140字のひとこま

紫 李鳥

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4 手放せない

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 あなたは気づいていたのね?

 私が何をしてほしいか。

 だから、そばにいてくれたんでしょ?

 思う所に届かなくて、あなたに八つ当たりしたこともあるわ。

 それでも、あなたは何も言わずに、私の背中を見てくれていた。

 細かい所に手が届く、そんなあなたが好きです。

 だから、もう手放せないの。





 孫の手さ~ん♪
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