなの使って遊んで……」
そこまで言ってしまって、濱口は唇を止めた。あー、格好悪い。なんだよ、これ……と頭をかいて、ため息をつく。すみません、と謝ろうとした時、奥村が、そんなの、訊きたいのはこっちの方だ、とつぶやいた。
「え?」
「オレは……女じゃねえ」
「え……? 礼人さ……」
「簡単にできねえってわかってただろ!? なんだよ、今更! オレがききてえよ! オレはお前の恋人なんだろ、って!」
いきなり取り乱した奥村の様に、濱口は焦って、え? ちょっと……と奥村に迫る。そんなのかまわなくて、奥村は濱口の手をはたくと、涙目のままにらんで、振るならさっさと振れよ! と短く叫んだ。
「え……っ!?」
なんでそうなんの……と濱口が焦っていると、奥村は、なんでオレといるんだよ! とその瞳から大きな涙をこぼしはじめた。
「えっ、ええっ!?」
(な、泣かせたーーーー!!!?)
濱口が状況をつかめないままでいると、奥村は、ぼろぼろと涙をシーツに落としながら、ちくしょ……と子供のようにそれを拭う。
「女の方がよかったんだろ! なんでまだ突き放さねえんだよ!」
「えっ、ど、どういう……こ、と……っ!?」
奥村のよくわからない解釈に濱口が怒りも忘れておろおろしていると、奥村が、彼女できたんだろ! と投げ捨てるように叫んだ。
「ええっ!?」
「……濱口が……彼女できて浮かれて、コンパもこねえって……」
「えっ……?」
「結婚したいって……っ!」
「ええっ!?」
「なのに、食事も部屋も誘ったら、くるし! オレ、今日できなかったら……絶対、振られるって……っ」
「え……ええええええええええ!?」
なんでそうなるの!? と濱口が奥村の体をつかまえると、子供みたいにじたばた暴れる奥村は、年上の威厳なんて何もなく、はなせバカ、ヤリチン、ボケ! と普段からは想像もつかないような悪口雑言を吐いた。
「そ、それ、誤解!! オレ、確かにコンパ断ってるけど、それは……っ」
礼人さんと恋人になれたし、ちゃんと続けられそうだったから……と濱口は奥村の正面を見つめて言った。奥村は少しきょとんとした後、自分の誤解とぶちまけてしまった本音にあわてて、首から上を全部真っ赤に染めていく。
「ご、ごめん……先輩たちが彼女いてもくるだろってしつこいから、結婚したいくらい大好きだから、ばれたら絶対いやだし彼女と過ごしたいからイヤですって言っちゃって……!」
「っ!!」
真っ赤になった奥村は濱口の腕の中でまだ声を出せずにいる。
「ごめん。誤解させて!でも、礼人さんも……」
あれ、どうしたの? と訊く濱口の声に奥村は震えて、そして、濱口にぎゅうっと抱きついた。
「……買った」
「えっ……!? 自分で!?」
「っ!! 悪いかよ! お前が……お前が後ろしてえのわかってたけど! 全然無理だし、できなかったらへこむし! オレが誘えるくらいって……!」
「っ……!?」
え、嘘、と濱口は止まって、奥村の顔を見ようとしたが、耳まで真っ赤にしてうつむいたままなので、それ以上はできなかった。
「れ、練習してくれてたんだ?」
「っ……そん、なん……じゃっ」
「すげーうれしい」
礼人さん、と抱きしめると、奥村の手が戸惑いながらも濱口の方にまわってくる。
そのまま押し倒して脚を開いていくと、それには素直に応じてくれて。濱口は奥村の太股を撫で、内側から開いていくと、その後孔にまたゆっくりと先ほどの開発器具をさしいれていった。
「で、できてなくねえし……さっきみたいにしてるだろ……」
「できてねえだろ! 後ろいれれなきゃ意味ねえじゃん。オレ……礼人さん慣れてないって言ってたから、超我慢してたのに、誰とこんなの使って遊んで……」
そこまで言ってしまって、濱口は唇を止めた。あー、格好悪い。なんだよ、これ……と頭をかいて、ため息をつく。すみません、と謝ろうとした時、奥村が、そんなの、訊きたいのはこっちの方だ、とつぶやいた。
「え?」
「オレは……女じゃねえ」
「え……? 礼人さ……」
「簡単にできねえってわかってただろ!? なんだよ、今更! オレがききてえよ! オレはお前の恋人なんだろ、って!」
いきなり取り乱した奥村の様に、濱口は焦って、え? ちょっと……と奥村に迫る。そんなのかまわなくて、奥村は濱口の手をはたくと、涙目のままにらんで、振るならさっさと振れよ! と短く叫んだ。
「え……っ!?」
なんでそうなんの……と濱口が焦っていると、奥村は、なんでオレといるんだよ! とその瞳から大きな涙をこぼしはじめた。
「えっ、ええっ!?」
(な、泣かせたーーーー!!!?)
濱口が状況をつかめないままでいると、奥村は、ぼろぼろと涙をシーツに落としながら、ちくしょ……と子供のようにそれを拭う。
「女の方がよかったんだろ! なんでまだ突き放さねえんだよ!」
「えっ、ど、どういう……こ、と……っ!?」
奥村のよくわからない解釈に濱口が怒りも忘れておろおろしていると、奥村が、彼女できたんだろ! と投げ捨てるように叫んだ。
「ええっ!?」
「……濱口が……彼女できて浮かれて、コンパもこねえって……」
「えっ……?」
「結婚したいって……っ!」
「ええっ!?」
「なのに、食事も部屋も誘ったら、くるし! オレ、今日できなかったら……絶対、振られるって……っ」
「え……ええええええええええ!?」
なんでそうなるの!? と濱口が奥村の体をつかまえると、子供みたいにじたばた暴れる奥村は、年上の威厳なんて何もなく、はなせバカ、ヤリチン、ボケ! と普段からは想像もつかないような悪口雑言を吐いた。
「そ、それ、誤解!! オレ、確かにコンパ断ってるけど、それは……っ」
礼人さんと恋人になれたし、ちゃんと続けられそうだったから……と濱口は奥村の正面を見つめて言った。奥村は少しきょとんとした後、自分の誤解とぶちまけてしまった本音にあわてて、首から上を全部真っ赤に染めていく。
「ご、ごめん……先輩たちが彼女いてもくるだろってしつこいから、結婚したいくらい大好きだから、ばれたら絶対いやだし彼女と過ごしたいからイヤですって言っちゃって……!」
「っ!!」
真っ赤になった奥村は濱口の腕の中でまだ声を出せずにいる。
「ごめん。誤解させて!でも、礼人さんも……」
あれ、どうしたの? と訊く濱口の声に奥村は震えて、そして、濱口にぎゅうっと抱きついた。
「……買った」
「えっ……!? 自分で!?」
「っ!! 悪いかよ! お前が……お前が後ろしてえのわかってたけど! 全然無理だし、できなかったらへこむし! オレが誘えるくらいって……!」
「っ……!?」
え、嘘、と濱口は止まって、奥村の顔を見ようとしたが、耳まで真っ赤にしてうつむいたままなので、それ以上はできなかった。
「れ、練習してくれてたんだ?」
「っ……そん、なん……じゃっ」
「すげーうれしい」
礼人さん、と抱きしめると、奥村の手が戸惑いながらも濱口の方にまわってくる。
そのまま押し倒して脚を開いていくと、それには素直に応じてくれて。濱口は奥村の太股を撫で、内側から開いていくと、その後孔にまたゆっくりと先ほどの開発器具をさしいれていった。
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