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少年期編
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「な…なななっ?!」
今、人生最大のピンチ。私の本当の性別がヴィクターにバレた。冷や汗がだらだらと背を流れる。なんでバレたの?!
「なぜって。骨格を見れば一目瞭然です。安心なさい。大っぴらにはしませんよ」
当然とばかりに言うヴィクター。大っぴらにしないって?そんなの信用できるかよ!
「アイザック殿の子は跡取り。男児でないと代官に外部から別の者が派遣される。しかし、ウィリスの森を視る者として、外部の人間では心許ないから、子供の性別を偽った。そんなところでしょうか」
推理ドラマで容疑者を追いつめる探偵役みたいなことを言うヴィクター。
あれ?でも…。
ヴィクター、私がアイザックの実の子だと思っているの?つまり、拾いっ子だってことはバレていないのかな。
少し冷静になろう。
ヴィクターは、私とアイザックを血の繋がった本当の親子と思っている。孤児だということまでは知らない。
今一度、ヴィクターの顔を食い入るように見つめ、考える。彼の意図はなんだろう。領主の息子が実は女だって秘密を握って…
……。
ないな。
こんな貧乏ド田舎村、私をネタに強請ったところで何も出ないし。アイザックに反旗を翻したところで、何の利もない。
考えたらなんだか馬鹿馬鹿しくなってきた。何疑い深くなってるの、私。ヴィクターは疑ってるような悪い奴じゃないよ。顔見ればわかるじゃん。
「村では禁句だよ。私はサイラス・ウィリス。代官の息子だから」
敢えて素の喋り方で言った。あくまでも代官の息子として、決して口にするなと警告しておかないと。気安く口にされて、このことが広まっても困るし。素の喋り方にしたのは、私なりの誠意。態度を変えた私に、ヴィクターはというと、微かに眉を下げた。
「…貴女は、それでいいのですか?」
その口調には、私を案ずるような響きがある。言動は素っ気ないものの、意外と子供好きで面倒見がいいんだ。子供相手に勉強や剣を教えているヴィクターは、生活が貧しくなったにもかかわらず楽しそうにしていた。よく笑うようにもなったし。たぶん、私が女だと知っても、悪いようにはしないだろう。
「私は…俺の方が生きやすい」
その方が皆が得をする。私自身も。異世界で過ごしてきて思ったけど、ここは男社会だ。女はなにかと未来に制限がかかる。なら、男のままでいる方がいいかな~、とは実際考えてもいるし。「もう寝るから。話は終わりだよ」と言えば、気遣わしげな眼差しはそのままに、ヴィクターはそれ以上言ってくることはなかった。
◆◆◆
そんなことがあった数日後。
「なあなあ!森へ行こうぜ!」
ノリノリで私を引っ張って行こうとするのはリチャード。コイツ、最近になって火炎魔法を覚えたのだが、どうしても使いたいらしい。で、ダドリーを誘ってフラれて私のところへ来たと。念のため言うが、子供だけで森へ入るのは固く禁じられている。
「ちょっとだけ!」
未だかつて、ちょっとだけといってちょっとで済んだ奴などいないと思うよ?リチャードよ、昔私が腐り花にやられたの、覚えてる?
