39 / 49
新たな出発が必ずしも祝福されているとは限らない
6
しおりを挟む
「一応、山賊野党に襲われたら、最後の一人が馬車の所有権を持つ事になってる」
それならこの馬車の品物は彼の物ということか。
そこで自分の服の裾をリリィがくいくいと引いてきた。
「山賊はもういません。先を急ぎましょう」
この場にいたくない、と顔に書いたリリィ。たしかに死体がごろごろと転がっているこんな場所に長時間はいたくないな。
「そうしましょう。それでは寺田谷さん。さようなら」
彼を拾って次の町までいく義理はない。
彼が代金を払って自分たちと相乗りするなら話は別だが。それを止める権利は自分たちにはない。
「ちょ、ちょっとまってくれ! 俺も乗せてくれよ! この状況で置いていくか普通!?」
自分の腕をつかんだ寺田谷は、顔を青くして懇願してくる。
「それを決められるのは自分ではなく、この商隊の党首さんですからね。聞いてみてください」
ちらりと行商を見ると、彼は一瞬だけにやりと笑った。
「お前さんを乗せても良いが、運賃は金貨5枚だ」
「金貨5枚!? そんなぼったくりだろ!?」
「本来なら協会や税関を介すもんを直でやるからな。リスクが多い」
行商の狙いは、馬車の積み荷だ。恐らく寺田谷は金銭を持っていない。この世界に来て3ヶ月。そのくせ真新しい高そうな鎧を着込んでいる。政府から貸し出された路銀はそれに使い果たしているはずだ。おそらく用心棒として無理やり馬車に乗り込んだ。そういう流れだろう。
そこで賊に襲われた他の行商の荷物が残っている。このまま捨て置くには商人としては目覚めが悪いだろう。
「でも、そんな金ねえよ! どうしろってんだよ!?」
「あんだろう? ほら」
行商はくいと顎をしゃくる。その先には持ち主がいなくなり、所有権が寺田谷に移行された馬車が1台。
「そ、それが?」
「その馬車と馬、それと中身。全部で、ざっと金貨5枚か? 本当は現物取引はしないが、今回は特別それでもいい」
「ああ、ああ! いいよ! 俺のじゃねぇし。好きなだけ持って行ってくれ」
きっと行商は胸の内でガッツポーズをとっている事だろう。
それで手を打とうと、契約書を書き始めた。傭兵たちが戻ってきて、馬車の中身を確認して使えそうな物を積み替えていく。乗り切らない分は前後の馬車へ乗せる。
寺田谷がサインを書いて締結されると、傭兵たちは馬を外した馬車を横にどかして火を点けた。血みどろ穴だらけのそれはとてもじゃないが使えない。馬は傭兵たちが騎乗して使うらしい。
そうして昼がすぎようという時間に、一行は出発する事が出来た。時間はかなり使ってしまったが、結果的にはプラスだ。
「ねえ! ねえってば! 君!」
問題は目の前の小うるさい男。
乗る場所がないので、仕方なく自分の真向かいに座っている寺田谷。リリィは先ほどまでと同じように自分と密着して座り、仕事を再開している。
「無視しないでよ!」
「……なんですか?」
いい加減うるさいのだろう。初めて見た不機嫌さを露にさせたリリィ。声のトーンが明らかに普段より低い。
そんな事があるんだなぁと漠然と感心していると、軽薄な笑みを浮かべた寺田谷は右手を差し出してきた。
「やっとこっち見てくれたね! さっきは助けてくれてありがとう。俺は」
「さっき聞きました。お仕事があるので、話しかけないでもらえますか?」
おおう。こんな彼女は本当に初めて見た。
ぐっと、呻いて押し黙った寺田谷。ついに渋々という雰囲気で自分に視線を向けた。
「あんたさ。さっきからそうしてるけど。彼女のなんなの? 親?」
随分とぶっきら棒な言い様だ。
礼儀という物があるだろう。そうか、気にしてはいなかったが、この男、今初めて礼を口したのか。だからリリィは彼の事を毛嫌いしているのだろうか。
「なんなのか、と言われれば、彼女は妻ですね。正式に書類も出してあります」
自分は当然と言い張り、男の動向を伺った。
一瞬ぽかんとして、それから笑った。
「妻って、おっさんいくつだよ!? ひょっとしてロリコンってやつ!? きっも!」
そう言って笑い転げる寺田谷。
ぎりっと、固い物が擦れるような音がした。何事かと思ったら、リリィが今まで見た事もない形相をしていた。さっきのは歯ぎしりだろうか。人間は怒ると本当に額に青筋が浮くもんなんだなと、どこか違いな事に妙に感心してしまった。
「貴方、何を笑っているんですか?」
「は?」
氷が言葉を発したら、きっとこれくらい冷たいのだろう。そう思わせるような声は、リリィから聞こえた。
「コウさんはわたしの夫です。それを笑い、バカにするなら、覚悟はできているんですよね?」
斜め後ろから見た彼女の眼光は、刃物よりも鋭い。もしそれに質量があれば、間違いなく数人を殺せそうだ。
