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第4章 カルカタ防衛戦編
39話 臆病なウサギ
しおりを挟む深夜、月が天上を過ぎた頃だった。
カルカタ城壁の内側から、火の手が上がった。夜の闇の中で燃え盛る炎が、城壁を照らし出している。謀反だ、裏切り者が現れた、という言葉が風に乗って丘の下まで聞こえてきていた。中々騒ぎが収まらないのだろう。その間にも火の手は勢いを増し、次々と炎の波が広がっていっていく。そんな火事の混乱に紛れるように、ひっそりと城の門が開いた。
「……さすが、ラク様ね」
マリーは、その様子を双眼鏡で確認すると、細く微笑んだ。
「皆の者、今こそ攻め入りますわよ!」
マリーは、率いる1万の兵に号令をかけた。その号令とともに、まっすぐカルカタの丘を駆け抜ける。
全ては、愛しいルークに勝利を捧げるためだ。「魔族と仲良くした方が良い」など、いささかバルサック家の頭首としての自覚が足りない面も目立ち始めている。しかし、別にそれはどうでもいい。そんな甘さも含めてルーク・バルサックの魅力であり、これから再び頭首の自覚を身につけていけば良いことだ。
そして、これからもルークの助けになることに心血を注いでいこう。自分は、ルークが覇道を歩む助けにするのだ。
「突撃!!」
声を高らかに上げながら、門の内側に雪崩れ込む。戦は勢いが勝敗を分ける。混乱している隙を攻め入って、数と勢いで制圧するのだ。どこまでも勇猛なバルサック兵が、混乱して統率もろくに取れていない魔族なんかに、負けるはずがない。マリーはもちろん、誰もが勝利を信じて疑わなかった。
「放て!」
上から振ってきた鋭い声を聞くまでは。
城壁の上に、民家の屋根の上に、2階のベランダに潜んでいた兵たちが、一斉に弓を引き絞ったのだ。大量の矢が一斉に降り注ぐ。バルサック兵は、誰もが城内部の火事で混乱していると思い込んでいた。城門が開いたことに気付いたとしても、すぐに攻勢に回すことなど出来るわけがない。そう思い込んでいた。故に、待ち構えていたかのような矢の雨に、バルサック兵は為す術もなかった。
「くっ!」
バルサック兵の全身に、次々と矢が突き刺さる。先頭を走っていたマリーも、例外ではない。矢の雨を浴び、針鼠のようになっていた。馬から転げ落ちた指揮官を見て、そして次々と矢に貫かれる仲間たちを見て、後ろに続いていたバルサック兵の顔色が一気に青ざめた。もたもたしていると、次は自分が針鼠になると悟ったのだろう。バルサック兵は、迷うことなく馬を反転させた。
「ひ、引き返せ!!」
バルサック兵は、一目散に逃げ始めた。そんなバルサック兵を見て、リクは高笑いをした。先程までの勇ましい様子は、何処へ行ってしまったのだろうか。我先にと丘を駆け降ろうとする姿は、お腹を抱えて笑い出してしまうくらい酷く滑稽だった。
「あは、あはははは!! すぐに巣穴に逃げ帰るなんて、まるで臆病なウサギね。いえ、ウサギの方が可愛げがあるわ」
何よりも、ウサギは耳が良い。門があいているからと言って、安易に攻め入ることなどしないだろう。策戦が上手く行ったのは嬉しいだろう。だけれども、敵陣に入るのだからもう少し気を引き締めた方が良い。そこが、バルサックの敗因だ。
「追撃するわ。ついてきなさい」
リクは、颯爽と馬にまたがった。
バルサック兵の後を追えば、すぐに敵本陣まで攻め入ることが出来る。ここに攻め入ってきていた数は、およそ1万。残りの兵力は、今頃本陣で惰眠をむさぼっている頃だろう。念には念を入れて、少し距離を離して行くべきか、とも考えたが、逃げる時の青ざめた表情から察するに、今回のことは完全に想定外の出来事だったはずだ。少なくとも、尻尾を巻いて逃げだした様子は演技に見えない。十中八九、本当に逃げ出したのだろう。
「さぁ、行くわよ」
リクは唇を舐める。馬を走らせれば、風を切る音が耳元を横切る。風の音、後ろに続く魔族兵の足音、前方に見えてきた無防備過ぎるバルサックの駐屯地、そのすべてがリクを高揚させた。
まもなく、至福の時が幕を上げる。リクは、目の前の戦いに心躍らせていた。
※
そこは、まさに地獄だった。
血で血を洗うような惨劇が、目の前で繰り広げられている。まだ、夢でも見ているようだ。
