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28話
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曇った空と、秋特有の冷たい風がいっそう気持ちを寒くする。
吉三と別れてから、父・源助は草むらに腰掛けたまま動かない。
何か考え事をしているようだが、なんとなく顔を見ることができないので、しのは側に突っ立っているしかなかった。
だが、立っているのもしんどくなってきたので、父に声を掛ける。
「父ちゃん、体冷えるよ」
言外に帰ろう、という意図を含んでいるが、父は返答しなかった。
その代わり、ある話をし始めた。
「俺と吉三はな、しのが生まれる前に戦に行ったことがあるんだ。知っているか?」
「聞いたことあるけど・・・」
「二人で武功を立てて、いっぱい金をもらって帰るぞ、なんて意気込んでいた」
ところが、戦は自分たちが思っていたより過酷だった。
目の前であっさり人が死に、見知らぬ他人から刃を向けられる恐怖に、逃げのびるだけで精一杯。
そんな混乱状態の中、父は吉三とはぐれケガを負う。
そのケガを介抱してくれたのが、人買い商人だった。
彼らは戦場が落ち着いたときに息のある人間を探し、ケガの程度が小さければ連れて帰って、商品として売りに出すことを生業にしているという。
「親切な人に助けてもらって、本当にありがたいと思ったよ。でも、ケガがすっかり治ったらいきなり金を請求されたんだ。とんでもない金額だったよ」
当然、身一つの父にそんな金を払えるはずがない。
そこで、人買い商人は父自身が売り物になって誰かに買われることで、金を払うよう要求してきた。
同じような目にあったのは父だけではなく、何人かいたので、その内の一人が逃げ出した。
ところが、あっと言う間に捕まり、見せしめの折檻を受けることになる。
それを見た父は、逃げるという考えが全くなくなり、人買い商人に言われるがまま、市の片隅に立ち、自分を買う人が現れるのを待った。
そんな時、目の前に源助の母、しのの祖母が現れたのだ。
「見間違いかと思った。だって俺が生きてるなんて村には知らせてなかったのに、泣きながら走ってきて、俺を探しに来たと言ったんだ」
なんでも、たまたま市で父を見かけた村人がいて、祖母に知らせたという。
だが、そこは狡猾な人買い商人。
たとえ感動の親子の再会であっても、取り戻したいのなら息子を買い取れば良い、こっちだって人助けでやってるんじゃない、商売なんだ、とのたまった。
祖母は急いで村へ帰り、自分が持っている田畑を庄屋に売って金を作り、父を取り戻したという。
「帰ってこられたのは嬉しかったけど、しばらくは寝ても覚めても戦のことを思い出しちまって、叫んだり暴れたりしていた。そのせいで野良仕事は全然できないし、死んだお前たちのかあちゃんに無理させて働かせてしまったり・・・そんなふうに、壊れちまった時があった」
しばらくそんな生活が続き、ある日、吉三が尋ねてきたのだ。
「俺は壊れてたから家の外には出られなくて、吉三が帰ってきたことは知らなかった。だから、もう一度会えたときは嬉しかったけど、それ以上に片足を無くしていたのには驚いた」
吉三は、甥っ子に肩を貸してもらいながら、父に会いに来たそうだ。
その時、すでに祖母は亡くなり、しのが生まれ、しのとときの母が一家の大黒柱となり働いている時期だった。
「あいつはよう、元気か、なんて言うんだ。分かってたはずなんだ、俺が壊れてどうしようもなかったことくらい。なのに、毎日のように家に来ては俺の話を聞いてくれて、自分のほうが大変なのに。こんな情けない男のことを気にかけてくれて・・・」
そのおかげかは分からないが、父は少しずつ外に出ることができるようになり、次第に畑仕事をするようになった。
「惨めで情けなくて、あらゆるものが怖くて仕方なかった。そんな俺を助けてくれたのは、吉三なんだ。俺の命の恩人だ。あの時、吉三が会いに来てくれなかったら、俺は生きていけなかった」
父は遠い目をして川の向こうを見ている。
改めて父から戦の話を聞いたが、そんな過去があったとは、今の父からは想像できない。
同時に、父と姉が吉三を気に掛ける理由が分かった。
しのは幼すぎて覚えていないが、今、一家が生きているのは吉三のおかげでもあるのだ。
それを今、苦しんでいる吉三に返しているだけ。
「事情は分かったけどよ」
しのは父に話しかける。
「吉三の兄貴からああも言われちゃ、こっちはどうしようもねぇよ。吉三を助けたらこっちが目をつけられる、でも助けないと後味が悪いことになる。八方塞がりだ」
