82 / 105
ステージ3-2 シロクロ連邦国家
第81話 再戦に怒り
しおりを挟む
「……あなた達はどうする? この子みたいになりたい?」
不気味な笑顔で僕達に目を向けるママは正に悪魔といった感じだ。彼はもう動かない。
恐らく今の攻撃でフィルスターは死んだだろう。
次はお前らだとでも言いたいのだろうか。
「よく自分が育ててきた子どもを殺せるな……! オレはテメエを人だと思えねえよ」
「うっふっふ……アーッハッハ!」
シェンの言葉を聞いた直後、ママは大声を上げて笑いだした。
「あなたまだ分かっていないのね……! 私は悪魔よ? 私がいちいち感情移入すると思う? 悪魔なのに?」
「……テメエ、何言ってやがる。よく悪魔を騙れるな……侮辱するな」
「……シェン。コイツが言ってることは本当だよ、僕は匂いで悪魔だって分かった」
シェンは多少困惑しながらも僕の言ったことをとりあえず信じてくれた。悪魔はケタケタと笑い続けている悪魔を見て、あの時と同じ感情を僕は抱いている。
コイツだけは許しちゃいけない……と。
だが、今ならギリギリ対話は可能かもしれないので念の為話しかけてみる。
「お前、やってることが滅茶苦茶だ。シガヌィや僕達をわざわざ助けたってのに今度は殺すつもりなんだろ?」
「あの時はあの子達を死なせてしまったら私の責任になってしまうからよ。今は真逆。邪魔だから殺してあげたの。あっ、あなた達も当然逃さないわ」
「……天汰、逃げるか」
僕達を囲っていた瓦礫は大きな音を立てて崩壊し、外の景色が全部見れるようになる。とは言っても吹雪のように舞っている灰のせいで遠くまではっきりと見えないし聞こえないが。
「シェン、笑っているけどもう分かるよな。僕達じゃコイツから逃げられない。立ち向かうしかないって」
「……冗談きついぜ」
強く荒れた風が戦ぎ、僕達の不安を煽ってくる。ギールベルク戦、そして今の様子を見るにこの悪魔は転移魔法が使えるだろう。
……ジュマと同じ戦い方だな。
いや、どうして今それを思い出したんだ僕は。
「テメエ、転移魔法使ってるな? 随分昔に禁じられて使い手が消失したと思ってたが……相当長生きしてんな」
「あら? 失礼ね……たったの数百年よ? あなたのツレだってそれくらいじゃないかしら」
「誰を指してるが分かんねえが――ぐッ……!」
「シェン!」
まただ……シェンとの距離は10m近く離れていたのに一瞬で悪魔が目の前に現れてシェンに殴りかかっていた。
「……弱えパンチだなぁ!? 【全反撃】!」
顔面を殴ろうとしてきた拳をシェンは腕で受け止め、お返しにと魔法で攻撃を跳ね返す。
だけど悪魔は莫大な魔力量に微動だにせず、不敵な笑みを浮かべた。
「ランキング1位のパーティーでもこの程度なのね……」
「くっ……どうして効いてねえんだ……」
僕はそっと近くに落ちている刃の部分が無いテレイオスの剣を拾い、魔法を唱える。
「【火炎刃】……おい悪魔、僕を見ろ。シェンだけに突っかかるなよ」
「……やっぱり私の目は間違っていなかったわ。あなた達二人を生かして正解だったみたい。凄く今、楽しいわ」
「ヘラヘラしやがって……天汰、行くぞッ!」
「あら……あなた達は周りが見えていないの?」
そこで僕とシェンは足を止める。気配を察知しようと辺りを見渡すと小屋のある方角から大量の人影が見えた。
「――おーおーひっさしぶりだなぁ。俺のこと覚えてっか?」
「ああ、僕に負けたリーダーだろ?」
「天汰、あいつ誰だ? 見覚えが全く無いんだが」
そう言えばシェンはあの時居なかったか。なら改めてシェンに説明した方が良さそうだな。
僕はグラスティンと会話しながら分かりやすくシェンに伝えようと試みる。
「アイツはグラスティン、自称クローピエンスのリーダーだ。その後ろの奴らが部下か?」
「……ああ、こいつらか。リーダーってのは、先陣を切るもんだろう? こうしないと示しがつかねェ」
「ざっと10人か……まあいいや。まずはテメエだ。オレはテメエをぶっ飛ばすまで戦ってやるよ」
「私は戦わないわよ? 時間の無駄だから」
そう言って悪魔はグラスティンの後ろに転移し、仁王立ちで構えた。
……そこで僕はあることに気が付く。グラスティンの後ろに並んでいる兵士達にエレーナの姿が見えない。
と言ってもはっきりとした姿はそもそもグラスティン以外見えないが。
「前回は完敗した俺だが、あの時よりも相当強くなってんだぜ? 現にユートピアランドで戦った時よりも俺の魔力量は増えている。逆にお前は魔力のコントロール、下手になったんじゃねェか?」
「……全部この空気のせいだ」
何だ、この違和感は……いくら何でもおかしい。
グラスティンの後ろに居るのは誰だ? あんなに数いるのに、誰からも魔力を感じられないぞ。
……まさか、アイツらは……!
「シェン、横――ッ!」
「発勁!!」
「誰だ――グッ……!」
「チッ、バレたか……! エレーナ、次行くぞ」
「はい、先輩!」
僕の予想通り、クローピエンス達は吹雪の中横から奇襲攻撃を仕掛けてきた。
シェンに襲い掛かってきた目隠れの少年は誰だが知らないが僕に殴りかかってきた女には見覚えがある。
加えて、彼女は以前戦った時よりも格段にパワーアップしているのが分かった。
むしろ成長率だけならグラスティンを凌駕しているんじゃないか。
それに、正面にいるクローピエンスの群れは作り物、グラスティンが灰を使って作った人形だったのか。
想像以上に二人が強くなっていることを知り少し焦ったが僕だって前より強くなっているんだ、諦めるなよ。
「私、変わったんです。中途半端でいるのは誰のためにもならないんだって。だから今回はクローピエンスの一員として、本気であなたと戦いますから!」
不気味な笑顔で僕達に目を向けるママは正に悪魔といった感じだ。彼はもう動かない。
恐らく今の攻撃でフィルスターは死んだだろう。
次はお前らだとでも言いたいのだろうか。
「よく自分が育ててきた子どもを殺せるな……! オレはテメエを人だと思えねえよ」
「うっふっふ……アーッハッハ!」
シェンの言葉を聞いた直後、ママは大声を上げて笑いだした。
「あなたまだ分かっていないのね……! 私は悪魔よ? 私がいちいち感情移入すると思う? 悪魔なのに?」
「……テメエ、何言ってやがる。よく悪魔を騙れるな……侮辱するな」
「……シェン。コイツが言ってることは本当だよ、僕は匂いで悪魔だって分かった」
シェンは多少困惑しながらも僕の言ったことをとりあえず信じてくれた。悪魔はケタケタと笑い続けている悪魔を見て、あの時と同じ感情を僕は抱いている。
コイツだけは許しちゃいけない……と。
だが、今ならギリギリ対話は可能かもしれないので念の為話しかけてみる。
「お前、やってることが滅茶苦茶だ。シガヌィや僕達をわざわざ助けたってのに今度は殺すつもりなんだろ?」
「あの時はあの子達を死なせてしまったら私の責任になってしまうからよ。今は真逆。邪魔だから殺してあげたの。あっ、あなた達も当然逃さないわ」
「……天汰、逃げるか」
僕達を囲っていた瓦礫は大きな音を立てて崩壊し、外の景色が全部見れるようになる。とは言っても吹雪のように舞っている灰のせいで遠くまではっきりと見えないし聞こえないが。
「シェン、笑っているけどもう分かるよな。僕達じゃコイツから逃げられない。立ち向かうしかないって」
「……冗談きついぜ」
強く荒れた風が戦ぎ、僕達の不安を煽ってくる。ギールベルク戦、そして今の様子を見るにこの悪魔は転移魔法が使えるだろう。
……ジュマと同じ戦い方だな。
いや、どうして今それを思い出したんだ僕は。
「テメエ、転移魔法使ってるな? 随分昔に禁じられて使い手が消失したと思ってたが……相当長生きしてんな」
「あら? 失礼ね……たったの数百年よ? あなたのツレだってそれくらいじゃないかしら」
「誰を指してるが分かんねえが――ぐッ……!」
「シェン!」
まただ……シェンとの距離は10m近く離れていたのに一瞬で悪魔が目の前に現れてシェンに殴りかかっていた。
「……弱えパンチだなぁ!? 【全反撃】!」
顔面を殴ろうとしてきた拳をシェンは腕で受け止め、お返しにと魔法で攻撃を跳ね返す。
だけど悪魔は莫大な魔力量に微動だにせず、不敵な笑みを浮かべた。
「ランキング1位のパーティーでもこの程度なのね……」
「くっ……どうして効いてねえんだ……」
僕はそっと近くに落ちている刃の部分が無いテレイオスの剣を拾い、魔法を唱える。
「【火炎刃】……おい悪魔、僕を見ろ。シェンだけに突っかかるなよ」
