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第7話 舞踏会にて推しの大きな一歩
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リリアが少しずつ自信をつけ始めてから、私たちの毎日はより充実したものになっている。
彼女は前よりも笑顔が増え、何事にも前向きに挑戦しようとする姿勢を見せている。そんなリリアを見ていると、私も胸が熱くなる。
推しが成長する姿を間近で見守るなんて、ファン冥利に尽きるってもんだ。
「エリー、今日は剣術の練習を見に行ってみようと思うの」
リリアがある日、突然そんなことを言い出した。王子が定期的に行っている剣術の稽古を見学しに行くという。
自分から言い出すなんて……素晴らしい……。
推しの成長に私泣きそうだ。
「エリー、どうしたの?なにか悲しいことでも?」
「いえ、嬉しいことがあって」
「……変なの」
物語の原作では、ここでリリアは勇気を出して王子に話しかけようとするものの、セシリアに阻まれてしまうというエピソードがある。
でも、私は今ここにいる。リリアが自信を持って挑戦できるよう、全力でサポートするつもりだ。
「リリア、きっと王子様も喜ぶよ!」
「うん、ありがとう。エリーがいるから、私も頑張れる気がする」
リリアの笑顔を見て、私はますます気合が入る。
今日も推しのために全力で頑張るぞ!
******
剣術場に着くと、すでに多くの見物人が集まっていた。
王子の稽古を見ようと、貴族の子息たちや一般の市民も興味津々だ。
リリアはその中でも少し緊張した様子で、私の腕を軽く掴んでいる。
「大丈夫、リリア。君は君のままでいいんだよ。王子様に自分のことをちゃんと伝えよう」
「……うん!」
私たちは見物席の近くで座り、王子の稽古を見守る。
王子は軽やかな剣の動きで相手を翻弄し、その技術の高さを見せつけていた。
周囲からは称賛の声が上がり、リリアも感心したように王子を見つめている。
「すごい……王子様って、こんなに強いんだ……」
リリアの目が輝いている。私はその様子を見て、心の中で「今だ、リリア!」と叫ぶ。
彼女が一歩踏み出す勇気を持てるように、そっと背中を押す。
「ねえ、リリア。王子様に声をかけてみたら?君の気持ちをちゃんと伝えれば、きっと王子様も喜ぶと思うよ!」
「そ、そうかな……?でも……」
リリアの声に迷いが感じられる。迷惑がられないだろうか、とかそんなことを考えているのだろう。
と、そのとき、不意に後ろから聞こえてきた声が、私たちの会話を遮った。
「まあ、リリアさん。あなたもここにいたのね」
振り返ると、そこにはやはりセシリアが立っていた。
彼女は涼やかな笑顔を浮かべながら、私たちに近づいてくる。だが、やはりその笑顔の裏には、どこか冷たいものが感じられる。
「セシリアさん……」
リリアの声が一瞬で萎縮するのを感じる。
私はすかさずリリアの隣に立ち、彼女を守るようにしてセシリアに応じた。
「こんにちは、セシリアさん。今日はリリアと一緒に王子様の剣術稽古を見に来たんだ」
「そう。リリアさんも成長しているみたいね。少しは自信がついてきたようで安心したわ」
セシリアは柔らかい声で言うが、その言葉には挑発的な意味が含まれている。
私はリリアを見て、彼女がこれに負けないように励ましの言葉をかける。
「リリアはすごく頑張ってるんだ。彼女の良さを王子様にも知ってもらうために、こうして一歩踏み出してるんだから!」
セシリアは少し驚いたような顔をして、それから私をじっと見つめた。
「エリーさん、あなたは本当にリリアさんのことを信じているのね。でも……王子様を手に入れるのはそんなに簡単じゃないわ」
「もちろん、簡単じゃない。でも、リリアはその価値がある人なんだ。私は彼女を信じてるし、彼女がもっと自分を信じられるように支えていくつもり」
セシリアと私の間で、一瞬、火花が散ったような緊張感が走る。
リリアは少し怯えたように私たちを見ているが、私は彼女の手を強く握りしめる。
「リリア、行こう。王子様に君のことをちゃんと伝えよう!」
「うん……!」
リリアが深呼吸をして勇気を振り絞る。その姿を見て、セシリアは少し表情を和らげた。
「そう……それなら、頑張ってね。」
彼 女はそう言い残し、見物席の向こうへと歩いていった。
私は安心させるようにリリアに微笑みかける。
「大丈夫だよ、リリア。君ならできる。」
「うん…ありがとう、エリー。私、行ってくるね」
リリアは決意の表情を浮かべ、王子に向かって歩き出した。
私はその背中を見守りながら、心の中で全力のエールを送る。
がんばれ、リリア!君の魅力を王子様に見せるんだ!