「でも、どうにかして助けないと」
「父ちゃんやアタイ達の手に負えないよ。いっそ庄屋に相談すれば良い。兄貴は庄屋から叱られたって言ってたから、今回のことも庄屋の耳に入れば、なんとかなるかも」
「そうかなぁ・・・」
「ほら、いつまでもしょぼくれてないで、立った立った!」
しおれている父の背中をバンバン叩き、なんとか立たせる。
今のままでは、吉三のためにできることなんて、限られている。
なら、知恵のある人間に丸投げして、しの達は様子を見守っていたほうが懸命だ。
そうすれば、これまで通り、腹いっぱい雑炊を堪能することができる。
・・・あれ、そういえば・・・
「鍋、もらってくるの忘れた・・・」
しのが吉三の小屋の方を振り返る。
歩きだそうとしていた父も、同じく振り返る。
二人同時に、お互いの顔を見合わせる。
「・・・しの、取ってきなさい」
「いやだ!さっきまであんな空気だったんだぞ!鍋だけ取りに来ましたー、お邪魔しまーす、なんて気まずいことできるか!」
「父ちゃんが行ったらもっと拒絶されるって!しのの方が子供だから、あからさまに突っぱねられるなんてことはないって!」
「自分の娘に気まずい思いをさせるってか!そうはいかねぇぞ!」
色々議論を重ねた結果、小屋の前まで二人で行き、そこから先は更に話し合う事になった。
並んで歩く二人の背中からは、これ以上面倒くさいことはゴメンだ、という硬い意志を感じる。
草むらから小屋が見えたとき、吉三が川へ向かっているのが見えた。
その顔には、何か悲壮なものが見える。
そういえば、しのが小屋に行くと、吉三は必ず川の側にいた。
なぜそんな所にいるのかと思っていたが、今、それを見て合点がいった。
「まさか、死のうとしてるんじゃ」
しのの呟きを聞いた父が、即座に動いた。
吉三は片足を川につけようとしている。
走って近づいた父は、抱きかかえるように吉三に体当たりをし、川から離した。
二人はドサリと草むらに倒れこみ、父が吉三に叫ぶ。
「お前、今何しようとしてた?!」
それに対し、吉三は何も答えない。
吉三は仰向けになって、空を見上げるばかり。
無くした足にあの道具を付けている所を見ると、川まで歩けるくらい使いこなしていたようだ。
だが、こんなことのために使うものじゃない。
「何しようとしてたんだ!!」
父が更に声を荒げる。
胸ぐらを掴んで揺さぶると、吉三の目から一筋の雫がこぼれた。
「・・・最近は、よくお前に助けられるな。なんでなんだろうな」
「吉三・・・」
「いい加減さぁ、終わりにしたいんだよ。俺は、お前が思っているより強くない。今の見て分かっただろ!」
吉三は起き上がり、父に叫ぶ。
「生きて村に帰ってこれても、俺は何も良いことなかった!仕事を奪われ、居場所を奪われ、未来を奪われ!それでも、色んな人が気にかけてくれるからっていう理由だけで、生きていなくちゃと思ってた!」
吉三の手が土を引っ掻く。
「でも、いつの間にか虚しくなるんだ。村の誰もが毎日生き生きしているのに、俺だけずっと同じまま、何もできないまま生きている。・・・もうこんなのは耐えられない」
吉三はあの道具を足から外し、見つめる。
「だから、毎朝起きたとき、川を見ていた。今日ならそこまで行けるか、飛び込めるか、なんて言い聞かせていた。この道具が手に入ってからは、川まで行くのがもっと楽になると思った。でも、もういらない」
おもむろに、あの道具を川へ投げた。
それほど遠くには飛ばず、川岸にボチャリと落ちた。
「こんなものに頼らなくたって、川に行かなくたって死ぬ方法はいくらでもある。・・・誰にも頼らなければいいだけだ」
「そんなこと言うなよ!俺がなんとかして」
「お前に俺の気持ちが分かるはずないだろ!」
父はビクリとし、吉三から離れる。
「お前の娘たちは、いずれ結婚して子どもが生まれる。お前は孫に囲まれて余生を過ごすだろう。俺は?俺は結婚を待ってくれていた娘も嫁ぎ、兄貴からは厄介者扱いされ、他の村人は俺のことなんて気にかけない。お前に俺の気持ちが分かるか!?こんなふうにいない者扱いされて生きていくなんて、どうやってできるんだ!!」
なんて返せば良いのか分からず、しのも父も声を出すことができない。
ただ風の音と、何者かが草むらを踏みつける音がする。
「分かったならもう帰ってくれ。そして二度とここに来ないでくれ・・・頼むから」
完全なる拒絶。
これ以上、どうやっても、吉三に生きていく希望を見せることができない。
父はゆっくり立ち上がり、吉三から離れようとした。
しのも、なるべくゆっくり振り返って歩き出そうとした。
が、それ以上進めなかった。
目の前に、大きなイノシシがいたのだ。
吉三と別れてから、父・源助は草むらに腰掛けたまま動かない。
何か考え事をしているようだが、なんとなく顔を見ることができないので、しのは側に突っ立っているしかなかった。
だが、立っているのもしんどくなってきたので、父に声を掛ける。
「父ちゃん、体冷えるよ」
言外に帰ろう、という意図を含んでいるが、父は返答しなかった。
その代わり、ある話をし始めた。
「俺と吉三はな、しのが生まれる前に戦に行ったことがあるんだ。知っているか?」
「聞いたことあるけど・・・」
「二人で武功を立てて、いっぱい金をもらって帰るぞ、なんて意気込んでいた」
ところが、戦は自分たちが思っていたより過酷だった。
目の前であっさり人が死に、見知らぬ他人から刃を向けられる恐怖に、逃げのびるだけで精一杯。
そんな混乱状態の中、父は吉三とはぐれケガを負う。
そのケガを介抱してくれたのが、人買い商人だった。
彼らは戦場が落ち着いたときに息のある人間を探し、ケガの程度が小さければ連れて帰って、商品として売りに出すことを生業にしているという。
「親切な人に助けてもらって、本当にありがたいと思ったよ。でも、ケガがすっかり治ったらいきなり金を請求されたんだ。とんでもない金額だったよ」
当然、身一つの父にそんな金を払えるはずがない。
そこで、人買い商人は父自身が売り物になって誰かに買われることで、金を払うよう要求してきた。
同じような目にあったのは父だけではなく、何人かいたので、その内の一人が逃げ出した。
ところが、あっと言う間に捕まり、見せしめの折檻を受けることになる。
それを見た父は、逃げるという考えが全くなくなり、人買い商人に言われるがまま、市の片隅に立ち、自分を買う人が現れるのを待った。
そんな時、目の前に源助の母、しのの祖母が現れたのだ。
「見間違いかと思った。だって俺が生きてるなんて村には知らせてなかったのに、泣きながら走ってきて、俺を探しに来たと言ったんだ」
なんでも、たまたま市で父を見かけた村人がいて、祖母に知らせたという。
だが、そこは狡猾な人買い商人。
たとえ感動の親子の再会であっても、取り戻したいのなら息子を買い取れば良い、こっちだって人助けでやってるんじゃない、商売なんだ、とのたまった。
祖母は急いで村へ帰り、自分が持っている田畑を庄屋に売って金を作り、父を取り戻したという。
「帰ってこられたのは嬉しかったけど、しばらくは寝ても覚めても戦のことを思い出しちまって、叫んだり暴れたりしていた。そのせいで野良仕事は全然できないし、死んだお前たちのかあちゃんに無理させて働かせてしまったり・・・そんなふうに、壊れちまった時があった」
しばらくそんな生活が続き、ある日、吉三が尋ねてきたのだ。
「俺は壊れてたから家の外には出られなくて、吉三が帰ってきたことは知らなかった。だから、もう一度会えたときは嬉しかったけど、それ以上に片足を無くしていたのには驚いた」
吉三は、甥っ子に肩を貸してもらいながら、父に会いに来たそうだ。
その時、すでに祖母は亡くなり、しのが生まれ、しのとときの母が一家の大黒柱となり働いている時期だった。
「あいつはよう、元気か、なんて言うんだ。分かってたはずなんだ、俺が壊れてどうしようもなかったことくらい。なのに、毎日のように家に来ては俺の話を聞いてくれて、自分のほうが大変なのに。こんな情けない男のことを気にかけてくれて・・・」
そのおかげかは分からないが、父は少しずつ外に出ることができるようになり、次第に畑仕事をするようになった。
「惨めで情けなくて、あらゆるものが怖くて仕方なかった。そんな俺を助けてくれたのは、吉三なんだ。俺の命の恩人だ。あの時、吉三が会いに来てくれなかったら、俺は生きていけなかった」
父は遠い目をして川の向こうを見ている。
改めて父から戦の話を聞いたが、そんな過去があったとは、今の父からは想像できない。
同時に、父と姉が吉三を気に掛ける理由が分かった。
しのは幼すぎて覚えていないが、今、一家が生きているのは吉三のおかげでもあるのだ。
それを今、苦しんでいる吉三に返しているだけ。
「事情は分かったけどよ」
しのは父に話しかける。
「吉三の兄貴からああも言われちゃ、こっちはどうしようもねぇよ。吉三を助けたらこっちが目をつけられる、でも助けないと後味が悪いことになる。八方塞がりだ」
「でも、どうにかして助けないと」
「父ちゃんやアタイ達の手に負えないよ。いっそ庄屋に相談すれば良い。兄貴は庄屋から叱られたって言ってたから、今回のことも庄屋の耳に入れば、なんとかなるかも」
「そうかなぁ・・・」
「ほら、いつまでもしょぼくれてないで、立った立った!」
しおれている父の背中をバンバン叩き、なんとか立たせる。
今のままでは、吉三のためにできることなんて、限られている。
なら、知恵のある人間に丸投げして、しの達は様子を見守っていたほうが懸命だ。
そうすれば、これまで通り、腹いっぱい雑炊を堪能することができる。
・・・あれ、そういえば・・・
「鍋、もらってくるの忘れた・・・」
しのが吉三の小屋の方を振り返る。
歩きだそうとしていた父も、同じく振り返る。
二人同時に、お互いの顔を見合わせる。
「・・・しの、取ってきなさい」
「いやだ!さっきまであんな空気だったんだぞ!鍋だけ取りに来ましたー、お邪魔しまーす、なんて気まずいことできるか!」
「父ちゃんが行ったらもっと拒絶されるって!しのの方が子供だから、あからさまに突っぱねられるなんてことはないって!」
「自分の娘に気まずい思いをさせるってか!そうはいかねぇぞ!」
色々議論を重ねた結果、小屋の前まで二人で行き、そこから先は更に話し合う事になった。
並んで歩く二人の背中からは、これ以上面倒くさいことはゴメンだ、という硬い意志を感じる。
草むらから小屋が見えたとき、吉三が川へ向かっているのが見えた。
その顔には、何か悲壮なものが見える。
そういえば、しのが小屋に行くと、吉三は必ず川の側にいた。
なぜそんな所にいるのかと思っていたが、今、それを見て合点がいった。
「まさか、死のうとしてるんじゃ」
しのの呟きを聞いた父が、即座に動いた。
吉三は片足を川につけようとしている。
走って近づいた父は、抱きかかえるように吉三に体当たりをし、川から離した。
二人はドサリと草むらに倒れこみ、父が吉三に叫ぶ。
「お前、今何しようとしてた?!」
それに対し、吉三は何も答えない。
吉三は仰向けになって、空を見上げるばかり。
無くした足にあの道具を付けている所を見ると、川まで歩けるくらい使いこなしていたようだ。
だが、こんなことのために使うものじゃない。
「何しようとしてたんだ!!」
父が更に声を荒げる。
胸ぐらを掴んで揺さぶると、吉三の目から一筋の雫がこぼれた。
「・・・最近は、よくお前に助けられるな。なんでなんだろうな」
「吉三・・・」
「いい加減さぁ、終わりにしたいんだよ。俺は、お前が思っているより強くない。今の見て分かっただろ!」
吉三は起き上がり、父に叫ぶ。
「生きて村に帰ってこれても、俺は何も良いことなかった!仕事を奪われ、居場所を奪われ、未来を奪われ!それでも、色んな人が気にかけてくれるからっていう理由だけで、生きていなくちゃと思ってた!」
吉三の手が土を引っ掻く。
「でも、いつの間にか虚しくなるんだ。村の誰もが毎日生き生きしているのに、俺だけずっと同じまま、何もできないまま生きている。・・・もうこんなのは耐えられない」
吉三はあの道具を足から外し、見つめる。
「だから、毎朝起きたとき、川を見ていた。今日ならそこまで行けるか、飛び込めるか、なんて言い聞かせていた。この道具が手に入ってからは、川まで行くのがもっと楽になると思った。でも、もういらない」
おもむろに、あの道具を川へ投げた。
それほど遠くには飛ばず、川岸にボチャリと落ちた。
「こんなものに頼らなくたって、川に行かなくたって死ぬ方法はいくらでもある。・・・誰にも頼らなければいいだけだ」
「そんなこと言うなよ!俺がなんとかして」
「お前に俺の気持ちが分かるはずないだろ!」
父はビクリとし、吉三から離れる。
「お前の娘たちは、いずれ結婚して子どもが生まれる。お前は孫に囲まれて余生を過ごすだろう。俺は?俺は結婚を待ってくれていた娘も嫁ぎ、兄貴からは厄介者扱いされ、他の村人は俺のことなんて気にかけない。お前に俺の気持ちが分かるか!?こんなふうにいない者扱いされて生きていくなんて、どうやってできるんだ!!」
なんて返せば良いのか分からず、しのも父も声を出すことができない。
ただ風の音と、何者かが草むらを踏みつける音がする。
「分かったならもう帰ってくれ。そして二度とここに来ないでくれ・・・頼むから」
完全なる拒絶。
これ以上、どうやっても、吉三に生きていく希望を見せることができない。
父はゆっくり立ち上がり、吉三から離れようとした。
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目の前に、大きなイノシシがいたのだ。
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