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届け物
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朝から強い雨が止まない。時に風が伴う、外出にはまったく適さない日。
こういう日は憂鬱になる。
あの日を思い出すから。
耕平が住むマンションのオートロック解錠ボタンの前に立った。
晶は傘を畳みながら、雨水が跳ねて濡れたズボンの裾に嘆息する。
十数年ぶりに相対することになった日が、よりによって雨とは。
予報は『大雨』『強風』だったっけと、チェックした天気予報を思い出そうとしたが諦めた。
晶は痛むこめかみを押さえた。あの日のあれを思い出すような日は頭痛がする。
あんなこともあったねと、話せばいいのかもしれないがそんな勇気は晶に無かった。
もう来てしまったのだから、さっさと用事を済ませて帰るだけ。
スマホを出して教えてもらった部屋番号を確認し、冷たくなった指先でそれを押す。
カチ、カチ、カチ、カチ。丸いボタンの冷たさが、既に冷たい指先に染みた。
ピンポーンと音が鳴る。向こうからの反応はない。
留守かと溜息を吐き、自分にお使いを頼んだ弟の潤を恨んだ。
届け物を頼むと、急ぎなのだと、今朝急に頼まれたのだ。
大まかながら時間指定までされたからいるかと思っていた。
自分で在宅を確認すべきだった。仕事ではできるのに、プライベートでは抜けてしまう。
耕平がいないのならしょうがない。帰ろうかと降った雨が跳ねている道路を眺めた。
靴はすでに中まで濡れている。レインシューズを選ばなかったのは、ここまでひどくなるとは思わなかったから。
家に帰ったらまずお風呂に入ろう。熱めのお湯にとっておきの入浴剤を入れるんだ。
踵を返そうとしたら、ほっとしていた。
会おうとしているのに、会えないのは不可抗力。
避けているわけでは無い。
この免罪符に、いつも救われている。
「……晶さん?」
信じられない、といった声がマイクの向こうから響いた。
耕平の久しぶりの低い声に心臓が一瞬止まった気がした。
あの頃より数トーン低くなった声は、時々聞きとりにくい。
突然の訪問に驚いた声色の耕平に申し訳なく思った。彼だって会いたくないはずだ。
自分は社長令嬢で、社長秘書。耕平は将来役員候補の営業のホープとはいえ、平社員。
幼馴染とはいえ、こういった差が男性のプライドを傷つけると社会に出て知った。
同じ会社でもフロアが違うので会わないし、顔を合わせようともしていない。
潤はそんな自分たちを仲良くさせたいと思っているのがわかる。
そして、抗えないワードを利用してきた。
「突然ごめんね。潤から、『村』からの届け物を頼まれて」
「ああ『村』」
耕平の苦笑の口調に緊張していた気持ちがちょっと緩んだ。暗黙のルールが通じ合うのは楽だ。
都会に出て何年経っても、誰に言っても理解されない、独特の空気感。
自分たちにとっては縛りで、絶対に逆らえない色合いを持つ。
それを理解しあえる関係というのは、仲間意識を強くした。
地域の人達にとって『深山のお屋敷』は絶対君主で、だから耕平は逆らえない。
仲間と言いながら、主従関係が隠れている。だから、申し訳ない気持ちがある。
「休みの日に突然ごめんね。ここを開けてくれたら、ドアの前に置いて帰るから」
預かった紙袋に包まれたものを自分の顔の前に出すと、玄関がガチャッと解錠された音がした。
「いや、潤が来るかと思ってたんです。入ってください」
話は一方的に終わった。最後の方に『潤の奴』と悪態ついているのが聞こえた。
潤だけでなく、自分への言葉でもあったと感じてしまう。
村の人間にとって深山の娘である自分は、触れたら火傷するくらいのリスキーな存在。
父親が過保護にしている自分。『お姫様』に失礼があれば、当主自らが牙を剥く。
だから、自分から近づいてはいけない。浅くなっていた呼吸を深くして、自動ドアをくぐってエレベーターに乗る。
長いようで短い時間。心臓が痛く感じるほどに鼓動を続けている。
エレベーターのドアが開き、踊り場に耕平が立っていた。躊躇う足を無理やり前に進める。
スポーティなブルゾンを羽織り、いかにも体育会系でいたという出で立ちは、あの頃には無かった男性的なものがあった。
細身でありながら敏捷性がありそうな体躯。肩幅は広くはないが筋肉が隆起していて、長身で手足は長い上に、顔も小さい。
未だに熱心に身体を動かしているのだろうなと思う。
整っている顔には、小動物のように愛くるしい大きな目と、凛々しさを表す高い鼻、いつも笑みを湛えているような人を惑わす唇……。
だが、唇は笑みを浮かべずに歪んだ。
「……濡れているじゃないですか」
他人には笑みを見せる癖に、耕平は自分に対してはいつも不機嫌そうに接してくる。
「雨が強かったの。はい、これ」
腕を伸ばして古めかしい油紙の紙袋に入った届け物を差し出す。
こちらを見定める不機嫌そうな視線にそわそわしていると、耕平はわかりやすく溜め息を吐いて、届け物を小脇に挟んだ。
ほっとしたのも束の間、手首を掴まれる。
「え、ちょっと」
そのままずんずんと進みだす。引き摺られるようになったのは、行動を予想していなかったからだ。
「風邪でもひかれたら、俺の首が飛ぶんで」
「大袈裟なことを言わないでよ」
「そうでしょうかね。深山のお姫様が雨に濡れて何をしているんだか」
非難の言葉に聞こえて、晶は眉をつり上げた。
「お姫様って嫌味でしょ。田舎の因習じゃない」
「その田舎に、僕たちは縛られているんですよ」
縛られている、という言葉に晶は黙った。その通りだからだ。
耕平は眼光を怒りに光らせている。
お使いを頼まれて雨の中に届けたのに、喧嘩腰の会話になっているだけでなく、怒らせてしまっていることがやるせない。
家のドアを開くと、玄関に押し込められた。乱暴に見えて、優しいので調子が狂う。
後から入ってきた耕平は鍵とバーロックを掛けた後、晶を玄関に立たせたまま、靴を脱いでずんずんと部屋の中に入っていった。
「……」
呆気に取られていると、すぐに耕平は戻ってきた。手にはふかふかのタオルと畳まれているルームウェアの上下がある。晶は耕平の顔を見上げた。
「いいですか、そこのドアが風呂、こっちがトイレです。俺は奥の部屋に居て、一時間はこっちには入ってきません。シャワーを浴びて温まったら、晶さんが奥にきてください」
「……いや、それは……」
いくら幼馴染とはいえ、独身男性の家でシャワーを浴びるなんてできない。というか、してはいけない。
「大丈夫だよ。帰るだけだか……」
言いかけると、耕平の顔がぐっと近づいてきた。心臓が大きく跳ねる。
「きれいな顔が真っ青ですよ。春とはいえ今日は寒い。季節の変わり目を軽く見てはいけません」
褒められたことには反応しないように、気力を振り絞った。
「私の方がお姉さんなんだけど」
耕平は目を細めて、深く息を吸い込む。
「それ、関係あります?」
関係はないので晶は再び黙った。
「晶さん、潤から頼まれた、あれ、中身を本人に確認しました?」
中身までは聞いていない。ただ今日中に、と言われただけだ。
潤が父親に呼び出されたのを知って、しょうがないと引き受けた。
顔が近いため一歩下がりつつ、晶は首を横に振る。
「いちいち聞かないよ」
「相変わらず抜けていますね。中身、避妊具と村で使われる催淫剤ですよ」
「……え」
事実を受け入れられず、晶は立ち尽くした。
「昔の名残ですよ。滋養強壮って名目で、爺さんたちがたまに作ってるんです」
野草の配合があるらしいですよ、と耕平は面倒くさそうに言った。
村には独特の風習があって、女性には伝えられないものもある。
「そんなものを届けに来るお姉さん、エロですよ」
頭の中で羞恥と言い訳が混じりあって固まってしまった。
その間にバッグを取り上げられ、中身の財布とスマホまで確認される。
「ちょっ」
「頃合いを見て、深山本宅に迎えの車をお願いしましょう。まずは風呂です」
すたすたとバッグを持って耕平は奥のリビングと思しき部屋に入って行ってしまった。
先々週だったか、潤に突然聞かれた。
『姉さん、耕平とどうなの』
『どうもこうも、連絡取ってないし……』
その時の潤の表情は、ちょっと怒っているようにも見えた。
ごくたまに会社で遠くか見かける程度の同郷の男性について言えることなんてない。
雨の音と、濡れた木材の匂い。潤の熱い吐息と、自分の火照った体。
あれは耕平にとって、出世を妨げる黒歴史だ。
ただ、思う。何人かと寝たからこそわかったこと。セックスは、あんなに燃えるような行為ではない。
それがわかってから恋愛そのものに興味がなくなった。
恋愛とセックスはどうやらセットみたいだから、苦痛は遠ざけたかった。
大雨の中、二人で夜を過ごしたのは事実だ。
村の人たちが未だに『あの日は生きた心地がしなかった』と雨が降るたびに言うくらいだから。
フカフカのタオルとルームウェアからは、ほんのり、耕平の匂いがする。
あの時とは違う大人の匂い。
晶はぎゅっと抱きしめた。
こういう日は憂鬱になる。
あの日を思い出すから。
耕平が住むマンションのオートロック解錠ボタンの前に立った。
晶は傘を畳みながら、雨水が跳ねて濡れたズボンの裾に嘆息する。
十数年ぶりに相対することになった日が、よりによって雨とは。
予報は『大雨』『強風』だったっけと、チェックした天気予報を思い出そうとしたが諦めた。
晶は痛むこめかみを押さえた。あの日のあれを思い出すような日は頭痛がする。
あんなこともあったねと、話せばいいのかもしれないがそんな勇気は晶に無かった。
もう来てしまったのだから、さっさと用事を済ませて帰るだけ。
スマホを出して教えてもらった部屋番号を確認し、冷たくなった指先でそれを押す。
カチ、カチ、カチ、カチ。丸いボタンの冷たさが、既に冷たい指先に染みた。
ピンポーンと音が鳴る。向こうからの反応はない。
留守かと溜息を吐き、自分にお使いを頼んだ弟の潤を恨んだ。
届け物を頼むと、急ぎなのだと、今朝急に頼まれたのだ。
大まかながら時間指定までされたからいるかと思っていた。
自分で在宅を確認すべきだった。仕事ではできるのに、プライベートでは抜けてしまう。
耕平がいないのならしょうがない。帰ろうかと降った雨が跳ねている道路を眺めた。
靴はすでに中まで濡れている。レインシューズを選ばなかったのは、ここまでひどくなるとは思わなかったから。
家に帰ったらまずお風呂に入ろう。熱めのお湯にとっておきの入浴剤を入れるんだ。
踵を返そうとしたら、ほっとしていた。
会おうとしているのに、会えないのは不可抗力。
避けているわけでは無い。
この免罪符に、いつも救われている。
「……晶さん?」
信じられない、といった声がマイクの向こうから響いた。
耕平の久しぶりの低い声に心臓が一瞬止まった気がした。
あの頃より数トーン低くなった声は、時々聞きとりにくい。
突然の訪問に驚いた声色の耕平に申し訳なく思った。彼だって会いたくないはずだ。
自分は社長令嬢で、社長秘書。耕平は将来役員候補の営業のホープとはいえ、平社員。
幼馴染とはいえ、こういった差が男性のプライドを傷つけると社会に出て知った。
同じ会社でもフロアが違うので会わないし、顔を合わせようともしていない。
潤はそんな自分たちを仲良くさせたいと思っているのがわかる。
そして、抗えないワードを利用してきた。
「突然ごめんね。潤から、『村』からの届け物を頼まれて」
「ああ『村』」
耕平の苦笑の口調に緊張していた気持ちがちょっと緩んだ。暗黙のルールが通じ合うのは楽だ。
都会に出て何年経っても、誰に言っても理解されない、独特の空気感。
自分たちにとっては縛りで、絶対に逆らえない色合いを持つ。
それを理解しあえる関係というのは、仲間意識を強くした。
地域の人達にとって『深山のお屋敷』は絶対君主で、だから耕平は逆らえない。
仲間と言いながら、主従関係が隠れている。だから、申し訳ない気持ちがある。
「休みの日に突然ごめんね。ここを開けてくれたら、ドアの前に置いて帰るから」
預かった紙袋に包まれたものを自分の顔の前に出すと、玄関がガチャッと解錠された音がした。
「いや、潤が来るかと思ってたんです。入ってください」
話は一方的に終わった。最後の方に『潤の奴』と悪態ついているのが聞こえた。
潤だけでなく、自分への言葉でもあったと感じてしまう。
村の人間にとって深山の娘である自分は、触れたら火傷するくらいのリスキーな存在。
父親が過保護にしている自分。『お姫様』に失礼があれば、当主自らが牙を剥く。
だから、自分から近づいてはいけない。浅くなっていた呼吸を深くして、自動ドアをくぐってエレベーターに乗る。
長いようで短い時間。心臓が痛く感じるほどに鼓動を続けている。
エレベーターのドアが開き、踊り場に耕平が立っていた。躊躇う足を無理やり前に進める。
スポーティなブルゾンを羽織り、いかにも体育会系でいたという出で立ちは、あの頃には無かった男性的なものがあった。
細身でありながら敏捷性がありそうな体躯。肩幅は広くはないが筋肉が隆起していて、長身で手足は長い上に、顔も小さい。
未だに熱心に身体を動かしているのだろうなと思う。
整っている顔には、小動物のように愛くるしい大きな目と、凛々しさを表す高い鼻、いつも笑みを湛えているような人を惑わす唇……。
だが、唇は笑みを浮かべずに歪んだ。
