52 / 77
第7章 8日間戦争編
75話 断罪の日
しおりを挟む数日後、シャルロッテの刑が執行された。
フィオレとゴルトベルクが筆頭となり、シャルロッテの罪を洗い出した結果、リクが追及した罪以外にも賄賂や横領などの汚職が次々に見つかった。指が幾つあっても足りない数の罪は、島流しや軟禁程度で許されるものではない。
シャルロッテは魔王軍で最も重い罰――死刑に処されることとなった。
魔王都の中心広場には、ありとあらゆる魔族が集まっていた。
彼らの視線の先には、シャルロッテが後ろで手を縛られた状態で晒されている。彼女の罪は既に魔族全体へ告知されており、さらに「退魔師と裏でつながり、有力魔族を排斥しようとしていた」「シャルロッテはルークと姦通していた」など事実に尾ひれがついて広まっていた。広場に集った魔族たちの眼は怒りで充血しており、広場からは罵倒の言葉が鳴りやまない。
しかし、渦中のシャルロッテは群衆になど目もくれていなかった。
「っく……これもそれも、みんな奴のせいじゃ……」
シャルロッテは唇を噛みしめ、たった1人の少女を睨みつける。可愛らしかったはずの顔は、憎悪で醜いまでに歪んでいた。少女に対する殺気は常軌を逸脱しており、傍に近づくだけで失神してしまいそうなほどの怒りがシャルロッテから滲み出ている。しかし、そのシャルロッテの怒りを一身に浴びた赤い髪の少女は、心地よさ気に微笑んでいた。
「……なぁ、嬢ちゃん。いいのかよ、シャルロッテ様が凄い睨んできてるぜ?」
ヴルストはリクの傍らに立つと、心配そうに囁きかけた。
だが、リクはしれっと微笑みを浮かべ続けていた。
「そう? 別に気にならないけど……それよりも、ヴルスト少尉。あの尻軽女に敬称はいらないわよ。思う存分、呼び捨てにしなさい」
「いや、そうじゃなくてさ、あー、なんつーか、嬢ちゃんは自分がしたことの意味、分かってんの?」
ヴルストは困ったように頬を掻きながら尋ねた。
シャルロッテが魔王代行の座から転覆したことで、現在の魔王軍の頂点に立つ者は誰もいない。
ただ、もう魔王代行など置く必要はない。なぜならば、あと数か月もない間に魔王が復活するからだ。それまでのつなぎとして、軍事面では魔王軍部筆頭が指揮を執り、政治面では魔族貴族筆頭が執り行うことになる。
「なーにが、『シャルロッテを殺すつもりはない』だよ。結局、シャルロッテ様を殺してんじゃねぇか」
「これを決めたのは、私じゃないわ。罪の積み重ねが引き起こした話」
リクは、シャルロッテの罪の一端を暴露しただけだ。シャルロッテが魔王代行という立場を自覚して行動していれば、死刑になんてならなかったはずである。
「フィオレ・パンサーが、こちら側に寝返ったのも同じ理由。
普段のシャルロッテの行動が、彼女の寝返りを後押ししただけ。全部、シャルロッテが招いた事態よ」
議会の前日、リクがしたことは1つ……他の魔族たちよりも先に、フィオレへ「デルフォイの真実」を伝えに行っただけだった。
シャルロッテの側近として働いていたフィオレは、デルフォイで本当は何が起きていたのかを知っていた。リクは知らなかったが、事実を隠蔽するように指示したのはフィオレであった。フィオレの行動は、すべて今後の魔王軍存亡のためを思っての行動だったが、リクは去り際、そこに一滴の疑念を垂らした。
「魔王復活が間近になった今、退魔師は本気で止めにかかってくるはずよ。現に、魔王復活の地へ退魔師の軍が動き出したという情報が入っているわ。
本気の退魔師との戦闘を視野に入れたとき、客観的に考えてシャルロッテは魔王代行にふさわしいと思う?」
「それは……」
リクの問いかけに、ヴルストは視線を逸らす。
