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♠︎年末♠︎弘田宇丈
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みひろさんから、密会の日時と場所を知らせる手紙が来た。
今の時期、年末進行でめちゃくちゃ忙しい。だが、会わないまま年を越すのは嫌だった。
クリスマスも年末年始も会えない。みひろさんは、旦那さんとクリズスを祝うんだろうか。正月は旦那さんのの実家に行ったり、正月料理の準備をしたりするんだろうか…。
そんなことを考えていると落ち込むから、死ぬ気で仕事をしまくった。連日日付が変わる頃に帰り、土日のどちらかも出勤にして、指定の日時に外回りの名目で外出できるようにした。
クリスマスの一週間前だ。ホテルだけじゃなく街全体が浮き足立っているように感じた。社を出ると急ぎ足でいつものホテルに向かう。
楽しそうに談笑し、ウキウキとした雰囲気を醸し出す宿泊客達を眺めながらロビーでみひろさんを待つ…。
みひろさんと会う前は、いつも心臓がバクバクするほど緊張する。普段会えない、話せない分、会える時間が貴重すぎるんだ。
待ち合わせの時間よりも少し遅れて彼女がやってくる。オレのすぐ側で一瞬立ち止まり、いつものように部屋番号を告げられる。
これをもう…一年以上繰り返している。
最初の頃は、ここまで警戒していなかった。何故こんなに警戒するのかと聞いたら、義母に履歴とメールを見られた、と言ってたっけ。
あのときのメールは、大したことは書いてなかったから良かった。
時間を確認し、きっちり五分後に彼女が告げた部屋へ。そして、ノックを三回。ドアが開くと、ほんの少しの隙間から、彼女がオレを確認し、招き入れる。
品の良い、上質な素材の服。性的な香りが一切ない、保守的なデザイン。人目を引かない服なのに、みひろさんが着ると目立ってしまう。
オレと会うようになって彼女は変わった。それは、多分、オレだけしか知らない変化。
ボディライン。性に対する姿勢。会うたびに目眩がするほど立ち上っている、女の……フェロモン。
オレと会えない間は、自分で自分を可愛がるように指示を出した。
月に1度の逢瀬だけで、彼女を性的に開いていくのは難しい…。
最初は「無理」と拒否していたが、次に会ったときには…しっかりオレの指示を実行していただけでなく、自慰でイケるようになっていた。
今の時期、年末進行でめちゃくちゃ忙しい。だが、会わないまま年を越すのは嫌だった。
クリスマスも年末年始も会えない。みひろさんは、旦那さんとクリズスを祝うんだろうか。正月は旦那さんのの実家に行ったり、正月料理の準備をしたりするんだろうか…。
そんなことを考えていると落ち込むから、死ぬ気で仕事をしまくった。連日日付が変わる頃に帰り、土日のどちらかも出勤にして、指定の日時に外回りの名目で外出できるようにした。
クリスマスの一週間前だ。ホテルだけじゃなく街全体が浮き足立っているように感じた。社を出ると急ぎ足でいつものホテルに向かう。
楽しそうに談笑し、ウキウキとした雰囲気を醸し出す宿泊客達を眺めながらロビーでみひろさんを待つ…。
みひろさんと会う前は、いつも心臓がバクバクするほど緊張する。普段会えない、話せない分、会える時間が貴重すぎるんだ。
待ち合わせの時間よりも少し遅れて彼女がやってくる。オレのすぐ側で一瞬立ち止まり、いつものように部屋番号を告げられる。
これをもう…一年以上繰り返している。
最初の頃は、ここまで警戒していなかった。何故こんなに警戒するのかと聞いたら、義母に履歴とメールを見られた、と言ってたっけ。
あのときのメールは、大したことは書いてなかったから良かった。
時間を確認し、きっちり五分後に彼女が告げた部屋へ。そして、ノックを三回。ドアが開くと、ほんの少しの隙間から、彼女がオレを確認し、招き入れる。
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ボディライン。性に対する姿勢。会うたびに目眩がするほど立ち上っている、女の……フェロモン。
オレと会えない間は、自分で自分を可愛がるように指示を出した。
月に1度の逢瀬だけで、彼女を性的に開いていくのは難しい…。
最初は「無理」と拒否していたが、次に会ったときには…しっかりオレの指示を実行していただけでなく、自慰でイケるようになっていた。
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