「……濡れているじゃないですか」
他人には笑みを見せる癖に、耕平は自分に対してはいつも不機嫌そうに接してくる。
「雨が強かったの。はい、これ」
腕を伸ばして古めかしい油紙の紙袋に入った届け物を差し出す。
こちらを見定める不機嫌そうな視線にそわそわしていると、耕平はわかりやすく溜め息を吐いて、届け物を小脇に挟んだ。
ほっとしたのも束の間、手首を掴まれる。
「え、ちょっと」
そのままずんずんと進みだす。引き摺られるようになったのは、行動を予想していなかったからだ。
「風邪でもひかれたら、俺の首が飛ぶんで」
「大袈裟なことを言わないでよ」
「そうでしょうかね。深山のお姫様が雨に濡れて何をしているんだか」
非難の言葉に聞こえて、晶は眉をつり上げた。
「お姫様って嫌味でしょ。田舎の因習じゃない」
「その田舎に、僕たちは縛られているんですよ」
縛られている、という言葉に晶は黙った。その通りだからだ。
耕平は眼光を怒りに光らせている。
お使いを頼まれて雨の中に届けたのに、喧嘩腰の会話になっているだけでなく、怒らせてしまっていることがやるせない。
家のドアを開くと、玄関に押し込められた。乱暴に見えて、優しいので調子が狂う。
後から入ってきた耕平は鍵とバーロックを掛けた後、晶を玄関に立たせたまま、靴を脱いでずんずんと部屋の中に入っていった。
「……」
呆気に取られていると、すぐに耕平は戻ってきた。手にはふかふかのタオルと畳まれているルームウェアの上下がある。晶は耕平の顔を見上げた。
「いいですか、そこのドアが風呂、こっちがトイレです。俺は奥の部屋に居て、一時間はこっちには入ってきません。シャワーを浴びて温まったら、晶さんが奥にきてください」
「……いや、それは……」
いくら幼馴染とはいえ、独身男性の家でシャワーを浴びるなんてできない。というか、してはいけない。
「大丈夫だよ。帰るだけだか……」
言いかけると、耕平の顔がぐっと近づいてきた。心臓が大きく跳ねる。
「きれいな顔が真っ青ですよ。春とはいえ今日は寒い。季節の変わり目を軽く見てはいけません」
褒められたことには反応しないように、気力を振り絞った。
「私の方がお姉さんなんだけど」
耕平は目を細めて、深く息を吸い込む。
「それ、関係あります?」
関係はないので晶は再び黙った。
「晶さん、潤から頼まれた、あれ、中身を本人に確認しました?」
中身までは聞いていない。ただ今日中に、と言われただけだ。
潤が父親に呼び出されたのを知って、しょうがないと引き受けた。
顔が近いため一歩下がりつつ、晶は首を横に振る。
「いちいち聞かないよ」
「相変わらず抜けていますね。中身、避妊具と村で使われる催淫剤ですよ」
「……え」
事実を受け入れられず、晶は立ち尽くした。
「昔の名残ですよ。滋養強壮って名目で、爺さんたちがたまに作ってるんです」
野草の配合があるらしいですよ、と耕平は面倒くさそうに言った。
村には独特の風習があって、女性には伝えられないものもある。
「そんなものを届けに来るお姉さん、エロですよ」
頭の中で羞恥と言い訳が混じりあって固まってしまった。
その間にバッグを取り上げられ、中身の財布とスマホまで確認される。
「ちょっ」
「頃合いを見て、深山本宅に迎えの車をお願いしましょう。まずは風呂です」
すたすたとバッグを持って耕平は奥のリビングと思しき部屋に入って行ってしまった。
先々週だったか、潤に突然聞かれた。
『姉さん、耕平とどうなの』
『どうもこうも、連絡取ってないし……』
その時の潤の表情は、ちょっと怒っているようにも見えた。
ごくたまに会社で遠くか見かける程度の同郷の男性について言えることなんてない。
雨の音と、濡れた木材の匂い。潤の熱い吐息と、自分の火照った体。
あれは耕平にとって、出世を妨げる黒歴史だ。
ただ、思う。何人かと寝たからこそわかったこと。セックスは、あんなに燃えるような行為ではない。
それがわかってから恋愛そのものに興味がなくなった。
恋愛とセックスはどうやらセットみたいだから、苦痛は遠ざけたかった。
大雨の中、二人で夜を過ごしたのは事実だ。
村の人たちが未だに『あの日は生きた心地がしなかった』と雨が降るたびに言うくらいだから。
フカフカのタオルとルームウェアからは、ほんのり、耕平の匂いがする。
あの時とは違う大人の匂い。
晶はぎゅっと抱きしめた。
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