こんな彼女は、この1年で見たことが無かった。
普段温和な人間こそ、怒ると恐ろしいというのは、本当らしい。
「な、なにをそんなに怒ってんのさ!? 本当の事だろう? こんなおっ」
「バカにするなら、覚悟はできている、ってことですよね」
ガツンと云う灌木を打つ激しい音が、馬車を揺らした。寺田谷の顔面のすぐ横に、ナイフが突き刺さっている。
彼女が投げたのだ。座ったまま、ほとんどの前動作もなく投擲されたナイフは、馬車の幌骨組みに深々突き刺さっている。
そして寺田谷の髪の毛の一束と、耳の薄皮1枚が裂けている。ギリギリを狙って投げたのなら、とんでもない精度だ。
「いっ、いったッ!?」
耳を抑えてうずくまる寺田谷は涙目で彼女を睨むが、ネズミとライオンの構図は何も変わらない。
「わたしは殺生を好みませんが、わたしの夫を笑うのなら、選り好みはしません」
「ヒッ!」
喉をひきつらせた寺田谷は急に尻すぼみになって、先ほどまでの威勢はどこにもない。
飛びかかりそうだったが、その心配はない。
自分は立ち上がると刺さったナイフを抜いた。
投げただけなのに、刃渡りの半分近くが幌の骨組みに刺さっている。どれだけの力で投げたのだろうか。初めてリリィを怒らせないようにしようと心に誓った。
「ちょ、ちょっとからかっただけだろうが……。それに、オレは勇者の」
「その小さな誇りを掲げるに足る実証を見せてください。それもないのに他人を笑う貴方は努力をせずに、ただ他人の功績を妬むだけの愚か者です」
吐き捨てるように言い返し、いよいよ何も言えず押し黙る寺田谷。その後は馬車の騒音に書き消える小声でぶつぶつとつぶやくだけだった。
怒り狂う彼女にナイフを返すと、一度目を閉じてふうと息を吐いて深呼吸。また目を開いた時にはいつもの彼女だった。
「ありがとうございます! コウさん」
にっこりとはにかむ彼女は、いつも通り。どこか末恐ろしさを感じながらも、自分は定位置へ腰かけた。
それならこの馬車の品物は彼の物ということか。
そこで自分の服の裾をリリィがくいくいと引いてきた。
「山賊はもういません。先を急ぎましょう」
この場にいたくない、と顔に書いたリリィ。たしかに死体がごろごろと転がっているこんな場所に長時間はいたくないな。
「そうしましょう。それでは寺田谷さん。さようなら」
彼を拾って次の町までいく義理はない。
彼が代金を払って自分たちと相乗りするなら話は別だが。それを止める権利は自分たちにはない。
「ちょ、ちょっとまってくれ! 俺も乗せてくれよ! この状況で置いていくか普通!?」
自分の腕をつかんだ寺田谷は、顔を青くして懇願してくる。
「それを決められるのは自分ではなく、この商隊の党首さんですからね。聞いてみてください」
ちらりと行商を見ると、彼は一瞬だけにやりと笑った。
「お前さんを乗せても良いが、運賃は金貨5枚だ」
「金貨5枚!? そんなぼったくりだろ!?」
「本来なら協会や税関を介すもんを直でやるからな。リスクが多い」
行商の狙いは、馬車の積み荷だ。恐らく寺田谷は金銭を持っていない。この世界に来て3ヶ月。そのくせ真新しい高そうな鎧を着込んでいる。政府から貸し出された路銀はそれに使い果たしているはずだ。おそらく用心棒として無理やり馬車に乗り込んだ。そういう流れだろう。
そこで賊に襲われた他の行商の荷物が残っている。このまま捨て置くには商人としては目覚めが悪いだろう。
「でも、そんな金ねえよ! どうしろってんだよ!?」
「あんだろう? ほら」
行商はくいと顎をしゃくる。その先には持ち主がいなくなり、所有権が寺田谷に移行された馬車が1台。
「そ、それが?」
「その馬車と馬、それと中身。全部で、ざっと金貨5枚か? 本当は現物取引はしないが、今回は特別それでもいい」
「ああ、ああ! いいよ! 俺のじゃねぇし。好きなだけ持って行ってくれ」
きっと行商は胸の内でガッツポーズをとっている事だろう。
それで手を打とうと、契約書を書き始めた。傭兵たちが戻ってきて、馬車の中身を確認して使えそうな物を積み替えていく。乗り切らない分は前後の馬車へ乗せる。
寺田谷がサインを書いて締結されると、傭兵たちは馬を外した馬車を横にどかして火を点けた。血みどろ穴だらけのそれはとてもじゃないが使えない。馬は傭兵たちが騎乗して使うらしい。
そうして昼がすぎようという時間に、一行は出発する事が出来た。時間はかなり使ってしまったが、結果的にはプラスだ。
「ねえ! ねえってば! 君!」
問題は目の前の小うるさい男。
乗る場所がないので、仕方なく自分の真向かいに座っている寺田谷。リリィは先ほどまでと同じように自分と密着して座り、仕事を再開している。