リリアは少し緊張しながらも、王子のそばに立つ。
そして、意を決して声をかけた。「あの、王子様…」
王子が振り返り、リリアに微笑む。
「リリアさん、こんにちは。今日は来てくれてありがとう」
「え、ええと……その、王子様の剣術、とても素晴らしかったです……!」
リリアの言葉に、王子は嬉しそうに頷いた。
「ありがとう。君にそう言ってもらえると嬉しいよ。」
リリアの顔が赤くなりながらも、彼女はさらに続けた。
やはり王子様を前にした恥ずかしがりまくるリリアたんも最高だな。
「もし、よろしければ…また、こうしてお話しできる機会をいただけませんか?」
王子は少し驚いたようだが、すぐに柔らかく笑った。
「もちろん。またお会いしましょう、リリアさん」
リリアの目が喜びで輝く。私はその姿を見て、心の中で歓喜の叫びを上げる。
──やった!リリアがまた一歩、前に進んだんだ!
******
その夜、私はリリアの部屋を訪れた。彼女はまだ興奮しているようで、顔を輝かせていた。
「エリー、私……王子様とちゃんとお話できた!」
「うん、すごくよかったよ、リリア!君の勇気に感動した!」
「ありがとう、エリー。これも全部、君がそばにいてくれたおかげ……」
リリアの言葉に、私は胸が熱くなる。
推しがこんなにも成長し、自信を持てるようになったのを見ると、本当に嬉しい。
これからも彼女を応援し続けよう。
そして、リリアが本当の幸せを掴む日まで、私は全力で彼女のそばにいよう。
私は何度でも誓いを立てる。
「リリア、これからも一緒に頑張ろうね。君の夢を叶えるために、私はずっと応援してるから!」
「うん、ありがとう、エリー!」
リリアと私の友情がさらに深まった瞬間だった。
「今日、王子様に声をかけられて本当に嬉しかった…! エリー、ありがとう。」
リリアが顔を輝かせて私にそう言う。
私は頷き、彼女の成長を心から祝福する。王子との会話を通じて、彼女は確かに自信をつけ始めている。
これまでのリリアとは違う、しっかりと前を向いて進もうとする姿勢が見える。
「リリア、本当に素晴らしかったよ。あの場面で勇気を出せたのは君の強さだよ。これからもっと自信を持っていいんだよ!」
「うん……でも、まだ不安なこともあるの。セシリアさんは完璧で、彼女に勝てる自信がまだ持てなくて……」
リリアの声が少し沈む。確かに、セシリアの存在は強大だ。
正ヒロインとして、王子との絆も深い。リリアにとって、彼女はとても大きな壁に感じるだろう。
でも、私はここにいる。リリアがその壁を越えられるように、全力でサポートするんだ。
「リリア、セシリアさんがどんなに完璧でも、君には君の良さがあるんだ。私はずっとそばにいて、君を応援してるから!」
「ありがとう、エリー……。エリーがいると、本当に心強いよ。」
リリアが少し涙ぐみながら微笑む。
その笑顔に、私の胸は熱くなる。これまで以上に彼女を支えて、絶対に幸せに導くんだ!
