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7 愛する夫を部下がNTRるのは許せない!

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「お帰り、りっちゃん」
「……ただいま」

ご奉仕初心者の新開には、やはりいきなりのイラマチオは難しかったのだろう。
どれだけ時間を費やしてもユキを射精させることが出来ないまま、酸欠で朦朧とし始めているのが見ていられなくて、僕は彼を押し退けた。そして我慢できずユキにご奉仕してしまった。
昨日だって、いや、それよりもずっと前から僕は何十回とユキにご奉仕している。絶対に負けるわけが無いという自負があった。だがこんなことで張り合っても意味が無い。頭では分かっているのに、止められなかった。
えづきながら夢中で唇と喉で扱いてユキを射精まで導き、残滓も一滴残らず吸い出して綺麗にお掃除して見せた僕を、ユキはうんと褒めてくれた。嬉しかった。けれど僕の気分は晴れない。
僕は何だかこの気持ちを後ろめたくなってしまい、新開を送り届けると理由をつけて車で家を出たのだった。

ユキは僕のことを変に思ったろうか?浮かない顔をして帰ってきた僕を迎え入れてくれたユキは、いつも通り優しい笑顔のままだったが、少し心配の色が浮かんでいる気もする。

「りっちゃんが行かなくても、俺が新開のこと家まで送り届けてあげたのに。りっちゃんは沢山妊活して疲れてるのに。体、無理させちゃってごめんね……」
「ううん、良いんだ。僕は今、とても新開に嫉妬している………だから君と、あいつを……二人きりにさせたくない……」
「えっ? 俺と新開の仲に嫉妬してるの?」

きょとんと目を丸くするユキ。居たたまれなくなって目を伏せた。
少し間が空いて、ユキが吹き出す。

「ぷっ、あはは!無い無い!無いよ!普通ペットとは恋愛しないよ!それ以前に、りっちゃんの替わりなんてどこにもいないよ? りっちゃんの他に俺を夢中にさせてくれる人なんているわけない!」
「うん……」
「でも…嬉しいな、嫉妬してくれたんだね♡ 俺のこと、誰にも盗られたくない?」

楽しそうに微笑みながら、首を傾げるユキ。
僕はさっきの二人のじゃれあいを思い出し、ズキズキと痛む胸のあたりをぐしゃ、と握りしめながら、小さく頷いた。

「……き、君を盗られてしまったら、僕は、生きていけない……ッ」

先に不貞を犯したのは僕だ。どの口がそんなことを言う?
僕はユキにこんなこと言える立場じゃない……
それでも、口にしてしまうと駄目なんだ。ユキへの気持ちが溢れてしまう……

自分勝手な僕の言葉を、けれどユキは咎めるでもなく静かに聞いてくれた。
そうして唇をわななかせる僕を安心させるように、ぎゅっと抱きしめてくれる。

「不安にならないで。大丈夫、俺はどこにも行かない。ずぅっとりっちゃんの側に居るよ。 たとえ嫌われたって手放してあげない。 りっちゃんは俺の奥さんだから。 ねぇりっちゃん。もう一回。明日から仕事だけど……無理させちゃうけど俺、りっちゃんと子作り交尾したい。駄目、かな……?」
「! だ、ダメじゃないっ! 僕も、したい……ユキといっぱい子作り、したい…っ♡ 僕、早くママになりたい……ユキとの子ども産みた…ッンぅう♡ ちゅ…♡ ぅむ、ぅちゅう……♡」

言い終わる前に唇を塞がれる♡ ユキの熱い唇の隙間から、舌と一緒に唾液が流れ込んでくる。僕はそれを一生懸命啜り、丸めた舌で一滴残らず受け止めて、ごきゅっ♡ごきゅん♡と味わい飲み下してゆく。うんと口を大きく開いて、舌同士をねっとり絡ませ合い、頬張って、僕たちは口の中でもセックスする。服の上からお互い激しくまさぐり合って、布越しにリングピアスをこねるように乳首ごと根元からきゅぅッ♡と摘ままれて、痺れるような気持ちよさに、僕の腰ははしたなくくねってしまう♡

「んむぅ゛ン♡ ムぁっ♡ あぇ♡ ちく、びぃッ♡ イくぅッッ♡」
「ちゅ♡ んむ♡ りっちゃ、ハぁ♡ うちゅっ♡」 

乳首で甘イキしている最中もキス♡ キス♡ キス♡ 激しいキスで眼鏡がずれてしまった♡ 舌、気持ちが良い…♡ 乳首引っ張られてすぐイってしまう♡ もっと、もっと欲しい——…もっと奥、お尻の穴のずっと奥、僕は男なのに、雄子宮、うずうずして止まらない……♡ お胎の内側が、ユキのおちんぽ欲しいって求めてしまう……♡

「一緒に可愛い赤ちゃん、作ろうね♡ りっちゃん♡」

僕の服を脱がしながら、うっとりした声でユキが僕に囁く。男の僕に赤ちゃんは作れない。そんな分かりきった事さえも、ユキの目を見ると分からなくなってしまう……
ユキにいっぱい精子を注いで貰ったら、もしかしたら僕だけは特別に作れるんじゃないかって、思ってしまう……♡
ユキが何度も言ってくれるから。2人の赤ちゃん作ろうねって♡ 僕なら素敵な妊夫さんになれるよって♡ 耳元で毎晩、何度も何度も囁きながら、生おちんぽで沢山結腸掘削してッ♡ 何度も中出しした後ゆっくりお腹、撫で回されて♡ ここに赤ちゃんのお部屋があるんだよって教えてくれる♡
僕の赤ちゃんの部屋……僕にだけあるのかもしれない……僕は、ユキの奥さん、だから——…♡

「うんッ♡ つ、つくるっ♡ ンちゅ、ぷぁ♡ あッ♡ あかちゃ、つくるぅッ♡ ぁむぅ♡」

ちゅく♡ ちゅくちゅく♡ れるれるっ♡ ちゅぱッ♡

あう…♡ あたま、ふわふわする♡ 舌、強く吸われると駄目だっ♡ 何も考えられなくなる♡ 知能が著しく低下していくの分かる♡ 耳の穴、舌でズポズポもだめっ♡ えっちな水音、脳に響くっ♡
だめ♡ ぼく、セックスのことしか考えられなくなってしまうっ♡  
ああッ♡ ユキのおちんぽ早く欲しいっ♡ いっぱい子種奥に出して受精させてほしいっ♡
僕の不安全部、激しいおちんぽピストンで掻き出して欲しいっ♡

「ッンちゅ♡ ハァ♡ りっちゃん、膝の上に雄っぱい乗せてうつ伏せになれる? 貞操具は邪魔だな、取っちゃおう♡ ほら、俺の太腿にしがみついて♡ 指でいっぱい前立腺トントンするね♡」
「あううんっ♡」

カチャ、と小さな鍵で貞操具を外され、尿道から慎重な手つきでそろそろとカテーテルを抜かれる。細くて長いのが尿道を抜けていく独特の喪失感に、背筋がゾワゾワとして、思わずぴくぴくッ♡と腰をわななかせてしまった。尿道口からつぽぉ♡っとカテーテルが抜けた瞬間、酷い排尿感が一気に押し寄せて、ぴんッ♡と勃起したペニスの先からぴゅくんっ♡と何か出してしまった♡

「はひんッ♡ お、おしっこぉ♡ 」
「ふふ♡ おしっこ出てないよ♡ 尿道イキで精子ピュッピュ、上手にできたねぇ♡」
「ひっ♡ はひぃっ♡ ぼく、ぼくのにょぉど、ひら、いてる♡ 閉じないッ♡ 太いおしっこ出ちゃうッ♡ 嫌だあっ♡ 」
「うん♡ お口ぱくぱくして金魚さんみたいで可愛いね♡ うつ伏せになろうね♡」
「うぅう~~っ♡」

溶けた脳で一生懸命言われた体勢を思い出しながら、ユキの太腿に覆い被さるようにうつ伏せになる。

つぷぅ♡ ヌポッ♡ ヌポッ♡ トントントントンッ♡

「お゛ッ♡?! ゆびぃッ♡ ニュポニュポしゅきっ♡ じぇんりつしぇッ♡ トントンしゅきぃッ♡ ナカでぴーしゅして♡ ぐぱぁ♡って♡ あうんッ♡ ゆびおっきく開くの、しゅきらぁっ♡ 」
「うん♡ トントンすると俺の指ぎゅ~♡ ハムハム♡ ってしてくれてるよ♡ おまんこぐちょぐちょで柔らかく解れてる♡ 指ピースでクパァっておっきく開いちゃうえっちなおまんこ♡ ふふ♡ ぜーんぶ俺が育てたんだよ♡ あ、精液奥からいっぱい溢れてきたね♡」
「はへぇッ??♡ ぉ゛~~~~ッ♡ ぃ゛ッ、イグッ♡♡」