だけれども、これが夢でないことくらい知っていた。ルークは、マリーの作戦が成功することを信じて、自分は天幕で眠っていた。だけれども、その眠りは突然終わりを告げる。魔族が夜襲を仕掛けて来たらしいとの知らせが入ったのだ。ルークは慌てて跳ね起き、鎧をまとった。だが、その時には既に遅かった。陣の半分以上が奇襲によって壊滅的な被害を受けている。ルークの天幕まで魔族が達するのも、恐らくは時間の問題だろう。
「う、うっぷ」
ルークは、吐き気を堪えることが出来ずに地面に伏せてしまう。今まで感じたことのない重重しい空気と、咽かえるような血の臭いが充満している。
戦場特有の空気だ、ということは知っていた。何回か戦場を駆けたことがあり、慣れていたはずだ。その空気が、いつになく重く肌に纏わりついてくる。
「ルーク様!! すぐに退却を!!」
1人の傭兵が、急かすように声をかけてきた。
名前は覚えていないし、ゲームにも登場しない兵だった。そこそこに地位のある兵らしいが、そのようなこと別にどうでもよい。
「ダメだ。ここは……僕が責任をもって戦わないと……」
ルークは、ふらふらと立ち上がった。
全ては、自分の責任だ。バルサック軍を地獄に落とし込んだのは、この自分だ。ならば、逃げるわけにはいかない。
「僕なら、僕ならなんとかできる。
……そうだ、今の僕はルーク・バルサックなんだ」
ルークは、自分に言い聞かせるように言葉を紡いだ。
今の自分は、あの凡庸な大学生ではない。ギャルゲー主人公で天下無双のルーク・バルサックに転生したのだ。ならば、この状況は何とか打破できるはずだ。むしろ、打破できなくて何が主人公なのだろう。
「僕なら、この程度の戦……何とかできる。……逃げちゃだめだ、戦わなくちゃ」
「何を言っているんです!! 逃げて態勢を立て直しましょう!」
だけれども、逃げてはいけない。
ルークは、マリーの生死も気になっていた。この状況下で、マリーの生存は絶望的だろう。しかし、万が一の奇跡があるかもしれない。もしかしたら、捕虜として生きているかもしれない。愛しくて大切な彼女を、何とかして探し出す必要があった。
「でも、逃げちゃだめだよ。だって僕は……」
「いいえ、逃げるのです!!」
傭兵の剣幕に、ルークは思わず震えてしまった。
それは、鬼のような剣幕だった。幼い子供が見れば、すぐに泣きながら逃げ出してしまうだろう。どこまでも震えあがるような怖い表情に、ルークは言葉をなくしてしまう。そんなルークに対して、傭兵は言葉を畳み掛けた。
「指揮官が死んだら最後、全てが終わってしまいます。死んでいった者たちの無念を晴らすためにも、ここは生き延びなくてはなりません。死んでしまったら、あの世で先に死んだ者達にあわせる顔がないじゃないですか!!」
そう言うと、傭兵はルークの手を引っ張り上げる。無理やり立たせると、ルークを引きずって歩き出す。ルークは傭兵のなされるがままになっていた。
「ほら、馬に乗ってください。馬の乗り方も忘れてしまわれたのですか!?」
「あっ、ううん、そんなことないよ」
なんとか馬にまたがると、ルークは最後にもう一度だけカルカタ方面を振り返った。
すっかり火の海に包まれ、退魔師か傭兵なのか分からないけれども、恐らくバルサック家に連なる誰かの悲鳴や叫び声が響いていた。その声に後ろ髪が引かれてしまう。やはり、ここで逃げるわけにはいかないような気がしてならなかった。
「……ごめん。やっぱり、僕は逃げられないよ」
「ルーク様、撤退の指示を出して下さい。これは、臆病者ではありません。
これは、勇気ある撤退です」
傭兵は、僕の言葉を否定する。その声は、どこまでも機械的で感情がこもっていないように思えた。ルークは、傭兵の言葉に耳を塞いだ。
「マリーが、マリーが生きているか確かめないと……そうだ、マリーが生きているかもしれない。なら、助け出さないといけないんだ。僕は、だって僕は!!」
「マリー様は、ここでルーク様が死ぬことを望んでいらっしゃいません!!」
鋭い言葉が、ルークの胸を抉った。痛みと共に、怒りが湧き上ってくる。名前も知らない兵士に、マリーのことを知ったような口調で言われたくなかった。マリーは自分が死ぬことを望んでいない? それは当たり前だ。家族が死んだのに悲しまない人間が、この世の何処に存在するのだろうか。悲しまないならば、それは人間ではない。感情を持たない人間によく似たロボットだ。
