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❤︎カウンセリング開始❤︎真柴みひろ
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「すみません、予定変更で遅くなって」
「いいえ、こちらへどうぞ」
宇丈さんが青島さんを連れてきた。大きな荷物は玄関に置いて、居間に通す。
「今お茶をお出ししますので」
「ありがとうございます」
宇丈さんと青島さん…初めて会った時にも思ったけれども、2人とも背が高く、髭を生やしているせいか…なんとなく雰囲気が似てるような気がした。
水菓子を用意し、お湯を沸かしつつ青島さんの様子を伺うと、シャツの胸元を少し開けて仰いでいる…冷茶にしよう、と思ってガラスの茶器を用意した。
「どうぞ。粗茶ですが」
「ありがとうございます」
人数が増えただけで…部屋全体の温度が上がったような気がした。
窓を全開にすると、外はまた少し、パラパラと雨が降り出していた。
「今日はお忙しいところをこちらまでおいで頂きましてありがとうございます」
「いいえ、素敵な別荘ですね」
宇丈さんも交えての、天気や気候の世間話。大した内容のある話ではないのに…青島さんがいると、気持ちが落ち着く…。
ああ、そうか…。呼吸が深いんだわ、この人…。
きっと、どんな時にも深い呼吸を忘れない人なのだ。
緊張したり上がっているときに、呼吸が深い人がそばに居ると心が落ち着いた覚えがある。カウンセラーでセラピストなら、きっと…自然にこの方法を体得しているのだろう。
一通りの世間話をし、冷茶と水菓子を食べ終わったタイミングで言った。
「お部屋にご案内しますね?」
「お願いします」
青島さんが立ち上がる。宇丈さんも…一度玄関に戻り、それぞれの荷物を持つ。
「二階にお部屋を用意しましたので」
古い、飴色に変わった階段の手すりに軽くつかまりながら先導し、二人を二階に案内した。
「いいえ、こちらへどうぞ」
宇丈さんが青島さんを連れてきた。大きな荷物は玄関に置いて、居間に通す。
「今お茶をお出ししますので」
「ありがとうございます」
宇丈さんと青島さん…初めて会った時にも思ったけれども、2人とも背が高く、髭を生やしているせいか…なんとなく雰囲気が似てるような気がした。
水菓子を用意し、お湯を沸かしつつ青島さんの様子を伺うと、シャツの胸元を少し開けて仰いでいる…冷茶にしよう、と思ってガラスの茶器を用意した。
「どうぞ。粗茶ですが」
「ありがとうございます」
人数が増えただけで…部屋全体の温度が上がったような気がした。
窓を全開にすると、外はまた少し、パラパラと雨が降り出していた。
「今日はお忙しいところをこちらまでおいで頂きましてありがとうございます」
「いいえ、素敵な別荘ですね」
宇丈さんも交えての、天気や気候の世間話。大した内容のある話ではないのに…青島さんがいると、気持ちが落ち着く…。
ああ、そうか…。呼吸が深いんだわ、この人…。
きっと、どんな時にも深い呼吸を忘れない人なのだ。
緊張したり上がっているときに、呼吸が深い人がそばに居ると心が落ち着いた覚えがある。カウンセラーでセラピストなら、きっと…自然にこの方法を体得しているのだろう。
一通りの世間話をし、冷茶と水菓子を食べ終わったタイミングで言った。
「お部屋にご案内しますね?」
「お願いします」
青島さんが立ち上がる。宇丈さんも…一度玄関に戻り、それぞれの荷物を持つ。
「二階にお部屋を用意しましたので」
古い、飴色に変わった階段の手すりに軽くつかまりながら先導し、二人を二階に案内した。
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