どぽおっ♡

ユキの声が耳元で優しく響いて、僕はその声にすっかりメロメロだ。ピースの形に開いた長くて太い指が、ちゅぱんッ♡と縁を弾くようにして抜けて、奥からどぽっ♡と重たい精液が塊で溢れてきた♡
僕はその刺激だけで、今度は射精せず腰をカクつかせイッてしまう♡

「おまんこからザーメンひり出すの、えっちだなあ♡」
「ぉ゛ォ……♡ イっら……ッ♡ イったぁ……♡ ィ゛、オ゛ん♡」
「あはは♡ りっちゃんのイキまんこ、急に指がなくなって混乱してる♡ おまんこぱくぱくさせて俺の指一生懸命探してるの、可愛いね♡」

僕の深イキおまんこをじっくり観察しながら、暫くイッた余韻に浸らせてくれるユキ。うつ伏せになって半目でピクピク痙攣している僕を優しく見下ろしながらお尻を撫で撫でして、僕が落ち着くのを待ってくれている。

「指マン気持ち良いねぇ♡ でもりっちゃんのおまんこ、時間置いてもホカホカぐちょぐちょな欲しがりさんのままで、俺の形ちゃんと覚えてるから——ほらっ♡ ちんぽも簡単に挿入はいっちゃう♡」
「んほオ゛ッ♡?!!」

ずぷぷぷぷッ♡ びたんッ♡ ぐりぐり♡ ずぬぅう~♡↑↑

うつ伏せの僕に覆い被さるようにして、寝バックで一気に奥まで挿入されて、重みで潰れた僕の尻たぶの間にユキの下腹部がびたんッ♡とくっつく。そのままかき混ぜるように奥でぐりぐりされて♡ ポルチオに塗りつけるように撹拌される気持ちよさで視界いっぱいに星が飛ぶ♡

「ぉあ゛♡?? ア゛ぇ♡???  ひぎうっ♡」
「ハァ~♡ 狭っ♡ ちんぽしゃぶりながら不随意痙攣する腸壁やば♡ 天賦の才能だぁ♡ バイブ機能付きオナホっぽくて最っ高♡ すごいねぇ♡ どうやって動かしてるの?」
「ォ゛っ?? はへ、ェ゛…♡?? 」

縦開きになった口から自然と舌先が突き出てしまう♡ わからないぃっ♡ 何も考えられない♡ メスイキ激しすぎて足ピンしたままずっと意識がトんで戻ってこられない♡
使い物にならない僕を四つん這いになるよう抱え直したユキは、後ろから体をぴったり♡ 密着させて、僕の項をガブガブしながらゆっくりおまんこ奥をほじほじしてくれる。

「ンお゛ッ♡ ほぉッ♡ んオ゛~~♡ しょれ、しゅきぃ~ッ♡」
「ん~♡ ちんぽ搾り上手♡ 粘膜ぽってり充血してるの分かるよ♡ 早く赤ちゃん作りたくて子宮降りてきちゃったかな?」
「はうぅ~~ッ♡ ユキぃ♡ ぼ、ぼくのおまんこ変…っ♡ お、おなか、押されると、オホぉッ♡ お、奥がッ♡ おくがジンジン♡ ひてッ♡ へんンッ♡ 勝手にユキのおちんぽにキしゅ、してしまう゛ぅッ♡ あぉ゛♡ご、ごべんなさい゛ッ♡ ィ、淫乱れご、ごェんなひゃ、お? オ゛おぉッ?? お゛~~~ッ♡??」
「あ、ほんとだあ♡ ちんぽ近づけたら子宮口ちゅぱちゅぱ吸い付いてくるよ♡ ちんぽに懐いてるの可愛いなぁ♡ これ、夫ちんぽ覚えてる動きだね♡ りっちゃんの子宮はお利口さんだぁ♡」

