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魔法学園編
82 南部、蜂起す
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「蜂起した反乱軍の詳細は?」
「魔道具が使われているのは事実か?!」
王宮の議会場を、慌ただしく人が行き来する。
「一体どういうことだ?!」
議会場の中央で、声を荒げるのはこの国の王太子、ライオネル。
南部地域の複数の街や村が一斉に蜂起した。しかも、反乱軍はこの国の主力武器たる威力増幅魔道具を使っているという。
「あの魔道具は門外不出ではなかったのか?!」
少し前までは、それらは決して外部に出回ることはなかった。番人たるヴァンサンが目を光らせていたからだ。けれども今、その番人はいない。議会は混乱を極めた。
一方。
混乱しているのは、南部出身貴族も同様だった。むしろ、公爵令嬢暗殺容疑とはまさに寝耳に水。しかも、容疑がかかるやろくな取り調べもせぬまま、牢に押し込められたら気が動転しても仕方がない。彼らとしては、完全に振り回された形である。
「王太子殿下に面会を!我らは国に敵なすようなことはしておりませぬ!!」
鉄格子を掴み、必死に声を張りあげたものの、王国側も突然の事態に混乱しており、牢はしばし見張りもなく放置された。そして、そのあまりに杜撰な扱いに、南部のその貴族はまさかという思いに駆られる。
まさか…自分たちは王妃派の貴族による公爵令嬢暗殺の咎をなすりつけられたのではないか。
しかし、そう考えると急に招聘されたのも肯ける。最初から、自分たちから鉱山を取りあげるために仕組まれたとしたら――
血の気が引いた。
領地には、妻子をはじめ一族が暮らしている。彼らはいったいどうなるのか。
「南へ!領地に走れ!わしの命はよい。何としてでも、王国から領を護るのだ!!」
見張りがいないうちに呼びつけた部下にすべてを託し、南部出身貴族は、王国に反旗を翻した。
◆◆◆
テーブルに広げられた地図。数ヶ所にチェスの駒が何かの目印のように置かれていた。
「まずは…主だった穀倉地帯から北へ伸びる街道を封鎖する」
コツン、と音を立てて地図上にポーンが置かれる。
「うふふ~、主要都市じゃなくて街道沿いにぽつんとある小集落で反乱が起きても、鎮圧されない。わざわざ軍を差し向ける価値はないって、この国の首脳は思うし、領主だって自領の小集落の反乱ごときに手こずってるなんて、言い出す勇気はない……。色めき立つのは最初だけで、放置される…と」
白魚のような女の細指が、各都市から動かないルークを示す。
ちなみに、現地の指導役には荷を運ぶ商人のみを襲撃のターゲットにするよう指示してある。下手に貴族を襲えば、本気で対処――鎮圧されてしまうからだ。そのことも、反乱が放置される一因となっていた。
「そして…領主様から見捨てられ、北に行けない商人は、反対方向の南を目指す」
「ふふ。その商人の荷に例の魔道具を紛れこませる。粗悪品もあるけど…要は王国側に『反乱軍が魔道具を持っている』と伝わればそれでよし」
「慌てた王国は、本来ウチとの戦に使う主力部隊を連れて、南部へ反乱を鎮めに行く…」
細指が、王都にあったナイトを摘まみ上げて南部へ置く。
「戦好きのクイーンのことはいいの?」
その声は、すでに答を知っているのだろう。三日月の目を王都のクイーンに向けた。
「彼女は出てこない。なんてったって『聖女様』だ。イメージが悪くなる役は受けない。あの女は反乱にはノータッチを決めこむ」
で。
黒のキングとクイーンが立つ王都の北にある国境線に、白のナイトが置かれる。
「ガラ空きの王都を奇襲する」
「国内の補給路は断った。外国にも圧はかけたしな。頼りの主力部隊は南にかかりっきり。魔道具含め、大量の武器を買いこんでいるだろうからな。奴らが王都に戻って来る前に、貴族子息子女が集まる魔法学園を落とす――さすがのクイーンも未来の支配階級を人質に取られちゃ、身動きが取れないさ」
