レナと耽溺の食卓

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破瓜(4)

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 客室の開けっ放しのドアから廊下まで、レナのあられもない嬌声が響き渡る。
 きっと、廊下にいたカトルにも丸聞こえに違いない。
 しかし、体裁を取り繕う余裕など今のレナにはある筈もなかった。経験した事の無い強烈な痛みと快感が、同時に頭に押し寄せてくるのだ。

「アルベール様ぁッ……アルベール様ぁッ……! あっふっ、あっ! あああッ!」
「……くッ……!」

 見上げれば、いつも余裕なアルベールも珍しく汗をかき、息を乱して形の良い眉を寄せている。

 レナは必死に彼の背中にすがりつき、身体を密着させた。そうしないと頭がふわふわして、何処かへ飛んでいってしまいそうだった。

 結合部からおびただしい量の蜜が溢れ、肉茎をぐぐぐっと呑み込んでゆく。

「はぁっ……はぁっ。見て、レナ。やっと全部入った」
「はひッ、ふぅうーッ、ううー」

 レナが肩で息をしながらおそるおそる下半身を覗き込むと、確かに自身の割れ目にはずっぽりとアルベールの陰茎が突き刺さっていた。更にはギチギチに詰まった結合部からは一筋の赤い血が垂れ、白いシーツにシミを作っている。

 --破瓜の血だ。

「おめでとうレナ。君が大人になった証だよ」
「ハァッ、ハァッ! あっ、ありがっとう……ござい、ます……ッ」

 レナの破瓜の血を見たアルベールが、うっとりとした表情で感嘆の声を洩らす。

「貰っても良いよね?」

 アルベールは返事を待ちきれないといった様子でレナの太股を伝う血を指ですくい取り、レロリと舐めた。膣口から陰茎を僅かに引き抜き、新たに零れた血も丹念に拭いとって口に運んでゆく。シーツに落ちた一滴ですら惜しそうに、そっとシミの表面を指で撫でた。

「美味しい……こんなの、初めてだ……」
「あッ……?!」

 レナの中の肉棒が、更に大きく膨らむ。

 いつになく、アルベールは興奮していた。
 彼の赤い瞳が喉を潤す極上の血に心を震わせ、夜の肉食獣のようにギラギラと光る。

 --あの日、レナがアルベールに初めて絶頂を教えられた夜に見た、あの魔性の瞳だ。

「ああ、たまらない……! 俺が君を女にしたんだ……!」

 ぞわりとレナは全身の肌が粟立ち、反射的に後ろへ身動いだ。
 しかしアルベールはレナの腰をしっかり掴み、いつもの柔和な笑みを彼女に向ける。

「レナ、まだ頑張れるよね?」
「はっ、はひっ……!」

 レナに拒否権はない。

「うん、良い子。すぐに気持ち良くなるからね」

 アルベールはそう言うと、ゆっくり律動を始めた。

 初めはやわやわと、中を優しく撫で付けるように。

「あんッ……あう……やっ、あっ、アルベール……様ぁ……あッ」

 レナがアルベールの動きに合わせて腰を揺らし始めると、すぐにその動きは早まった。

 ぱちゅっ! ぱちゅっ! ぱちゅっ!

 アルベールの陰茎が出し入れされる度に、レナの肉びらが引っ張られ、めくりあげられてはまた奥へ引っこんでゆく。
 内蔵を抉られるような刺激に、彼女はすぐに前後不覚に陥った。

「あっ……! はあっ……! あッ! あんッ! ああんッ!」

 次第にレナの嬌声が痛みを堪えるくぐもったものから喜悦を帯びたものに変わり始める。
 それに伴い、アルベールの腰の動きも一層激しくなった。

 ずちゅっ! ずちゅっ! ずぷっ! ゴツンッ!

「あ゛ッ?!」

 ついに亀頭で子宮の奥を突かれ、レナはビクンッと身体を跳ねさせた。

「どう? レナ。気持ち良い?」
「んアッ! はっ、はひっ……! きっ、きもち、……イイ、れしゅ! アッ! ふあッ! あああッ!」

 アルベールがレナの奥を突いたまま、腰をグラウンドさせる。
 ぐりぐりとドリルのように膣壁を穿たれ、レナはぶるぶると身体を震わせた。

「ああッ! それッ、しゅご……! あんッ! きもちッ、イッ! ああんッ! アッ! アッ! イイ、イイッ……!」
「ふふふっ。じゃぁ、これはどう?」

 次にアルベールはレナの腰を持ち上げ、ズンッ! と串刺しのように深く腰を落とした。

「ひぎぃッ!?」

 ズッ! ズッ! ズッ!

「お゛っ?! ぐあ゛っ?! ア゛っ?!」

 不意を突かれたレナは訳が分からないままビクビクと身体を痙攣された。

 びちゃびちゃと結合部からお互いの汁が混ざりあった液体が飛び散り、ズンッ! ズンッ! と子宮の奥を一突きされる度に脳天を貫くような衝撃が彼女を襲う。

「んぁああッ! ひッ! あッ! ああッ……! アルベールさまッ……! アルベールさまぁッ……!」
「こういうのっ……、好きっ……?」
「あっ……ふあ、あぁっ……! あっ、あたまがっ……まっしろになって……! わっ、わからにゃっ……! ああッ!」
「好きって言わないとっ……、やめちゃうけどっ……?」
「! やぁッ! やめないで、くださッ……! あんッ! アッ! アッ! これッ……! きもひ、いいれしゅ……! しゅきッ……! しゅきぃいいッ!」
「うんうん、レナは素直で良い子だね。レナが可愛くよがってくれるから、俺もすごく気持ち良いよぉ」
「んくぅううッ……! ぐううッ……! アッアッ!」

 レナは無我夢中でアルベールにすがりつき、ギリギリと彼の背中に爪を立てた。
 絶頂の波がもうすぐそこまで来ている。
 彼女の身体はガクガクと弾み、膣壁がキュキュキュッと痙攣してアルベールの肉棒をきつく締め付けた。

「あっは! すごい! まるで俺の方がレナに食べられてるみたい!」
「ふッううーーー! ふぅーーーーー!」
「そろそろ、出すよ!」
「……? な、にを……? あッ、ひッ?!」

 アルベールが一旦腰を引き、ぐぐぐっとレナの脚を上に持っていって屈曲位の体勢にさせた。
 そして太腿を押さえ付けたまま、バチュンッ! と勢いをつけて一気に奥までレナを貫く。

「~~~~~~ッッ?!」

 硬い亀頭が子宮の最奥を突く衝撃に、彼女は意識がふっ飛びそうになった。
 そしてそれとほぼ同時に、圧迫された下腹部から押し出されるように、ブシュッ! と結合した陰部から飛沫があがる。

「俺の精子、ちゃあんと下のお口で全部食べてね」

 アルベールはレナの膣内に勢いよく射精した。
 どくんと脈打った先端から放たれた熱い白濁が、ビュービューと彼女の子宮に注がれてゆく。

「あッあッあッ! ああッ! ふあああッッ!」

 背中を弓なりに仰け反らせ、レナは呼応するようにビュッビュビュッと更に潮を迸らせた。

 うねる膣壁がタコの吸盤のようにアルベールの肉棒に吸い付き、食いちぎらんばかりの強さでぎゅうぎゅうと白濁を搾り取る。

「~~~ッ! あはは! レナ! まだまだ出るよ! ちゃんと全部受け止めて!」
「んぅう~ッ! ふぅ~~、あッ!」

 アルベールの言葉通り、彼の射精はなかなか終わらなかった。
 ピンと伸びたレナのつま先がビクビクと震え、小さな彼女のお腹の中は、あっという間にアルベールの精子で満たされてゆく。
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