魔王復活をかけた最も大事な一戦において、退魔師に一瞬でも恋慕の情を抱いてしまった者を軍の指揮官に据えて良いのだろうか。ほのぼのとした恋愛脳が魔王軍を取りまとめて良いのだろうか? いや、良いわけがない。フィオレもそのことを理解していたはずだが、シャルロッテを敬愛している親友に対する情もあり、更迭に踏み切れなかったのだろう。
フィオレが長年の情を切り捨て、客観的に判断を下すことが出来るようになれば、簡単に反対派へ転じることは明白だ。現に、ケイティへの情を捨てたフィオレは、「シャルロッテは魔王軍を率いる器に非ず」という決断を下し、反シャルロッテの派閥に入った。
「一時の情に流されて判断を誤れば、自分で自分の首を絞め殺すことになる。ヴルスト少尉も覚えておきなさい」
「その言葉、そっくりそのまま嬢ちゃんに返しておくぜ」
ヴルストは、とんっとリクの肩を叩いた。
「今回、嬢ちゃんの行動は正論だ。なにも間違ってねぇ。
だがな、嬢ちゃんの悪い情……つーか、悪い癖だな。それが今回も出てる」
「悪い癖?」
リクは何を言われているのか、まったく理解できなかった。今回の騒動を振り返ってみたところで、リクは別に何も悪いことをした覚えはなく、自分に奇妙な癖があるとは思えなかった。リクは小鳥のように首をかしげると、不思議そうにヴルストを見上げた。
「そんな癖、私にあった?」
「バーカ、気づけよ。
嬢ちゃんの悪い癖は、レーヴェン隊長のことを想い過ぎだってことだ」
「それって、悪い癖かしら?」
リクは眉間にしわを寄せる。自分の行動方針が「バルサックへの復讐」と「レーヴェンの片翼になること」だとは理解していたが、それがどうして悪い癖なのか、いまいち理解できない。
ヴルストが やれやれと首を横に振り、何か話しかけた瞬間だった。
「妾は何も悪くないのじゃ!」
シャルロッテの悲痛の叫びが、広場に木霊した。
リクとヴルストが広場の中心に視線を向ければ、今まさに四肢へ縄をかけられる寸前のシャルロッテの姿があった。四本の縄の先には、それぞれ獰猛な牛が繋がっている。シャルロッテの四肢を縄で縛り付け次第、牛の尻を叩き暴走させることが決まっていた。四方向それぞれに奔りだした牛の力に、小柄な幼女の肉体が耐えられるわけがない。
シャルロッテの末路は、身体を引き裂かれての死だ。
シャルロッテが魔王軍を私物化したことに対し、魔族たちは身を裂くような怒りを感じている。魔族たちからすれば当然の末路であり、刑を執行されるシャルロッテからすれば絶対に認められない最期だ。
「妾がなにをしたというのじゃ! あの人間の甘言に、みんな騙されているだけなのじゃ!」
「あら、騙すなんてひどいわ」
リクはヴルストの制止も聞かず、シャルロッテの傍へ足を進めた。
シャルロッテの左腕と右足は、既に縄で縛りつけられている。リクは残りの四肢に縄をくくりつけようとする死刑執行人に下がるよう手で合図を出すと、無様なシャルロッテを見下ろした。
「私は真実を話しただけよ」
「リク・バルサック……取り立ててやった恩を忘れたのか? 妾が貴様を認めなければ、貴様がその地位にいることはなかったのじゃぞ!?」
「あなたに認めてもらわなくても、レーヴェン隊長が認めてくれたわ」
リクはシャルロッテを見下ろしながら、淡々と事実を告げる。
麦穂のように美しい金髪を乱しながら、シャルロッテはリクに喰ってかかってくる。くわっと両目を見開き、小さな口が引き裂けそうになるくらい開けると、大声で叫んだ。
「妾は……妾は、魔王様の妹じゃぞ!? しかも、今は魔王代行じゃ! 妾が魔王軍を自由に扱って、何が悪いというのじゃ!!」
シャルロッテにとって、魔王軍に属する者は全て兄の所有物という認識だった。魔王の所有物ならば、所有主の妹である自分を慕うのは当然である。
つまるところ、ケイティもフィオレもリクも、そしてレーヴェンもシャルロッテの認識では「魔王軍の兵士」ではなく「魔王の所有物」であり、「自由に使える手駒」でしかない。リクは薄々感づいていた事実を大っぴらに公言され、収まりつつあった怒りが爆発した。