当たり前のことを、さも知ったような口調で言われるのは心底気に入らなかったし、何よりも「マリーが死んだ」と断定されているみたいで、ルークは無性に腹が立った。
「そんなこと言わなくても分かってるよ!! だからこそ、僕は――っ!?」
ルークは顔を上げて、傭兵を思いっきり睨みつけようとして、はたっと口を閉ざした。
傭兵は、厳しい表情を浮かべていた。鬼のような表情とは、この表情を指すのだろう。目が充血し、口元は歪み、唇をかみしめている歯が牙のように見えた。
しかし、その怒り狂ったような眼からは、一筋の涙が流れ落ちていたのだ。
「お願いします。撤退命令をお出しください。
生き残って、復讐の機会を待ちましょう。貴方様であれば……それが可能です」
それは、バルサック家を心底思っているからこその発言だった。
呆然としている間にも、敵がどんどん迫ってくるのを感じていた。
「逃げろ! 物凄く強い魔族がいるぞ!!」
「鬼だ!! 赤鬼だ!!」
「ひ、怯むな!! 魔族とはいえ、女だぞ? 行け!なんとかして殺せ!!」
「無理だ! あの赤髪を殺せるわけが……ぐはっ!」
仲間の悲鳴に近い言葉が、だんだんと近づいてきている。武器と武器がぶつかり合う音も、激しさを増してきている。 逃げるならば、今しかない。むしろ、今を逃せば戦闘の波に飲み込まれてしまう。
ルークは一瞬目を閉じ、マリーの顔を思い浮かべた。
マリーは、常に2歩後ろを歩いてついてきてくれた。
ルークのために、誰よりも長く、誰よりも多く働いてくれた。傍で微笑み、助言をしてくれた。落ち込んだときは、丁寧に励ましてくれた。そっと優しさで包み込んでくれた。マリーは大切な人で、メイドだけれども家族の一員で、研究に忙しいラクや消えたリクによりも、ずっと姉のように想っていた。
そのマリーが、あの炎の中で苦しんでいるかもしれない。
あるいは、既にその苦しみから解放されたところへ行っているかもしれない。
「ごめん、マリー。この仇は、必ず僕が討つ」
再び目を開けた時、ルークの目から迷いの色が消えていた。
「撤退だ。すぐに領地へ帰還するぞ!!」
ルーク・バルサック率いる軍勢は、当初の半数にも満たなかった。
血と泥で汚れたルーク・バルサック軍が神聖な王都に戻ることは許されず、仕方なく自領に引き返すことになる。汚れた旗を掲げて、王都を去っていく。ルークたちの後姿は、あまりにも惨めだった。
ルークについて、ある者は言う。
「地に堕ちた天才だ」
と。
しかし、またある者は眼を細めてこう囁くのだった。
「天才の目の色が変わった」
そして……この戦を境に、とある噂がシードル王国に広まリ始めた。
命からがら生き残った兵が、酒場に立ち寄った時のことだ。大敗した戦の生き残りだと知った荒くれ者が、その兵の絡んだのだ。
「勝てる戦に負けて帰ってきた奴が、ここで呑気に酒飲んでやがるぜ?」
「俺だったら、どんな魔族でも自慢の斧で昏倒させてやるぜ!?」
「次の戦に出たら、俺は英雄かもな」
荒くれ者は、その兵を馬鹿にしながら仲間と笑いあう。
しかし、からかわれている当の本人は何も言わない。むしろ、かたかたと震えはじめていた。荒くれ者に対する恐怖ではない。もっと恐ろしい戦場の記憶からくる恐怖だった。血濡れた赤い少女が、ハルバードを片手に暴れ狂っている。今でも、あの笑い声は耳の奥にへばりついて取ることが出来ない。血と炎の海の光景は、今も兵を苦しめていた。だから、酒を飲んでいる時くらい……あんな戦場の記憶を思い出したくない。語らせないで欲しい。
しかし、兵の気持ちなど、荒くれ者は察することが出来なかった。荒くれ者は下品に笑いながら、震える兵の肩を叩いた。
「なぁなぁ? どんなに怖かったんだよ? 震えてチビるくらいか? ままーって泣き叫びたくなるくらい怖かったのか?」
荒くれ者は笑いだす。しかし、兵の顔色は青を通り越して白くなっていた。
兵は酒を一気に飲み干すと、本当に戦場へ行きかねない荒くれ者に忠告するのだった。
「いいか、赤い髪の魔族にあったら逃げろ。とにかく、逃げろ。
狂ったように笑いながら、命を刈り取りにくるぞ」
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