「けど腐り花って熱に弱いんだろ?大丈夫だって!」
俺に任せとけよ!って胸を張るリチャード。まあそうなんだけどさ。タイミングの悪いことに、アイザックはヴィクターを伴ってモルゲンに旅立ったばかり。数日は戻らない。普段私たちが悪さをしないか目を光らせているテオも、森に入っていて不在。はぁ。
「なんだよなんだよ!ノリが悪ぃな。いいよ、俺が一人で行って、デッカイ獲物とってくるからよ!」
「…ッ!おいこら、待てリチャード!」
痺れを切らして一人で走っていくリチャードを慌てて私も追う。仕方ない…てきとーに森を歩いて帰るか。
◆◆◆
わくわくした様子で森を歩くリチャード。弓を背負い、ベルトには…また親父さんからパクッてきた短刀。私は弓を背負ってきただけ。とりあえず、リチャードが「道なき道を征こう!」とか言いださなくてホッとしている。
歩いているのは、いつも大人達と歩くコース。まわりを警戒しつつも、リチャードが満足できそうなモノを探す。何でもいい。ワームとか、大クジラとか弱い魔物、いないだろうか。すると…
「キュアアァ!!」
「!」
道のど真ん中にいました。巨大アゲハチョウの幼虫――魔虫、ジャイアントラーバ。見た目はまんまアゲハチョウの幼虫。ただし全長五メートルの巨大幼虫だ。幼虫は、私たちを見るや全力で威嚇してきた。具体的には頭から角を出した…強烈に臭うヤツを。
「クサっ!」
思わず息をとめる。おい、リチャード、魔法の練習に最適じゃんか。コイツに火炎魔法を……って!リチャード?!
「ゲホッゴホッゴホッ!」
リチャードは臭い攻撃に噎せていた。
「リチャード!ほら!火炎魔法だよっ!」
そうこうする間にも、ジャイアントラーバがよちよちと迫ってくる。ちょ…
「キュアァ!!」
緑色の吸盤みたいな足で私たちを踏みつぶそうと、上体を振りあげるジャイアントラーバ。仕方ない…か!
バチバチバチッ!
ギリギリで私が雷撃魔法をお見舞いして、噎せていたリチャードを抱えて後ろに押し倒す。
……ジャイアントラーバは逃げていった。
「ッ…すまない、サイラス」
「いや…ごめんリチャード。俺…」
せっかくおあつらえ向きの獲物が来たのに、私がやっつけてしまった。
「謝るな。助かった、サイラス」
リチャード…無理矢理笑ってるな。けど、あのタイミングで攻撃しないと踏み潰されていたからね。仕方がない。でも…
「次は、ヘマはしない。」
「……。」
そう言うと思ったよ。
落としてしまった矢を拾い、私とリチャードは再び歩き始めた。森の中は繁った木々で薄暗く、時間もよくわからない。あまり深入りしないうちに帰りたいのだけど…。
またしばらく歩くと、道の脇に見覚えのある緑色を見つけた。あれは…!
「そこに隠れてろ。…火球ッ!」
ボッと手のひらサイズの火球が緑色――ジャイアントラーバに向かってとんでいき、見事命中した。
「……。」
「……。」
何の反応もない。
おや?と顔を見合わせた後、恐る恐るソレに近づいてみた。すると、
「…抜け殻だな。」
ブヨブヨの緑色の皮を引っ張ってリチャードが言った。そう、そこにあったのはぺちゃんこのジャイアントラーバ。抜け殻だ。
「分厚ッ!」
厚さ数センチはありそうなブヨブヨ皮。しかも色もそのまんまの鮮やかな緑色。
「さっきのやつのかな」
「たぶん…?」
「とりあえず戦利品だ。持ってかえろうぜ。」
リチャードが背負い籠にブヨブヨ皮を畳んで入れた。前世でも、男の子って蛇の抜け殻とか宝物にしたよね。きっとこれもそういうものだと思う。
◆◆◆
私&リチャード・パーティーはブヨブヨ皮をゲットした。けど、未だリチャードの目的は果たせていない。もう少しで折り返し地点だし、このままぐるっと回って帰るか~。それでもし何も出なかったら、さすがのリチャードも諦めるだろう。けど、そんな呑気な考えが間違いだった。ゾワゾワゾワッと強烈な気配を感じた、その刹那――
「グオオオオ!!!」
咆哮と共に巨体――グラートンが姿を現した。
グラートンは、熊によく似たウィリスの森最大の魔獣だ。二メートルなんて小さい方。五メートル越えの巨体もざらにいる。雑食性で人間も襲う。言っておくが、奴らは熊と違って人間を怖がらない。そんなグラートンにとって、子供二人はきっといいエサに思えたことだろう。互いが互いを発見したときは五十メートルほどあった距離が、あっという間に縮まる。速い…!
