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第一章
15.【次に行こう】●
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●
エスト王国の領地面積はフェリシアが元いた時間、元の世界よりも五倍以上になっていた。
それも精確なわけではない。
西の大陸を統べていた彼等は今や他の国々をも支配する側となっており、数日程度ではフェリシアがその全容を把握することが叶わなかったのだ。
かつての世界を旅していた際にあった、国と国の境界線は失われている。領地により特色が変わる程度の話でしかなく、今ならばフェリシアが国王から後に渡された書状一つで何処の町にも行けるようになった。
これを素直にフェリシアが喜べないのは、自分のいた世界との違いが明らかになれば──明らかになるほど。今立っている大地が幻の様に思えて気持ちが悪かったからだった。
──あの王城へ行った日からレインには会っていない。
代わりに、冒険者ギルドに顔を出した際にアルバート会長が「元気そうで安心していたと言っていた」とレインの話をしてくれたので。恐らくはフェリシアと接触せず様子を見ているのだろう。
彼女は結局お金を受け取らず。ギルドでの保管扱いにしてくれていた事からも、金銭が目当てではない様だった事からもフェリシアはまた別の意図があるのだろうと思う事にした。
城へ行く前のレインとの約束は覚えている。
フェリシアは彼女と交わした約束『したい事を決めたら一番に教える』ことについて考える度、頭を悩ませている。
結局は日毎に冒険者ギルドや騎士団を通して国中で起きている事件を調べ、または解決に尽力しながら悩み続けていた。
どんな時も、フェリシアが何か未来の標を決めようとすると途端に精度を失ってしまうのだ。
それが何を意味するのか。
彼にはまるで────勇者の勘がフェリシアに何か別の目的を思い出させようとしている様に思えていた。
そして。
フェリシアが過去へ戻ったと思われた日から20日後。
「──ここは私に任せて逃げろ。早く!」
王都から北西の位置に拡がる樹海を突き進む怪物の群れ。
鬱蒼とした天井に閉ざされ、景色さえ殆ど変わらない森の奥地でフェリシアは老夫婦を背にして怪物の群れに立ち向かおうとしていた。
フェリシアの鋭い一声に事の深刻さを察した老夫婦は、早々にして町を目指すように逃げ去る。
獰猛な咆哮と唸り声が重なって森を突き抜ける。
その音に乗せられた『猟犬の囁き』といわれる呪詛を看破したフェリシアは魔力を拳に集め、音波に上乗せする形で大気を横殴りに叩きつけた。
響き渡る、かき鳴らされた鐘楼の如き音。
呪詛を破壊したものだと理解しているのはフェリシアだけだ。
(あの老夫婦がこれで足を止める事はない筈──迎え撃つぞ)
樹海を揺さぶるように、波がフェリシアの下へ訪れる。
太い樹木の幹を抉る様に穿ちながら跳躍して縦横無尽に駆けまわるその怪物は、黒煙の魔物だ。
その形状、動きからはかつての世界では猟犬の吐息とも称され。この群れに樹海で襲われ命を落とした人間は大勢いた。
フェリシアは──木々から遂に姿を見せた猟犬の吐息を前に拳を振り抜いた。
「は、あぁぁッ!!」
爆撃。
背中の緋色の衣装である外套から魔力の噴射を行い、地に足を縫い付けたまま力任せの拳を地面に打つ事で前方を衝撃波で滅茶苦茶に吹き飛ばしたのだ。
鬱蒼とした樹海の中に淡い日差しが射し込み、黒煙が無数の樹木の欠片や土砂にかき消され霧散していった。
しかし猟犬の吐息の群れはまだ半数以上残っている。フェリシアが撒き散らした衝撃波を三次元機動で躱した黒煙の魔物たちは枝分かれするように分散しつつも、次々と彼に襲い掛かって行った。
赤い鮮血が一滴散って。暴風が樹海を荒らして行く。
緋色の衣装の外套を帯状に形を変えさせたフェリシアが飛ぶ。
四方から同時に襲い来る黒煙の魔物を魔力の放出で粉砕した彼は、次いで土中から噴出した黒煙の狼を詠唱魔術で繰り出した植物の蔓で叩き割る。樹木の破片が周囲の木々を散弾の如く爆ぜ飛ばし、木片と土砂が入り乱れて嵐の様相を成していく。
頬を浅く切り裂かれたフェリシアが手近な木の根を掴み鞭のように振り回せば、ギュオンという壮絶な暴風を伴って地面を抉り。魔力を流す事で叩き打つ水飛沫のように周囲の魔物を消し飛ばして霧散させていった。
────嵐が治まった頃。
半径2キロメートルに至るまでの範囲を土砂と樹木の破片で埋め尽くされた更地に変えたフェリシアは、臨戦態勢を解きながら荒い息と共に地に膝を着いていた。
「はぁッ……! はぁ……ッ! ハァ……」
全身の至る所を切り裂かれ、鮮血が流れ出た所から順に緋色の衣装が破れた個所をフェリシア自身の血液を使って塞いで行く。額から流れ落ちた汗の雫を見つめ、彼は衣装の下──腰に備え付けた雑嚢から一冊の手帳を取り出した。
開かれた手帳はひとりでにパラパラとページが捲れ、フェリシアが流した魔力の働きかけによって自動書記が起動する。
フェリシアの筆跡で綴られるその内容は、討伐記録だった。
冒険者ギルドの会長であるアルバートが持たせたそれは、フェリシア用に調整された物だ。戦闘を終えたならすぐ開けば、魔力の流れに刻まれた思考や戦闘痕を辿って詳細な場所や日時、敵の情報がそこに記されるようになっていたのだ。
音も無くインクが手帳の中で暫く躍っている様を見て、それが止まり内容に差異が無い事を確認したフェリシアは手帳を再び仕舞い込んだ。
立ち上がる。
疲労を滲ませながら見上げた先、樹海の奥へ向かう先には『エスト王国北西部』とカテゴリーされた町が在った。
「彼等の無事を確認しないと──」
●
王都北西部の町とは、かつての世界で旅をしていたフェリシアにとってはまた別の名がある都市だった。
町の様相は大きな変化はなく。思えば本来旅立つ時期の2年も前となれば不思議ではない程度だと、フェリシアは納得して気にしない事にした。
大きな河川の上に橋を架けたその町は豊かな緑と水気があるように思えた。
ふと、この街に自分が来た時はどうだったか──そこまで考えると頭を振って彼は思考を中断する。
過去の憧憬に縛られるのは、足元を掬われる原因になりかねないと思ったからだ。
(この世界は大きく僕のいた世界と違う方向へ歩んでる気がする。それにしては余りにも僕の知ってる出来事が続いているのは何なのか、気にはするけど……多分これはどっちみち分からない事だし)
人通りも多く、生活感のある匂いが風に運ばれて来るのを嬉しく思いながらフェリシアは首を振った。
そもそも。『他の世界』という括りで考える事が難し過ぎる。
世界は一つで、世界に生きる命はそれぞれ一つしかない筈だとフェリシアは思っている。でなければ人は──あっさりと他を求めてしまうと思ったからだ。
そんな事を理解できる様になるには知識が足りない。フェリシアは自嘲気味に苦笑してから、大きな橋を渡って街並みの中へと足を運んで行った。
彼が探す老夫婦はこの街に行こうとしていた行商の民である。
彼等とフェリシアの間に面識関係はないが、遠く離れた地で助けを求めていた老夫婦を彼はただ助けに来ていた。
それというのも。王都の冒険者ギルドでアルバート会長にこの世界の地図を受け取ったフェリシアは、地図に記された場所をそれぞれ思い浮かべながら手を乗せる事で勇者の勘による反応を見て、そこに助けが必要な人物がいないか探り当てていたのだ。
これは──その精度がどれほどの物か見るためのもの。
まだ一度しか試しておらず。助け出せたのも二人だけだが、それでも上手くいけば悲劇が起こる数十分以上前に予知出来るかもしれないとフェリシアは内心希望を抱いていた。
「────お爺さん! よかった、無事だったんだね」
「ぁあ……っ。アンタ生きてたのかい? 良かったはこっちの台詞さ、あんな化け物に一人で戦って……領主様に助けは求めたのだけど全然掛け合ってくれないし、心配したんだよう」
「あはは。ありがとう、心配してくれて」
「あたしからもお礼をさせておくれ。どうだい、何か気に入ったのあれば持って行って良いんだよ」
「僕は大丈夫。お爺さん達が無事ならそれで良いんだ」
行商の二人が無事な事を確認したフェリシア。彼は密かに戦闘記録の為の手帳ではなくまた別の本を取り出して記録していた。
礼をさせてほしいと頼む彼等の申し出に、困ったように笑ったフェリシアはしっかりと断ってその場を後にする。
北西部の町にはギルドがない。
よって、フェリシアは町を軽く回って問題が無いなら移動しようと考えていたのだった。
「……うん。次に行こう」
歩きながら開いていた本を閉じて、フェリシアが転移の為に魔力を集中させながら雑嚢へ本を仕舞う。
その本の表紙には──『夢の記録』と書かれていたのだった。
エスト王国の領地面積はフェリシアが元いた時間、元の世界よりも五倍以上になっていた。
それも精確なわけではない。
西の大陸を統べていた彼等は今や他の国々をも支配する側となっており、数日程度ではフェリシアがその全容を把握することが叶わなかったのだ。
かつての世界を旅していた際にあった、国と国の境界線は失われている。領地により特色が変わる程度の話でしかなく、今ならばフェリシアが国王から後に渡された書状一つで何処の町にも行けるようになった。
これを素直にフェリシアが喜べないのは、自分のいた世界との違いが明らかになれば──明らかになるほど。今立っている大地が幻の様に思えて気持ちが悪かったからだった。
──あの王城へ行った日からレインには会っていない。
代わりに、冒険者ギルドに顔を出した際にアルバート会長が「元気そうで安心していたと言っていた」とレインの話をしてくれたので。恐らくはフェリシアと接触せず様子を見ているのだろう。
彼女は結局お金を受け取らず。ギルドでの保管扱いにしてくれていた事からも、金銭が目当てではない様だった事からもフェリシアはまた別の意図があるのだろうと思う事にした。
城へ行く前のレインとの約束は覚えている。
フェリシアは彼女と交わした約束『したい事を決めたら一番に教える』ことについて考える度、頭を悩ませている。
結局は日毎に冒険者ギルドや騎士団を通して国中で起きている事件を調べ、または解決に尽力しながら悩み続けていた。
どんな時も、フェリシアが何か未来の標を決めようとすると途端に精度を失ってしまうのだ。
それが何を意味するのか。
彼にはまるで────勇者の勘がフェリシアに何か別の目的を思い出させようとしている様に思えていた。
そして。
フェリシアが過去へ戻ったと思われた日から20日後。
「──ここは私に任せて逃げろ。早く!」
王都から北西の位置に拡がる樹海を突き進む怪物の群れ。
鬱蒼とした天井に閉ざされ、景色さえ殆ど変わらない森の奥地でフェリシアは老夫婦を背にして怪物の群れに立ち向かおうとしていた。
フェリシアの鋭い一声に事の深刻さを察した老夫婦は、早々にして町を目指すように逃げ去る。
獰猛な咆哮と唸り声が重なって森を突き抜ける。
その音に乗せられた『猟犬の囁き』といわれる呪詛を看破したフェリシアは魔力を拳に集め、音波に上乗せする形で大気を横殴りに叩きつけた。
響き渡る、かき鳴らされた鐘楼の如き音。
呪詛を破壊したものだと理解しているのはフェリシアだけだ。
(あの老夫婦がこれで足を止める事はない筈──迎え撃つぞ)
樹海を揺さぶるように、波がフェリシアの下へ訪れる。
太い樹木の幹を抉る様に穿ちながら跳躍して縦横無尽に駆けまわるその怪物は、黒煙の魔物だ。
その形状、動きからはかつての世界では猟犬の吐息とも称され。この群れに樹海で襲われ命を落とした人間は大勢いた。
フェリシアは──木々から遂に姿を見せた猟犬の吐息を前に拳を振り抜いた。
「は、あぁぁッ!!」
爆撃。
背中の緋色の衣装である外套から魔力の噴射を行い、地に足を縫い付けたまま力任せの拳を地面に打つ事で前方を衝撃波で滅茶苦茶に吹き飛ばしたのだ。
鬱蒼とした樹海の中に淡い日差しが射し込み、黒煙が無数の樹木の欠片や土砂にかき消され霧散していった。
しかし猟犬の吐息の群れはまだ半数以上残っている。フェリシアが撒き散らした衝撃波を三次元機動で躱した黒煙の魔物たちは枝分かれするように分散しつつも、次々と彼に襲い掛かって行った。
赤い鮮血が一滴散って。暴風が樹海を荒らして行く。
緋色の衣装の外套を帯状に形を変えさせたフェリシアが飛ぶ。
四方から同時に襲い来る黒煙の魔物を魔力の放出で粉砕した彼は、次いで土中から噴出した黒煙の狼を詠唱魔術で繰り出した植物の蔓で叩き割る。樹木の破片が周囲の木々を散弾の如く爆ぜ飛ばし、木片と土砂が入り乱れて嵐の様相を成していく。
頬を浅く切り裂かれたフェリシアが手近な木の根を掴み鞭のように振り回せば、ギュオンという壮絶な暴風を伴って地面を抉り。魔力を流す事で叩き打つ水飛沫のように周囲の魔物を消し飛ばして霧散させていった。
────嵐が治まった頃。
半径2キロメートルに至るまでの範囲を土砂と樹木の破片で埋め尽くされた更地に変えたフェリシアは、臨戦態勢を解きながら荒い息と共に地に膝を着いていた。
「はぁッ……! はぁ……ッ! ハァ……」
全身の至る所を切り裂かれ、鮮血が流れ出た所から順に緋色の衣装が破れた個所をフェリシア自身の血液を使って塞いで行く。額から流れ落ちた汗の雫を見つめ、彼は衣装の下──腰に備え付けた雑嚢から一冊の手帳を取り出した。
開かれた手帳はひとりでにパラパラとページが捲れ、フェリシアが流した魔力の働きかけによって自動書記が起動する。
フェリシアの筆跡で綴られるその内容は、討伐記録だった。
冒険者ギルドの会長であるアルバートが持たせたそれは、フェリシア用に調整された物だ。戦闘を終えたならすぐ開けば、魔力の流れに刻まれた思考や戦闘痕を辿って詳細な場所や日時、敵の情報がそこに記されるようになっていたのだ。
音も無くインクが手帳の中で暫く躍っている様を見て、それが止まり内容に差異が無い事を確認したフェリシアは手帳を再び仕舞い込んだ。
立ち上がる。
疲労を滲ませながら見上げた先、樹海の奥へ向かう先には『エスト王国北西部』とカテゴリーされた町が在った。
「彼等の無事を確認しないと──」
●
王都北西部の町とは、かつての世界で旅をしていたフェリシアにとってはまた別の名がある都市だった。
町の様相は大きな変化はなく。思えば本来旅立つ時期の2年も前となれば不思議ではない程度だと、フェリシアは納得して気にしない事にした。
大きな河川の上に橋を架けたその町は豊かな緑と水気があるように思えた。
ふと、この街に自分が来た時はどうだったか──そこまで考えると頭を振って彼は思考を中断する。
過去の憧憬に縛られるのは、足元を掬われる原因になりかねないと思ったからだ。
(この世界は大きく僕のいた世界と違う方向へ歩んでる気がする。それにしては余りにも僕の知ってる出来事が続いているのは何なのか、気にはするけど……多分これはどっちみち分からない事だし)
人通りも多く、生活感のある匂いが風に運ばれて来るのを嬉しく思いながらフェリシアは首を振った。
そもそも。『他の世界』という括りで考える事が難し過ぎる。
世界は一つで、世界に生きる命はそれぞれ一つしかない筈だとフェリシアは思っている。でなければ人は──あっさりと他を求めてしまうと思ったからだ。
そんな事を理解できる様になるには知識が足りない。フェリシアは自嘲気味に苦笑してから、大きな橋を渡って街並みの中へと足を運んで行った。
彼が探す老夫婦はこの街に行こうとしていた行商の民である。
彼等とフェリシアの間に面識関係はないが、遠く離れた地で助けを求めていた老夫婦を彼はただ助けに来ていた。
それというのも。王都の冒険者ギルドでアルバート会長にこの世界の地図を受け取ったフェリシアは、地図に記された場所をそれぞれ思い浮かべながら手を乗せる事で勇者の勘による反応を見て、そこに助けが必要な人物がいないか探り当てていたのだ。
これは──その精度がどれほどの物か見るためのもの。
まだ一度しか試しておらず。助け出せたのも二人だけだが、それでも上手くいけば悲劇が起こる数十分以上前に予知出来るかもしれないとフェリシアは内心希望を抱いていた。
「────お爺さん! よかった、無事だったんだね」
「ぁあ……っ。アンタ生きてたのかい? 良かったはこっちの台詞さ、あんな化け物に一人で戦って……領主様に助けは求めたのだけど全然掛け合ってくれないし、心配したんだよう」
「あはは。ありがとう、心配してくれて」
「あたしからもお礼をさせておくれ。どうだい、何か気に入ったのあれば持って行って良いんだよ」
「僕は大丈夫。お爺さん達が無事ならそれで良いんだ」
行商の二人が無事な事を確認したフェリシア。彼は密かに戦闘記録の為の手帳ではなくまた別の本を取り出して記録していた。
礼をさせてほしいと頼む彼等の申し出に、困ったように笑ったフェリシアはしっかりと断ってその場を後にする。
北西部の町にはギルドがない。
よって、フェリシアは町を軽く回って問題が無いなら移動しようと考えていたのだった。
「……うん。次に行こう」
歩きながら開いていた本を閉じて、フェリシアが転移の為に魔力を集中させながら雑嚢へ本を仕舞う。
その本の表紙には──『夢の記録』と書かれていたのだった。
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