ちゅっぱ♡ ちゅっぱ♡ むちゅっ♡ むちゅっ♡ ちゅ~~っぱッ♡

「はへッ♡ ハヘェッ♡ いやあぁ~~ッ♡」

アアッ♡ 僕の子宮口とユキの尿道口、何度もチュッチュしてるぅッ♡ 早く奥までドチュドチュして欲しいのにっ♡ 先っぽだけで遊ばないでぇっ♡♡
子宮が、我慢できずにおちんぽ追いかけてしまっている♡ こんな媚びたメスの動き、下品で恥ずかしいのにっ♡
ひぃッ!そんなに何回も子宮口にばかりおちんぽキスッ♡ されたらぁっ♡ あ、頭ばかになるッ♡ 僕の頭おちんぽ脳になってしまうっ♡ おちんぽのことしか考えられなくなってしまうぅッ♡♡

「おぁ♡ あォ゛♡ い、いじわるし、しないれッ♡ ぅン゛~♡ おちんぽきしゅ♡ もっと奥にいっぱい、シてぇっ♡ 」
「あは♡ ごめんごめん♡ 思わせぶりな子宮口ちんぽキスは駄目だよね♡ はぁ~♡ 可愛い…♡ メスイキしすぎて男の射精のやり方忘れちゃった弱々メスちんちんも可愛いっ♡ 大好きだよ、りっちゃん♡ あと少しで夜明けちゃうけど、出勤ギリギリまでいっぱいパンパン♡ しようね♡」
「オ゛ッ?♡ オほォ゛ッ♡ おぉオ゛ッ♡ ぱんぱんキクッ♡♡ あうぅ゛ッ♡ ぱんぱんキくぅッ♡♡ ゆぎッ♡ ゆぎいッ♡ あう♡ あオ~ッ♡ まんここわぇる゛ッ♡ ぼくッ♡ おちんぽでしんじゃうぅッ♡♡♡」
「うつ伏せ腰ヘコえっろい♡ 死なないよお♡ 大丈夫♡ いっぱいイこうね♡♡ はぁ~♡ 明日から仕事か……寂しいな。仕事で会えない間は貞操具付けておきたいけど……こんなエッチなの付けてたら、職場バレして集団レイプされたら大変だから……暫くはアナルプラグだけにしとこっか♡」
「ぁう゛~♡ わか、…ッたぁ♡」
「おまんこむずむずして触りたくなっても、会社のトイレでこっそりプラグドチュっちゃダメだよ♡ りっちゃんがお便所アナニーでいっぱいイって♡ えっちなおまんこ顔のまま仕事戻ってきちゃったら、イキ余韻顔えっちすぎて開発部の奴らにレイプされちゃうから……はぁ。俺の方が毎日いっぱい嫉妬してるんだからね? いつレイプされるか気が気じゃないよ。 分かってる? りっちゃんは魅力的過ぎるんだ!」
「ンい゛ッ♡ アぇ♡ へう゛ぅ~♡ ごべ、なしゃ♡ シ、にゃい♡ 職場でおまんこ弄りシにゃいっ♡ ぉ゛ッ♡ どちゅ、♡どちゅはッ、ァ♡ おうち、らけっ♡ ぼく、は♡ ユキらけのっ♡んぉ゛おッ♡お、奥しゃッ♡ れしゅッ♡ もぉぜったい浮気せっくすし、しにゃいッ♡♡」
「うん♡ 約束だよ♡ ……あ、でも新開がちゃんと賢い犬になったら、ご褒美に交尾シてあげても良いからね♡」
「やらあッ! あいつの名前出したらだめ、ぜったいにだめ…ッ」
「あはは♡ ごめん♡ 反応可愛くてつい♡」

ごちゅごちゅ結腸奥を抉りながら、優しくごめんねのキスをしてくれるユキ。僕も甘えるように顔をすり寄せるけれど、新開の名前が出てきたせいで、不安は拭えるどころかどんどん増していく。

ああ……これからもずっとずっと僕だけがユキのモノで居たい。
僕がユキのたった一人の奥さんで居たい。
この唇も、愛も、他の誰にも渡したくない……

ユキ。
ユキ。愛してる。

だからどうか、僕だけの夫でいてください……
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