「クソッ!火球!!」
リチャード渾身の魔法も、グラートンには効かない。私もグラートンの顔狙いで雷撃魔法を放つが、鬱陶しそうにされるだけで足止めにはなっていない。
「魔法はやめて逃げるぞ!」
死に物狂いで走った。もう道かどうかなど気にしていられない。狭い木々の間や崖を滑り降りたり、グラートンが進みづらい方向に走って走って…ようやく逃げきった頃には、すっかりいつもの道から外れてしまっていた。
今、人生最大のピンチ。私の本当の性別がヴィクターにバレた。冷や汗がだらだらと背を流れる。なんでバレたの?!
「なぜって。骨格を見れば一目瞭然です。安心なさい。大っぴらにはしませんよ」
当然とばかりに言うヴィクター。大っぴらにしないって?そんなの信用できるかよ!
「アイザック殿の子は跡取り。男児でないと代官に外部から別の者が派遣される。しかし、ウィリスの森を視る者として、外部の人間では心許ないから、子供の性別を偽った。そんなところでしょうか」
推理ドラマで容疑者を追いつめる探偵役みたいなことを言うヴィクター。
あれ?でも…。
ヴィクター、私がアイザックの実の子だと思っているの?つまり、拾いっ子だってことはバレていないのかな。
少し冷静になろう。
ヴィクターは、私とアイザックを血の繋がった本当の親子と思っている。孤児だということまでは知らない。
今一度、ヴィクターの顔を食い入るように見つめ、考える。彼の意図はなんだろう。領主の息子が実は女だって秘密を握って…
……。
ないな。
こんな貧乏ド田舎村、私をネタに強請ったところで何も出ないし。アイザックに反旗を翻したところで、何の利もない。
考えたらなんだか馬鹿馬鹿しくなってきた。何疑い深くなってるの、私。ヴィクターは疑ってるような悪い奴じゃないよ。顔見ればわかるじゃん。
「村では禁句だよ。私はサイラス・ウィリス。代官の息子だから」
敢えて素の喋り方で言った。あくまでも代官の息子として、決して口にするなと警告しておかないと。気安く口にされて、このことが広まっても困るし。素の喋り方にしたのは、私なりの誠意。態度を変えた私に、ヴィクターはというと、微かに眉を下げた。
「…貴女は、それでいいのですか?」
その口調には、私を案ずるような響きがある。言動は素っ気ないものの、意外と子供好きで面倒見がいいんだ。子供相手に勉強や剣を教えているヴィクターは、生活が貧しくなったにもかかわらず楽しそうにしていた。よく笑うようにもなったし。たぶん、私が女だと知っても、悪いようにはしないだろう。
「私は…俺の方が生きやすい」
その方が皆が得をする。私自身も。異世界で過ごしてきて思ったけど、ここは男社会だ。女はなにかと未来に制限がかかる。なら、男のままでいる方がいいかな~、とは実際考えてもいるし。「もう寝るから。話は終わりだよ」と言えば、気遣わしげな眼差しはそのままに、ヴィクターはそれ以上言ってくることはなかった。
◆◆◆
そんなことがあった数日後。
「なあなあ!森へ行こうぜ!」
ノリノリで私を引っ張って行こうとするのはリチャード。コイツ、最近になって火炎魔法を覚えたのだが、どうしても使いたいらしい。で、ダドリーを誘ってフラれて私のところへ来たと。念のため言うが、子供だけで森へ入るのは固く禁じられている。
「ちょっとだけ!」
未だかつて、ちょっとだけといってちょっとで済んだ奴などいないと思うよ?リチャードよ、昔私が腐り花にやられたの、覚えてる?