「無視しないでよ!」
「……なんですか?」
いい加減うるさいのだろう。初めて見た不機嫌さを露にさせたリリィ。声のトーンが明らかに普段より低い。
そんな事があるんだなぁと漠然と感心していると、軽薄な笑みを浮かべた寺田谷は右手を差し出してきた。
「やっとこっち見てくれたね! さっきは助けてくれてありがとう。俺は」
「さっき聞きました。お仕事があるので、話しかけないでもらえますか?」
おおう。こんな彼女は本当に初めて見た。
ぐっと、呻いて押し黙った寺田谷。ついに渋々という雰囲気で自分に視線を向けた。
「あんたさ。さっきからそうしてるけど。彼女のなんなの? 親?」
随分とぶっきら棒な言い様だ。
礼儀という物があるだろう。そうか、気にしてはいなかったが、この男、今初めて礼を口したのか。だからリリィは彼の事を毛嫌いしているのだろうか。
「なんなのか、と言われれば、彼女は妻ですね。正式に書類も出してあります」
自分は当然と言い張り、男の動向を伺った。
一瞬ぽかんとして、それから笑った。
「妻って、おっさんいくつだよ!? ひょっとしてロリコンってやつ!? きっも!」
そう言って笑い転げる寺田谷。
ぎりっと、固い物が擦れるような音がした。何事かと思ったら、リリィが今まで見た事もない形相をしていた。さっきのは歯ぎしりだろうか。人間は怒ると本当に額に青筋が浮くもんなんだなと、どこか違いな事に妙に感心してしまった。
「貴方、何を笑っているんですか?」
「は?」
氷が言葉を発したら、きっとこれくらい冷たいのだろう。そう思わせるような声は、リリィから聞こえた。
「コウさんはわたしの夫です。それを笑い、バカにするなら、覚悟はできているんですよね?」
斜め後ろから見た彼女の眼光は、刃物よりも鋭い。もしそれに質量があれば、間違いなく数人を殺せそうだ。
こんな彼女は、この1年で見たことが無かった。
普段温和な人間こそ、怒ると恐ろしいというのは、本当らしい。
「な、なにをそんなに怒ってんのさ!? 本当の事だろう? こんなおっ」
「バカにするなら、覚悟はできている、ってことですよね」
ガツンと云う灌木を打つ激しい音が、馬車を揺らした。寺田谷の顔面のすぐ横に、ナイフが突き刺さっている。
彼女が投げたのだ。座ったまま、ほとんどの前動作もなく投擲されたナイフは、馬車の幌骨組みに深々突き刺さっている。
そして寺田谷の髪の毛の一束と、耳の薄皮1枚が裂けている。ギリギリを狙って投げたのなら、とんでもない精度だ。
「いっ、いったッ!?」
耳を抑えてうずくまる寺田谷は涙目で彼女を睨むが、ネズミとライオンの構図は何も変わらない。
「わたしは殺生を好みませんが、わたしの夫を笑うのなら、選り好みはしません」
「ヒッ!」
喉をひきつらせた寺田谷は急に尻すぼみになって、先ほどまでの威勢はどこにもない。
飛びかかりそうだったが、その心配はない。
自分は立ち上がると刺さったナイフを抜いた。
投げただけなのに、刃渡りの半分近くが幌の骨組みに刺さっている。どれだけの力で投げたのだろうか。初めてリリィを怒らせないようにしようと心に誓った。
「ちょ、ちょっとからかっただけだろうが……。それに、オレは勇者の」
「その小さな誇りを掲げるに足る実証を見せてください。それもないのに他人を笑う貴方は努力をせずに、ただ他人の功績を妬むだけの愚か者です」
吐き捨てるように言い返し、いよいよ何も言えず押し黙る寺田谷。その後は馬車の騒音に書き消える小声でぶつぶつとつぶやくだけだった。
怒り狂う彼女にナイフを返すと、一度目を閉じてふうと息を吐いて深呼吸。また目を開いた時にはいつもの彼女だった。
「ありがとうございます! コウさん」
にっこりとはにかむ彼女は、いつも通り。どこか末恐ろしさを感じながらも、自分は定位置へ腰かけた。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
アラフォー料理人が始める異世界スローライフ
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
ある日突然、異世界転移してしまった料理人のタツマ。
わけもわからないまま、異世界で生活を送り……次第に自分のやりたいこと、したかったことを思い出す。
それは料理を通して皆を笑顔にすること、自分がしてもらったように貧しい子達にお腹いっぱいになって貰うことだった。
男は異世界にて、フェンリルや仲間たちと共に穏やかなに過ごしていく。
いずれ、最強の料理人と呼ばれるその日まで。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる