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♠︎理解♠︎弘田宇丈
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いつのまにか炭は消えていた。すっかり話し込んでしまったが、夏が近いとはいえ、まだ梅雨だ。夜になると冷え込む…。
「そろそろ片付けるか?」
話が途切れたところで二人に聞いた。みひろさんには先に風呂に入ってもらい、オレとアオで片付けをすることにした。
「申し訳ありません、お客様に片付けさせるなんて…」
「気にすんなって」
「かなり疲れてるはずですから、オレたちのことは気にせず休んでください。明日の方が本番ですし」
「はい、ありがとうございます。ではお言葉に甘えて先に休ませていただきます」
アオと手分けして食器類を洗い、BBQグリルを綺麗にする。
「宇丈さ、案外手際いいよな」
「そうか?」
「ああ、家事とか料理とかしないタイプに見えるのにな」
「あー、実家にいた頃はよく手伝いもしてたし、バイトもいろいろやったからな」
アオはくすっと笑った。
「なんだよ?」
「そういうところさ、もっと真柴さんに見せてやれば?」
「まぁ、うん、そうだな…」
「お前さ、何怖がってんの?」
「オレが?怖がってる?」
「怖がってんだろ?真柴さんが変わるの…今更嫌になったか?」
「そんなわけねぇだろ?そう思ってたらお前にカウンセリング頼まねぇし」
「でもさ…カウンセリング目の当たりにして、気持ちが変わったんじゃねぇの?」
「そんなことねぇよ、余計な心配すんなよ」
「まぁ、あとは明日次第だからな」
明日は体へのアプローチだという。例の、みひろさんに了解を取ってくれ…と言われたヤツだ。
「そろそろ片付けるか?」
話が途切れたところで二人に聞いた。みひろさんには先に風呂に入ってもらい、オレとアオで片付けをすることにした。
「申し訳ありません、お客様に片付けさせるなんて…」
「気にすんなって」
「かなり疲れてるはずですから、オレたちのことは気にせず休んでください。明日の方が本番ですし」
「はい、ありがとうございます。ではお言葉に甘えて先に休ませていただきます」
アオと手分けして食器類を洗い、BBQグリルを綺麗にする。
「宇丈さ、案外手際いいよな」
「そうか?」
「ああ、家事とか料理とかしないタイプに見えるのにな」
「あー、実家にいた頃はよく手伝いもしてたし、バイトもいろいろやったからな」
アオはくすっと笑った。
「なんだよ?」
「そういうところさ、もっと真柴さんに見せてやれば?」
「まぁ、うん、そうだな…」
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「怖がってんだろ?真柴さんが変わるの…今更嫌になったか?」
「そんなわけねぇだろ?そう思ってたらお前にカウンセリング頼まねぇし」
「でもさ…カウンセリング目の当たりにして、気持ちが変わったんじゃねぇの?」
「そんなことねぇよ、余計な心配すんなよ」
「まぁ、あとは明日次第だからな」
明日は体へのアプローチだという。例の、みひろさんに了解を取ってくれ…と言われたヤツだ。
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