「……やっぱり私の目は間違っていなかったわ。あなた達二人を生かして正解だったみたい。凄く今、楽しいわ」
「ヘラヘラしやがって……天汰、行くぞッ!」
「あら……あなた達は周りが見えていないの?」
そこで僕とシェンは足を止める。気配を察知しようと辺りを見渡すと小屋のある方角から大量の人影が見えた。
「――おーおーひっさしぶりだなぁ。俺のこと覚えてっか?」
「ああ、僕に負けたリーダーだろ?」
「天汰、あいつ誰だ? 見覚えが全く無いんだが」
そう言えばシェンはあの時居なかったか。なら改めてシェンに説明した方が良さそうだな。
僕はグラスティンと会話しながら分かりやすくシェンに伝えようと試みる。
「アイツはグラスティン、自称クローピエンスのリーダーだ。その後ろの奴らが部下か?」
「……ああ、こいつらか。リーダーってのは、先陣を切るもんだろう? こうしないと示しがつかねェ」
「ざっと10人か……まあいいや。まずはテメエだ。オレはテメエをぶっ飛ばすまで戦ってやるよ」
「私は戦わないわよ? 時間の無駄だから」
そう言って悪魔はグラスティンの後ろに転移し、仁王立ちで構えた。
……そこで僕はあることに気が付く。グラスティンの後ろに並んでいる兵士達にエレーナの姿が見えない。
と言ってもはっきりとした姿はそもそもグラスティン以外見えないが。
「前回は完敗した俺だが、あの時よりも相当強くなってんだぜ? 現にユートピアランドで戦った時よりも俺の魔力量は増えている。逆にお前は魔力のコントロール、下手になったんじゃねェか?」
「……全部この空気のせいだ」
何だ、この違和感は……いくら何でもおかしい。
グラスティンの後ろに居るのは誰だ? あんなに数いるのに、誰からも魔力を感じられないぞ。
……まさか、アイツらは……!
「シェン、横――ッ!」
「発勁!!」
「誰だ――グッ……!」
「チッ、バレたか……! エレーナ、次行くぞ」
「はい、先輩!」
僕の予想通り、クローピエンス達は吹雪の中横から奇襲攻撃を仕掛けてきた。
シェンに襲い掛かってきた目隠れの少年は誰だが知らないが僕に殴りかかってきた女には見覚えがある。
加えて、彼女は以前戦った時よりも格段にパワーアップしているのが分かった。
むしろ成長率だけならグラスティンを凌駕しているんじゃないか。
それに、正面にいるクローピエンスの群れは作り物、グラスティンが灰を使って作った人形だったのか。
想像以上に二人が強くなっていることを知り少し焦ったが僕だって前より強くなっているんだ、諦めるなよ。
「私、変わったんです。中途半端でいるのは誰のためにもならないんだって。だから今回はクローピエンスの一員として、本気であなたと戦いますから!」
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
2年ぶりに家を出たら異世界に飛ばされた件
後藤蓮
ファンタジー
生まれてから12年間、東京にすんでいた如月零は中学に上がってすぐに、親の転勤で北海道の中高一貫高に学校に転入した。
転入してから直ぐにその学校でいじめられていた一人の女の子を助けた零は、次のいじめのターゲットにされ、やがて引きこもってしまう。
それから2年が過ぎ、零はいじめっ子に復讐をするため学校に行くことを決断する。久しぶりに家を出る決断をして家を出たまでは良かったが、学校にたどり着く前に零は突如謎の光に包まれてしまい気づいた時には森の中に転移していた。
これから零はどうなってしまうのか........。
お気に入り・感想等よろしくお願いします!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる