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♠︎出会い♠︎弘田宇丈
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オレとみひろさんの、秘密の逢い引きの場所…いつものホテルの一室。
みひろさんに、オレの目の前で服を脱ぐように命じた。
目を伏せる彼女。その様子がめちゃくちゃそそる…本気で恥ずかしがってるのが堪らない。
オレはソファに腰掛け、足を組んで…彼女が一枚ずつ、服を脱いでいく様子をじっと見ている。
「宇丈さん…」
「早く脱げよ」
切なそうに、何か言いたげにオレを見つめる彼女が…愛おしい。だが優しくはしない…この前オレを置いて帰った分の埋め合わせ、してもらわねぇとな。
脱いだブラウスをベッドに置き、スカートのホックを外して、ファスナーを下ろす…。
下着とストッキングだけになった彼女が、恥ずかしそうに手で身体を隠そうとする…。
「何今更恥ずかしがってんの?」
冷たく言い放つのも…みひろさんがそう言われたがっているのを知っているから、だ。
彼女は多分M要素が強い。恥ずかしがらせたり焦らしたり、あるいはほんの少しだけ荒っぽく扱ったり。そういうのが興奮するみたいだが、時々それは、不倫している自分への罰の意味もあるんじゃないか、と思う時もある。
今にも泣きそうに目を潤ませ、頬を赤らめながら震える指先でストッキングを脱ぐその様子。
次はどちらを脱ぐのか…逡巡する様子が、オレの漢に火をつける。
「ここ、跨って」
オレの膝の上を示す。
「…ダメ、です」
「なんで?」
優しい口調で聞いてやると、また顔を赤らめて、下を向く。
「上向けよ、みひろさん」
優しく顎を掴んで、上を向かせる。命令口調でも、必ず「さん」づけで呼ぶ…それが、彼女を更に燃えあがらせる。命令されているのに大切に扱われている…そういう感覚になるんだろう。
「もしかして、さ」
みひろさんの足の間に右手を差し込む。足を閉じて抵抗しようとするが…男のオレには、そんな力じゃ抵抗にならない。
「ぁ…」
小さく呟く彼女の声は官能混じりでグッとくる。
しばらくの間、奥の方いやらしく指を蠢かせて見せた。
「あ~あ、ぐっしょぐしょじゃん」
わざとらしく下品に言うと、みひろさんの体が強ばり、一気に緊張する。
「みひろさんの身体はやらしいね?」
反論することもできない彼女を、じんわりと、優しい物言いで責め続ける。
「こんなに濡らしてさ…何期待してんの?」
「ぁ…」
「言えよ…どうされたい?何してほしい?」
「…っ…」
「このやらしい身体はさ、どうされたらもっと気持ちいいのかな?」
敏感な場所を、薄い布一枚上からさすりながら聞くと、彼女の身体が…ふるっと、震えた。
「…イった?」
「ぁ…」
恥ずかしさにますます頬を紅潮させ、しっとりと汗ばんだ彼女は、むせ返るほどの色香で。
オレは自分を抑えることが…難しかった。
みひろさんに、オレの目の前で服を脱ぐように命じた。
目を伏せる彼女。その様子がめちゃくちゃそそる…本気で恥ずかしがってるのが堪らない。
オレはソファに腰掛け、足を組んで…彼女が一枚ずつ、服を脱いでいく様子をじっと見ている。
「宇丈さん…」
「早く脱げよ」
切なそうに、何か言いたげにオレを見つめる彼女が…愛おしい。だが優しくはしない…この前オレを置いて帰った分の埋め合わせ、してもらわねぇとな。
脱いだブラウスをベッドに置き、スカートのホックを外して、ファスナーを下ろす…。
下着とストッキングだけになった彼女が、恥ずかしそうに手で身体を隠そうとする…。
「何今更恥ずかしがってんの?」
冷たく言い放つのも…みひろさんがそう言われたがっているのを知っているから、だ。
彼女は多分M要素が強い。恥ずかしがらせたり焦らしたり、あるいはほんの少しだけ荒っぽく扱ったり。そういうのが興奮するみたいだが、時々それは、不倫している自分への罰の意味もあるんじゃないか、と思う時もある。
今にも泣きそうに目を潤ませ、頬を赤らめながら震える指先でストッキングを脱ぐその様子。
次はどちらを脱ぐのか…逡巡する様子が、オレの漢に火をつける。
「ここ、跨って」
オレの膝の上を示す。
「…ダメ、です」
「なんで?」
優しい口調で聞いてやると、また顔を赤らめて、下を向く。
「上向けよ、みひろさん」
優しく顎を掴んで、上を向かせる。命令口調でも、必ず「さん」づけで呼ぶ…それが、彼女を更に燃えあがらせる。命令されているのに大切に扱われている…そういう感覚になるんだろう。
「もしかして、さ」
みひろさんの足の間に右手を差し込む。足を閉じて抵抗しようとするが…男のオレには、そんな力じゃ抵抗にならない。
「ぁ…」
小さく呟く彼女の声は官能混じりでグッとくる。
しばらくの間、奥の方いやらしく指を蠢かせて見せた。
「あ~あ、ぐっしょぐしょじゃん」
わざとらしく下品に言うと、みひろさんの体が強ばり、一気に緊張する。
「みひろさんの身体はやらしいね?」
反論することもできない彼女を、じんわりと、優しい物言いで責め続ける。
「こんなに濡らしてさ…何期待してんの?」
「ぁ…」
「言えよ…どうされたい?何してほしい?」
「…っ…」
「このやらしい身体はさ、どうされたらもっと気持ちいいのかな?」
敏感な場所を、薄い布一枚上からさすりながら聞くと、彼女の身体が…ふるっと、震えた。
「…イった?」
「ぁ…」
恥ずかしさにますます頬を紅潮させ、しっとりと汗ばんだ彼女は、むせ返るほどの色香で。
オレは自分を抑えることが…難しかった。
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