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第1章
第5話
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「よう、久しぶりだな。
魔法士隊第3大隊第1部隊長殿。」
・・・正直彼に言われるとちょっと堪える。
確かに私の身分はそれなのだが、
彼に言われると責任感とはまた別の緊張が走ってしまう。
私が所属する魔法士隊には
1つ100名程の大隊が5つあり
そこからさらに各役割毎に
・攻撃専門の第1部隊
・防御専門の第2部隊
・回復専門の第3部隊
と分かれている。
ここから更に
色々と枝分かれしているのだが
細かい説明は新人研修でもないので
省略する。
要するに私は攻撃部隊の隊長です。
それも最年少で部隊長となり
歴代の中でも最強と言われる・・・らしいです。
今の自分に出来ることをしているだけなので
人からの評価はあまり興味がありません。
なので隊からも浮いてます。
まぁ言うことを聞いてくれればなんでもいいのですが・・・
「先輩も相変わらず元気そうですね?
その方とは結婚したんですか?
おめでとうございます。」
隣の女性の方が食いついてきそうであった為、
返事ついでに話題を変える。
「ん?
あぁこの子か?
違うよ。お前に紹介しようと思って連れてきたんだ。
お前もそういうのはいい加減鬱陶しいと思うからな。
まぁ余計なお節介ってやつだ。」
・・・話題を変えることが出来はしたが、余計にめんどくさくなった。
前にも触れたが若くて出世している私は
言うなれば「優良物件」というわけで
家柄も悪くはないので、
そういったお見合いはこれまで幾度となく
してきた。
ただ私自身が未だに力を持て余し、
仕事にも追われ、それどころでは無いため
全て断ってきていた。
それでも求婚してくる女性が後を絶たず
正直困っていた。
・・・せっかくの先輩のお誘いだから
まぁうまいことやって断ろう。
そう考えていると
不意に女性の方が話しかけてきた。
魔法士隊第3大隊第1部隊長殿。」
・・・正直彼に言われるとちょっと堪える。
確かに私の身分はそれなのだが、
彼に言われると責任感とはまた別の緊張が走ってしまう。
私が所属する魔法士隊には
1つ100名程の大隊が5つあり
そこからさらに各役割毎に
・攻撃専門の第1部隊
・防御専門の第2部隊
・回復専門の第3部隊
と分かれている。
ここから更に
色々と枝分かれしているのだが
細かい説明は新人研修でもないので
省略する。
要するに私は攻撃部隊の隊長です。
それも最年少で部隊長となり
歴代の中でも最強と言われる・・・らしいです。
今の自分に出来ることをしているだけなので
人からの評価はあまり興味がありません。
なので隊からも浮いてます。
まぁ言うことを聞いてくれればなんでもいいのですが・・・
「先輩も相変わらず元気そうですね?
その方とは結婚したんですか?
おめでとうございます。」
隣の女性の方が食いついてきそうであった為、
返事ついでに話題を変える。
「ん?
あぁこの子か?
違うよ。お前に紹介しようと思って連れてきたんだ。
お前もそういうのはいい加減鬱陶しいと思うからな。
まぁ余計なお節介ってやつだ。」
・・・話題を変えることが出来はしたが、余計にめんどくさくなった。
前にも触れたが若くて出世している私は
言うなれば「優良物件」というわけで
家柄も悪くはないので、
そういったお見合いはこれまで幾度となく
してきた。
ただ私自身が未だに力を持て余し、
仕事にも追われ、それどころでは無いため
全て断ってきていた。
それでも求婚してくる女性が後を絶たず
正直困っていた。
・・・せっかくの先輩のお誘いだから
まぁうまいことやって断ろう。
そう考えていると
不意に女性の方が話しかけてきた。
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