「けど腐り花って熱に弱いんだろ?大丈夫だって!」
俺に任せとけよ!って胸を張るリチャード。まあそうなんだけどさ。タイミングの悪いことに、アイザックはヴィクターを伴ってモルゲンに旅立ったばかり。数日は戻らない。普段私たちが悪さをしないか目を光らせているテオも、森に入っていて不在。はぁ。
「なんだよなんだよ!ノリが悪ぃな。いいよ、俺が一人で行って、デッカイ獲物とってくるからよ!」
「…ッ!おいこら、待てリチャード!」
痺れを切らして一人で走っていくリチャードを慌てて私も追う。仕方ない…てきとーに森を歩いて帰るか。
◆◆◆
わくわくした様子で森を歩くリチャード。弓を背負い、ベルトには…また親父さんからパクッてきた短刀。私は弓を背負ってきただけ。とりあえず、リチャードが「道なき道を征こう!」とか言いださなくてホッとしている。
歩いているのは、いつも大人達と歩くコース。まわりを警戒しつつも、リチャードが満足できそうなモノを探す。何でもいい。ワームとか、大クジラとか弱い魔物、いないだろうか。すると…
「キュアアァ!!」
「!」
道のど真ん中にいました。巨大アゲハチョウの幼虫――魔虫、ジャイアントラーバ。見た目はまんまアゲハチョウの幼虫。ただし全長五メートルの巨大幼虫だ。幼虫は、私たちを見るや全力で威嚇してきた。具体的には頭から角を出した…強烈に臭うヤツを。
「クサっ!」
思わず息をとめる。おい、リチャード、魔法の練習に最適じゃんか。コイツに火炎魔法を……って!リチャード?!
「ゲホッゴホッゴホッ!」
リチャードは臭い攻撃に噎せていた。
「リチャード!ほら!火炎魔法だよっ!」
そうこうする間にも、ジャイアントラーバがよちよちと迫ってくる。ちょ…
「キュアァ!!」
緑色の吸盤みたいな足で私たちを踏みつぶそうと、上体を振りあげるジャイアントラーバ。仕方ない…か!
バチバチバチッ!
ギリギリで私が雷撃魔法をお見舞いして、噎せていたリチャードを抱えて後ろに押し倒す。
……ジャイアントラーバは逃げていった。
「ッ…すまない、サイラス」
「いや…ごめんリチャード。俺…」
せっかくおあつらえ向きの獲物が来たのに、私がやっつけてしまった。
「謝るな。助かった、サイラス」
リチャード…無理矢理笑ってるな。けど、あのタイミングで攻撃しないと踏み潰されていたからね。仕方がない。でも…
「次は、ヘマはしない。」
「……。」
そう言うと思ったよ。
落としてしまった矢を拾い、私とリチャードは再び歩き始めた。森の中は繁った木々で薄暗く、時間もよくわからない。あまり深入りしないうちに帰りたいのだけど…。
またしばらく歩くと、道の脇に見覚えのある緑色を見つけた。あれは…!
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「……。」
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「分厚ッ!」
厚さ数センチはありそうなブヨブヨ皮。しかも色もそのまんまの鮮やかな緑色。
「さっきのやつのかな」
「たぶん…?」
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リチャードが背負い籠にブヨブヨ皮を畳んで入れた。前世でも、男の子って蛇の抜け殻とか宝物にしたよね。きっとこれもそういうものだと思う。
◆◆◆
私&リチャード・パーティーはブヨブヨ皮をゲットした。けど、未だリチャードの目的は果たせていない。もう少しで折り返し地点だし、このままぐるっと回って帰るか~。それでもし何も出なかったら、さすがのリチャードも諦めるだろう。けど、そんな呑気な考えが間違いだった。ゾワゾワゾワッと強烈な気配を感じた、その刹那――
「グオオオオ!!!」
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「クソッ!火球!!」
リチャード渾身の魔法も、グラートンには効かない。私もグラートンの顔狙いで雷撃魔法を放つが、鬱陶しそうにされるだけで足止めにはなっていない。
「魔法はやめて逃げるぞ!」
死に物狂いで走った。もう道かどうかなど気にしていられない。狭い木々の間や崖を滑り降りたり、グラートンが進みづらい方向に走って走って…ようやく逃げきった頃には、すっかりいつもの道から外れてしまっていた。
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