33 / 171
♠︎セックスセラピスト♠︎弘田宇丈
1
しおりを挟む
「で?なんだよ、相談って。」
金曜日。長年の友人である青島匡…アオと久しぶりに会った。
生ビールで乾杯し、お互いの近況を報告しあい…一段落したところでアオが聞いてきた。
こいつとはもう十年以上の付き合いだ。なんでも話せる間柄で、言いにくいこともズバズバ言ってくる。
仕事はセックスセラピスト。新卒で入った会社を二年くらいで辞め、何を始めるのかと思ったら…この仕事だった。
セックスセラピストってなんだよ?相談に来る奴とかいるのか?と思ったが…需要はかなりあるらしい。
アオのところには性の悩みから夫婦間の問題、心の問題まで…様々なケースで行き詰まった人たちが大勢来る。
セラピーは多種多様でカウンセリング、本番はないが実技指導、カップルセラピー、グループセラピーなどなど…。個人的なことを敢えて複数人でシェアすることで、問題解決の糸口になることもあるらしい。
「例の彼女なんだけどさ」
「前に話してた?まだ続いてたのかよ」
「まぁ、な」
「…で?」
前にアオに会ったときに、みひろさんの話をしたことがあった。あれは…もう…1年近く前、か。
「相変わらずか?」
「ん…そうだな…。だいぶさ、感じるようになったし、イケるようにもなったんだよ」
「うん」
「かなりの進歩だと思うんだけどさ…声、出さないんだよ」
「…そういうタイプもいるだろ」
「うん…けどさ。多分、声出したいんだよ。それを無理矢理押し込めてる感じがあってさ。出さないように我慢してるっていうか。ほんとは思い切り出したいんじゃないかなって」
「宇丈が聞きたいだけじゃねぇの?」
「…まぁ、それもあるけどさ」
なんて言えば分かるだろう…。オレに抱かれてる時のみひろさんは、元々の感度の良さもあるが何度もオーガズムに達するようになった。
フェラも上手くなったし、イクのを多少コントロールできるようにもなった…けど。
「どうして欲しいとか、どこ触ってほしいとか…そういう欲とか願望?それを絶対言わないんだよな」
金曜日。長年の友人である青島匡…アオと久しぶりに会った。
生ビールで乾杯し、お互いの近況を報告しあい…一段落したところでアオが聞いてきた。
こいつとはもう十年以上の付き合いだ。なんでも話せる間柄で、言いにくいこともズバズバ言ってくる。
仕事はセックスセラピスト。新卒で入った会社を二年くらいで辞め、何を始めるのかと思ったら…この仕事だった。
セックスセラピストってなんだよ?相談に来る奴とかいるのか?と思ったが…需要はかなりあるらしい。
アオのところには性の悩みから夫婦間の問題、心の問題まで…様々なケースで行き詰まった人たちが大勢来る。
セラピーは多種多様でカウンセリング、本番はないが実技指導、カップルセラピー、グループセラピーなどなど…。個人的なことを敢えて複数人でシェアすることで、問題解決の糸口になることもあるらしい。
「例の彼女なんだけどさ」
「前に話してた?まだ続いてたのかよ」
「まぁ、な」
「…で?」
前にアオに会ったときに、みひろさんの話をしたことがあった。あれは…もう…1年近く前、か。
「相変わらずか?」
「ん…そうだな…。だいぶさ、感じるようになったし、イケるようにもなったんだよ」
「うん」
「かなりの進歩だと思うんだけどさ…声、出さないんだよ」
「…そういうタイプもいるだろ」
「うん…けどさ。多分、声出したいんだよ。それを無理矢理押し込めてる感じがあってさ。出さないように我慢してるっていうか。ほんとは思い切り出したいんじゃないかなって」
「宇丈が聞きたいだけじゃねぇの?」
「…まぁ、それもあるけどさ」
なんて言えば分かるだろう…。オレに抱かれてる時のみひろさんは、元々の感度の良さもあるが何度もオーガズムに達するようになった。
フェラも上手くなったし、イクのを多少コントロールできるようにもなった…けど。
「どうして欲しいとか、どこ触ってほしいとか…そういう欲とか願望?それを絶対言わないんだよな」
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる