クマ皇子とうさぎ姫

kitty369

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不穏な動き

頭の中の整理

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あのね、と口を開いたのは、ラパン姫だった。

此処はラパン姫のお城で友人である
シャノアール姫とルシアン姫を呼んだのだった。

※フランス語でシャノアールは黒猫
ルシアンを犬と訳します。
つまりニャンコの姫とワンコ姫です。

ほら3人寄れば文殊の知恵と言う言葉があっただろう。

「あのね、魔法でクマさんに変えられちゃった王子様の呪いを解きたいの!」


美女と野獣と書かれた図書館で借りてきた本を見せながら

と、本題を話すと目を丸くさせながらも、
「あらぁ、ラパンちゃんは昔から困った人を放って置けないからねぇ~いいわよう、シャノも何か無いか考えるから!」

「んんー、私も協力するね。なにができるかわからないけれど」

良かった。
目を丸くさせた時点で、
「なに考えてるのよ!」と反論されるのを想像していただけに、予想外の反応と展開にビックリしている私であったのだけれども。笑

「ねぇ、この物語にある、真実の愛を手に入れて口づけを交わせば良いのよね?」シャノが何かを考えているかのように顎に手を当てながら答える。

「そうなの!で、真実の愛って言うのが問題なのよねぇ~、先ずはクマ王子に会ってみてくれないかなぁ?」




「いいわよ!でもお父様やお兄様以外の男性と交流が無いからどう接して良いのかわからないわ」は、シャノアール。

「うーん、確かにそうなのよね?私もみんなも女学院だから男性への免疫は無いし。」
考えこむこと、しばし、

ルシアンが口を開く。

『じゃあ、まずは私がその王子様に会おうかしら?』

ルシアンの言葉に満場一致。
『それは良いわね!ルシアンなら人懐っこいし、愛されキャラだもの。』
と、発案者であるラパン。

笑顔で善は急げと、一同は王子のもとへ戻ったのでした。
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