「この尻軽女……私たちは……レーヴェン隊長は、あんたの道具じゃない!」
リクは怒りに身を任せて、背負っていたハルバードに手を伸ばす。
ハルバードの刃が閃いた瞬間、シャルロッテの眼が光った。シャルロッテはリクのハルバードで縄を切り離そうと、縄の部分が刃に当たるよう身体を動かす。
「喚け、尻軽女」
しかし、そんな小細工はリクに通用しなかった。
片腕で悠々とハルバードを掲げると、まっすぐシャルロッテの右腕を切り落とす。血が噴水のように切り口から溢れだし、シャルロッテの悲鳴が木霊した。
リクはハルバードから血を滴り落しながら、痛みにあえぐシャルロッテに尋ねた。
「さぁ、いまなら弁明が間に合うわよ。シャルロッテ・デモンズ……レーヴェン隊長に対する非礼をわびなさい」
「――っ、わ、妾は、何も悪くない、のじゃ。見ておれ、リク・バルサック、いつか、兄様が復活した時、罰が――」
「そう、謝らないのね」
リクは軽く呟くと、そのままシャルロッテの左足にハルバードを落した。
右腕に続き、左足もシャルロッテから切り離され、耳障りな悲鳴が広場に響き渡った。リクは首を切り落としたい衝動に駆られたが、シャルロッテの頭を蹴り飛ばすことで我慢することにした。
「ぐぬぅ」
少し力み過ぎたのか、シャルロッテの整っていた顔立ちは、原型が分からないくらい腫れ上がってしまっていた。シャルロッテの美しかった金色の髪には、シャルロッテ自身の血の飛沫が付着している。
リクは少し考えると、なにやら楽しそうな笑顔を浮かべた。
「なら、譲歩してあげる。こっちはどう?」
リクは、シャルロッテの腫れ上がった顔に片足を乗せた。赤黒くなった頬を捩じるように踏みつけながら、諭すような優しい声で告げる。
「『私は敵と姦通した尻軽女です』って言えば、助命の手伝いくらいはしてあげてもいいわ」
ハルバードの柄で自分の肩を叩きながら、リクは酷く楽しそうな笑顔を浮かべていた。
シャルロッテは屈辱極まりないとでも言いたげに、腫れ上がった顔を歪ませていたが、やがて涙を流しながら口を開いた。
「わ、私は、敵と姦通した、し、尻軽女です」
「ごめんなさい、観衆の声がうるさくて聞こえない」
リクは、しれっと言い放った。
シャルロッテの顔が絶望で彩られたことを確認すると、リクはシャルロッテから離れ、待機してある牛に近づいた。
「さてと、それでは終幕ね。いってらっしゃい、シャルロッテ・デモンズ」
もう一頭の牛の傍に控える死刑執行人に片手を挙げて合図を出すと、リクはそのまま牛の尻をひっぱたいた。突然の痛みに牛は前脚を上げると、そのまま前に向かって駆け出す。反対側の牛も、同じように尻をはたかれ、痛みから逃げるように前へと駆け出した。
左右別方向から引っ張られたシャルロッテは、懇願虚しく引き裂かれる。
彼女の激昂は、興奮した群衆の声にかき消される。だから、誰も最期にシャルロッテが何を言ったのか、聞き取ることは出来なかった。
リクは何も言わなくなったシャルロッテをつまらなそうに見下ろすと、すぐに広場の外へ足を向けた。
「……さぁ、これで邪魔者はいなくなったわ。ミューズへ帰るわよ、ヴルスト」
怒りを抑えきれない群衆は、引き裂かれたシャルロッテにたかる。
リクはヴルストを連れて群衆の波に逆らうように広場から抜け出したとき、ヴルストが口を開いた。
「なぁ、嬢ちゃん。いつか、呪われてもしらねぇぞ」
ぽつり、とヴルストが苦言を漏らす。ヴルストの眼には、いつになく真剣な色が浮かんでいた。
「シビラの予言もあるだろ? 少し大人しくしろよ、嬢ちゃん」
「大丈夫よ。どんな悪い未来でも、切り抜いて見せるわ」
リクは軽く笑い飛ばす。それでも、不安そうな表情を浮かべているヴルストを見て、リクは彼がいつもするように背中を思いっきり叩いた。
「痛っ! なにしやがるんだ、嬢ちゃん」
「腑抜けた表情をしているからよ。
それに、私は大丈夫。レーヴェン隊長の片翼になるまで、私は死なないから」
どこまでも明るい底ぬけた笑顔を浮かべると、リクは連れてきた兵士たちの待つ城門へ走り出す。そろそろ雨が降り出すのだろう。西の空から、うんざりするくらい黒い雲が流れてきている。
「……傘でも用意しておくか」
ヴルストは小さく呟くと、狂気的な群衆の声を背中に聞きながらリクを追いかけるのだった。
※
同時刻。
王都でも動きがあった。
「――以上の罪状により、ルーク・バルサックを王都追放の刑に処す。
我が愛しの王女を奪還するまで、二度と王都へ帰ってくるのではない!!」
シードル国王が、ルーク・バルサックの罪を言い渡す。
国王は激怒していた。眼に入れても痛くないくらい可愛らしく、手塩にかけて育ててきた美姫が、魔族に拉致されたのだ。しかも、その原因を作ったのが退魔師の色男だという事実が、火に油を注いでしまっている。
この現状で、ルークが罪に問われないわけがない。ルークは、王の下す判決を黙って聞いていた。
「異論はないな、ルーク・バルサック?」
「はい。1人でカトリーヌ王女の救出に向かいます」
ルークは片膝をつくと、静かに頭を下げる。だけど、その声は震えていた。
カトリーヌの拉致の阻止を失敗してしまった際に起きる救出イベントは、確かに存在した。
だけど、王は激怒していなかったし、何よりも好感度の高いヒロインたちがルークを庇ってくれた。カトリーヌ救出の旅に、一緒についていくと宣言してくれた。
……でも、そんな気配はなかった。
ルークの周りには、数人の貴族の子女がもかたずをのんで見守っているが、口を挟んでくる気配はない。ルークは寂しそうに口を歪めた。
「……やっぱり、ゲームとは違うんだ」
「なにか言ったか、ルーク・バルサックよ」
「いいえ、独り言です。
必ず助け出してきます!」
ルークは、カトリーヌ王女の救出に全力を尽くすと誓う。
カトリーヌを正々堂々救出して、セレスティーナやレベッカ、クルミたちや名前も知らない今まで死んでいった者達の無念や、自分が見捨ててしまったリクの心の傷を癒したい。
「あー、やること多いな」
ルークは、王の前を辞すと、くしゃりっと頭を掻いた。
他にも魔王復活を阻止するために、シャルロッテと和解する必要もある。和解のためには、父であるライモンと敵対する必要が生じてくるかもしれない。ルークの目の前には、やることが山のように積み重なっていた。
「でも、これは僕の責任なんだよね」
やることが多いからと言う理由で、諦めるわけにはいかない。
それが、自分にできる精いっぱいの償いだと信じて。
ルークは、前を向いて歩きだした。
0
お気に入りに追加
157
あなたにおすすめの小説
超文明日本
点P
ファンタジー
2030年の日本は、憲法改正により国防軍を保有していた。海軍は艦名を漢字表記に変更し、正規空母、原子力潜水艦を保有した。空軍はステルス爆撃機を保有。さらにアメリカからの要求で核兵器も保有していた。世界で1、2を争うほどの軍事力を有する。
そんな日本はある日、列島全域が突如として謎の光に包まれる。光が消えると他国と連絡が取れなくなっていた。
異世界転移ネタなんて何番煎じかわかりませんがとりあえず書きます。この話はフィクションです。実在の人物、団体、地名等とは一切関係ありません。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。
自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。
アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる