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他の職業を知るために街に行きました

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「なんか、思ってた以上に色んな事知らないのね……」

素麺というご飯を食べながらリンダさんにお話を聞いてもらっていたら、呆れられてしまいました。
リンダさんいわく、聖女として色々やってきた事は意外と皆さん出来ない事も多くてそれだけで専門職として働いていけたりもするそうです。

「ルーナの場合はこれからもないと思うけど、身寄りがなかったりするとさっき言ったような専門職をギルドに申請して冒険者になったりするの。冒険者としての身分をギルドが保証してくれたりするからね。」
そうなんだ、絵本とかでの冒険者とはまた違う感じかな。
「冒険者と言ってもそんな皆が荒くれ者じゃなくて薬を作る専門だったり、採集で稼いだりしてる人もいるわ。珍しい所だと占いで生計を立ててるのもいたわね。あいつ、レアモンスターの居場所嗅ぎ当てるのがうまいから時々フラッと出てきては荒稼ぎしてまたいなくなる……じゃなくてなんだっけ。そうそう、せっかく町にいるわけだし色んな仕事を見てみようって話ね」
「占いで生計を……」
「討伐系の冒険者は情報が命だからね。毎日少しでも割のいい依頼を奪い合いよ」
「そ、そうなんですか」

ちゅるちゅると細くて白い麺を啜る。
今が旬と教えてもらった茗荷みょうががさっぱりして美味しい。
漬け物にするともっとさっぱりしてお酒に良く合うんだって。
私は飲めないけどね。

そして色々お散歩をした結果、私は自分の部屋のベットに倒れこんだ。
行く先行く先で筋がいいと誉められるのはあまりに久しぶりすぎて、脳が処理落ちしたのでした。
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