レナと耽溺の食卓

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実践(3)

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 彼の手が、開かれたレナの脚の間の恥裂に手を差し込まれる。

 くちゅっ…

「ッ!」

 アルベールが筋に沿って指を滑らせると、粘着質な水音が聴こえた。下がるなどと口では言っても、レナの身体はしっかり食事の準備をしていたのだ。

「あうぅッ!」

 アルベールはレナの小陰唇を掴んで引っ張った。

「誰が下がれって言ったの? 勝手はダメだよ、レナ」
「あッひッ! そ、そんなつもり、はッ! も、申し訳、ありま、せ……!」

 するりと、彼のもう片方の手はレナの尻を撫でる。
 小淫唇を強く引っ張られるピリッとした痛みと、赤くなった肌を撫でられるヒリヒリとした痛みに、レナは前傾姿勢のままブルブルと震えた。

「あんッ……あッ、ふああッ!」
「ちゃんと反省してる?」
「は、はひッ……! か、勝手な事をしようと、して、申し訳、あッ、あうぅッ! ありま、せん、でし、た、あッあんッ!」

 アルベールの指がレナの腟前庭を押さえる。

「ふふふっ。下がるなんて言っても、ここはこんなに素直にトロトロになってるね」 
「んッ……うぅッ……」
「つらい? 楽になりたいなら、自分で動いて」
「じ、自分で……?」
「そう。俺は動かないから」
「は、はい……!」

 レナは言われるまま腰を落とし、アルベールの指に自らの淫部を擦り付けた。

 いつもなら恥ずかしくてすぐにこんなことなど出来なかったが、今はアルベールの機嫌を取ろうと必死だ。

 ぐちゅんっ……ぐちゅぐちゅっ……

「アルベール、様……。わ、私、いつまで経ってもダメな食事係で……ッ……ごめん、なさい……」

 ずりゅっ……ずりゅっ……

 微動だにしないアルベールの指の代わりに、レナは自ら腰を振って膣口から蜜を滴らせた。
 いつものような優しさのない機械的な愛戯でも、彼の指が触れているというだけで淫部は濡れる。

「も、もし……挽回の機会を、くださるなら……んッ……何でも、します、から……」

 ずりゅりゅっ……ずりゅりゅっ……

「だ、たから……ッ……!」

(見捨てないでください)

「何でも?」

 レナの言葉に、アルベールはにっこり笑った。

「じゃあ、次は俺のじゃなくて、自分の指でやって見せてよ」
「えっ……?」

 突然アルベールの手が離れ、彼の体重がベッドのスプリングから消えた。
 振り返るとアルベールはベッドから降り、近くの椅子に腰掛けている。

「あ、の……?」
「ほら、早く」

 アルベールの口調はいつも通り穏やかであったが、有無を言わさぬ圧があった。
 レナは一瞬躊躇したが、口をきゅっと結んで答えた。

「……は、はい」

 そして前へ向き直り、ベッドの上で四つん這いのまま自らの陰部に手を伸ばす。

 自慰をしている姿を人に見せるなんて、勿論初めてだ。それも、いつも行為中に思い浮かべている相手の目の前でするだなんて。

「ご、ご主人様……ど、どうぞご覧下さい……」

 それでもレナは羞恥心をグッと堪え、精一杯、自らの淫部をアルベールに見え易いように指で拡げた。これが挽回のチャンスと言うなら、今度こそアルベールに満足してもらわなければならない。そうしないと、本当に見捨てられてしまう。

 椅子に腰掛けたアルベールが、美術品を鑑賞するような目でレナをじっと見ている。
 その視線を感じながら、彼女はおずおずと自身の蜜壷に指を入れた。

「んッ……!」

 くにゅ……くちゅっ……くちゅっ……

 とろとろになった膣内はレナの細い指を容易に飲み込んだ。中を掻き回す度、卑猥な水音が部屋に響き、溢れ出した愛液が手首まで伝ってシーツに落ちてゆく。

「あッ……はぁッ……あッ……」

 レナはいつもアルベールにやって貰っているように指を抜き差ししながらクリトリスをくにくにと弄り、イイ所を探して中で指を曲げた。くちゅくちゅと膣内なかを掻き回し、熱い膣壁を擦る。

(違う……アルベール様の指は、もっと……)

 レナは目を瞑り、アルベールの愛撫を思い浮かべた。
 長くてしなやかな指が、いつもこの中を甘い吐息と共に掻き回してくれる。時には優しく、時には激しく……。

 彼の愛撫を思い出すだけでレナの息は上がり、身体は熱くなった。

 グチュッ! グチュグチュッ!

 彼女は夢中で自身の淫部を擦り続けた。

「んぅッ、アルベール様ぁ……んッ! あッ! アルベール様ぁ……!」
「ふふふっ。俺の事を想ってしてるの?」
「はッ、はい……、んッ……い、いつもッ……んッ、あッ……あッ! 一人でする時は……んうッ……ふッ……アッ、アルベール様のことを、おっ、想って……してますッ……!」
「そう。もっとこっちに向けてよく見せて?」
「は、い……!」

 レナはうつ伏せだった身体を仰向けに反転させ、脚をエム字に開いた。
 恥ずかしくてアルベールのことが直視出来ず、顔は横に背ける。それでも、しっかり濡れた陰部は彼に見せた。
 腰を浮かせ、彼に向かって股間を突き出す。

「いっ、今も……アルベール様に、弄って頂いた時のことを思い出してしまって……ふぁッ、んッ……こ、こんな風に……」

 レナはひくつく膣口に指を入れ、くちくちと中を掻き回した。

 彼女の陰毛のない滑らかな一本の恥筋は愛液でテラテラと鈍い光を放ち、指で割開かれたその奥は艶めかしく肉色に色付いている。裂け目からは、赤く充血して勃起したクリトリスがピンと立っており、膣口に抜き差しされる度に当たって皮がすっかり剥けていた。

「んッ……ふッ……あッ、あッ!」 
「ふふふっ。中を指で掻き回して、クリトリスがお豆みたいに大きくなっちゃったね。レナはそうやって指をズボズボされながらクリトリスも弄られるのが大好きだもんねぇ」
「や、あ……。い、言わないで、くださ……ッ! あッ! あッ!」
「あっは! 指を三本も入れちゃって」
「あ、だ、だって……アルベール様の、は……も、もっと! お、おっきく、て……! んッ! わ、私の、ゆ、指じゃ……あんッ! 全然ッ! た、足りないん、です……!」

 ぐぢゅッ! ぢゅぼッ! ぐぢゅッ!

 そう言いつつ腰を揺らし、激しく指を抜き差しするレナの様子を、アルベールは楽しげに眺めた。

「そう? 俺がしなくても、こんなに気持ち良さそうなのに」
「んッ……ふッ! だ、だめ、で、す……! も、もっと……奥までッ……! ふ、太いのが……入ら、ない、とッ……! んんうッ! あッ!  あッ! 自分の指じゃ……全然……い、イけま、せッ……んッ!」

 レナは堪らず、くぱぁっとアルベールに向けてひくつく膣口を拡げて見せた。

「こ、ここが……切なくて……苦しいんです……! 一人じゃ、い、イけません……! お、お願いしますッ、アルベール様……お、お情けを……ッ……!」

 顔を赤らめ、泣きながら恥ずかしい部分を曝け出しているレナの姿に、アルベールはゾクゾクと背中から悦びが駆け上がってくるのを感じた。

 ゴクリと喉がなり、食欲が湧き上がってくる。

 彼は優雅に椅子から立ち上がり、口元から白い牙を覗かせた。

「ふふふっ。仕方が無いなぁ」

 そしてレナに覆い被さると、自身をくちゅりとレナの恥筋に宛がう。
 レナの痴態を前に、彼の肉茎はずっとち上がりっぱなしであった。

「『これ』が欲しい時は、何て言うんだっけ?」
「は、ひ……!」

 レナは待ちきれないと言わんばかりにアルベールの首に手を回し、ギュッと、彼に抱き着いた。

「アルベール様が、欲しいです! ど、どうかレナのおまんこに、アルベール様のおちんぽをれてくださいッ……!」
「うん、良いよ」

 ぬぷんッ!

「ふああああッ!」

 熱くトロトロに濡れたレナの膣口は簡単に彼の肉棒を飲み込んだ。狭くて暖かい膣壁がうねうねと絡み付き、彼の剛直を更に奥へと誘ってゆく。

 アルベールはレナの具合を堪能するように、ゆっくり腰を進めた。
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