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❤︎束の間の…❤︎真柴みひろ
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12月は忙しく過ぎた。
大掃除や挨拶回りも一段落し、義実家で過ごすいつもの年末。
親戚一同が集まる中…長男の嫁として、忙しく立ち働く。
年越し蕎麦の準備をしていたときに、主人の携帯が鳴った。大晦日に連絡なんて…ご不幸でなければいいんだけど。
「みひろ、明日福岡、行けるかな?」
台所に来た主人に、そう聞かれた。
「何かありました?」
「お世話になってる議員のお父さんが入院されたらしい」
「大変…航空券取れるか電話してみます」
「母さん、ちょっといいかな?」
主人が義母に状況を説明している間に羽田のカウンターに電話し、搭乗券を確保した。
翌朝、新年の挨拶も早々に車を飛ばして羽田に向かった。
早朝の空港は、元旦ということもあってか人がいなくてがらん、としていた。
チェックインし、搭乗口に移動する。搭乗時間まではまだ、三十分くらいはゆっくりできそうだった。
「みひろ、ストッキング伝染してるぞ」
「え?」
主人に指摘され、見てみると…左足ふくらはぎの所が伝染していた。
「取り替えてきます」
「トイレあっちにあったぞ」
「はい、ありがとうございます」
バッグの中にいつも替えは用意してある。
搭乗口から少し離れたところにトイレを見つけ、小走りに向かおうとしたとき。
「みひろさん?」
声をかけられ、振り返った。
「宇丈、さん…?」
どうして…?どうしてここにいるの…?
大掃除や挨拶回りも一段落し、義実家で過ごすいつもの年末。
親戚一同が集まる中…長男の嫁として、忙しく立ち働く。
年越し蕎麦の準備をしていたときに、主人の携帯が鳴った。大晦日に連絡なんて…ご不幸でなければいいんだけど。
「みひろ、明日福岡、行けるかな?」
台所に来た主人に、そう聞かれた。
「何かありました?」
「お世話になってる議員のお父さんが入院されたらしい」
「大変…航空券取れるか電話してみます」
「母さん、ちょっといいかな?」
主人が義母に状況を説明している間に羽田のカウンターに電話し、搭乗券を確保した。
翌朝、新年の挨拶も早々に車を飛ばして羽田に向かった。
早朝の空港は、元旦ということもあってか人がいなくてがらん、としていた。
チェックインし、搭乗口に移動する。搭乗時間まではまだ、三十分くらいはゆっくりできそうだった。
「みひろ、ストッキング伝染してるぞ」
「え?」
主人に指摘され、見てみると…左足ふくらはぎの所が伝染していた。
「取り替えてきます」
「トイレあっちにあったぞ」
「はい、ありがとうございます」
バッグの中にいつも替えは用意してある。
搭乗口から少し離れたところにトイレを見つけ、小走りに向かおうとしたとき。
「みひろさん?」
声をかけられ、振り返った。
「宇丈、さん…?」
どうして…?どうしてここにいるの…?
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