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建国~黎明~編
137 王女様の慰問
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モルゲン兵と名乗る賊の被害に遭ったネーザルを、私ことイヴァンジェリンは慰問に訪れた。足腰がダメなので馬車での移動だったけど、例の『道路』のおかげでかなり楽に移動できたと思う。
馬車、というわけで馭者にはロシナンテ傭兵団の工兵――トビーさんと、あと王女様一行という体面を保つためのお付きの者として、ウィリス村の女の子――ジュリアとソフィー、護衛の名目でダドリー君が一緒だ。私も含めて五人。
少ないって言わないでよ?
なんたってお金がないんだから。農民と見紛う…実際農民なんだけど…野暮った~い従者たちと流行遅れのドレス着た女が『王女様御一行だひかえおろ~』とか言っても、胡散臭さしかない。よって慰問に当たって、全員の服を新調したのだ。金貨が吹っ飛んだわよ…。
幸い、道中トラブルもなくネーザルに到着できた。早速、被害のあった『美姫』を栽培する村に向かう。
村人に案内されたのは、思ったよりもずっと小さな集落だった。広さにして、旧ウィリス村と大して変わらない。そして…
一面あたり麦畑ほどの広さの、黒くてモシャモシャした植物が繁った『畑』。周りを杭を打ち込んだ、強固な三重の柵が囲っている。
「あれが『美姫』になる魔草でございます」
なんか、思ったより地味な植物だ。よく見ようと近づこうとした私の肩を、誰かが無遠慮に引っつかんだ。
「おい、それ以上近づくな」
振り返れば怖~い顔をした髭面のオッサンが、腰に鎌を差して立っていた。
「見てろ」
言うや、足元に落ちていた小石を柵の向こうに投げ入れ…
ボコッ!
畑の真ん中が爆発…いや、凄まじい勢いで地中から蔓が飛び出したんだ。そして、蔓の先についていた大きくて鮮やかな黄色の花が、飛んできた小石をバクッと食べた!
なにあれ。
「人食い魔草だからな。凶暴だ」
と、オッサン。
そう言えば『美姫』って、花を加工するんだっけ?つまり、さっき小石を食べたヤツを。何?ウサギに縄ひっかけて畑に放り込むの?で、アレが食いついたところを釣るとか…
恐々とする私に、オッサンは鬱陶しそうにため息を吐いて、
「危ねぇってわかっただろ。さあ、余所者は帰…」
「どうやって収穫するんですかぁ?」
大胆にもオッサンを遮って、メイドに扮したジュリアが口を挟んだ。おおう!オッサンが鬼の形相にィ!?
「鎌使うんだろ」
そこで平然とダドリー君が会話に加わったぁ!ウィリス村民!空気読んで!オッサンが噴火寸前だよっ!
「畑に入って振り回すの?」
「なぁ?切り取ったヤツを拾う係が要るよなぁ」
オッサンの顔を見ていないのか、好き勝手にお喋りするウィリス村民。おおいっ!現地の人を怒らせてどうするの!
「「見たぁ~い」」
鬼の形相のオッサンに上目遣いでお願いのポーズを取るジュリアとソフィー。どっかのキノコじゃないけど、命知らずっ!
……。
……。
…きっとね。お願いしたのが若い女の子だったからだと思うんだ。オッサンは渋々といった体で、腰の鎌を抜いた。そして、ゴツゴツした分厚い手袋を装着し、ゆっくりと柵に近づいた。
「ギシャアァァ!!」
畑のさっきと同じ辺りから、土埃をあげて黄色い花が飛び出して、まっすぐオッサンの頭目がけて飛んできた。よく見ると、花心にギザギザした鋭い歯がびっしり並んでいる。アレに食いつかれたら、指なんか簡単にちょん切れちゃいそうだ。
オッサンはすんでのところで花の突撃を躱すと同時に、鎌で蔓を切り落とした。ボトンと地に落ちる花。だが、オッサンが拾おうとすると、葉の並んだ口を開けてオッサンの手に噛みつこうと暴れ、のたうち回る――めっちゃ凶暴な植物だ。
とそこへ。
「砂まみれで、傷まないのか?」
ダドリー君が余計な指摘を…
「あ゛?」
まさか自分の『収穫(?)』にケチをつけられるとは思わなかったのだろう。オッサン、マジで顔が怖い。殺気だった顔でダドリー君を睨んでいる。い、一触即発ゥ!!
「私もやりたぁ~い」
ソフィーよ、アンタは死にたいのか。
「切った所に袋があればいいんだよぉ」
ジュリアがいそいそと馬車から麻袋を持ってきて、中身をあけた。やる気満々。
「うふふぅ、鎌持ってきてよかったぁ」
なんとマイ鎌持参!嬉々としてソフィーは、畑に近寄ると、間髪を入れず人食い花が飛び出してきた。しかも、三匹同時だ。
「おいっ?!」
ギョッとするオッサンの向こうで、
シュッ ザンッ スパーン!
お仕着せのスカートが舞い、ソフィーのお下げ髪と鎌の軌跡が残像となって消え。切り落とされた黄色い花が宙を舞ったかと思うと、
「おっとっと…」
ジュリアが、見事それらを麻袋で受けとめ、素早く口を結んでしまった。
「……。」
「……。」
何、今の動き…。
ウィリス村民、スペック高ぇ!!
「フン。俺なら七、八匹でも余裕だ」
…ダドリー君、アンタもか。いや、君は猛獣狩って無傷だもんね。これくらい余裕か。ふと気づけば、私の横でオッサンが地に頽れて咽び泣いていた。…なんかスミマセン。慰問にきたつもりが、プライドをこれ以上ないほどへし折ってしまって…
◆◆◆
その夜、私たちは村長の家で歓待を受けていた。どこって、もちろんネーザルのだ。あの後、ジュリアやダドリー君もやりたいと言いだし、挙げ句私やトビーさんまで巻き込んでの人食い花収穫体験――あ、ちゃんと現地の方の指導のもと、狩り尽くさないようにしました。ご心配なく――となり…
「嬢ちゃん、頼む!嫁に来てくれっ!」
「ぜひウチの嫁に!」
「娘は村一番の器量よしなんだ。ぜひ婿に…」
独身のウィリス村民三人+トビーさんは、嫁(婿)に来てくれ大合唱の只中にあった。田舎の農民の考えることなんて、決まってるよねぇ…。対する四人はというと、
「そんなっ…大したことないですぅ」
「あれくらい子供にもできるし」
困ったように、顔の前でぶんぶん手を振る二人。ネーザルの男たちの目が死んだ。…子供にもできるって言われたらそりゃあね。ネーザルの人達曰く、怪我人どころか下手したら死人も出す魔草らしいから。え?私?鎌なんて危険物使えないから、魔法でスパッとやりましたが何か?
私たち、何しにきたんだっけ?
プライドへし折るために来たの?
ちがうやろ!!
「ウィリスは、女子でさえこれだけの手練れ揃いなのですか…」
王女様、という身分のおかげで『嫁に来てくれ』合戦の蚊帳の外にいた私に、引き攣った顔で村長さんが話しかけた。
「え…ええ、まあ…」
私は、曖昧に笑ってお茶をにごした。いや、ウィリス村民のレベルがおかしいだけだから!コレが標準じゃないからね?モルゲン市民はフツーだよ!
私の内心の叫びも知らず、村長さんは白くなった顎鬚をさする。
「ウィリスは以前、モルゲンの支配下にあったと聞きます。モルゲンは…この上を行くのですな」
それはちがう!とんでもない勘違…
「なるほど…。合点がいきました。村を襲った賊はモルゲン兵なはずがない」
「……へ?」
あ、あれ?いきなりどうした。
「ごく普通の村人だというあの方たちが、なぜこれほど良い服を着ておられるのか不思議だったのです。これほどの手練れなら、仕事は引く手あまたでしょう。豊かなのも納得がいきます。辺境の村でそうなら、モルゲンはさぞ豊かなのでしょうなぁ…」
えっとぉ…。良い服は、王女様御一行に見えるように、見栄で無理して買ったものだし、あとモルゲンそんなに豊かじゃない。貧民もいるし、何より戦後復興で国庫が火の車デス…
「そんな豊かな土地の者が、どうしてわざわざこんな田舎くんだりまで、盗みを働きに来るというのでしょう。有り得ませぬ。そうだろう、皆」
村長さんが問いかけると、
「女子で手練れだもの。稼いでるに違いねぇ。嫁に来てくれ」
「こんな田舎に強盗に来る理由がねぇ。娘は美人だぞ?」
「こんな良い服買えたらねぇ。息子はイケメンよぉ~」
口々に…語尾に何らかの売り文句をつけて、村人たちが同意する。みんな目がギラギラしてる!いや、モルゲンへの好感度はある意味爆上がりしたけど!これ…帰れなくない??
…気づくのが遅い。
馬車、というわけで馭者にはロシナンテ傭兵団の工兵――トビーさんと、あと王女様一行という体面を保つためのお付きの者として、ウィリス村の女の子――ジュリアとソフィー、護衛の名目でダドリー君が一緒だ。私も含めて五人。
少ないって言わないでよ?
なんたってお金がないんだから。農民と見紛う…実際農民なんだけど…野暮った~い従者たちと流行遅れのドレス着た女が『王女様御一行だひかえおろ~』とか言っても、胡散臭さしかない。よって慰問に当たって、全員の服を新調したのだ。金貨が吹っ飛んだわよ…。
幸い、道中トラブルもなくネーザルに到着できた。早速、被害のあった『美姫』を栽培する村に向かう。
村人に案内されたのは、思ったよりもずっと小さな集落だった。広さにして、旧ウィリス村と大して変わらない。そして…
一面あたり麦畑ほどの広さの、黒くてモシャモシャした植物が繁った『畑』。周りを杭を打ち込んだ、強固な三重の柵が囲っている。
「あれが『美姫』になる魔草でございます」
なんか、思ったより地味な植物だ。よく見ようと近づこうとした私の肩を、誰かが無遠慮に引っつかんだ。
「おい、それ以上近づくな」
振り返れば怖~い顔をした髭面のオッサンが、腰に鎌を差して立っていた。
「見てろ」
言うや、足元に落ちていた小石を柵の向こうに投げ入れ…
ボコッ!
畑の真ん中が爆発…いや、凄まじい勢いで地中から蔓が飛び出したんだ。そして、蔓の先についていた大きくて鮮やかな黄色の花が、飛んできた小石をバクッと食べた!
なにあれ。
「人食い魔草だからな。凶暴だ」
と、オッサン。
そう言えば『美姫』って、花を加工するんだっけ?つまり、さっき小石を食べたヤツを。何?ウサギに縄ひっかけて畑に放り込むの?で、アレが食いついたところを釣るとか…
恐々とする私に、オッサンは鬱陶しそうにため息を吐いて、
「危ねぇってわかっただろ。さあ、余所者は帰…」
「どうやって収穫するんですかぁ?」
大胆にもオッサンを遮って、メイドに扮したジュリアが口を挟んだ。おおう!オッサンが鬼の形相にィ!?
「鎌使うんだろ」
そこで平然とダドリー君が会話に加わったぁ!ウィリス村民!空気読んで!オッサンが噴火寸前だよっ!
「畑に入って振り回すの?」
「なぁ?切り取ったヤツを拾う係が要るよなぁ」
オッサンの顔を見ていないのか、好き勝手にお喋りするウィリス村民。おおいっ!現地の人を怒らせてどうするの!
「「見たぁ~い」」
鬼の形相のオッサンに上目遣いでお願いのポーズを取るジュリアとソフィー。どっかのキノコじゃないけど、命知らずっ!
……。
……。
…きっとね。お願いしたのが若い女の子だったからだと思うんだ。オッサンは渋々といった体で、腰の鎌を抜いた。そして、ゴツゴツした分厚い手袋を装着し、ゆっくりと柵に近づいた。
「ギシャアァァ!!」
畑のさっきと同じ辺りから、土埃をあげて黄色い花が飛び出して、まっすぐオッサンの頭目がけて飛んできた。よく見ると、花心にギザギザした鋭い歯がびっしり並んでいる。アレに食いつかれたら、指なんか簡単にちょん切れちゃいそうだ。
オッサンはすんでのところで花の突撃を躱すと同時に、鎌で蔓を切り落とした。ボトンと地に落ちる花。だが、オッサンが拾おうとすると、葉の並んだ口を開けてオッサンの手に噛みつこうと暴れ、のたうち回る――めっちゃ凶暴な植物だ。
とそこへ。
「砂まみれで、傷まないのか?」
ダドリー君が余計な指摘を…
「あ゛?」
まさか自分の『収穫(?)』にケチをつけられるとは思わなかったのだろう。オッサン、マジで顔が怖い。殺気だった顔でダドリー君を睨んでいる。い、一触即発ゥ!!
「私もやりたぁ~い」
ソフィーよ、アンタは死にたいのか。
「切った所に袋があればいいんだよぉ」
ジュリアがいそいそと馬車から麻袋を持ってきて、中身をあけた。やる気満々。
「うふふぅ、鎌持ってきてよかったぁ」
なんとマイ鎌持参!嬉々としてソフィーは、畑に近寄ると、間髪を入れず人食い花が飛び出してきた。しかも、三匹同時だ。
「おいっ?!」
ギョッとするオッサンの向こうで、
シュッ ザンッ スパーン!
お仕着せのスカートが舞い、ソフィーのお下げ髪と鎌の軌跡が残像となって消え。切り落とされた黄色い花が宙を舞ったかと思うと、
「おっとっと…」
ジュリアが、見事それらを麻袋で受けとめ、素早く口を結んでしまった。
「……。」
「……。」
何、今の動き…。
ウィリス村民、スペック高ぇ!!
「フン。俺なら七、八匹でも余裕だ」
…ダドリー君、アンタもか。いや、君は猛獣狩って無傷だもんね。これくらい余裕か。ふと気づけば、私の横でオッサンが地に頽れて咽び泣いていた。…なんかスミマセン。慰問にきたつもりが、プライドをこれ以上ないほどへし折ってしまって…
◆◆◆
その夜、私たちは村長の家で歓待を受けていた。どこって、もちろんネーザルのだ。あの後、ジュリアやダドリー君もやりたいと言いだし、挙げ句私やトビーさんまで巻き込んでの人食い花収穫体験――あ、ちゃんと現地の方の指導のもと、狩り尽くさないようにしました。ご心配なく――となり…
「嬢ちゃん、頼む!嫁に来てくれっ!」
「ぜひウチの嫁に!」
「娘は村一番の器量よしなんだ。ぜひ婿に…」
独身のウィリス村民三人+トビーさんは、嫁(婿)に来てくれ大合唱の只中にあった。田舎の農民の考えることなんて、決まってるよねぇ…。対する四人はというと、
「そんなっ…大したことないですぅ」
「あれくらい子供にもできるし」
困ったように、顔の前でぶんぶん手を振る二人。ネーザルの男たちの目が死んだ。…子供にもできるって言われたらそりゃあね。ネーザルの人達曰く、怪我人どころか下手したら死人も出す魔草らしいから。え?私?鎌なんて危険物使えないから、魔法でスパッとやりましたが何か?
私たち、何しにきたんだっけ?
プライドへし折るために来たの?
ちがうやろ!!
「ウィリスは、女子でさえこれだけの手練れ揃いなのですか…」
王女様、という身分のおかげで『嫁に来てくれ』合戦の蚊帳の外にいた私に、引き攣った顔で村長さんが話しかけた。
「え…ええ、まあ…」
私は、曖昧に笑ってお茶をにごした。いや、ウィリス村民のレベルがおかしいだけだから!コレが標準じゃないからね?モルゲン市民はフツーだよ!
私の内心の叫びも知らず、村長さんは白くなった顎鬚をさする。
「ウィリスは以前、モルゲンの支配下にあったと聞きます。モルゲンは…この上を行くのですな」
それはちがう!とんでもない勘違…
「なるほど…。合点がいきました。村を襲った賊はモルゲン兵なはずがない」
「……へ?」
あ、あれ?いきなりどうした。
「ごく普通の村人だというあの方たちが、なぜこれほど良い服を着ておられるのか不思議だったのです。これほどの手練れなら、仕事は引く手あまたでしょう。豊かなのも納得がいきます。辺境の村でそうなら、モルゲンはさぞ豊かなのでしょうなぁ…」
えっとぉ…。良い服は、王女様御一行に見えるように、見栄で無理して買ったものだし、あとモルゲンそんなに豊かじゃない。貧民もいるし、何より戦後復興で国庫が火の車デス…
「そんな豊かな土地の者が、どうしてわざわざこんな田舎くんだりまで、盗みを働きに来るというのでしょう。有り得ませぬ。そうだろう、皆」
村長さんが問いかけると、
「女子で手練れだもの。稼いでるに違いねぇ。嫁に来てくれ」
「こんな田舎に強盗に来る理由がねぇ。娘は美人だぞ?」
「こんな良い服買えたらねぇ。息子はイケメンよぉ~」
口々に…語尾に何らかの売り文句をつけて、村人たちが同意する。みんな目がギラギラしてる!いや、モルゲンへの好感度はある意味爆上がりしたけど!これ…帰れなくない??
…気づくのが遅い。
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