──大好きだああ!リリアたん!
彼女は前よりも笑顔が増え、何事にも前向きに挑戦しようとする姿勢を見せている。そんなリリアを見ていると、私も胸が熱くなる。
推しが成長する姿を間近で見守るなんて、ファン冥利に尽きるってもんだ。
「エリー、今日は剣術の練習を見に行ってみようと思うの」
リリアがある日、突然そんなことを言い出した。王子が定期的に行っている剣術の稽古を見学しに行くという。
自分から言い出すなんて……素晴らしい……。
推しの成長に私泣きそうだ。
「エリー、どうしたの?なにか悲しいことでも?」
「いえ、嬉しいことがあって」
「……変なの」
物語の原作では、ここでリリアは勇気を出して王子に話しかけようとするものの、セシリアに阻まれてしまうというエピソードがある。
でも、私は今ここにいる。リリアが自信を持って挑戦できるよう、全力でサポートするつもりだ。
「リリア、きっと王子様も喜ぶよ!」
「うん、ありがとう。エリーがいるから、私も頑張れる気がする」
リリアの笑顔を見て、私はますます気合が入る。
今日も推しのために全力で頑張るぞ!
******
剣術場に着くと、すでに多くの見物人が集まっていた。
王子の稽古を見ようと、貴族の子息たちや一般の市民も興味津々だ。
リリアはその中でも少し緊張した様子で、私の腕を軽く掴んでいる。
「大丈夫、リリア。君は君のままでいいんだよ。王子様に自分のことをちゃんと伝えよう」
「……うん!」
私たちは見物席の近くで座り、王子の稽古を見守る。
王子は軽やかな剣の動きで相手を翻弄し、その技術の高さを見せつけていた。
周囲からは称賛の声が上がり、リリアも感心したように王子を見つめている。
「すごい……王子様って、こんなに強いんだ……」
リリアの目が輝いている。私はその様子を見て、心の中で「今だ、リリア!」と叫ぶ。
彼女が一歩踏み出す勇気を持てるように、そっと背中を押す。
「ねえ、リリア。王子様に声をかけてみたら?君の気持ちをちゃんと伝えれば、きっと王子様も喜ぶと思うよ!」
「そ、そうかな……?でも……」
リリアの声に迷いが感じられる。迷惑がられないだろうか、とかそんなことを考えているのだろう。
と、そのとき、不意に後ろから聞こえてきた声が、私たちの会話を遮った。
「まあ、リリアさん。あなたもここにいたのね」
振り返ると、そこにはやはりセシリアが立っていた。
彼女は涼やかな笑顔を浮かべながら、私たちに近づいてくる。だが、やはりその笑顔の裏には、どこか冷たいものが感じられる。
「セシリアさん……」
リリアの声が一瞬で萎縮するのを感じる。
私はすかさずリリアの隣に立ち、彼女を守るようにしてセシリアに応じた。
「こんにちは、セシリアさん。今日はリリアと一緒に王子様の剣術稽古を見に来たんだ」
「そう。リリアさんも成長しているみたいね。少しは自信がついてきたようで安心したわ」
セシリアは柔らかい声で言うが、その言葉には挑発的な意味が含まれている。
私はリリアを見て、彼女がこれに負けないように励ましの言葉をかける。
「リリアはすごく頑張ってるんだ。彼女の良さを王子様にも知ってもらうために、こうして一歩踏み出してるんだから!」
セシリアは少し驚いたような顔をして、それから私をじっと見つめた。
「エリーさん、あなたは本当にリリアさんのことを信じているのね。でも……王子様を手に入れるのはそんなに簡単じゃないわ」
「もちろん、簡単じゃない。でも、リリアはその価値がある人なんだ。私は彼女を信じてるし、彼女がもっと自分を信じられるように支えていくつもり」
セシリアと私の間で、一瞬、火花が散ったような緊張感が走る。
リリアは少し怯えたように私たちを見ているが、私は彼女の手を強く握りしめる。
「リリア、行こう。王子様に君のことをちゃんと伝えよう!」
「うん……!」
リリアが深呼吸をして勇気を振り絞る。その姿を見て、セシリアは少し表情を和らげた。
「そう……それなら、頑張ってね。」
彼 女はそう言い残し、見物席の向こうへと歩いていった。
私は安心させるようにリリアに微笑みかける。
「大丈夫だよ、リリア。君ならできる。」
「うん…ありがとう、エリー。私、行ってくるね」
リリアは決意の表情を浮かべ、王子に向かって歩き出した。
私はその背中を見守りながら、心の中で全力のエールを送る。
がんばれ、リリア!君の魅力を王子様に見せるんだ!