主力部隊――戦闘に特化した魔術師団がいなければ、王都の護りは粗悪な武器しか持たない烏合の兵。戦闘で役に立つレベルの魔力持ちは、多くはいない。兵の大半を占めるのは、魔力が平均以下で剣や槍で戦う人間なのだ。
「足かけ何年だっけ?王妃サマをモデルに『戦乙女』の絵をばら撒いて。絵っていいわよね。文字の読めない庶民にも覿面に伝わるもの」
「おかげで、この国の武器の質は底辺さ。馬鹿だよな。現実も見ず、魔法への憧ればかり。戦が終わったらあの絵をかき集めて展覧会でも開くか」
いかに数がいようと、武器の質は最悪で戦う技術も未熟な軍――グワルフの敵ではない。
◆◆◆
「いったいどうなっているんだ!」
苛立ちを隠しもせず、宮に戻ってきたライオネルに、少女は心配そうな眼差しを向けた。
「まさか…あの方たちが暗殺に手を染めるほどニミュエ公爵様を憎んでいたなんて…」
傍目には悔しそうに唇を噛む少女だが、内心ではまるで別のことを考えていた。
(まるで謀ったかのように南で内乱が起きた。しかも、反乱軍はヴァン様の魔道具を持っているなんて…)
いつかの、父とヴァンサンとの会話を思い出す。
「エルフの間諜が、騒ぎに乗じて我が国に紛れこみました」
「手引きした男は私が始末しましたが。トカゲの尻尾切りでしたね。エルフの檻はもぬけの空でした」
「グワルフですか」
「恐らく」
父のすべての動向を知っているわけではないが、あれからかのエルフを捕まえたという話も聞かない。彼らは何が目的でこの国に潜伏したのだろうか。
(まさか…この事態を引き起こすため?)
妙だとは思っていた。なぜ、物資が突然南に流れ出したのか。そして、このタイミングで蜂起……
ハッとした。
反乱軍が魔道具を持っているとなれば、鎮圧に動くのはヴァンサン子飼いの主力部隊に違いない。主力部隊は南……国内に潜むグワルフのエルフ……
つまり。
(この機に攻めてくる気だわ)
ならば、主力部隊を動かすのは悪手だ。かと言って、この混乱の最中、出陣を止められるとも思えない。
「ああっ!なぜ俺が南へなど行かねばならん!」
ゴン、と重い音を立てて壁に拳をぶつけたライオネルが視界の端に映る。衝撃で、近くに置かれていた花瓶が倒れて、床に花が散らばった。その中から、微かに光る紅――
(ふふ…)
少女の口許にうっすらと笑みが浮かぶ。ライオネルがもし、苛立ちに身を任せず少女を見たならば、そのぞっとするような笑みに気づけただろうに。
(ここを離れられない理由があればいいのよ…ね?)
いずれ南部は手に入れるとして…。
多少計画とは違うが、結果は変わらないだろう。花瓶に隠した紅い宝石に、少女は仄暗い笑みを浮かべた。
◆◆◆
コツン…コツン…
未だ誰も訪れない早朝の地下牢。謀反の疑いをかけられたその貴族が囚われた牢の前に、ヴェールで顔を隠した少女が訪れた。牢に近づくと、足音に気づいた中年の男が顔をあげた。
「貴方を逃がしてさしあげます」
顔を見せぬまま、少女は平然と牢の男に近づいた。はらりとヴェールが取り払われる。淡く光を纏う銀朱の髪。琥珀色の大きな瞳は、夜明け前の暗がりの中、まるでガラス玉のような清廉さを湛えている。飾り気のない白いエンパイアドレスを纏うその姿はまるで女神のようにも見えた。
「貴女は…」
まるで惚けたように少女を見上げる貴族。一瞬、その妖美な姿にこの娘は何者だろうという疑問が浮かぶが…
「アストリア様にお仕えする者でございます」
との答に、その疑問は消え失せた。アストリア教は、特に南部で信仰を集めている正教会の宗派の一つである。
「王国の仕打ちはあまりに酷い。無辜の民をどうか…お助けくださいまし」
慎ましやかに言って鍵を開けた少女に、貴族はもはや何の疑問も抱かなかった。フラフラと釣られるように牢の外に出た貴族を少女は無言で導いてゆく。螺旋階段を上り、無人の回廊を抜け――。やがて二人は、四角く区切られた中庭へとやってきた。そこで少女は立ち止まり、牢から出した貴族に小さな盃を差し出した。金色の器には紅い液体が満たされている。少女が飲み干せと言えば、貴族は素直に従った。そして……少女は素早く駆けだした。背後で響いた獣のような咆哮に、きゃらきゃらと嗤いながら。
「魔道具が使われているのは事実か?!」
王宮の議会場を、慌ただしく人が行き来する。
「一体どういうことだ?!」
議会場の中央で、声を荒げるのはこの国の王太子、ライオネル。
南部地域の複数の街や村が一斉に蜂起した。しかも、反乱軍はこの国の主力武器たる威力増幅魔道具を使っているという。
「あの魔道具は門外不出ではなかったのか?!」
少し前までは、それらは決して外部に出回ることはなかった。番人たるヴァンサンが目を光らせていたからだ。けれども今、その番人はいない。議会は混乱を極めた。
一方。
混乱しているのは、南部出身貴族も同様だった。むしろ、公爵令嬢暗殺容疑とはまさに寝耳に水。しかも、容疑がかかるやろくな取り調べもせぬまま、牢に押し込められたら気が動転しても仕方がない。彼らとしては、完全に振り回された形である。
「王太子殿下に面会を!我らは国に敵なすようなことはしておりませぬ!!」
鉄格子を掴み、必死に声を張りあげたものの、王国側も突然の事態に混乱しており、牢はしばし見張りもなく放置された。そして、そのあまりに杜撰な扱いに、南部のその貴族はまさかという思いに駆られる。
まさか…自分たちは王妃派の貴族による公爵令嬢暗殺の咎をなすりつけられたのではないか。
しかし、そう考えると急に招聘されたのも肯ける。最初から、自分たちから鉱山を取りあげるために仕組まれたとしたら――
血の気が引いた。
領地には、妻子をはじめ一族が暮らしている。彼らはいったいどうなるのか。
「南へ!領地に走れ!わしの命はよい。何としてでも、王国から領を護るのだ!!」
見張りがいないうちに呼びつけた部下にすべてを託し、南部出身貴族は、王国に反旗を翻した。
◆◆◆
テーブルに広げられた地図。数ヶ所にチェスの駒が何かの目印のように置かれていた。
「まずは…主だった穀倉地帯から北へ伸びる街道を封鎖する」
コツン、と音を立てて地図上にポーンが置かれる。
「うふふ~、主要都市じゃなくて街道沿いにぽつんとある小集落で反乱が起きても、鎮圧されない。わざわざ軍を差し向ける価値はないって、この国の首脳は思うし、領主だって自領の小集落の反乱ごときに手こずってるなんて、言い出す勇気はない……。色めき立つのは最初だけで、放置される…と」
白魚のような女の細指が、各都市から動かないルークを示す。
ちなみに、現地の指導役には荷を運ぶ商人のみを襲撃のターゲットにするよう指示してある。下手に貴族を襲えば、本気で対処――鎮圧されてしまうからだ。そのことも、反乱が放置される一因となっていた。
「そして…領主様から見捨てられ、北に行けない商人は、反対方向の南を目指す」
「ふふ。その商人の荷に例の魔道具を紛れこませる。粗悪品もあるけど…要は王国側に『反乱軍が魔道具を持っている』と伝わればそれでよし」
「慌てた王国は、本来ウチとの戦に使う主力部隊を連れて、南部へ反乱を鎮めに行く…」
細指が、王都にあったナイトを摘まみ上げて南部へ置く。
「戦好きのクイーンのことはいいの?」
その声は、すでに答を知っているのだろう。三日月の目を王都のクイーンに向けた。
「彼女は出てこない。なんてったって『聖女様』だ。イメージが悪くなる役は受けない。あの女は反乱にはノータッチを決めこむ」
で。
黒のキングとクイーンが立つ王都の北にある国境線に、白のナイトが置かれる。
「ガラ空きの王都を奇襲する」
「国内の補給路は断った。外国にも圧はかけたしな。頼りの主力部隊は南にかかりっきり。魔道具含め、大量の武器を買いこんでいるだろうからな。奴らが王都に戻って来る前に、貴族子息子女が集まる魔法学園を落とす――さすがのクイーンも未来の支配階級を人質に取られちゃ、身動きが取れないさ」
主力部隊――戦闘に特化した魔術師団がいなければ、王都の護りは粗悪な武器しか持たない烏合の兵。戦闘で役に立つレベルの魔力持ちは、多くはいない。兵の大半を占めるのは、魔力が平均以下で剣や槍で戦う人間なのだ。
「足かけ何年だっけ?王妃サマをモデルに『戦乙女』の絵をばら撒いて。絵っていいわよね。文字の読めない庶民にも覿面に伝わるもの」
「おかげで、この国の武器の質は底辺さ。馬鹿だよな。現実も見ず、魔法への憧ればかり。戦が終わったらあの絵をかき集めて展覧会でも開くか」
いかに数がいようと、武器の質は最悪で戦う技術も未熟な軍――グワルフの敵ではない。
◆◆◆
「いったいどうなっているんだ!」
苛立ちを隠しもせず、宮に戻ってきたライオネルに、少女は心配そうな眼差しを向けた。
「まさか…あの方たちが暗殺に手を染めるほどニミュエ公爵様を憎んでいたなんて…」
傍目には悔しそうに唇を噛む少女だが、内心ではまるで別のことを考えていた。
(まるで謀ったかのように南で内乱が起きた。しかも、反乱軍はヴァン様の魔道具を持っているなんて…)
いつかの、父とヴァンサンとの会話を思い出す。
「エルフの間諜が、騒ぎに乗じて我が国に紛れこみました」
「手引きした男は私が始末しましたが。トカゲの尻尾切りでしたね。エルフの檻はもぬけの空でした」
「グワルフですか」
「恐らく」
父のすべての動向を知っているわけではないが、あれからかのエルフを捕まえたという話も聞かない。彼らは何が目的でこの国に潜伏したのだろうか。
(まさか…この事態を引き起こすため?)
妙だとは思っていた。なぜ、物資が突然南に流れ出したのか。そして、このタイミングで蜂起……
ハッとした。
反乱軍が魔道具を持っているとなれば、鎮圧に動くのはヴァンサン子飼いの主力部隊に違いない。主力部隊は南……国内に潜むグワルフのエルフ……
つまり。
(この機に攻めてくる気だわ)
ならば、主力部隊を動かすのは悪手だ。かと言って、この混乱の最中、出陣を止められるとも思えない。
「ああっ!なぜ俺が南へなど行かねばならん!」
ゴン、と重い音を立てて壁に拳をぶつけたライオネルが視界の端に映る。衝撃で、近くに置かれていた花瓶が倒れて、床に花が散らばった。その中から、微かに光る紅――
(ふふ…)
少女の口許にうっすらと笑みが浮かぶ。ライオネルがもし、苛立ちに身を任せず少女を見たならば、そのぞっとするような笑みに気づけただろうに。
(ここを離れられない理由があればいいのよ…ね?)
いずれ南部は手に入れるとして…。
多少計画とは違うが、結果は変わらないだろう。花瓶に隠した紅い宝石に、少女は仄暗い笑みを浮かべた。
◆◆◆
コツン…コツン…
未だ誰も訪れない早朝の地下牢。謀反の疑いをかけられたその貴族が囚われた牢の前に、ヴェールで顔を隠した少女が訪れた。牢に近づくと、足音に気づいた中年の男が顔をあげた。
「貴方を逃がしてさしあげます」
顔を見せぬまま、少女は平然と牢の男に近づいた。はらりとヴェールが取り払われる。淡く光を纏う銀朱の髪。琥珀色の大きな瞳は、夜明け前の暗がりの中、まるでガラス玉のような清廉さを湛えている。飾り気のない白いエンパイアドレスを纏うその姿はまるで女神のようにも見えた。
「貴女は…」
まるで惚けたように少女を見上げる貴族。一瞬、その妖美な姿にこの娘は何者だろうという疑問が浮かぶが…
「アストリア様にお仕えする者でございます」
との答に、その疑問は消え失せた。アストリア教は、特に南部で信仰を集めている正教会の宗派の一つである。
「王国の仕打ちはあまりに酷い。無辜の民をどうか…お助けくださいまし」
慎ましやかに言って鍵を開けた少女に、貴族はもはや何の疑問も抱かなかった。フラフラと釣られるように牢の外に出た貴族を少女は無言で導いてゆく。螺旋階段を上り、無人の回廊を抜け――。やがて二人は、四角く区切られた中庭へとやってきた。そこで少女は立ち止まり、牢から出した貴族に小さな盃を差し出した。金色の器には紅い液体が満たされている。少女が飲み干せと言えば、貴族は素直に従った。そして……少女は素早く駆けだした。背後で響いた獣のような咆哮に、きゃらきゃらと嗤いながら。
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