リリアは少し緊張しながらも、王子のそばに立つ。
そして、意を決して声をかけた。「あの、王子様…」
王子が振り返り、リリアに微笑む。
「リリアさん、こんにちは。今日は来てくれてありがとう」
「え、ええと……その、王子様の剣術、とても素晴らしかったです……!」
リリアの言葉に、王子は嬉しそうに頷いた。
「ありがとう。君にそう言ってもらえると嬉しいよ。」
リリアの顔が赤くなりながらも、彼女はさらに続けた。
やはり王子様を前にした恥ずかしがりまくるリリアたんも最高だな。
「もし、よろしければ…また、こうしてお話しできる機会をいただけませんか?」
王子は少し驚いたようだが、すぐに柔らかく笑った。
「もちろん。またお会いしましょう、リリアさん」
リリアの目が喜びで輝く。私はその姿を見て、心の中で歓喜の叫びを上げる。
──やった!リリアがまた一歩、前に進んだんだ!
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その夜、私はリリアの部屋を訪れた。彼女はまだ興奮しているようで、顔を輝かせていた。
「エリー、私……王子様とちゃんとお話できた!」
「うん、すごくよかったよ、リリア!君の勇気に感動した!」
「ありがとう、エリー。これも全部、君がそばにいてくれたおかげ……」
リリアの言葉に、私は胸が熱くなる。
推しがこんなにも成長し、自信を持てるようになったのを見ると、本当に嬉しい。
これからも彼女を応援し続けよう。
そして、リリアが本当の幸せを掴む日まで、私は全力で彼女のそばにいよう。
私は何度でも誓いを立てる。
「リリア、これからも一緒に頑張ろうね。君の夢を叶えるために、私はずっと応援してるから!」
「うん、ありがとう、エリー!」
リリアと私の友情がさらに深まった瞬間だった。
「今日、王子様に声をかけられて本当に嬉しかった…! エリー、ありがとう。」
リリアが顔を輝かせて私にそう言う。
私は頷き、彼女の成長を心から祝福する。王子との会話を通じて、彼女は確かに自信をつけ始めている。
これまでのリリアとは違う、しっかりと前を向いて進もうとする姿勢が見える。
「リリア、本当に素晴らしかったよ。あの場面で勇気を出せたのは君の強さだよ。これからもっと自信を持っていいんだよ!」
「うん……でも、まだ不安なこともあるの。セシリアさんは完璧で、彼女に勝てる自信がまだ持てなくて……」
リリアの声が少し沈む。確かに、セシリアの存在は強大だ。
正ヒロインとして、王子との絆も深い。リリアにとって、彼女はとても大きな壁に感じるだろう。
でも、私はここにいる。リリアがその壁を越えられるように、全力でサポートするんだ。
「リリア、セシリアさんがどんなに完璧でも、君には君の良さがあるんだ。私はずっとそばにいて、君を応援してるから!」
「ありがとう、エリー……。エリーがいると、本当に心強いよ。」
リリアが少し涙ぐみながら微笑む。
その笑顔に、私の胸は熱くなる。これまで以上に彼女を支えて、絶対に幸せに導くんだ!
──大好きだああ!リリアたん!
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